2015年3月

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吉野にある製材所を訪ねて来ました!

奈良県の吉野にある製材所を訪ねてきました。
製材所とは、山から刈り取られた木材を買ってきて、
建築などの材料として使うために、切ったりして使えるようにする会社の事です。

製材所にも色々有りますが、それぞれの製材所では、「どんな木材を扱うのか?」と、
言うことが結構重要です。

吉野にあるこの製材所では、主に吉野杉を買ってきて製材しています。
最近では、海外で作られた集成材を輸入して、住宅に用いられる事が多いのですが、
ここで扱っているのは、そう言った物とは違い、国産の木材をそのまま集成材にはせず、
利用するためのものを扱っています。

ですから、木の良さをもっと良く知ってもらおうと言う事で、
ここでは、製材した木材や奈良県の材料を利用して建てられたモデルハウスが併設されています。
誰でも見学可能と言う事でしたので、私も訪ねてみることにしました。
2棟も建っているのですが、どちらも建築家が設計した面白い住宅でした。

空間を仕切る飾り棚
空間だけを間仕切っている飾り棚

一つ目のモデルハウスでは、リビングに暖炉を設置した如何にも郊外の建物を想定した作りになっています。
上の写真は、個室内を空間的に仕切るために設置された、飾棚です。
丁度真上にある、梁に取り付ける形で据え付けられています。
幾何学的に箱を繋げた飾り棚は、如何にもと言う感がします^^

明るさの取れる構造壁
構造の壁代わりにもなり、明るさもとれる壁

上の写真は、FRPと言われる、よくお風呂の浴槽に使用される素材を用いて、
壁にしたものです。この壁は、同時に耐震用の壁の役割もしていて、
耐震の壁を用いながらも、光を呼び込みたいと言った時に、採用されるものです。
(お値段は、もちろん通常の木材よりもしますが。)
ここは、木材を利用することを譲って、デザイン性を重視されたそうです。

和室の明るさを強調
和室の明るさが強調されるキッチン

もう一棟の方では、かなり「和」を意識された建物になっています。
外観もさることながら、上記の写真のように「明」となる場所と「暗」となる場所を
ハッキリと分けて、明るい場所がより引き立つように、設計されています。
地窓の前の花瓶がにくい演出ですね。

因みに、キッチン側に使用されている木材は「サクラ」です。
奥に見える和室に使用されている、襖戸は実は障子紙で、
こちらも奈良県産と言う事でした。

左右大きさの違う引き込み戸
左右の建具の大きさを変えて、引き分けられるようにした引き込み戸

こんどは逆にキッチンから土間の方向を見た引き込み戸。
とっての部分が右側に寄って付いていますが、これはこの戸を開くと、
開口が全て開くように、左右の壁の大きさに合わせて、戸を作っているからです。
そして、実際に扉を全開にすると大きな開口になるわけです。
こちらも面白い工夫ですね。
こう言った、建具関係も奈良県の職人さんが建築家の意向にそって作ったそうです。

他にも様々な工夫が有りましたが、どれもこれも奈良県の木材、又は奈良県で作られた材料を
活かすために計画されていました。

木材は、どこか人を落ち着いた気持ちにさせてくれます。
実際に、木材を見ると人はリラックスしているという合図の脳波を出すことも
分かってきています。
ですので、これらの2棟もどこかゆっくり過ごすのに丁度いい雰囲気でした。

ほぼ、半日の間この建物内で様々なお話をさせて頂いていたのですが、
ほのぼのとした時間が流れ、気がつけば夕方になっていました。

こうした地域に密着した建築を見ると、地方の特色が出て、
良い建物に見えるなと感じて岐路につきました。

 

南港のATC エコプラザにて講演を行いました!

大阪南港のATC内にある、エコプラザという場所があるのをご存知でしょうか?
ここでは、エコロジーに関する情報を発信したり、エコロジーに関する取り組みや、
エコロジー関連商品の展示があります。

中でも、「エコデザインセンター」と言うエリアでは、
住宅の新築やリフォームでエコを実現できる材料などが
展示されています。

おおさかATCグリーンエコプラザのサイトはこちら

非常に沢山のエコ材料が展示されていて、
これからリフォームをしようと言う方、これから新しい家を建てようと言う方にとっては、
非常に参考になる場所だと思います。
(まだまだ知られていないのが残念ですが。)

今回、ATCさんからのご依頼でこのエコプラザ内にある、
「エコカフェ」(下の写真)と言う場所で、エコ窓についての講演を行いました^^

エコカフェ
エコプラザ内のエコカフェの様子

エコと言うテーマで設置されたこのスペースですが、
非常に落ち着いた、いい雰囲気のスペースになっています。
写真には写っていないのですが、大きな木材の一枚板を机にして、
そこにソファを置いたスペースは、ゆっくり過ごすのにはとても良さそうでした。

エコカフェ2
今回の講演会場での様子

今回、ここでお話させて頂いたのは、エコリフォームと健康との関連性のお話と、
エコリフォームで如何に快適な空間が作れるかのお話です。

最近では、家の断熱の状態を良くするエコリフォームをすることによって、
家の中が、冬暖かく、夏涼しく住めるようになることで、健康的に過ごせると言ったような、
研究調査の結果が沢山報告されるようになりました。

我々、専門家の間ではその報告は今ではかなり浸透してきているのですが、
まだまだ一般の方には認知されていません。

そこで、今回はエコリフォームと健康との関連性や、如何に快適になるのかと言う事を
一般の方にも分かり易く知って貰うために、カフェでお茶を飲みながら、
話を聞いてもらい、実際にどの程度効果があるのかを、目の前で見てもらうことで、
実感してもらおうという趣旨で、講演を行いました。

この日、たまたまこのエコプラザに遊びに来ていた一般の方々を呼び込み、
休憩がてら、講演を聞いてもらおうという、ある意味画期的なイベントでした^^

2回講演で行ったのですが、急な呼び込みにも関わらず、
熱心に話に耳を傾け、実物の効果に興味を持たれる方も
いらっしゃいました。

現在知られるようになってきている最新の報告ではあるのですが、
まだまだ、一般の人に広く知って貰うためには時間が掛かりそうです。

ですが、こう言った少しの発信がやがて、色々な場所から、
様々な形で同じように発信されるようになれば、
多くの人々に知ってもらえるようになると思います。

そんな一助になれば、本望に思います^^

今後はこの場所において、エコ材料を説明できるスタッフの方を
置いて、興味を持たれた人にいつでも説明できるようにもしていくそうですので、
何かの機会に南港ATCに遊びにいく際は、一度、エコプラザをのぞいて見たら、
きっと新しい発見があると思います!

 

川西市I様邸のお引き渡しが行われました!

川西市で工事が完成し、先日は完成見学会をさせて頂いた、
I様邸のお引き渡しが行われました!

とてもいい天気に恵まれ、まさにお引渡し日よりです!

配色の綺麗な外観
配色の綺麗な明るい印象の外観

I様は、弊社サービスの特徴をともて上手くご利用されました。
ご自身の拘りどころと、そうでないところをハッキリと認識され、
コストを掛けるところにはコストを掛け、
そうでも無いところでは、極力コストを掛け無いようにすると言う使い分けをされたからです。

明るいリビング
明るくて広々としたリビング

特にこだわりを持っておられたのは、リビング。
上の写真の右側に見える、棚を支えるための金具。
こちらは、I様ご自身でインターネットを通じて探されて来られました^^
全て工務店さんにお任せして、探して貰うのも良いかもしれませんが、
ご自身で探される分には、ご自身の楽しみになります。
また、工務店さん側としても探す手間が省けるので、
その分、取り付け位は・・・と、言うような気持ちになるでしょう。

こう言った少しの工夫によって、コストも違ってきますし、
また、こうしたちょっとした金物一つで、その場の雰囲気全体に
アクセントを加える事が出来ます。

実際に、この写真の中でこの支え(ブラケットと言う。)が、
かなり印象を変えていると感じませんか?

ほんの少しのこだわり。
これだけでも随分と結果が変わりますし、自分が作ったと言う気持ちにもなります^^

リビングの吹抜窓
リビングに面した、明るい吹抜窓

間取りに関しては、今回私がプランしたものをそのまま採用頂いたのですが、
パッシブ設計と言って、太陽の熱や光、風を最大限に利用できるような工夫がなされています。
上の吹抜の写真が、その一例です。

階段ホールのテーブルコーナー
階段ホールにあるテーブルコーナー

2階の階段ホールには、ほんの少しのテーブルコーナーが設けられています。
窓からは、外の景色が望めるようになっていますが、
ここをどんな風に活用されるのでしょうか?
廊下の通りがかりがこんなかんじでも、かなり普段の生活にメリハリが出そうです^^

ブランコのある子供部屋
ブランコを吊るす予定の子供室

こちらは、お子様の部屋ですが、後からブランコやハンモックが吊るせるように、
敢えて、天井の木材を見せるようにしています。
これなんかも工夫ひとつでできる事です。

可愛い門扉
可愛いデザインの門扉

最後に外構工事が行われました。
上の写真は門扉の写真ですが、
家の雰囲気に合わせて、可愛らしい門扉となっています。

子供部屋や外観の写真を見て頂いても分かるように、
カラフルな上に良い感じに出来上がっているのは、
とても面白いですね!
私自身も勉強になります。

そんなI様の好みに合わせて、この門扉が提案されたようです。

鍵のお引き渡し
恒例の鍵のお引き渡し!

最後に恒例の鍵のお引き渡しです。
この鍵をお渡しすることによって、普段我々が出入りするために使用していた、
工事用の鍵が使えなくなります(道義上使わないのでなくて、実際に使えなくなります。)

無事にお引き渡しを終え、最後に記念の撮影^^
また、住まい心地などをたずねにお伺いさせて頂きたいと思います!

PS.
後日、I様よりとても有難いお手紙を頂いてしまいました!
あまりに嬉しかったので、リンクを貼ります!!
https://goo.gl/5em6jR

 

ショールームで丸一日過ごしました! 姫路市S様邸

姫路市で建築予定のS様と共に、この日は丸一日掛けてのショールーム巡りに同行致しました!
元々は、阪神間でお住まいになられていたS様ですが、新しい住まいの場所として姫路市を選ばれました。

現在、姫路市で仮住まい中でいらっしゃるのですが、姫路市の方では大きなショールームが無いと言う事で、
大阪にある大きなショールームを一日掛けて見て回ろうと言う事で、朝から夕方に掛けて時間をたっぷり使って、
梅田のグランフロントにあるパナソニックショールームと、南港にあるリクシルショールームに訪れてきました。

ショールームに訪れると、どうしても最新の機能のついた"良い物"を見てしまうので、
どうしても従来の見積に入っているものより、高額な見積になります。
今回は、それを踏まえて
「取り敢えず、欲しい物を見積に入れていってみよう!」
と、言う事でショールーム巡りがスタートしました。

ショールームを回っていると、意外と多いのが、
「色の趣味が夫婦間で異なることが多い!」
と、言うことです。
普段、何気に生活していると意外と「色」を意識して生活することは
そうそう無いかもしれません。(服を選ぶ時くらいでしょうか。)

しかし、ショールームに来ると何かと「色」を選ぶ機会が多いので、
その時、初めて色の趣味の違いを意識することが割と多かったりします。

今回もご夫婦の間で好む色の違いが幾つか出て来たのですが、
取り敢えず今回は、色における最終結論は出さずに、見積に反映させて貰う形で
ショールーム見学を進めて行くことにしました。
このように、この日の方向性を決めて進めると、割とサクサクと進める事が可能です。
(それでも時間は掛かりますが。)

午前中、パナソニックショールームでキッチン、お風呂、洗面、トイレを検討し、
そこで一端ランチタイム。

この日は平日と言うこともあって、それほど人通りが多くなかったので、
そのままグランフロント内でランチをとることになりました^^

グランフロント パナソニックショールーム
グランフロントのパナソニックショールーム

そして午後からは南港へ移動し、リクシルさんの巨大なリクシルショールーム巡り。
こちらでは、キッチンなどの水回りが展示されるフロアーに入ると、最近新しく出された、
最新のキッチンが一番最初に展示されています。

今回の最新のキッチンは、恐らく好き嫌いが大きく分かれると思われる、
デザインのキッチンで、少なくともS様が好きな感じでは無さそうでした^^;

こちらのショールームでは、比較的キッチン、お風呂、洗面などそれぞれの展示スペースで、
多数種類の展示があります。
ですから、気合を入れてショールーム巡りをするとなると、こちらの方が時間が掛かりがちです。
今回も午後から閉店の時間まで、タップリと時間を使って様々に検討されました。

特に洗面においては、イメージしていた大きさの洗面台があり、
それを元に話をされていたので、有意義だったのでは無いでしょうか。

本来、ショールームの利用価値としては、もちろん最新の機器がどんなものかを
知ることも大切なことだとは思いますが、大きさのイメージ、広さの感覚を
体感して貰えることに大きな利用価値があると思います。

ですから、折角遠い場所から時間を掛けてショールームに行くと言うことであれば、
そう言った部分の確認の意味も込めると、より充実したショールーム利用が出来ると思います。

今回はそう言った意味で、とても意味のあるショールーム巡りだったと思います。
最終的には、どこのどんなものを選ばれるのか^^
今からその決断が楽しみです!

 

気密測定でかなり良い値が出ました^^ 堺市M様邸

堺市で工事が進行中のM様邸。
このM様邸において、気密測定が行われました!

気密の測定の方法には2種類あります。
下の写真のラッパのような物体は、内部にファンと圧力を計測する部分があって、
中のファンが回転することで、家の中の空気を抜いたり、逆に入れたりすることが可能です。

気密測定を行う際は、全ての窓と玄関ドアを閉めて、家の中を密閉した状態で行います。
もちろん、屋外との穴もテープなどで閉じます。

下のラッパの口は外部に面していて、空気の通り道は見た目ではここだけになります。
しかし、実際には気づかないような場所において、建物に穴があいているのが普通です。
ですから、ファンが回っている割には、圧力が落ちる(あるいは上がる)割合が低ければ、
それだけ密閉されていないと言うことが分かります。

これが気密測定の仕組みです。

気密測定器ファン
気密測定器のファンの部分

今回、M様邸において行われた気密測定では、とても良い値が出て来ました。
C値は"0.26"と言うとても立派な値です!
この値の意味するところは、この住宅において、隙間と言う隙間を全て集めてきても、
名刺1枚の大きさにも満たない隙間しか無いことを意味します。

なんと凄いことでしょう^^

気密測定器機器
気密測定器の測定値集計機器

そんな話をすると、気密のことをよく分かっていないと、
「家の中で息苦しくなる」

と、言う人が出て来ます。
これは、全くの見当違いな話です。

現在、住宅において換気扇を24時間動かすことは義務付けられています。
何故、このように義務付けられたかを知る必要があります。

それは、現在の住宅はかなり以前の住宅と比べて、壁で完全に覆ってしまう建物になっています。
ですから、既に今の時点で殆どの建てられている住宅の気密性能は高くなっているのです。

それが故に、換気扇の設置が義務付けられているのです。

そして、換気扇をよく機能させるためには、
予想外の場所から空気が抜けたり、入ったりすることを極力避ける必要があります。
そうしないと、事前に計画した換気が予定通り出来ないからです。

つまり、気密の性能が良ければ良いほど、
換気の効果が抜群に発揮されると言う事になるのです。

それを踏まえて、気密測定を行っています。
もちろん、今から50年ほど前までに建てられた住宅のように、
隙間風だらけの住宅にすれば、換気扇も必要が無くなります。
この場合は、気密など無用なのですが・・・

話が脇道にそれてしまいましたが、とても良い気密性能が確保出来ました。
この日はM様ご家族がお揃いで、気密測定の見学に来て頂けました^^
毎回、そうなのですが気密測定は測ってみなければ分からない部分があるので、
工務店さんも緊張の一瞬です。

無事に良い値が出ると、お施主さんだけでなく工務店さんもホッと胸を撫で下ろします。
今回も、M様ご家族と工務店さんの会心の笑顔が見る事が出来ました^^

ここまで来ると、完成まであともう少しです!

 

大阪ガス ハグミュージアムは面白い!

オリックスバファローズの本拠地である、大阪ドーム。
その真横に建った新たな大きな建物。
この建物の名前をハグミュージアムと言います。
このハグミュージアムは、最新の住宅設備を展示・提案するために
大阪ガスさんが新たに建設したものです。

今年、公開されたばかりのハグミュージアムに、
私も見学に行ってきました。

建物に入り、2階のメインホールへと進むと、
まず目に入ってくるのが、大阪ガスの提案するスマートハウスです。
最新の機器を備えたスマートハウスは2020年をテーマに
建築されたブースです。
(流石に2020年をテーマにしただけあって、直ぐにでも実現出来そうな
 技術ばかりでしたが・・・ と言うか、もう実現しているものが殆どでしたが。)

スマートハウス
大阪ガスの提案するスマートハウス

中には、最近CMでも話題になっている、スマートコンロも設置されています。
スマートフォンとの連動などが話題になっています。
(私の持論では、あまりスマートハウス化を進める事は、
 後に日本の住宅市場でさえも、アメリカのアップルやGOOGLE関連の企業に
 専有させてしまうのでは無いかと危惧しています。
 GOOGLEが自動車分野に乗り出してきたように。)

スマートコンロ
最近話題(?)のスマートコンロ

更に上の階へあがると、建築家が色々なテーマを元に提案した、
建築家らしい提案ブースがあったり、
お湯繋がりと言うことで、様々なメーカーのキッチンが展示されていたり。
(恐らく、こんなに多くの種類のメーカーのキッチンが見比べられるのはここだけではないでしょうか?)
また、更にビックリすることには、お風呂に実際に入れるブースもあり、
ここでも、様々なメーカーのお風呂が並んでいました!

ペット共生リビング
とある建築家の提案するペット共生リビング

この他にも、様々な仕組みを凝らしていて、
今までとはコンセプトの違う、建物になっていました。

当日、私は何故か料理教室にも参加することになり、
自分で作った料理も食べることになりました。

このような、料理体験が出来るのは昔からですが、
そのような要素も残しつつ、様々な体験が出来る施設となっています。

ガスを自宅で取り入れるなら、大阪ガスのハグミュージアムに来て、
半日色々見学を楽しむのも良いかもしれませんね!

もちろん、こちらで打ち合わせをすることも可能です!
ハグミュージアムの詳細はこちらで確認下さい↓
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/hugmuseum/

 
 
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