家づくり関係のお話

<スポンサードリンク>

暮らしから始まる健康セミナーで、お話させて頂きました

今年も「暮らしから始まる健康セミナー」と題して、
お医者さんと共に、住まいと健康との関連性についてのセミナーで、お話をさせて頂きました!

今まで、日本の住まいにおいてはあまり「住宅」というものが健康との関連性があるという話は、
殆ど知られていませんでした。

しかし、近年様々な医学的、建築学的な研究の結果、
住まいは我々の健康に影響を及ぼしていそうだと言うことが分かってきています。

このセミナーは、医者の立場、建築士の立場から、今分かってきている、
住まいと健康との関連性についてのお話が中心となっています。

これから、家づくりを考えようと言う方は、メモを取りながら、
真剣に話を聞いて頂きました。

医学的な住まいと健康との関係
小見山医師による医学的見地からのお話

まずは、最初にお医者さんの立場から小見山先生による、
生活習慣と病気との関連についてのお話です。

70代以上の方が疾患に掛かる原因の大部分が動脈硬化によるもので、
動脈硬化は、40代頃からの生活習慣の蓄積によって、徐々に硬化していくものだと言うお話です。

血圧が高いと、動脈硬化になりやすく、温暖な状況にいることで、
血圧は下がる傾向になると言うお話もありました。

また、心疾患は冬場に多くなる事実は、やはり寒さとの影響が高そうだと言う事もお話の中でありました。

これらから言えることは、
「暖かく過ごすことは、血圧を低く保つ効果があり、心疾患などのリスクを減らせそう」

と、いったことが言えそうです。

建築学的な住まいと健康
建築学的見地から、住まいと健康との兼ね合いについて講演

そして、私の方からは、近年の屋内事故が如何に多いか。
また、その原因となっているものが、浴室内での溺死やヒートショックによる心臓麻痺、転倒などが多くを占めている事実から、
屋内温度差を小さくすることの重要性や、イギリスにおいては屋内温度を規定(16℃未満は健康に影響あり)する法律がある話などをさせて頂きました。
つまり、冬でも健康へのリスクを減らすには、暖かく出来る環境にあることが大切であると言うお話です。

そして、その環境を実現するためにはどのような住宅が良いのか。
また、そのような住宅は実際に(健康以外にも)どのような好影響があるのかといった、話もさせて頂いています。

湿気とアレルギーとの関連についての話や、
屋内を木質化することが、体に良い影響を及ぼしているという話。

また、シックハウス症候群が何故起こり、
その対策として、今の住宅はどのようになっているのか。

と、言ったお話をさせて頂きました。

これから、家を建てる。あるいは、リフォームする。と言った方にとっては、
必ずや知っておくべき内容だと私は思っています。

最近では、
「機械やIT技術を駆使して、健康的に暮らしましょう」
と、言った向きの話があるようですが、
機械はいつか壊れるものですし、建物に比べると非常に寿命が短いものです。

そこから考えると、やはり家を建てる時は、
機械に頼った住宅にするよりは、

「建築的にシッカリと工夫をして、健康的に暮らせる家」

を実現することが、重要なのでは無いでしょうか?

少なくとも、私はそう言った住宅を提案することが、
とても重要に感じています。

 

スマートウェルネス住宅の調査委員会が開かれました!

スマートウェルネス住宅の調査委員会が東京にて開催されました。
一年に1回あるこの委員会では、全国の名だたるお医者さんや、
建築の大学教授の方々が集まられます。

今年の報告会と新年からの方針について、
話し合いが行われる場です。

報告の部では、今はまだ公に出来ませんが、
早速、調査の集計結果と、それに関して分かってきたことが
発表されました。

今まで日本の住宅業界が軽視してきた事柄に対しての新しい知見と言えます。
今回の冬で、リフォーム後の健康調査が行われ、その結果から色々なことが
分かってくるものと思われます。

今まで、感覚で分かっていてもハッキリと証明されていなかったような事柄や、
今まで想像だにしなかったような結果も出てくるかもしれません。

次の委員会における結果にとても関心を持っています。

SWH調査委員会
委員会の様子

委員会の翌日は、NICEと言う会社さんがスマートウェルネス住宅の事業に平行して、
新たにオープンされた、神奈川県横浜市の鶴見区にある「スマートウェルネス体験パビリオン」に行ってきました!
パビリオンの内部は撮影禁止でしたので、感想だけになりますが、
中には様々な体験ブースが設けれていて、とても感動的でした^^

1種換気、2種換気、3種換気(違いや意味についてはこちら)の空気の流れの違いが目で見て分かる模型。
自然の風の流れを取り込む手法を取り入れた住宅の効果が見て分かる模型。
電力の発電にどれだけの労力が必要かが分かるブースなど、
様々なブースが用意されていました。
(※パビリオンは予約制ですので、もし興味のある方は事前に予約されることをお勧めしたします。)

中でも、取って置きの場所は、断熱リフォーム前後を比較体験できるブースです!
このブースでは、断熱リフォーム前後の部屋が用意されていて、
中の温度や湿度だけではなく、自身の血圧を測定したりできる計測機器が
設置されていて、来場者なら自由に利用できます。

また、利用されている暖房器具がどれだけ違う電力量になるのかが
ひと目で分かるようなモニターも設置されていて、断熱リフォーム効果をタップリ
体験できるパビリオンとなっています。

リビングに面した中庭
パビリオンにある杉のデッキ

また、パビリオンの横には高断熱仕様で建築されたモデルルームが併設されていて、
NICEさんが建てる住宅とはどんなものかを知ることが同時に出来るようになっています。

元々、NICEさんは木材を扱う業者さんで、戦後間もなく誕生した会社さんです。
そんなNICEさんが扱う杉は特殊な杉で、屋外のデッキに利用しても全く問題ないと言う事で、
杉の木で作られたデッキが設置されていてその先には、屋外コートが広がっています。

リビングに面した中庭
パビリオンに併設した屋外のコート

都会のど真ん中で、清々しい気持ちにすらさせてくれる、
この贅沢なパビリオンは、とても見る価値がありました!

リビングに面した中庭
パビリオンに併設したモデルルーム

東京近郊に住まれている方は、是非一度体験されてみると良いと思います!

 

スマートウェルネスリフォームとは? エコプラザさんセミナー

スマートウェルネス住宅とは何か?

現在、国交省が主導する、スマートウェルネス住宅等推進モデル事業において、
住宅の断熱性能を改善するためのリフォームに対して、補助が行われている事業があります。

こちらの事業では、「スマートウェルネス住宅研究開発委員会」が調査主体となり、
住空間の断熱性能を高めることにより、住まい手の体調が如何に改善するかと言った、
調査が実施されています。

今回の補助制度は、その一環で、断熱リフォーム前後で、
如何に冬場の屋内温湿度が変化するのかや、血圧や活動量にどのような
変化が生じるのかが調査されています。

今回のこの調査に協力頂ける方には、リフォームに要する補助金が
与えられると言った仕組みです。

リフォームセミナー
セミナーの様子

大阪にある、ATC(アジア太平洋トレードセンター)さんの中には、
エコプラザと言う場所に、断熱リフォームを実現させるためのエコ建材を展示したスペースがあります。
今回のセミナーは、このエコプラザさんが主催で、エコプラザさんの存在をもっと多くの大阪府民の方に
知って頂くためのセミナーで、大阪市住まい情報センターさんの場所をお借りして、開催されました。

窓の改修方法
窓の改修事例を実演

今回、私は講師としてご依頼頂き、エコプラザさん主催のセミナーで、
そもそもリフォームとはどんな種類のものがあり、どういった効果があるのか?
スマートウェルネス住宅とは何か?現在のリフォームに対する補助制度にはどんなものがあるか?

と、言った内容のお話をさせて頂きました。

私は現在、スマートウェルネス住宅等推進モデル事業の採択を受けた、
おおさか健康・省エネ住宅を促進する国民会議の事務局を兼ねているので、
現在の国交省が主導する、これらの事業内容や補助金制度についての説明。
また、スマートウェルネス住宅研究開発委員会が主導している、
調査事業についての説明も行わせて頂きました。

セミナーに参加された方々は、とても真剣に私の話に耳を傾けて頂き、
最後の質問コーナーでは、かなり沢山のご質問を頂き、ご好評だったようです!

最近では、新築住宅に高断熱住宅を望まれる方は、かなり増えてきたと感じていますが、
リフォームに関しても、そのような事が可能だと言う事をご存じの方はまだまだ少ないです。

一方で、家が寒いと悩んでいる方も多く、やはり一般の多くの消費者の方に
認知されるまでには至っていないと言うことのが現状です。

諸外国では、一般の住まい手が自身の住んでいる住宅を手入れすることが当たり前です。
ですから、リフォームをする際の動機も、

「自身の生活をより良くするため」

と、言った意識が非常に高く、動機が前向きです。
しかし、日本の住まい手にとって、家は手入れするものという意識は希薄で、
リフォームする際の動機も

「古くなったから仕方なく」

と、言った後ろ向きな動機が多いようです。

ですから、

「リフォームでお金を掛けてまで、「快適」にする必要がどこにあるのか?」

と、考える人がまだ非常に多いようなのです。

自身の生活の質に対して、家の質や快適性は全く別のものだと考えているようなのです。

家電や車・服に食事などにはかなりの「質」を要求する日本人ですが、
住まいに関してだけは、殆ど無頓着と言った状況です。

この状況が長く続いているために、なかなか「リフォーム」と言うものが、
日本人の生活に定着していないと言うのも、事実のうちの1つだと考えます。
(本当は日本の制度的な側面も大きいのですが。)

しかし、「断熱リフォーム」は、明らかにご自身の生活の質が
変わりうるリフォームです。

もし、断熱リフォームをしてみたいと興味があれば、
是非、お問い合わせ下さい

お問い合わせ先「おおさか健康・省エネ住宅推進協議会」

 

スマートウェルネス住宅シンポジウムを開催致しました!

生憎の台風となってしまったこの日、スマートウェルネス住宅の普及啓発活動の一環として、
大阪におけるシンポジウムが開催されました!

多くの建築関係者が詰めかけ、100名を超える参加者となりました。

司会者
シンポジウムの司会進行役を務める太田

スマートウェルネス住宅とは、省エネで且つ健康維持や増進につながる住宅の事を指します。
今回のシンポジウムでは、
・スマートウェルネス事業の現状と今後、
・住まいと健康との関連性
・スマートウェルネス住宅が大阪と言う地において、どのように普及されるべきか。
・実際のスマートウェルネス住宅へのリフォーム事例報告

と、言った流れで開催されました。

上原 裕之
スマートウェルネス住宅推進事業の現状について話をする上原理事

まず、最初に今回の主催者である、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の上原理事より、
スマートウェルネス住宅等推進活動に関する現状と、今後の展望についてのお話がありました。

そこでは、新たに政府の各省庁や、医師会・看護師会などと連携して、
スマートウェルネス住宅の在り方を検討する委員会が発足した旨の報告がありました。

江里健輔 先生
基調講演に登壇頂いた、山口県立大学の江里理事長

山口県立大学の江里健輔先生(山口県立総合医療センター元院長)の基調講演では、
住まいが健康に与える影響についてのお話が行われました。
特に、「心臓疾患」に対する影響は、温度差による要因も大きく、
住まいにおいても、温度環境を整備することの重要性をお話頂きました。

同時に今の医療制度が抱える問題点のお話にも至り、とても貴重なお話を聞かせて頂きました。

パネルディスカッション

パネル・ディスカッションの様子

後半には、おおさか健康省エネ住宅推進協議会の事務局長でもあり、
NPO法人地球の会の事務局長でもある、佐藤善秀氏が進行役となり、
このスマートウェルネス住宅が大阪においてどのような形で、どのように普及されるべきかつにての、
パネルディスカッションが行われました。

今回のスマートウェルネス住宅は、住宅単体だけの問題に限らず、
地域全体として、高齢者に対する支援を行なうと言う考え方に基づいた、
地域包括ケアシステム」とも、深い関連性があります。
そこで、看護師である三輪五月氏による、地域包括ケアシステムにおける、
住まい環境の重要性についてのお話がありました。

より自立した高齢者の生活を実現すると言う観点からも、
寒い自宅で過ごすよりも、温度環境の整った住まいで過ごせるようにすることが、
今後の社会には必要となるようです。

また、COOPでおなじみの日本生活協同組合連合会(生協)の
品質保証本部安全政策推進部長である、鬼武一夫氏によると、
高い品質のものを提供する事が目的である生協は、
スマートウェルネス住宅が真に消費者にとって、重要なものであると言う位置づけられる
ものとして、普及啓発の協力が可能である旨のお話を頂きました。

また、大阪府まちづくり部都市居住課の三崎課長からも、
大阪におけるスマートウェルネス住宅の在り方について、
今後も継続して議論すべきである旨のお話があり、今後も引き続きその位置づけについて、
話し合いが行われる予定です。

また近畿大学の岩前教授からは、現在、スマートウェルネス住宅等推進事業の一環として行われている、
住生活空間の省エネルギー化による居住者の健康状況の変化等に関する調査事業」が、
もたらしうる意味や、大阪における調査の重要性などについてのお話がありました。

また、パネル・ディスカッションにおける江里健輔先生のお話では、お医者さんによる、
普及啓発が理想的であると言う見解の一方、お医者さんにその明確なインセンティブがない限り、
なかなか医者の立場としての普及啓発を行なうことは難しいのでは無いかというご意見もありました。

総じて、国が推進しているこのスマートウェルネス住宅が如何に重要であるのかと言う事を
多くの方に理解して貰う必要があり、概ねその啓発に向けた方向性は関係各所で同じであると言うことと、
国の明確な基準とするためには、エビデンス(調査結果)が今後の方向性を位置づけるであろうことが確認されました。

 

スマートウェルネスハウスの全国工務店サミットでお話させて頂きました!

スマートウェルネスハウスを普及させるための事業の一環として、
全国の普及啓発活動に協力してくれている工務店さんのサミットが開催されました。

私はその中で、講演をさせて頂きました^^

工務店サミット
工務店サミットの様子

最初に、一般社団法人健康省エネ住宅を促進する国民会議の上原理事がお話に立たれました。
上原先生は、本業は歯医者でありながら、90年代にご自身が施主となり建てられた自宅にて、
ご家族が患われた症状の原因を突き止めようと、最初の活動を始められました。

後に上原先生が名付けられた、「シックハウス症候群」は、全国的な問題となり、
やがて建築基準法が改正されました。

その後、再度建てられた住宅において、今度は室内の温熱環境が原因で、
また、新たな症状が発症しました。再び上原先生が中心となり発足したのが、
「健康・省エネ住宅を促進する国民会議」です。

今回、この国民会議の活動としては、国が主導で行っている、スマートウェルネス住宅等推進モデル事業にて、
室内の温熱環境が如何に健康に影響を与えるのかを調べるための疫学調査の協力を行っています。

そして、この活動に賛同する工務店さんが、今回全国から集まってきて、
工務店サミットなるものを開催することになりました。

このような経緯で集まった方々の数は、ゆうに150名を超える数だったようです。
その方々の前で、今後、集まった工務店さん達の有益な情報となるように、
私が依頼されて、講演を行いました。

今回の調査においては、断熱リフォーム前後の健康状態を比較することによって、
それが人体にどれほど影響を与えるものなのかを調査しています。

ですから、断熱リフォームで屋内の温度状況が、ある程度改善される事が
比較調査では重要になります。

これらの点を踏まえて、どのようなリフォーム提案を行なうことが、
今回の調査に対して、有益な結果に繋げられるのかと言った観点から、
なるべく、断熱効果を最大化して、元々住んでいた家の温度の状況より、
遥かに安定して、温度状況が変わるように、一旦はお施主さんに提案する必要があります。

もちろん、疫学調査なので温度環境が変わった結果、
健康状態に改善が見られたのか、それとも全く見られなかったのかは、
今のところ確定的な事は言えません。

しかしまずは、温度環境がハッキリと変わったと分かる程度まで、
断熱リフォームを行なうことが重要です。

今回のスマートウェルネス住宅など推進事業では、この断熱リフォームに対して、
補助金が交付されます。掛かった費用の半分か又は最高120万円がその補助額です。
この補助金を貰うことが目的になってしまうと、大した断熱リフォームで無くても、
補助金が貰えてしまうことになります。

補助金を貰うためには、今回の疫学調査にお施主さんが協力することが必須なのですが、
断熱リフォームに対する基準が低く、場合によっては劇的な温度環境の改善が見られない場合があるのです。

そう言った事を防ぐためにはどうしたら良いかと言った、根本的な基準のお話をさせて頂きました。
リフォームですので出来ることは限られていますが、その中でも出来る限りの断熱リフォームを施し、
温度環境の改善を行なう提案をまず行なうことが重要というお話をさせて頂きました。

当然、予算は限られているので、実際には出来るリフォームは異なることがあるとは思いますが。

 

9月9日(水)スマートウエルネス住宅等推進事業シンポジウム開催!

本年も、スマートウエルネス住宅等推進事業の一環として、大阪府さんの後援を得て、
シンポジウムを開催致します。

今年のテーマは、
『関西型の健康的で省エネな住宅リフォームの検討と推進について』
と、題して大阪に求められるスマートウェルネス住宅とはどんなものか?
また、スマートウェルネス住宅が大阪府下においてどのように役立つのかを話し合います。

また今回、基調講演をして頂ける山口大学理事長の江里先生は、循環器系疾患における大家の先生で、
毎回、とても面白いお話をして頂ける先生です!

住まいと健康との関係について、お医者さんから新たな知見が得られるかと思います。

【趣旨】
大阪府において、2000年にシックハウスを考える会(現健康・省エネ住宅を推進する国民会議)が大阪府医師会の協力のもとに行った疫学調査が国を動かし、シックハウス対策に関する建築基準法の立案にまで至りました。そして昨年度、新たに全国の医学・建築の専門家がタッグを組んで、「スマートウエルネス住宅等推進事業」による疫学調査が開始されました。この疫学調査では、住宅の温度環境を改善することが、どれだけ健康に寄与するのかを調べられています。弊会は今回の疫学調査の意義や目的を広く啓発するための中心的役割を担っています。

今回のシンポジウムでは、この活動において集まった産官学のメンバーが中心となって、関西の地域に根づいたリフォームのあり方を検討・推進する委員会を発足すると共にその内容を広く関西の医学、看護、介護、建築の専門家および消費者団体、行政関係者、関西の府県民に知っていただくことが目的で、関西に適したリフォーム手法や住まい方について一定の目標を定め、推進することで関西における住民の健康長寿や若年者の健康維持につながる可能性について、議論致します。

【主催】 (一社)健康・エネ住宅を推進する国民会議
【後援】
大阪府
ATCエコプラザ
おおさか健康省エネ住宅推進協議会、関西学研都市健康省エネ住宅推進協議会

【日時】2015年9月9日(水) 14:00~17:30
【場所】
CIVI研修センター 新大阪東 E5ホール
  大阪市東淀川区東中島1丁目19番4号 新大阪NLCビル

【内容】
1 開会挨拶
一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議
大阪弁護士会 元副会長 関根幹雄

2 趣旨説明
一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議
理事長 上原裕之
3 基調講演
山口県立大学 理事長
江里 健輔 教授
「屋内の冬の寒さと健康リスクに関する調査とその啓発の重要性について」

4・来賓挨拶
竹内 広行大阪府副知事
太田 房江参議院議員(国会会期中につきお手紙代読)

5・パネルディスカッション
関西を「健康省エネ住宅」による健康長寿・地域活性化先進都市に!

【パネラー】
岩前 篤 近畿大学 建築学部長
江里健輔 山口県立大学 理事長
鬼武一夫 日本生協組合連合会
三崎信顕 大阪府住宅まちづくり部都市居住課課長
三輪五月 看護師・主任介護支援専門員

司会 おおさか健康・省エネ住宅推進協議会
事務局長 佐藤善秀

6・SWH調査・改修事例報告
【プレゼンター】
株式会社イズ 名越社長
株式会社創造工舎 阪本社長

7・閉会の挨拶
一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議
日本主婦連合会 東瀬幸枝 会長

お申し込みはこちら

 

スマートウェルネスリフォーム N様邸

スマートウェルネス住宅とは、

「高齢者、障害者又は子育て世帯の居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する」住宅

と、言ったところが現在、言葉の意味として利用されています。
"居住の安定確保"と言う、何とも分かったような、分からないような言葉ですが、
要は、"誰もが安心して住める住居の確保"と、言った解釈が近いように思います。

我々(おおさか健康・省エネ住宅推進協議会)が国から採択を受けた、
スマートウェルネス住宅等推進モデル事業
では、主に"スマートウェルネス住宅"を"断熱化された、冬でも暖かく過ごせて安全な住宅"。
と、言う意味で使っています。

この事業では、その断熱化された住宅が、どこまで人間にとって良い影響を与えるのかの調査も同時に行っています。

調査方法は、至ってシンプルで、断熱化リフォームを行う前に、冬場の2週間、
「リビングや脱衣室、トイレの温度と湿度」を自動で計測し、
「起きて直ぐと寝る寸前の血圧」を計測し、
「活動量計」を身につけて貰うだけです。

その後、断熱化リフォームを行い、リフォーム後の冬にもう一度、
同じ調査を行います。

こうして、その違いがどれほど表れるかを分析するわけです。

そして、このような調査に協力して頂けるリフォーム希望者には、
最高で120万円の補助金が支払われます。
(断熱化、バリアフリー化に関する工事費の半分の補助です。)

今住んでいる家が、冬寒いと言う方であれば、是非この機会に検討してみてください。
マンションの一室でも構いません。

今回、これらの調査にご協力頂いた、N様。
昨年の末頃に行った、調査から半年以上が経って、
いよいよ断熱化リフォームを行いました。

手すり取り付け工事
手すりの取り付け工事中

今回の補助金に関しては、バリアフリーに関する工事に対しても、最高で20万円まで補助が出ます。
ですので、N様は将来の親御さんとの同居を考慮して、手すりを付けられることになりました。

将来的に必ず手すりが必要になるであろう、トイレ、廊下、脱衣室への設置です。
手すりの取り付けは、工事的にはそんなに難しい工事ではありません。
しかし、実際に取り付けるためには、日常で最も使い易い「高さ」に取り付けるべきですし、
実施の移動方法を考慮しながら、取り付けるべきです。
今回は、そう言った配慮をしながらの工事となりました。

内窓設置工事
窓の内側に断熱窓を設置する工事

また、一番熱の出入りが多い「窓」は、ほぼ全ての窓を高断熱化しています。
理想的には、窓を交換するか、カバー工法と呼ばれる、現在ある窓を覆う形で、
アルミの窓から、樹脂(プラスチック)の窓に変える方法が良いのですが、
限られた補助金で、最大限の効果を出すために、今回は、既にある窓の内側に、
断熱性能の高い、プラスチックの枠で出来た窓を設置する事になりました。

普段の生活を考え、必要な場所に断熱窓を設置し、
それほど生活上、重要で無い窓には断熱窓の設置を避けました。

また、これらの補助金対象工事とは別に壁や天井に対する断熱も行っています。
こちらも、普段の在宅時によく使用する部屋に対して、予算の範囲内で断熱工事を行っています。

今回の工事では、工事期間中もずっと在宅のまま工事をさせて頂きました。
工事期間は、約2週間程度。その間、ご不便をお掛けした事は間違いないと思いますが、
同じリフォームと言っても、仮住まいが必要になるようなたいそうな工事にならないことも、
ひとつ大きな特徴です。

最近では、在宅のまま工事が出来るように、様々な材料が考案されていて、
それを利用することで、より簡単に工事が出来るようになっています。

今住んでいる住宅と、長く共にしようと考えている方。
または、ご両親がそう望まれている場合は、
このスマートウェルネスリフォームは、より快適で健康的な生活とすることが、
可能と言えるでしょう。

 

ATCエコプラザさん主催セミナー IN 住まい情報センター

南港のATCエコプラザさんからのご依頼で、
大阪市の天神橋筋六丁目にある、住まい情報センターさんの会場をお借りして、
エコごこちのいいおうち、リフォーム支援制度活用セミナー
と、題して講演を行いました!

ここで言う、「エコごこち」と言うのは、ATCエコプラザさんが考えだされた造語です。
「エコ」で「ここちの良い」と言う意味が含まれているそうです。
確かに、省エネで健康的な住宅にすれば、必然的に心地の良い空間が出来るので、
面白い表現だと思います。

今回のセミナーでは、そんな「エコごこち」な家はどんな住宅かと言うことと、
そう言う、エコごこちな住宅にリフォームするための支援制度を紹介するための
セミナーでした。

ATCエコプラザ主催セミナー
約80名の多くの方に参加して頂きました!

今回のセミナーは、あくまで「エコごこち」な住宅にするための
リフォーム支援制度を活用しようと言うセミナーです。

一般の人からすると、「エコごこち」って何よ?
と、言う疑問が浮かぶはずですで、どれ位の方に参加頂けるのか、
不思議に思っていましたが、大変多くの方に参加頂いたことが何よりでした。
評判も上々だったようで、こう言った話に関しての関心の高さが伺えました!

現在、我々は「おおさか健康・省エネ住宅推進協議会」と言う会を主体として、
このようなリフォームを普及させるための活動を行っています。
今回のようなセミナーは「普及啓発活動」において、とても有意義なセミナーに思います。

今現在では、「リフォームをしよう!」と思い立っても、補助金支援などについて、
相談する先が非常に少ない状況です。
また、リフォーム会社を加えると、施工を依頼する先が星の数ほどありますが、
その中で、今回のような「エコごこち」や「断熱省エネリフォーム」について、
キッチリと見識のある企業がどれ位あるかと言うと、ほんの一握りの状態だと思われます。

ですので、今回のセミナーにおいても、最後の質問コーナーで出て来た質問では、

「どこに相談したら良いか分からない!」
とか、
「実際に断熱リフォームをしたのに大した改善が見られない!」

などといった、質問がありました。
やはり、的確な相談先を見つけることが、一般の方にとっては非常に難しいようです。

我々は、そんな相談を以前から受けてきました。
そうして、我々がそんなご相談を受けて、当時、環境省の補助金を受けて、
作った資格が、

「エコリフォームプロ」

資格です。

このような資格を持った方であれば、相談先としてかなりの期待が出来るはずですので、
もし、同様のことで困っているようであれば、参考にして下さい。

また、このセミナーで紹介したリフォーム支援制度の一つをここで紹介致します。
大阪においては、弊社が窓口となっている、
「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」
と、いうものがあります。

こちらは、「エコごこち」な住宅にするためのリフォーム支援として、
一定の断熱性能をクリアーする住宅に対して、工事費の2分の1で、最大120万円まで、
補助金が得られる仕組みがあります。(2015年7月現在)

対象者は、現在、JSBC((一社)日本サスティナブル建築協会)が実施している、
冬場の健康調査に協力することです。

冬場の約2週間、温度計を居間、脱衣室、トイレに置き、活動量計を付け、
毎日起床時と就寝時の血圧を測ると言った、調査にご協力頂ける方が対象です。

要は、冬場に寒い住宅で過ごす場合と、断熱リフォームをして暖かい状況で過ごす場合との
違いを計測すると言う調査です。
補助金にご興味のある方は、ご相談下さい。

今回のセミナーでは、実際にどんなリフォームになるのかを実演して、
如何に手軽に出来るものなのかを見て頂きました。

そんな実演も加えながらのセミナーで、参加者の方々もかなり喜んでもらえたようです!

 

今年も経団連にて健康・省エネ住宅のシンポジウムが行われました

今年も、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議が主催者として、
健康省エネ住宅を推進するためのシンポジウムが開催されました。
早くも8回目となる、シンポジウム。
今回は、
仮面性高血圧を含む、住環境におけるリスクを予防に反映するために
と、題して、医療、看護、建築、行政の関係者が意見を交わしあいました。

前夜祭では、全国から集った「健康省エネ住宅を推進しよう」と言う、
(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の下部組織で、
県単位毎の地域協議会関係者が集まり、懇親会を行いました。

(※ 大阪には「おおさか健康・省エネ住宅推進地域協議会」と言う協議会があり、
   株式会社住宅みちしるべが事務局を行っています。)

会では、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の会長で、
IBEC((一財)建築環境・省エネルギー機構)の現理事長である、
村上周三先生もご来賓されました。

※IBECとは、日本の建築における、省エネに関する規定を定めたり、
 規定を記した書籍や計算プログラムを開発、普及させる機関

それぞれの地域協議会は、現在、健康調査を実施しています。
断熱化リフォームの前後において、どのように健康状態が変化するのかを
知るための調査です。
※調査の概要はこちらで確認

村上周三先生は、今回の調査主体である、JSBC((一社)日本サスティナブル建築協会)
役員でもあり、地域協議会の活動を主導、応援している、先生です。
(建築の環境業界で、基準制定に関わるような内容に関しては、殆ど必ず名前の出てくる大御所中の大御所の先生です。)

村上周三先生
来賓の挨拶をする村上周三先生

日本において、冬場の住宅内のおける死亡リスクの高さは既に明らかです。
これが「寒さ」に起因しているのかどうか疫学的に解明することが、今回の調査の主目的です。
疫学的にと、言うと分かりづらいですが、簡単に言うと公的に証明しようとしているのです。

そのために、全国から今回の活動に共鳴する方々が集まってきたこの懇親会では、
これらの調査の進捗状況などを確認したり、情報交換をするためには、とても有益な場でした。

リビングに面した中庭
内閣総理大臣補佐官の和泉さんも出席

シンポジウム当日には、日本と海外における「住宅環境」に関する認識の違いなども
紹介されました。

最近では、これらの違いを知る機会は多いのですが、
まだまだ一般的に知れ渡るまでには至っていません。

日本人は、冬場の寒い屋内で過ごすことがまだまだ当たり前で、
それが如何に、死亡や寝たきりのリスクに繋がっているのかが、
認識される段階にまでは至っていません。

先ほどの健康調査と共に、これらの事実を如何に普及させるのかと言うことも、
我々の大きな課題となっています。

まず、健康調査を多くの人に強力して貰うためには、リフォームに携わる、
工務店などの施工店さんにこれらの事実を知ってもらう必要があります。
工務店や建築士と言っても、これらの事を理解して、人に伝えられる人間はまだまだ少ないです。

現段階では、こういった建築を職業にしている人間や、医療業界、介護・看護業界、行政関係者などに、
こういった事実を広く知って貰うことが先決と考えています。

ですから、今回のシンポジウムにおいても多くの県知事さんや行政関係者、消費者団体関係者が参加しています。
少しづつですが、確実に日本の住宅環境が良くなっていく手応えを感じるシンポジウムだったと感じました^^

今後、2020年には日本の住宅は省エネ住宅化が義務付けされます。
そのタイミングに伴って、住宅の高断熱化による、住宅環境の整備もしていく必要があるのではないか。
現在の国会で、そんな事が話し合われるようになりました。

地道な活動でも、正しいと信じて続けていれば、
きっといつかは、その必要性が広く伝わるはずです!

 

吉野にある製材所を訪ねて来ました!

奈良県の吉野にある製材所を訪ねてきました。
製材所とは、山から刈り取られた木材を買ってきて、
建築などの材料として使うために、切ったりして使えるようにする会社の事です。

製材所にも色々有りますが、それぞれの製材所では、「どんな木材を扱うのか?」と、
言うことが結構重要です。

吉野にあるこの製材所では、主に吉野杉を買ってきて製材しています。
最近では、海外で作られた集成材を輸入して、住宅に用いられる事が多いのですが、
ここで扱っているのは、そう言った物とは違い、国産の木材をそのまま集成材にはせず、
利用するためのものを扱っています。

ですから、木の良さをもっと良く知ってもらおうと言う事で、
ここでは、製材した木材や奈良県の材料を利用して建てられたモデルハウスが併設されています。
誰でも見学可能と言う事でしたので、私も訪ねてみることにしました。
2棟も建っているのですが、どちらも建築家が設計した面白い住宅でした。

空間を仕切る飾り棚
空間だけを間仕切っている飾り棚

一つ目のモデルハウスでは、リビングに暖炉を設置した如何にも郊外の建物を想定した作りになっています。
上の写真は、個室内を空間的に仕切るために設置された、飾棚です。
丁度真上にある、梁に取り付ける形で据え付けられています。
幾何学的に箱を繋げた飾り棚は、如何にもと言う感がします^^

明るさの取れる構造壁
構造の壁代わりにもなり、明るさもとれる壁

上の写真は、FRPと言われる、よくお風呂の浴槽に使用される素材を用いて、
壁にしたものです。この壁は、同時に耐震用の壁の役割もしていて、
耐震の壁を用いながらも、光を呼び込みたいと言った時に、採用されるものです。
(お値段は、もちろん通常の木材よりもしますが。)
ここは、木材を利用することを譲って、デザイン性を重視されたそうです。

和室の明るさを強調
和室の明るさが強調されるキッチン

もう一棟の方では、かなり「和」を意識された建物になっています。
外観もさることながら、上記の写真のように「明」となる場所と「暗」となる場所を
ハッキリと分けて、明るい場所がより引き立つように、設計されています。
地窓の前の花瓶がにくい演出ですね。

因みに、キッチン側に使用されている木材は「サクラ」です。
奥に見える和室に使用されている、襖戸は実は障子紙で、
こちらも奈良県産と言う事でした。

左右大きさの違う引き込み戸
左右の建具の大きさを変えて、引き分けられるようにした引き込み戸

こんどは逆にキッチンから土間の方向を見た引き込み戸。
とっての部分が右側に寄って付いていますが、これはこの戸を開くと、
開口が全て開くように、左右の壁の大きさに合わせて、戸を作っているからです。
そして、実際に扉を全開にすると大きな開口になるわけです。
こちらも面白い工夫ですね。
こう言った、建具関係も奈良県の職人さんが建築家の意向にそって作ったそうです。

他にも様々な工夫が有りましたが、どれもこれも奈良県の木材、又は奈良県で作られた材料を
活かすために計画されていました。

木材は、どこか人を落ち着いた気持ちにさせてくれます。
実際に、木材を見ると人はリラックスしているという合図の脳波を出すことも
分かってきています。
ですので、これらの2棟もどこかゆっくり過ごすのに丁度いい雰囲気でした。

ほぼ、半日の間この建物内で様々なお話をさせて頂いていたのですが、
ほのぼのとした時間が流れ、気がつけば夕方になっていました。

こうした地域に密着した建築を見ると、地方の特色が出て、
良い建物に見えるなと感じて岐路につきました。

 
←前へ
 
資料請求・お問合せ

サイト運営者

(株)住宅みちしるべ

代表取締役 太田 周彰

代表取締役

太田 周彰

一級建築士

個人ブログ
活動日記