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家づくり関係のお話

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チームネットの甲斐 徹郎先生と講演をさせて頂きました!

先日とある企業さんからのご依頼で、山梨県甲府市にて講演をさせて頂きました。
その時にご一緒させて頂いたのが、株式会社チームネットの「甲斐 徹郎先生」!

まさか、ご一緒させて頂ける機会に恵まれるとは夢にも思っていませんでした^^)
と、言うのも私が約10年前に甲斐先生のご著書を読ませて頂いた際、その内容にとても惹きつけられ、密かにその建物を見学させて頂いた経験があったからです。

当時、まだ若かった私にとっては事前にアポイントを取ってお会いすると言うのもおこがましいと思っていたこともあり、当時の同僚と二人で建物の外側だけ覗かせてもらいに大阪から東京の世田谷にその建物を見に行きました。
「都会の住宅街でこんな事が出来るのか!」と、大きな衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。
単に緑を増やしましょうというのではなく、とても理論的にその利用方法を書かれていて、それを何しろ街の中で実現されるのだから凄いと思いました。
そのご著書がこちら。


ご自宅の建築について書かれた本なのですが、
緑を豊かにして、自然の風を呼び込むという手法を街の中で取り入れられた画期的な内容で、ひと目見てみたいと衝動に駆られました。
そんな甲斐先生とご一緒に講演をさせてもらえるということで、大変光栄に思い、私自身も楽しみにしておりました。

最初、駅での待ち合わせの場所で電車から降りて階段を登っていると最初に声を掛けてくださったのが甲斐先生でした。
「太田先生ですか?」
と。

最初に気づかないと言う不覚をとっただけでなく、先生呼ばわりして頂いたという意表を突かれ、驚いてシドロモドロになってしまいました^^;

甲斐さんと私
ご一緒させて頂きました!

講演前の控室では、時間を忘れるくらい楽しいお話を色々させて頂きました!
貴重なお話を色々お伺いすることが出来てとても楽しかったです。
私が密かに見に行かせて頂いたお話をすると、
「今度是非遊びに来て下さい!」
と、おっしゃって頂き、とても感動でした!!

甲斐徹郎さん
甲斐徹郎先生のご公演模様!

甲斐先生のご公演内容は、「断熱で体を暖かくし、コミュニティで心も温かくしましょう!」
と、言う内容のご講演でした。

ご高齢の方を対象に調べた調査では、出かけることが少なく一人で過ごされる人よりも、外出して人とよく会う方が長生きだと言うお話から始まり、コミュニケーションを取れる場があることがとても大事だと言うお話や、そのような場をつくるためには家を単体として考えるよりも周辺との関係性で考えるべきだと言うお話などもありました。

また、私が普段授業で話していてもなかなか教えるのが難しい熱の伝わり方や感じ方に関する内容についても、実際にその会場内で聴講されている方たちと一緒に実践をすることで体感をしてもらい、それで理解してもらうと言うスタイルはとてもわかり易く、教える側としても勉強になりました。

役得だなぁと思うのは、そのご講演内容について更に詳しくお伺いすることがその後で出来ることです。
甲府から東京までの帰りの電車では、二人で打ち上げの乾杯をしたあとに山梨県のとても気持ちのいい景色の中で色々お話させて頂いたことです。

私のご相談にものって頂き、中でも印象的な言葉は

「生活の場を提供するものなのだから、その場を提供する人自身が生活を大切にして、楽しまなくてはダメですよ!」

と、言って頂いたことです。

確かに、仕事ばかりになりがちな私にとってはとても身に染みるお言葉でした!

また、近い日にお会いできたら良いなと。

 

要注意なブロック塀の見分け方

普段の生活において、あまり危険視することのないブロック塀ですが、
地震によって小さな子供が被害にあうという非常に胸の痛い事故が起こってしまいました。
子を持つ親として、胸が苦しくなる思いをされているのは私だけではないかと思います。

何か出来ないかと考え、『要注意であるブロック塀』の見分け方が共有できれば、
今後の事故防止につながるのではないかと思い、ここに共有します。

要注意なブロック塀を見つけたら、役所などに報告することも良いと思われます。
市など公共の持ち物でない塀が殆どかと思いますが、役所を通して注意喚起して貰うことも考えられます。
(役所によって、対応は違うと思います。近所の小学校では早速撤去が行われていました。)
おそらく、役所も職員だけで全てを把握するのは不可能かと思いますので、
多くの方の協力が必要と思われます。


【ブロック塀とは】
典型的には、以下の写真のようなブロックで出来た塀です。
RCブロックと呼ばれる、穴が開いていて少しでも丈夫で軽くなるように工夫されたブロックです。
これをブロックのように積み重ねて作られたのがブロック塀です。

ブロック塀
典型的なブロック塀

しかし、実際には下の写真のように色を塗ったりすることで
ブロック塀とは見分けがつかないものも少なくないです。


まずは、

「こういったものもブロックで出来ている可能性がある」

と、いう事を知ることが大切だと思います。

おしゃれなブロック塀
色を塗ったブロック塀(因みにこのブロック塀は何も問題は無いので念のため)


【ブロック塀の高さの見分け方】
典型的なブロック塀の場合、高さを簡単に見分ける方法があります。
ブロック塀のブロック1つ1つは、通常高さが同じです。

『1つ当たりの高さは、20cmです。』

ですので、5段積みになっていれば1m。8段なら、1m60cmです。
最初の写真は7段なので、1m40cmですね。


【法律違反とされるブロック塀の高さ】
地面から2.2mより高い場合は、建築基準法違反となります。

『ブロック11段より多いものは要注意』
です。
やたら高いブロック塀に気づいたら、まずは段数を確認してみて下さい。


【さらに注意が必要なブロック塀】

1.2m(ブロック6段)を超えるブロック塀は、ブロックに支えが必要です。
この支えを「控え壁」と言います。
下記の写真の擁壁から飛び出した(新しい)ブロックの部分です。
この支えを3.4m毎(ブロック9個毎)に設ける必要があります。
この写真では、ブロック8個(3.2m)の間隔があることが分かります。

ブロックが6段を超えているのに、この支えがない場合は、
要注意です。

『6段以上のブロック塀は支えがあるか確認!無ければ要注意!!』

ブロック塀の控え
ブロック塀の控え


【見た目以外にも注意すべきことがある】
外部から見分けがつきやすいのは、以上のように高さの確認と、支えの有無の確認です。
このほかにも、鉄筋が内部に入っているかどうか。基礎が適切にあるあどうか。
なども本来は調べる必要がありますが、ぱっと見では分かりません。

もし、どうしても気になる場合は役所等に問い合わせてみるのもいいかもしれません。


【持ち主さんが注意すべきこと】
ご自身が所有者として認められるブロック塀を敷地内に持たれている場合、
事故が生じた場合の責任は、所有者の方に問われることが基本です。
ですので、所有者の方はしっかりと補強などの対策をしておくと良いでしょう。

どのような状況なのかわからない場合は、設置した施工者に聞く、
それが分からなければ専門家に聞くなどすると良いと思います。


【ブロック塀以外の塀についてはもっと要注意!!】
石積みの塀、レンガ積みの塀など、街中には他の種類の塀もあります。
これらは、シンプルにブロック以外の石やレンガで出来た塀と考えれば良いでしょう。

規制はさらに厳しく1.2mの高さが最高とされています。
大体、大人の男性でで腰の高さ位までです。
これ以上の高さは改善が必要となります。


以上のことをお子さん達の通学路や公園までの道のり、
よく行く場所までの道のりなどで、該当箇所がないかどうか。
まずは調べてみることが大切じゃないかと思います。

 

宝塚市さんで講演をさせて頂きます 6月24日(日)

宝塚市さんからのご依頼で、6月24日(日)に講演をさせて頂きます。
環境月間イベントと言うことで、今年の2月に大阪府のみどり公社さんのイベントで、
(イベントの内容はこちら
お話させて頂いた内容を聞いて頂き、地域エネルギー課の方から
直ぐにご連絡を頂いていました。

「人生100年時代!健康で快適に暮らす住まいとは」

と、言うタイトルで、お話させて頂きます。
「無駄なエネルギーをできるだけ使わないようにする」という内容になっていますが、
逆に言うと、健康的に暮らそうと思ったらある程度のエネルギー(暖房)を使うことが必要だと言うお話です。
ただ、その中でも「最小にするためにはどうしたら良いのだろう?」と言う観点から、
お話させて頂けたらと思います。

また、室内温度が健康と如何に関連しているのかと言う点について、
我々が協力してきた、スマートウェルネス調査から分かってきた事柄について、
お話させて頂こうと思っています。

興味のある方は、是非ご参加下さい!
お申込みはコチラです。

それにしても、最近は市町村関係の方々が興味を持っておられることも多いと感じています。
先日も、泉大津市において職員の方々向けに講演をさせて頂きました。

更に、先日は関西における省エネ住宅について検討しようと言う会議において、
生駒市や四條畷市の関係者の方々も来られていました。

調査で様々なことが分かってきたと言う事実が、
徐々にではありますが浸透しつつあるように感じています。

しかし、この手の内容を広げようと思うとき、悩ましいのが、
カニバリゼーションといって、他の業界の方々の"利益"を損ないかねないということを心配する声です。

私個人としては、そんなことはあまり関係ないんじゃないかなと思うのですが、
例えばものの例えとして、他の業界と比べた時、その業界の方々が過剰に反応して、
我々の仕事が減るのでは無いかと心配されてしまうと言ったことです。

そして、そうなってしまうと、実際の事実関係とは全く別の視点から、
「こういう心配をされることがあるので、(実際にはそうなるかどうか分からないけど)
 止めておこう。心配を掛けることは迷惑を掛けることだし。」

と、言ったことになってしまうのです。

つまり、双方の当事者でない第三者とも言えるひとが、実際の事実とは別の次元で、
(恐らくは、人と人との関係性の維持が主眼となって)
決断が下されてしまうことがあるようです。

見返せば、世の中には沢山そのような事があると思います。
私にしても、「家族に心配かけたくない」とか思うことがあるわけですから、
根本的には根が優しいのかもしれません。

しかし、その場合、その人が直接的に関係を持っている人に対しては、
優しいのかもしれませんが、もっと大きな視点で見た時、
「本当にそれで正しいと言えるのだろうか??」
と、個人的には思ってしまいます。

これは、人の考え方の習慣のようなものが根幹にあると思いますので、
本来は、道徳や教育の分野の話のような気がします。

このような視点を本当に、真剣に考える機会が我々には不足しているような気がします。
身近な人の不利益は、実は一時的なもので全体から考えるときっとその方が良い。
と、言う視点をまず持つこと。

そして、そう考えた場合に、最善と思える決断を下せること。
それに対して周りが理解を示せる環境。

そういった事が実現するには、もう少し時間が掛かるのかもしれません。

なので、まずは
「心配を掛ける」
か、どうかを考えることが必要のない人たちから、
変えていくことが大事なように感じています。

 

新しいZEHロードマップが公開されました!今から家づくりをする人が知っておくべきことは?

ZEH(ゼッチと読み、ゼロエネルギー住宅の略)の普及に向けて、新たな国の方向性が発表されました!
今後、家づくりを計画されている方だけでなく、建売住宅の購入やリフォームを検討されている方にとっても参考にすべき内容です。
詳細をお知りになりたい場合は、以下を御覧下さい。(とはいえ、専門用語も多いので分かりづらいかもしれませんが。)
ZEHロードマップフォローアップ委員会 とりまとめ 平成30年5月

ここでは、今から家づくりをしようと考えている方や建売住宅の購入、リフォームを考えている方のために、
内容をかいつまんで、必要そうな部分だけご紹介致します。

・以前から決まっていること
 国は、2050年までに家での私生活において消費されるエネルギーを全体でゼロにしようとしている。
 そのため、2020年には標準(新築注文住宅)的な新築住宅において、2030年には新築住宅全体(戸建住宅や集合住宅も含む)で、ZEHが普通となるような施策を行っている。

・ZEHの現状
 2016年では、注文戸建住宅の内、1割以上の3.4万件がZEHである。

そこで、次のような内容が追加されました。

・今回新しく加わったこと
 ①今までは、建売住宅やマンションなどの集合住宅について、あいまいだった。
  →建売でも評価される基準を明確にしていこう!更に建売でもZEHを推進する事業者を評価する制度を作ろう!
   マンションもZEH化するが、別途検討していこう!

 ②さらに、今までのZEHよりももっと先進的なZEHが評価されるように、
  ZEH+(ゼッチプラス)という考え方が加わった
  →A.更に高断熱(ランクアップ外皮基準と言う)とする
   B.HEMSを導入する
   C.電気自動車に充電出来るような設備を導入する
  のA,B,Cのウチ、2つを採用すればよい

 ③大阪や東京などの土地が狭い場所でもZEHの考え方が普及するように、
  ZEH Oriented という考え方が加わった。
  →太陽光発電などの"再生可能エネルギー"を搭載しなくてもよくなった。

 ④これまで忘れさられていた、設計事務所もZEHプランナーと呼ぼう!

 ⑤既に存在している住宅のリフォームでのZEH化も普及させていこう!!

と、言うようなことが掲げられました。
それぞれの詳細なスケジュールは以下の表にありますが、
「建売住宅」や「集合住宅(マンションなど)」
でも、ZEH化を進めることが明記されたことによって、
2030年には、殆どの住宅がZEHとなる可能性が出てきました。

ですので、注文住宅を建てる場合だけでなく、これから建売住宅やマンションを
買おうと検討している方は、自身の家もZEHとなりそうかどうかの検討をしておくべき時期に
差し掛かっています。

<ZEHは得なのか??>
そこで、建売住宅やマンションを検討していこうとされている方も含めて、
供給先に確認すべき事項として、
「結局、ZEHって得なの??」
と、言うことが聞きたくなるはずです。

住まい手が直接享受出来そうなメリットは大きく2つ
(ただし、場合によっては享受出来ない場合もありますので、
 実際には、供給先に詳細を確認して下さい)
・省エネと太陽光発電等(再生可能エネルギー)設備導入による金銭的メリット
 これに関しては、どれだけ導入するのか?将来的な部分をどう予測するのか?
 によって大きく変わるので、実際にはそれぞれの建物で計算して貰う必要があります。

・断熱性が上がることによる健康的で快適な生活が出来るメリット
 ZEHでは最低限、外皮強化基準というものをクリアする必要があります。
 これは最低限クリアすべき基準ですが、断熱性能をそれ以上に上げると、室温が安定し、快適で健康的に暮らせるなどのメリットが考えられます。
 これも実際にどの程度の断熱性能にすれば、どんな室温が実現できるのかが変わってきます。
 こちらも建物毎に計算して貰う必要があります。

これら以外にも、メリットと捉えればメリットとなるような項目も存在します。
それぞれ、供給者の方に聞いてみて下さい!

<ZEH+で追加するHEMSの将来像について>
今回、ZEH+と言う新たな考え方では、HEMSを導入することも
要件の1つとして挙げられるようになりました。

これは、将来的にデマンドレスポンス(DR)やバーチャルパワープラント(VPP)を見据えてのことのようです。
このデマンドレスポンスとは、例えば電気の安い時間帯にお湯を沸かすように自動制御で動いてくれるようなシステムのことです。
バーチャルパワープラントとは、太陽光発電などの発電量を実際の発電所のように、調整したり、不足するところへ送ったりするようなシステムのことです。
将来的にこのようなことが可能となった場合に備えて、事前にHEMSを導入しておきましょうということです。
こちらに関しては、ZEH+としなくて太陽光発電を導入するなら一緒に導入しておいても良さそうに思います!

新ZEHロードマップ
新しいZEHの普及予定表

是非、ZEHにするかどうかを一度検討してみて下さい!

 

一般社団法人 ZEH推進協議会について

2020年についに家を「断熱すること」が義務化されます。
今まで、義務で無かったことが信じられませんが、やっと義務となります。

今回の断熱の義務化は主に、「省エネルギー」という観点から義務化されるもので、
住宅を断熱することによって、使用される暖房や冷房の電気やガスの量を減らそうというものです。
(そもそも、何故省エネルギーが必要なのかを知りたい方はコチラ
※ただし、健康と言う側面から考えると義務の範囲の断熱化は、まだまだ大したことはありません!!

そして、この流れと同時に国では「ZEH(ゼロエネルギー住宅)を普及させよう!」
と、言う動きがあります。

これにも、「2020年までに標準的な新築住宅をZEH」にしよう!
さらに、「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す!」
と言う、目標を掲げています。
(参考:経済産業省「エネルギー基本計画」平成26年4月のP34に記載あり)

この「標準的な新築住宅」とは何か。「新築住宅の平均」とは何か。
等などを具体的に決めるために発足したのが、「ZEHロードマップ検討委員会」です。
この中で、「標準的な新築住宅」とは、
「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上をZEHにすることを目指す」
と、されています。

当然、ハウスメーカー"等゛と記載されていますが、中小工務店もこれらを目指すべきです。
そのためにこの目標を着実に進めるために2017年の6月に立ち上げられたのが、
「ZEHロードマップフォローアップ委員会」
と、いうものです。
ここで取りまとめられた内容を公表したものが、
ZEHロードマップフォローアップ委員会 とりまとめ(案)」平成30年3月
です。この中には、建売住宅でもZEHを目指しましょう。と言った内容もあり、
非常に詳細にとりまとめがなされています。
(平成30年5月29日(火) 東京住まいるホールにて、
 新・ZEHロードマップシンポジウムが開催されます。)

こうした、大きな流れのなかで中小工務店向けに、
ZEHの普及を促すための活動を行う団体として発足されたのが、
「ZEH推進協議会」
です。

ZEH推進協議会ロゴ
ALL JAPANで日本の家を変える!!

このZEH推進協議会の代表理事である小山さんは、
普段は「エコワークス」と言う九州の有名な工務店さんの社長さんです。
以前から住宅の省エネルギー化に対して、大変熱心に活動されてきました。
そんな熱心な活動が高じて、今回の協議会の始動に至ったそうです。

そんな、小山さんが先日わざわざ大阪の私のところまで足を運んでくださいました。
色々なお話をさせて頂いたのですが、なぜこのような活動に至ったのかのお話を聞かせて頂き、
大変、感銘を受けました!!(感動を覚えました!!)

「本来、私の工務店は国産の木を利用して、なるべく接着剤を利用しない建物を建てる工務店で、
 省エネとは少し遠い側の工務店でした」

と、気さくに語って下さいました。

「だけど、地球が瀕している地球温暖化の深刻な状況を知ったことがきっかけで、今に至っています」
(事態の深刻さを知りたい方は、コチラ「気候の安定化に向けて直ちに行動を! 科学者からの国民への緊急メッセージ 」)

とのこと。
とても素晴らしい崇高な志だなぁと、
自社の利益だけでなく、全体の最適は何かを考えることが出来る
なかなかいないタイプの方だと私は感じました。

このような熱い思いを持った小山さんが、世の中にZEHを普及させるべく、
一般社団法人 ZEH推進協議会
を立ち上げられました。
(目標に違わず、会費もかなり低く抑えられていています。
 実際の工務店経営者である小山さんが、ZEHに取り組むにあたって、
 必要なことは何かを具体的に教えて下さいます。
 ご興味のある工務店さんは是非、入会のご検討を!)

そして、有り難いことにそんな熱い思いを私に語りかけて下さっただけでなく、
「一緒に協力して欲しい」
と言うお言葉も頂きました。
私も
「是非、協力させて下さい!」
と、言うことでお話させて頂きました。

これから、家を建てることを検討中の方は、
是非、ZEH(ゼロエネルギー住宅)も選択肢の1つとして、
検討してみて下さい!

詳細をお知りになりたい方は、一般方、工務店さんでも
是非お問い合わせ下さい!!(お問い合わせはコチラまで)

 

近畿大学にて健康省エネシンポジウムが開催されます

3月1日、近畿大学にて以下のシンポジウムが開催されます。

2018年の1月。我々が4年に渡って調査協力してきたスマートウェルネス住宅等推進調査事業によって、
様々なことが分かってきたと言う報告がなされました。

屋内を適切な室温に保つことは、具体的にどの程度の血圧を下げることが出来るのか?
また、屋内と言っても、リビングだけを温めるのと、リビングや寝室、脱衣室まで温めるのとでは、
どのように違いが生じるのか?

詳細な調査を通して、様々なことが明らかにされつつあります。
今回のシンポジウムでは、このスマートウェルネス住宅等推進調査事業で調査や分析の責任者である、
慶応大学の伊香賀先生が、調査で分かった最新の事実についてお話下さいます。

また今回は特別なゲストとして、ベトナム政府関係者としてベトナム建設省の方が来日され、
蒸暑地域と呼ばれる、東南アジアや沖縄のような暑い地域での住宅の省エネに関する取り組みについても
お話されます。

更に、近畿大学の岩前先生はこのような蒸暑地域においての調査研究についての
お話をされる予定となっています。

以下、開催概要です

『東南アジア蒸暑地域型 健康・省エネ住宅シンポジウム』
~スマートウェルネス住宅等推進事業調査に基づく今後の蒸暑地域住宅の在り方~

経済発展の著しい東南アジアの諸都市では、エネルギー消費も急速に増加しており、
我が国ならびに欧米各国の省エネ努力が地球全体では功を奏しない状況が早晩、予想される。
また、感染症による健康被害ならびに蒸暑気候による知的生産性の障害は徐々に減少しているとはいえ、
現在でも相当大きな課題となっている。

わが国では、スマートウェルネス住宅等推進調査事業(SWH調査)により、屋内の温度環境を
適正に保つことで居住者の健康が維持増進するという可能性を検証している。
この経験は、蒸暑地域における、健康で省エネ性の高い住宅の在り方への提案にも活用できる。
同時に東南アジアへの展開は、沖縄に代表される日本国内の蒸暑地域でのカビやダニに
起因するアレルゲンに対応した住宅の普及啓発を加速するといった効果も期待できる。

今回、21世紀の経済発展の雄であるベトナムから政府関係者ならびに建築研究の専門家を招き、
世界的に貴重なSWH調査の現状、課題、解決の方針、ならびに健康で省エネ性能の高い住宅の普及促進について、
様々な角度から議論する機会を狙い、本シンポジウムを企画した。
東南アジア全体の住宅の健康化・省エネ化がこのシンポジウムから始まることを期待している。

【主催】 一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議

【後援】(公社)日本医師会(公社)日本歯科医師会(公社)日本薬剤師会(公社)日本建築士会連合会
    NPO法人 日本主婦連合会/日本生活協同組合連合会

<プログラム>

13:00 開会の挨拶 近畿大学 副学長 村岡 修 氏
13:05 主催者挨拶 (一社) 健康・省エネ住宅を推進する国民会議 理事長 上原 裕之 氏
13:10 来賓挨拶(メッセージ) 内閣総理大臣補佐官 和泉 洋人 氏
13:15 基調講演1)「健康と環境」 首都大学東京 名誉教授 星 旦二 氏
13:45 2)「ベトナムにおける住宅の環境・省エネの取り組み」
ベトナム建設省建築技術研究所副所長
Dr. Nguyen Hong HAI(グエン ホン ハイ)氏
ベトナム建設省建築技術研究所環境・省エネルギー部次長
Mr. Nguyen Son LAM (グエン ソン ラム)氏
ベトナム建設省(予定)

14:50 休憩

15:05 講演
1)「SWH調査の概要と成果」
慶應義塾大学理工学部 主任教授 伊香賀 俊治 氏
2)「蒸暑地域における住宅屋内環境とエネルギー問題」
近畿大学建築学部 教授 岩前 篤 氏

15:35 パネルディスカッション
「高温多湿の気候の健康に貢献する住宅と住まい方について」
パネリスト(順不同)
ベトナム建設省建築技術研究所 副所長 Dr. Nguyen Hong HAI 氏
ベトナム建設省建築技術研究所 環境・省エネルギー部 次長 Mr. Nguyen Son LAM 氏
首都大学東京 名誉教授 星 旦二 氏
慶應義塾大学理工学部 主任教授 伊香賀 俊治 氏
近畿大学 建築学部 教授 岩前 篤 氏

コーディネーター
(一社) 健康・省エネ住宅を推進する国民会議 理事長 上原 裕之 氏

16:40 閉会の挨拶 近畿大学医学部奈良病院 皮膚科 診療部長、教授 山田 秀和 氏

近畿大学 健康省エネシンポジウム
申込みは上記から

 

キッチンの換気扇(レンジフード)が寒い!対処法がありました。

この季節になると、「キッチンの換気扇(レンジフードと言います)が寒い!!」
と感じる方も多いのでは無いでしょうか?

特に、高気密な住宅においては、気密性が高い故に、
通常のキッチンの換気扇(レンジフード)を使用すると、
屋内が空気が薄くなり(これを負圧になると言います。)、
思いもよらず、ドアが『バタン!!』と閉まったりすることがあります。

これは、キッチンの換気扇(レンジフード)の換気できる能力が、
通常、24時間換気扇として利用している屋内換気扇の能力よりも遥かに大きいことに起因します。

ですので、これを避けるためには高気密住宅のキッチンの換気扇(レンジフード)では、
"同時給排"と言うタイプのレンジフードを使用することが一般的です。

同時給排というタイプは、料理する際に出てくる排気を屋外に捨てると同時に、
同じだけの空気が、その場に入ってくるように、レンジフードの内部のパイプが通常1本のところを
2本にした構造のものとなっています。(下図の青い矢印が通常には無いもの)

料理によって出た、赤い空気を排熱すると共に、
無くなった空気を補うように、青色の空気が入ってくることで、
家の中の空気が薄くなる(負圧になる)のを防ぐことが出来ます。

同時給排
同時給排のレンジフード。

これと同時に、同時給排にはもう一つのメリットがあります。
もし、キッチンの中で循環するこの青色の空気が無ければ、
捨てられた空気の分を補うために、他の部屋から空気が流れ込むことになります。

他の部屋はキッチンに流れてい行った空気の分、外部から空気を取り入れようとします。
そうなると、24時間換気の種類によっては、外部から冷たい空気が入ってくることになります。

これでは、折角断熱していてもその効果が薄くなってしまいます。

つまり、同時給排にすることによって、屋内全体を暖かく保つことも出来るのです。
(※暖房効率が16%も変わると言う話もあります。)

が、しかし・・・・

お気づきかもしれませんが、これでは依然として、

キッチンは寒い・・・・

のです。

ですので、家全体は比較的状態は良くなっても、料理をする人にとっては、
あまり、有難く無いのです。

そこで、何か良いものは無いかと探していると。

見つけました!

富士工業さんというところ(殆どのレンジフードはこの富士工業さんが作ったものです)が、
"屋内循環フード"と、いうものを出されていました!
(IHコンロのみですが。)

屋内循環フード
屋内循環フードの仕組み(※富士工業さんのHPより)

上図のように、仕組みとしては
《IHコンロから上がってくる油煙を外に捨てるのではなくで、フィルターで濾過して、屋内に戻す。》

と、いう仕組みです。

フィルターが「油吸着・脱煙・脱臭・エアフィルター」の4層構造になっているので、かなり綺麗な空気として、
戻すことが可能なようです。

「夏などで、熱い熱はどうするのか?」

と、いう疑問も湧いてきますが、

"補助換気機能"

と、いう機能が付いているタイプがあるようで、
家の中に熱を戻すと、暑くなりすぎる場合は、排気を選ぶことも可能なようです。
長時間煮炊きをする場合も同様のようです。

フィルターの交換目安は、

油吸着フィルターで約12年
他のフィルターで約3年
(※富士工業さんのHP「使用上の注意」より)

のようですので、これを手間と考えるのかどうかで
その価値は変わりそうです。

冬場のキッチンの寒さを緩和する方法として、
採用を検討してみても良いのかもしれません。

 

DIYのカリスマ 久米まり さん(DIYer)登場!

一般社団法人、大阪府みどり公社の大阪府地球温暖化防止活動推進センターさんからのご依頼で、
1月25日に『知って得する!窓と省エネの深~い関係』と題して、セミナー講演会及びトークセッションが
開催されました!

私は一番バッターとして、「住まいの省エネと健康を考える」と題して、
お話をさせていただきましたが、その後のトークセッションにおいても、
ファシリテーターを務めさせて頂きました。

久米まり
クロストークセッションの様子。

ここで、特別ゲストとして参加されたのが、
DIYerとして、テレビなどでも見かけることのある、久米まりさん。

DIYerとは、DIYを実践する人のことなのですが、
久米まりさんは素人ながらも、そのDIYで実践されたご自宅の改装がとてもオシャレで、
それをブログで発信されていたことから、テレビなどで取り上げられるようになったそうです。

→こちらが久米まりさんのブログ「SMILE HAPPY SWEET HOME」です。
 実践されたDIYの内容がとても詳しく載っていて、とても参考になります。

今回のトークセッションでは、久米まりさんが一般の消費者として、
「家で省エネを実践するためには、どうすれば良いか?」
と、言った視点から、色々ご質問頂く内容にそれぞれの専門家が
応えていくと言う形式でした。

面白いご質問を沢山頂いたのですが、中でも
「断熱をする場合、どこまで素人で出来るのでしょうか?」
と、言う質問。

今回のイベントでは、樹脂窓会社のYKK APさんや、窓に貼るフィルムを販売するニトムズさんも
参加されていて、それぞれの意見をお話されました。

久米まりさんが流石だなと思ったのは、
「自分で木製枠とポリカ(ポリカーボネード)で作った内窓はダメですか?」
と、言う具体的な質問をされた時。

『お~、確かにそれも良い!』

と、個人的には思ったのですが、他の方々も同様に思われたそうで、

「強弱をつけることが重要だと思います。例えば、窓毎にDIYで作った内窓を
 入れたり、既にある製品を利用したりと、使い分けを行えば良い」

と、言うご意見もありました。

DIYでどこまで作り込むのか。
と、言った点が肝心なのかなと思いますが、
確かにYKK APさんなどが出す内窓は、やはりある程度の気密(隙間を無くすこと)を
担保することも可能です。(それでも、新設の窓ほどの気密では無いですが。)

ですので、寒さが気になりそうな大きな窓の部分や、
お風呂場などの窓については、やはり既製の製品を利用することが
良いかもしれません。

更にご質問は続き、
「お風呂が寒いのですが、お風呂も断熱した方が良いですか?
 今のお風呂、タイルとかメチャクチャかわいいのですが」

『なるほど、そういう観点か。』
と、妙に納得。

確かに、昔よくあったようなタイル張りのお風呂では、
タイルに柄がついていて、可愛らしくなっているものもあります。
何でも新しくすれば良いと言うものでも無いのだなと、改めて感心しながらも、
このご質問に

「思い入れというのは変えがたい。どこにウェイトを置くかで、
 断熱するかどうか変わるのでは?」

と、言うご意見。

風呂場のヒートショックの問題を少なくしようと活動している私からすると、
なかなか天秤に掛けがたいご質問ですが、
本当であればそこに特別な思い入れが無ければ、
やはり浴室は寒さで凍えるような状態は変える方が将来的にも良いのかなと、
感じながらもこれらのご意見を聞いていました。

更に、

「床も断熱したいのですが、自分で断熱出来ますか?」

と、ここは私が応える番かなと思い。

「断熱は出来ると思いますが、その後、換気が出来るようにしましょう。」

と、何故換気が必要なのか、断熱すると今までとは何が変わるのかを
お話させて頂きました。

実際、久米まりさんはご自身がDIYで家を作り変えることを
とても楽しんでいるようで、

【省エネのためにも断熱が必要】なことを自身で受け止めて、
そのためには自分が何が出来るのかを積極的に聞いてこられ、
今回のセミナーに参加された皆様にとっても、とても意義のある
トークセッションだったのでは無いかと感じました。

また、今回の話を元に実践された内容が、
久米まりさんのブログにもアップされるかもしれません。
このように少しづつでも実践する人が増えることで、
省エネや温かく健康的な住宅が増えていくのだと、
感じることが出来ました。

実際、これから建てられる住宅を省エネ(ゼロ・エネルギー)にしていくだけでは、
地球温暖化をとめるための日本が国際的に宣言した目標には到底届きません。
既存の住宅、既に住んでいる住宅も合わせて省エネしていくことが重要です。

まだ、地球温暖化に関して懐疑的な目を持たれている方も沢山いらっしゃると思いますが、
環境省のホームページで見れるこの内容を是非一度ご覧いただけたらと思います。

気候の安定化に向けて直ちに行動を!科学者からの国民への緊急メッセージ

 

省エネはなぜ必要なのか?

昨年12月3日に大阪南港ATCにある、エコプラザさんからのご依頼で、

手軽に省エネ ~光熱費をおさえる3つのヒント~
と題して、大阪市住まい情報センターさんにおいて、講演を行いました。

講演では、そもそも何故省エネが必要なのか?
何故省エネが、今叫ばれるようになったのか?

と、言った話から、我々が達成すべき省エネはどの程度なのか。
を知って貰い、そのために必要なことは何かと言うお話をしました。

手軽に省エネで登壇
お話をさせて頂いています。

まず、

「ここ最近で何故ここまで省エネが言われるようになってきたのか?」
ということですが、きっかけとなったのは、2011年に発生した東北の地震による
原子力発電所の停止が大きなターニングポイントとなりました。
原子力発電所自体の是非はともかく、原子力発電所が一斉に停止されたことにより、
日本の発電所においては、代替として火力発電が使われるようになりました。

火力発電は、石油などの燃料を燃やした熱の力を使って発電が行われる方式ですので、
燃料を燃やしたことによって発生する二酸化炭素の量が単純に多くなりました。

この、
「石油などの燃料を使う量が増えたこと」
と、
「二酸化炭素の発生量が日本において増えたこと」

の2つの大きな点から、

「もっとエネルギー(電気やガス、灯油など)を使う量を減らさなければならない」

と、言うことになりました。

では、何故石油の使う量が増えたり、二酸化炭素の発生量が増えるとと不味いのでしょうか?
この2つには別々の理由があります。


まずは、二酸化炭素の発生量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
2015年にパリでCOP21と言う国際会議が開かれました。
このCOP21と言うのは気候変動枠組条約、第21回締約国会議
と、言う日本語名称がついているのですが、

要は、
【世界の主要な国々が集まり、世界規模で起きている気候変動に
 対応するための枠組みを決めて、皆で約束事にしましょう。】

と、言う会議です。

そして、気候変動とは、簡単に言うと「地球温暖化」のことです。
現在のペースで温暖化が進むと、2080年から2100年の間には、
最大4.8℃も気温が上昇すると予想されています。

ここまで気温が上がることになると、人間の力では、
温度上昇を止められなくなると言われています。

ですので、そうならないように省エネをして、
地球温暖化の原因を作っているとされている、
二酸化炭素の量を減らしましょう。

この減らし方について、それぞれの国で、どのくらいの
程度づつ減らすべきかを話あったのが、COP21です。

「日本はどれだけ減らすことになったのかというと、
 2030年までに、2013年と比べて、26%削減する。」

と、言う事になったのです。

ですので、国としてはこの決められた目標を
クリアーするために、省エネを呼びかけているのが、
一つの大きな理由なのです。

そして、石油を使う量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
これは、当たり前なのですが、石油を使う量が増えると、
それだけ石油を買わなければならなくなるからです。

日本は石油をほぼ全て海外から輸入して、買ってくることで賄っています。
この額は、2015年で、約6.6兆円にも及びます。
また、電気エネルギーを発電するのに使用するのは、ガスなども使います。
ガスもまた輸入に頼っていて、約5兆円ほどとなっています。

海外へ流れていくだけのこのお金を、日本に留めておくことが出来れば、
我々にとってもメリットがあるのではないか。
と、言うことも一因です。
(ドイツは、2050年までにドイツ国内だけで終始が可能な、
 再生可能エネルギーでの発電を80%にする計画で、既に40%は
 自給可能となっていてます。
 日本は現在、たったの6%。このような国際的な流れも背景にあるかもしれません。)

これらの理由から、最近では国が主導して、省エネ化を
進めていくようになったのです。

こういう背景を前提として、省エネするためにはどのような方法があるかなどを
講演では、お話させて頂きました。

 

エネマネハウス2017の結果発表!

12月16日(土)グランフロントの広場にある、SHIP HALLという場所で、
エネマネハウス2017の結果発表及び表彰式が行われました!

4月頃からこのプロジェクトが始まり、諸先生方や学生さん、
それぞれのメーカーさんとの打合せを種々おこない、その集大成である
建物を建築し、その中で実際の生活を模して過ごしてみて、
最適に、快適に過ごすにはどうしたら良いかを話し合い、
自分たちのコンセプトや考えを如何に広く、多くの人に知ってもらうか。
世の中に広めるためにはどうしたら良いのかを模索しながら過ごした日々を終え、
遂にこの日を迎えることが出来ました。

午前中には、学生さん達が、実際に建てた建物の中で審査委員の方々の前で
最終プレゼンを行いました。

我々が考えたコンセプトは、「建物だけに終始せず、街にも良い影響を与えうる」
と、言うことを最後まで訴え続けてきました。

現代社会において希薄化されていると言える、街の中でのコミュニティを
リフォームを皮切りに復活させることが出来るのでは無いかという打ち出しを
我々のコンセプトといています。

エネルギーをマネージメントすることも勿論出来た上で、
エネルギーの最適化と同時に、家族や街としての住まいの最適化も提案出来ないかと
意欲的に提案させて頂きました。

質疑応答では、委員の方からとても厳しいご意見も頂いたようですが、
上手く回答することが出来たようでした。

そしていよいよ午後から結果の発表と表彰式。
結論から言うと、
このコンペで最も優れた提案に与えられる"最優秀賞"は京都大学でした。
京都の町家をリフォームすると言う提案で、町中に溶け込むための工夫などがなされ、
とても良い提案で、その点が評価されたようです。

そして、我々近畿大学はと言うと、

一般の人の得票数1位の「Peple's Choice Award」、
最もエネルギーマネージメントが優れていた賞として「エネルギー敢闘賞」
それに「優秀賞」
を加えた3冠を達成出来きました!(詳細はコチラ

学生さん達は、「最優秀賞が取りたかった」と悔しがっていましたが、
私にすればよく頑張ったもんだなと思いました。
審査員の方々に総じてもっとも評価されたのは、他の大学でしたが、
審査員の中には、我々の提案を絶賛して下さった方もいらっしゃました。
中でも、建築家の隈研吾さんが、最も評価して下さっていたと思います。

明るい家
実際に見学に来られた際も最も長く滞在されたそうです

明るい家
建築の歴史に絡めて評価頂きました。

「メタボリズムの実現」と言う言葉を使った、我々の建物への評価(メタボリズムの意味はコチラ)は、
「やっとこのコンペも、立体的になってきた!」と、お話された内容に通じると思います。

つまり、建物のコンペでもその建物だけに終止した提案でなく、
街や世の中を如何に良くするために、提案するか。
そう言った視点の提案がやっと出てきたと言う意味です。

本当に救われた思いのお言葉でした。

また、「エネルギー敢闘賞」においては、
私が担当させて頂いた設備機器改造の結果が大いに反映された結果です。
結果として、最も消費エネルギー量が少なく、最も発電量が多く、
そして、温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音と言う指標においても、
十分に快適だったと言うことです。この点においては、近畿大学が一番だったと
胸を張っても良いと思います。学生さんたちの苦闘が報われた結果だと思います。

そして、「Peple's Choice Award」は、我々の地の利が活かされたたことも
否めないとは思いますが、賞を受賞した感想で学生さんが言っていた、
「僕達の提案は十分に需要があると確信出来た」
と、言うのも事実だと思います。
実際にとある市の市長さんが来られ、
「この提案を是非ともウチの市で実現したい」
とおっしゃられていたそうです。

明るい家

明るい家

このように我々、近畿大学も含め、他の大学さんたちも
とてもユニークで面白い提案が沢山あった、エネマネハウス2017。
学生さん達にとっては、最先端の技術を知ったり、
実際の建物を建てる経験は、かけがえのないものになったのでは無いでしょうか。
また、私としてもとても良い勉強になりました。

この機会に、他の先生方やその他大勢の方々と知り合うことも出来、
本当に良い機会を頂けたと思っています!

先生方の間で話題になっていた、「デカスロン(世界大会)」への参戦。
今度は日本の国として、本気で考えても良いのかもしれません。
そして、そこで示された方法こそが、新たな日本の街づくりの
礎となるようになれば、より参加の意義が出てくるのではないでしょうか。

そういう意味でも、大会のための大会に終わらせず、如何にそれを実際の街づくりに
活かすことが出来るかも含めた、提案が出来ると良いと思われます。

 
 
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代表取締役 太田 周彰

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