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家づくり関係のお話

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新しいZEHロードマップが公開されました!今から家づくりをする人が知っておくべきことは?

ZEH(ゼッチと読み、ゼロエネルギー住宅の略)の普及に向けて、新たな国の方向性が発表されました!
今後、家づくりを計画されている方だけでなく、建売住宅の購入やリフォームを検討されている方にとっても参考にすべき内容です。
詳細をお知りになりたい場合は、以下を御覧下さい。(とはいえ、専門用語も多いので分かりづらいかもしれませんが。)
ZEHロードマップフォローアップ委員会 とりまとめ 平成30年5月

ここでは、今から家づくりをしようと考えている方や建売住宅の購入、リフォームを考えている方のために、
内容をかいつまんで、必要そうな部分だけご紹介致します。

・以前から決まっていること
 国は、2050年までに家での私生活において消費されるエネルギーを全体でゼロにしようとしている。
 そのため、2020年には標準(新築注文住宅)的な新築住宅において、2030年には新築住宅全体(戸建住宅や集合住宅も含む)で、ZEHが普通となるような施策を行っている。

・ZEHの現状
 2016年では、注文戸建住宅の内、1割以上の3.4万件がZEHである。

そこで、次のような内容が追加されました。

・今回新しく加わったこと
 ①今までは、建売住宅やマンションなどの集合住宅について、あいまいだった。
  →建売でも評価される基準を明確にしていこう!更に建売でもZEHを推進する事業者を評価する制度を作ろう!
   マンションもZEH化するが、別途検討していこう!

 ②さらに、今までのZEHよりももっと先進的なZEHが評価されるように、
  ZEH+(ゼッチプラス)という考え方が加わった
  →A.更に高断熱(ランクアップ外皮基準と言う)とする
   B.HEMSを導入する
   C.電気自動車に充電出来るような設備を導入する
  のA,B,Cのウチ、2つを採用すればよい

 ③大阪や東京などの土地が狭い場所でもZEHの考え方が普及するように、
  ZEH Oriented という考え方が加わった。
  →太陽光発電などの"再生可能エネルギー"を搭載しなくてもよくなった。

 ④これまで忘れさられていた、設計事務所もZEHプランナーと呼ぼう!

 ⑤既に存在している住宅のリフォームでのZEH化も普及させていこう!!

と、言うようなことが掲げられました。
それぞれの詳細なスケジュールは以下の表にありますが、
「建売住宅」や「集合住宅(マンションなど)」
でも、ZEH化を進めることが明記されたことによって、
2030年には、殆どの住宅がZEHとなる可能性が出てきました。

ですので、注文住宅を建てる場合だけでなく、これから建売住宅やマンションを
買おうと検討している方は、自身の家もZEHとなりそうかどうかの検討をしておくべき時期に
差し掛かっています。

<ZEHは得なのか??>
そこで、建売住宅やマンションを検討していこうとされている方も含めて、
供給先に確認すべき事項として、
「結局、ZEHって得なの??」
と、言うことが聞きたくなるはずです。

住まい手が直接享受出来そうなメリットは大きく2つ
(ただし、場合によっては享受出来ない場合もありますので、
 実際には、供給先に詳細を確認して下さい)
・省エネと太陽光発電等(再生可能エネルギー)設備導入による金銭的メリット
 これに関しては、どれだけ導入するのか?将来的な部分をどう予測するのか?
 によって大きく変わるので、実際にはそれぞれの建物で計算して貰う必要があります。

・断熱性が上がることによる健康的で快適な生活が出来るメリット
 ZEHでは最低限、外皮強化基準というものをクリアする必要があります。
 これは最低限クリアすべき基準ですが、断熱性能をそれ以上に上げると、室温が安定し、快適で健康的に暮らせるなどのメリットが考えられます。
 これも実際にどの程度の断熱性能にすれば、どんな室温が実現できるのかが変わってきます。
 こちらも建物毎に計算して貰う必要があります。

これら以外にも、メリットと捉えればメリットとなるような項目も存在します。
それぞれ、供給者の方に聞いてみて下さい!

<ZEH+で追加するHEMSの将来像について>
今回、ZEH+と言う新たな考え方では、HEMSを導入することも
要件の1つとして挙げられるようになりました。

これは、将来的にデマンドレスポンス(DR)やバーチャルパワープラント(VPP)を見据えてのことのようです。
このデマンドレスポンスとは、例えば電気の安い時間帯にお湯を沸かすように自動制御で動いてくれるようなシステムのことです。
バーチャルパワープラントとは、太陽光発電などの発電量を実際の発電所のように、調整したり、不足するところへ送ったりするようなシステムのことです。
将来的にこのようなことが可能となった場合に備えて、事前にHEMSを導入しておきましょうということです。
こちらに関しては、ZEH+としなくて太陽光発電を導入するなら一緒に導入しておいても良さそうに思います!

新ZEHロードマップ
新しいZEHの普及予定表

是非、ZEHにするかどうかを一度検討してみて下さい!

 

一般社団法人 ZEH推進協議会について

2020年についに家を「断熱すること」が義務化されます。
今まで、義務で無かったことが信じられませんが、やっと義務となります。

今回の断熱の義務化は主に、「省エネルギー」という観点から義務化されるもので、
住宅を断熱することによって、使用される暖房や冷房の電気やガスの量を減らそうというものです。
(そもそも、何故省エネルギーが必要なのかを知りたい方はコチラ
※ただし、健康と言う側面から考えると義務の範囲の断熱化は、まだまだ大したことはありません!!

そして、この流れと同時に国では「ZEH(ゼロエネルギー住宅)を普及させよう!」
と、言う動きがあります。

これにも、「2020年までに標準的な新築住宅をZEH」にしよう!
さらに、「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す!」
と言う、目標を掲げています。
(参考:経済産業省「エネルギー基本計画」平成26年4月のP34に記載あり)

この「標準的な新築住宅」とは何か。「新築住宅の平均」とは何か。
等などを具体的に決めるために発足したのが、「ZEHロードマップ検討委員会」です。
この中で、「標準的な新築住宅」とは、
「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上をZEHにすることを目指す」
と、されています。

当然、ハウスメーカー"等゛と記載されていますが、中小工務店もこれらを目指すべきです。
そのためにこの目標を着実に進めるために2017年の6月に立ち上げられたのが、
「ZEHロードマップフォローアップ委員会」
と、いうものです。
ここで取りまとめられた内容を公表したものが、
ZEHロードマップフォローアップ委員会 とりまとめ(案)」平成30年3月
です。この中には、建売住宅でもZEHを目指しましょう。と言った内容もあり、
非常に詳細にとりまとめがなされています。
(平成30年5月29日(火) 東京住まいるホールにて、
 新・ZEHロードマップシンポジウムが開催されます。)

こうした、大きな流れのなかで中小工務店向けに、
ZEHの普及を促すための活動を行う団体として発足されたのが、
「ZEH推進協議会」
です。

ZEH推進協議会ロゴ
ALL JAPANで日本の家を変える!!

このZEH推進協議会の代表理事である小山さんは、
普段は「エコワークス」と言う九州の有名な工務店さんの社長さんです。
以前から住宅の省エネルギー化に対して、大変熱心に活動されてきました。
そんな熱心な活動が高じて、今回の協議会の始動に至ったそうです。

そんな、小山さんが先日わざわざ大阪の私のところまで足を運んでくださいました。
色々なお話をさせて頂いたのですが、なぜこのような活動に至ったのかのお話を聞かせて頂き、
大変、感銘を受けました!!(感動を覚えました!!)

「本来、私の工務店は国産の木を利用して、なるべく接着剤を利用しない建物を建てる工務店で、
 省エネとは少し遠い側の工務店でした」

と、気さくに語って下さいました。

「だけど、地球が瀕している地球温暖化の深刻な状況を知ったことがきっかけで、今に至っています」
(事態の深刻さを知りたい方は、コチラ「気候の安定化に向けて直ちに行動を! 科学者からの国民への緊急メッセージ 」)

とのこと。
とても素晴らしい崇高な志だなぁと、
自社の利益だけでなく、全体の最適は何かを考えることが出来る
なかなかいないタイプの方だと私は感じました。

このような熱い思いを持った小山さんが、世の中にZEHを普及させるべく、
一般社団法人 ZEH推進協議会
を立ち上げられました。
(目標に違わず、会費もかなり低く抑えられていています。
 実際の工務店経営者である小山さんが、ZEHに取り組むにあたって、
 必要なことは何かを具体的に教えて下さいます。
 ご興味のある工務店さんは是非、入会のご検討を!)

そして、有り難いことにそんな熱い思いを私に語りかけて下さっただけでなく、
「一緒に協力して欲しい」
と言うお言葉も頂きました。
私も
「是非、協力させて下さい!」
と、言うことでお話させて頂きました。

これから、家を建てることを検討中の方は、
是非、ZEH(ゼロエネルギー住宅)も選択肢の1つとして、
検討してみて下さい!

詳細をお知りになりたい方は、一般方、工務店さんでも
是非お問い合わせ下さい!!(お問い合わせはコチラまで)

 

近畿大学にて健康省エネシンポジウムが開催されます

3月1日、近畿大学にて以下のシンポジウムが開催されます。

2018年の1月。我々が4年に渡って調査協力してきたスマートウェルネス住宅等推進調査事業によって、
様々なことが分かってきたと言う報告がなされました。

屋内を適切な室温に保つことは、具体的にどの程度の血圧を下げることが出来るのか?
また、屋内と言っても、リビングだけを温めるのと、リビングや寝室、脱衣室まで温めるのとでは、
どのように違いが生じるのか?

詳細な調査を通して、様々なことが明らかにされつつあります。
今回のシンポジウムでは、このスマートウェルネス住宅等推進調査事業で調査や分析の責任者である、
慶応大学の伊香賀先生が、調査で分かった最新の事実についてお話下さいます。

また今回は特別なゲストとして、ベトナム政府関係者としてベトナム建設省の方が来日され、
蒸暑地域と呼ばれる、東南アジアや沖縄のような暑い地域での住宅の省エネに関する取り組みについても
お話されます。

更に、近畿大学の岩前先生はこのような蒸暑地域においての調査研究についての
お話をされる予定となっています。

以下、開催概要です

『東南アジア蒸暑地域型 健康・省エネ住宅シンポジウム』
~スマートウェルネス住宅等推進事業調査に基づく今後の蒸暑地域住宅の在り方~

経済発展の著しい東南アジアの諸都市では、エネルギー消費も急速に増加しており、
我が国ならびに欧米各国の省エネ努力が地球全体では功を奏しない状況が早晩、予想される。
また、感染症による健康被害ならびに蒸暑気候による知的生産性の障害は徐々に減少しているとはいえ、
現在でも相当大きな課題となっている。

わが国では、スマートウェルネス住宅等推進調査事業(SWH調査)により、屋内の温度環境を
適正に保つことで居住者の健康が維持増進するという可能性を検証している。
この経験は、蒸暑地域における、健康で省エネ性の高い住宅の在り方への提案にも活用できる。
同時に東南アジアへの展開は、沖縄に代表される日本国内の蒸暑地域でのカビやダニに
起因するアレルゲンに対応した住宅の普及啓発を加速するといった効果も期待できる。

今回、21世紀の経済発展の雄であるベトナムから政府関係者ならびに建築研究の専門家を招き、
世界的に貴重なSWH調査の現状、課題、解決の方針、ならびに健康で省エネ性能の高い住宅の普及促進について、
様々な角度から議論する機会を狙い、本シンポジウムを企画した。
東南アジア全体の住宅の健康化・省エネ化がこのシンポジウムから始まることを期待している。

【主催】 一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議

【後援】(公社)日本医師会(公社)日本歯科医師会(公社)日本薬剤師会(公社)日本建築士会連合会
    NPO法人 日本主婦連合会/日本生活協同組合連合会

<プログラム>

13:00 開会の挨拶 近畿大学 副学長 村岡 修 氏
13:05 主催者挨拶 (一社) 健康・省エネ住宅を推進する国民会議 理事長 上原 裕之 氏
13:10 来賓挨拶(メッセージ) 内閣総理大臣補佐官 和泉 洋人 氏
13:15 基調講演1)「健康と環境」 首都大学東京 名誉教授 星 旦二 氏
13:45 2)「ベトナムにおける住宅の環境・省エネの取り組み」
ベトナム建設省建築技術研究所副所長
Dr. Nguyen Hong HAI(グエン ホン ハイ)氏
ベトナム建設省建築技術研究所環境・省エネルギー部次長
Mr. Nguyen Son LAM (グエン ソン ラム)氏
ベトナム建設省(予定)

14:50 休憩

15:05 講演
1)「SWH調査の概要と成果」
慶應義塾大学理工学部 主任教授 伊香賀 俊治 氏
2)「蒸暑地域における住宅屋内環境とエネルギー問題」
近畿大学建築学部 教授 岩前 篤 氏

15:35 パネルディスカッション
「高温多湿の気候の健康に貢献する住宅と住まい方について」
パネリスト(順不同)
ベトナム建設省建築技術研究所 副所長 Dr. Nguyen Hong HAI 氏
ベトナム建設省建築技術研究所 環境・省エネルギー部 次長 Mr. Nguyen Son LAM 氏
首都大学東京 名誉教授 星 旦二 氏
慶應義塾大学理工学部 主任教授 伊香賀 俊治 氏
近畿大学 建築学部 教授 岩前 篤 氏

コーディネーター
(一社) 健康・省エネ住宅を推進する国民会議 理事長 上原 裕之 氏

16:40 閉会の挨拶 近畿大学医学部奈良病院 皮膚科 診療部長、教授 山田 秀和 氏

近畿大学 健康省エネシンポジウム
申込みは上記から

 

キッチンの換気扇(レンジフード)が寒い!対処法がありました。

この季節になると、「キッチンの換気扇(レンジフードと言います)が寒い!!」
と感じる方も多いのでは無いでしょうか?

特に、高気密な住宅においては、気密性が高い故に、
通常のキッチンの換気扇(レンジフード)を使用すると、
屋内が空気が薄くなり(これを負圧になると言います。)、
思いもよらず、ドアが『バタン!!』と閉まったりすることがあります。

これは、キッチンの換気扇(レンジフード)の換気できる能力が、
通常、24時間換気扇として利用している屋内換気扇の能力よりも遥かに大きいことに起因します。

ですので、これを避けるためには高気密住宅のキッチンの換気扇(レンジフード)では、
"同時給排"と言うタイプのレンジフードを使用することが一般的です。

同時給排というタイプは、料理する際に出てくる排気を屋外に捨てると同時に、
同じだけの空気が、その場に入ってくるように、レンジフードの内部のパイプが通常1本のところを
2本にした構造のものとなっています。(下図の青い矢印が通常には無いもの)

料理によって出た、赤い空気を排熱すると共に、
無くなった空気を補うように、青色の空気が入ってくることで、
家の中の空気が薄くなる(負圧になる)のを防ぐことが出来ます。

同時給排
同時給排のレンジフード。

これと同時に、同時給排にはもう一つのメリットがあります。
もし、キッチンの中で循環するこの青色の空気が無ければ、
捨てられた空気の分を補うために、他の部屋から空気が流れ込むことになります。

他の部屋はキッチンに流れてい行った空気の分、外部から空気を取り入れようとします。
そうなると、24時間換気の種類によっては、外部から冷たい空気が入ってくることになります。

これでは、折角断熱していてもその効果が薄くなってしまいます。

つまり、同時給排にすることによって、屋内全体を暖かく保つことも出来るのです。
(※暖房効率が16%も変わると言う話もあります。)

が、しかし・・・・

お気づきかもしれませんが、これでは依然として、

キッチンは寒い・・・・

のです。

ですので、家全体は比較的状態は良くなっても、料理をする人にとっては、
あまり、有難く無いのです。

そこで、何か良いものは無いかと探していると。

見つけました!

富士工業さんというところ(殆どのレンジフードはこの富士工業さんが作ったものです)が、
"屋内循環フード"と、いうものを出されていました!
(IHコンロのみですが。)

屋内循環フード
屋内循環フードの仕組み(※富士工業さんのHPより)

上図のように、仕組みとしては
《IHコンロから上がってくる油煙を外に捨てるのではなくで、フィルターで濾過して、屋内に戻す。》

と、いう仕組みです。

フィルターが「油吸着・脱煙・脱臭・エアフィルター」の4層構造になっているので、かなり綺麗な空気として、
戻すことが可能なようです。

「夏などで、熱い熱はどうするのか?」

と、いう疑問も湧いてきますが、

"補助換気機能"

と、いう機能が付いているタイプがあるようで、
家の中に熱を戻すと、暑くなりすぎる場合は、排気を選ぶことも可能なようです。
長時間煮炊きをする場合も同様のようです。

フィルターの交換目安は、

油吸着フィルターで約12年
他のフィルターで約3年
(※富士工業さんのHP「使用上の注意」より)

のようですので、これを手間と考えるのかどうかで
その価値は変わりそうです。

冬場のキッチンの寒さを緩和する方法として、
採用を検討してみても良いのかもしれません。

 

DIYのカリスマ 久米まり さん(DIYer)登場!

一般社団法人、大阪府みどり公社の大阪府地球温暖化防止活動推進センターさんからのご依頼で、
1月25日に『知って得する!窓と省エネの深~い関係』と題して、セミナー講演会及びトークセッションが
開催されました!

私は一番バッターとして、「住まいの省エネと健康を考える」と題して、
お話をさせていただきましたが、その後のトークセッションにおいても、
ファシリテーターを務めさせて頂きました。

久米まり
クロストークセッションの様子。

ここで、特別ゲストとして参加されたのが、
DIYerとして、テレビなどでも見かけることのある、久米まりさん。

DIYerとは、DIYを実践する人のことなのですが、
久米まりさんは素人ながらも、そのDIYで実践されたご自宅の改装がとてもオシャレで、
それをブログで発信されていたことから、テレビなどで取り上げられるようになったそうです。

→こちらが久米まりさんのブログ「SMILE HAPPY SWEET HOME」です。
 実践されたDIYの内容がとても詳しく載っていて、とても参考になります。

今回のトークセッションでは、久米まりさんが一般の消費者として、
「家で省エネを実践するためには、どうすれば良いか?」
と、言った視点から、色々ご質問頂く内容にそれぞれの専門家が
応えていくと言う形式でした。

面白いご質問を沢山頂いたのですが、中でも
「断熱をする場合、どこまで素人で出来るのでしょうか?」
と、言う質問。

今回のイベントでは、樹脂窓会社のYKK APさんや、窓に貼るフィルムを販売するニトムズさんも
参加されていて、それぞれの意見をお話されました。

久米まりさんが流石だなと思ったのは、
「自分で木製枠とポリカ(ポリカーボネード)で作った内窓はダメですか?」
と、言う具体的な質問をされた時。

『お~、確かにそれも良い!』

と、個人的には思ったのですが、他の方々も同様に思われたそうで、

「強弱をつけることが重要だと思います。例えば、窓毎にDIYで作った内窓を
 入れたり、既にある製品を利用したりと、使い分けを行えば良い」

と、言うご意見もありました。

DIYでどこまで作り込むのか。
と、言った点が肝心なのかなと思いますが、
確かにYKK APさんなどが出す内窓は、やはりある程度の気密(隙間を無くすこと)を
担保することも可能です。(それでも、新設の窓ほどの気密では無いですが。)

ですので、寒さが気になりそうな大きな窓の部分や、
お風呂場などの窓については、やはり既製の製品を利用することが
良いかもしれません。

更にご質問は続き、
「お風呂が寒いのですが、お風呂も断熱した方が良いですか?
 今のお風呂、タイルとかメチャクチャかわいいのですが」

『なるほど、そういう観点か。』
と、妙に納得。

確かに、昔よくあったようなタイル張りのお風呂では、
タイルに柄がついていて、可愛らしくなっているものもあります。
何でも新しくすれば良いと言うものでも無いのだなと、改めて感心しながらも、
このご質問に

「思い入れというのは変えがたい。どこにウェイトを置くかで、
 断熱するかどうか変わるのでは?」

と、言うご意見。

風呂場のヒートショックの問題を少なくしようと活動している私からすると、
なかなか天秤に掛けがたいご質問ですが、
本当であればそこに特別な思い入れが無ければ、
やはり浴室は寒さで凍えるような状態は変える方が将来的にも良いのかなと、
感じながらもこれらのご意見を聞いていました。

更に、

「床も断熱したいのですが、自分で断熱出来ますか?」

と、ここは私が応える番かなと思い。

「断熱は出来ると思いますが、その後、換気が出来るようにしましょう。」

と、何故換気が必要なのか、断熱すると今までとは何が変わるのかを
お話させて頂きました。

実際、久米まりさんはご自身がDIYで家を作り変えることを
とても楽しんでいるようで、

【省エネのためにも断熱が必要】なことを自身で受け止めて、
そのためには自分が何が出来るのかを積極的に聞いてこられ、
今回のセミナーに参加された皆様にとっても、とても意義のある
トークセッションだったのでは無いかと感じました。

また、今回の話を元に実践された内容が、
久米まりさんのブログにもアップされるかもしれません。
このように少しづつでも実践する人が増えることで、
省エネや温かく健康的な住宅が増えていくのだと、
感じることが出来ました。

実際、これから建てられる住宅を省エネ(ゼロ・エネルギー)にしていくだけでは、
地球温暖化をとめるための日本が国際的に宣言した目標には到底届きません。
既存の住宅、既に住んでいる住宅も合わせて省エネしていくことが重要です。

まだ、地球温暖化に関して懐疑的な目を持たれている方も沢山いらっしゃると思いますが、
環境省のホームページで見れるこの内容を是非一度ご覧いただけたらと思います。

気候の安定化に向けて直ちに行動を!科学者からの国民への緊急メッセージ

 

省エネはなぜ必要なのか?

昨年12月3日に大阪南港ATCにある、エコプラザさんからのご依頼で、

手軽に省エネ ~光熱費をおさえる3つのヒント~
と題して、大阪市住まい情報センターさんにおいて、講演を行いました。

講演では、そもそも何故省エネが必要なのか?
何故省エネが、今叫ばれるようになったのか?

と、言った話から、我々が達成すべき省エネはどの程度なのか。
を知って貰い、そのために必要なことは何かと言うお話をしました。

手軽に省エネで登壇
お話をさせて頂いています。

まず、

「ここ最近で何故ここまで省エネが言われるようになってきたのか?」
ということですが、きっかけとなったのは、2011年に発生した東北の地震による
原子力発電所の停止が大きなターニングポイントとなりました。
原子力発電所自体の是非はともかく、原子力発電所が一斉に停止されたことにより、
日本の発電所においては、代替として火力発電が使われるようになりました。

火力発電は、石油などの燃料を燃やした熱の力を使って発電が行われる方式ですので、
燃料を燃やしたことによって発生する二酸化炭素の量が単純に多くなりました。

この、
「石油などの燃料を使う量が増えたこと」
と、
「二酸化炭素の発生量が日本において増えたこと」

の2つの大きな点から、

「もっとエネルギー(電気やガス、灯油など)を使う量を減らさなければならない」

と、言うことになりました。

では、何故石油の使う量が増えたり、二酸化炭素の発生量が増えるとと不味いのでしょうか?
この2つには別々の理由があります。


まずは、二酸化炭素の発生量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
2015年にパリでCOP21と言う国際会議が開かれました。
このCOP21と言うのは気候変動枠組条約、第21回締約国会議
と、言う日本語名称がついているのですが、

要は、
【世界の主要な国々が集まり、世界規模で起きている気候変動に
 対応するための枠組みを決めて、皆で約束事にしましょう。】

と、言う会議です。

そして、気候変動とは、簡単に言うと「地球温暖化」のことです。
現在のペースで温暖化が進むと、2080年から2100年の間には、
最大4.8℃も気温が上昇すると予想されています。

ここまで気温が上がることになると、人間の力では、
温度上昇を止められなくなると言われています。

ですので、そうならないように省エネをして、
地球温暖化の原因を作っているとされている、
二酸化炭素の量を減らしましょう。

この減らし方について、それぞれの国で、どのくらいの
程度づつ減らすべきかを話あったのが、COP21です。

「日本はどれだけ減らすことになったのかというと、
 2030年までに、2013年と比べて、26%削減する。」

と、言う事になったのです。

ですので、国としてはこの決められた目標を
クリアーするために、省エネを呼びかけているのが、
一つの大きな理由なのです。

そして、石油を使う量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
これは、当たり前なのですが、石油を使う量が増えると、
それだけ石油を買わなければならなくなるからです。

日本は石油をほぼ全て海外から輸入して、買ってくることで賄っています。
この額は、2015年で、約6.6兆円にも及びます。
また、電気エネルギーを発電するのに使用するのは、ガスなども使います。
ガスもまた輸入に頼っていて、約5兆円ほどとなっています。

海外へ流れていくだけのこのお金を、日本に留めておくことが出来れば、
我々にとってもメリットがあるのではないか。
と、言うことも一因です。
(ドイツは、2050年までにドイツ国内だけで終始が可能な、
 再生可能エネルギーでの発電を80%にする計画で、既に40%は
 自給可能となっていてます。
 日本は現在、たったの6%。このような国際的な流れも背景にあるかもしれません。)

これらの理由から、最近では国が主導して、省エネ化を
進めていくようになったのです。

こういう背景を前提として、省エネするためにはどのような方法があるかなどを
講演では、お話させて頂きました。

 

エネマネハウス2017の結果発表!

12月16日(土)グランフロントの広場にある、SHIP HALLという場所で、
エネマネハウス2017の結果発表及び表彰式が行われました!

4月頃からこのプロジェクトが始まり、諸先生方や学生さん、
それぞれのメーカーさんとの打合せを種々おこない、その集大成である
建物を建築し、その中で実際の生活を模して過ごしてみて、
最適に、快適に過ごすにはどうしたら良いかを話し合い、
自分たちのコンセプトや考えを如何に広く、多くの人に知ってもらうか。
世の中に広めるためにはどうしたら良いのかを模索しながら過ごした日々を終え、
遂にこの日を迎えることが出来ました。

午前中には、学生さん達が、実際に建てた建物の中で審査委員の方々の前で
最終プレゼンを行いました。

我々が考えたコンセプトは、「建物だけに終始せず、街にも良い影響を与えうる」
と、言うことを最後まで訴え続けてきました。

現代社会において希薄化されていると言える、街の中でのコミュニティを
リフォームを皮切りに復活させることが出来るのでは無いかという打ち出しを
我々のコンセプトといています。

エネルギーをマネージメントすることも勿論出来た上で、
エネルギーの最適化と同時に、家族や街としての住まいの最適化も提案出来ないかと
意欲的に提案させて頂きました。

質疑応答では、委員の方からとても厳しいご意見も頂いたようですが、
上手く回答することが出来たようでした。

そしていよいよ午後から結果の発表と表彰式。
結論から言うと、
このコンペで最も優れた提案に与えられる"最優秀賞"は京都大学でした。
京都の町家をリフォームすると言う提案で、町中に溶け込むための工夫などがなされ、
とても良い提案で、その点が評価されたようです。

そして、我々近畿大学はと言うと、

一般の人の得票数1位の「Peple's Choice Award」、
最もエネルギーマネージメントが優れていた賞として「エネルギー敢闘賞」
それに「優秀賞」
を加えた3冠を達成出来きました!(詳細はコチラ

学生さん達は、「最優秀賞が取りたかった」と悔しがっていましたが、
私にすればよく頑張ったもんだなと思いました。
審査員の方々に総じてもっとも評価されたのは、他の大学でしたが、
審査員の中には、我々の提案を絶賛して下さった方もいらっしゃました。
中でも、建築家の隈研吾さんが、最も評価して下さっていたと思います。

明るい家
実際に見学に来られた際も最も長く滞在されたそうです

明るい家
建築の歴史に絡めて評価頂きました。

「メタボリズムの実現」と言う言葉を使った、我々の建物への評価(メタボリズムの意味はコチラ)は、
「やっとこのコンペも、立体的になってきた!」と、お話された内容に通じると思います。

つまり、建物のコンペでもその建物だけに終止した提案でなく、
街や世の中を如何に良くするために、提案するか。
そう言った視点の提案がやっと出てきたと言う意味です。

本当に救われた思いのお言葉でした。

また、「エネルギー敢闘賞」においては、
私が担当させて頂いた設備機器改造の結果が大いに反映された結果です。
結果として、最も消費エネルギー量が少なく、最も発電量が多く、
そして、温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音と言う指標においても、
十分に快適だったと言うことです。この点においては、近畿大学が一番だったと
胸を張っても良いと思います。学生さんたちの苦闘が報われた結果だと思います。

そして、「Peple's Choice Award」は、我々の地の利が活かされたたことも
否めないとは思いますが、賞を受賞した感想で学生さんが言っていた、
「僕達の提案は十分に需要があると確信出来た」
と、言うのも事実だと思います。
実際にとある市の市長さんが来られ、
「この提案を是非ともウチの市で実現したい」
とおっしゃられていたそうです。

明るい家

明るい家

このように我々、近畿大学も含め、他の大学さんたちも
とてもユニークで面白い提案が沢山あった、エネマネハウス2017。
学生さん達にとっては、最先端の技術を知ったり、
実際の建物を建てる経験は、かけがえのないものになったのでは無いでしょうか。
また、私としてもとても良い勉強になりました。

この機会に、他の先生方やその他大勢の方々と知り合うことも出来、
本当に良い機会を頂けたと思っています!

先生方の間で話題になっていた、「デカスロン(世界大会)」への参戦。
今度は日本の国として、本気で考えても良いのかもしれません。
そして、そこで示された方法こそが、新たな日本の街づくりの
礎となるようになれば、より参加の意義が出てくるのではないでしょうか。

そういう意味でも、大会のための大会に終わらせず、如何にそれを実際の街づくりに
活かすことが出来るかも含めた、提案が出来ると良いと思われます。

 

エネマネハウス2017のモデルハウスが一般公開されます!【2週間限定】

2017年12月2日(土)から17日(日)の午後2時までの期間で、
5大学で争われた、エネマネハウス2017と言うコンペのモデルハウスが一般公開されます。

エネマネハウス2017とは、大学生が中心となって、住宅内のエネルギーを
マネージメントする住宅という意味で、省エネや創エネ(太陽光発電などでエネルギーを作り出すこと)、
蓄エネ(エネルギーを必要に応じて貯めて、時間をずらして利用すること)を
上手く組み合わせて、なるべく少ないエネルギーでより快適に過ごせる家を
実現しようと言う趣旨の住宅を提案するコンペ形式の大会です。

大会は、2014年、2015年に続き、3回目です。
最初の書類審査をパスした大学のみが、
大阪のうめきた(北ヤード第2地区)で、実際にモデルハウスを建築し、
事前に消費エネルギー量が実際にどれだけあるのかを実測して、
競い合います。

更に、その後、モデルハウスが一般公開され、
一般見学者の投票なども行われます。
(投票期間は、12月2日(土)~15日(金)まで)

最終的に審査員の審査が加わって、省エネ性能だけでなく、
実現可能性や普及可能性、コミュニティ・コンセプト・アイデア、
技術や啓発活動などを加味して、優勝校が決まると言う仕組みです。

私は、近畿大学チームの一員として、設備計画(エアコンや換気扇、給湯などの計画)の
教員側の責任者として携わらせて頂き、屋内の温熱環境に関しても
メインの設計の先生と一緒に計画に携わらせて頂きました。

予選の資料づくりから、学生たちと一緒にどんな計画にすべきか、
どんな設備を取り入れるべきかを話し合い、
結果的に、ほとんどすべての設備は、メーカーさんに無理をお願いして、
改造品とさせて頂きました。
(ダイキンさん、マーベックスさん、オムロンさん、パナソニックさん、大阪ガスさん
 日本板硝子さん、エクセルシャノンさん、YKK APさん、旭グラスファイバーさん、
 旭化成建材さん、カネカさん、中島硝子さん、サンワテクノスさん、Armacellさん
 本当に有難うございました。)

計画に関しても、今までには無かったような、
リノベーションの提案となっています。

テーマは、昭和40年台の住宅で、子供が成長して巣立ち、
夫婦にだけで過ごしている家庭の、リノベーションです。
実際に住まうスペースと、ルームガーデンと名付けられた、
新たな概念のスペースとに切り分けられ、
地域とのコミュニティ形成にも配慮した提案となっています。

予選を通過した大学は以下です。
近畿大学、京都大学、武庫川女子大学
早稲田・芝浦工大連合、首都大学東京

以上の6大学5チームで実際にモデルハウスを建築しました。
https://www.enemanehouse.jp/college/kindai/report/03.html
(完成の記念撮影の写真)

事前に行われた、消費エネルギー量と快適性(温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音)を
計測して、如何に少ない消費エネルギー量で快適性を実現するのかの実測では、
学生さんたちの努力が実り、我々近畿大学は、総消費エネルギー量では、
最も少なく、温度や湿度の快適指標でも、かなりいい数値を出すことに成功しました。

そして、いよいよ本日2日から一般公開がスタート!
私も初めて他の大学の建物を見学させて頂きました!
どれも面白いアイデアが一杯で、とてもワクワクします^^)

京都大学の町家では、いつもお世話になっている京大の先生や、
設計者の豊田さん(こちらもお世話になっている)などともお話が出来、
そのコンセプトなどを聞いて、とても勉強になりました。

明るい家
にぎわう内部

実際のイベント概要はこちらです。
https://www.enemanehouse.jp/event/index.html

ご興味のある方は、是非ご参加下さい!

 

インフルエンザを室温の調整で予防するためのシンポジウム

インフルエンザを室温の調整で予防することは、海外では割りと当たり前の対策とされています。
日本においても、この室温調整の大切さを知ってもらうためのシンポジウムが四條畷市にて開催され、私もスピーカーとして登壇させて頂きました。

日本ではインフルエンザの予防と言えば、手洗いうがいをすることや、マスクをすること、予防注射などが有名ですが、
部屋の室温を暖かくしておきましょうと言うのはあまり一般的ではありません。
しかし、海外に目を向けてみると室温を暖かく、また湿度を適切に保つことで、
予防を行うと言ったことも推奨されているそうです。

今回、四條畷市で開催されたシンポジウムでは、そのような現状を地域の方に知ってもらうために、
「子供たちをインフルエンザから守るために親や地域ができること」と題して、
東邦大学看護学部の福島富士子教授が基調講演をされました。

福島先生は、地域におけるかかわりの中で子供やその親達を如何に支えていくべきかと言った研究をされていて、
少子化対策の政策提言もされていらっしゃいます。
その豊富な研究結果を用いて、今回、
家族住まいるHandBook ウィルスと菌のお話
と、言う本を執筆され、その内容について更に詳しく解説して頂きました。

この本には、
手洗いの仕方から、肌のトラブルについての話や、
腸内フローラの大切さと言ったお話に加えて、
あたたかな家が同様に大切であることが書かれています。

更に「ソーシャル・キャピタル」と言って、社会全体の人間関係の豊かさを
表現する言葉を使われて、この大切さを書かれています。

ソーシャル・キャピタルの基本となるものは、親と子の愛着形成であり、
これを支えにして、ソーシャル・キャピタルが醸成されていく。
地域の人間関係の作りやすさにも繋がる

と、福島先生は仰られていて、健康や住まいと言った観点を
その人自身の生活の在り方と、人と人との関係性の在り方と言った、
2つの視点から見て、改めて何が大切なのかを説明して下さいました。

そして基調講演の2番めに私が登壇させて頂きました。
私は「住環境と健康との関係」と題して、我々が調査してきて
分かってきた内容に関して、講演をさせて頂きました。

そして、今度は住環境を適切な室温に保つことで、
インフルエンザを予防できると言う、海外での知見を、
日本においても証明出来ないかと言う事で、お話をさせて頂きました。

明るい家
一番左にいるのが私です

その後に開催されたパネルディスカッションでは、
四條畷市の東市長さん(全国で最年少の市長さんだそうです)、
それから地域を代表して、緑風台区長さん、四條畷市の老人クラブ連合会の副会長さん、田原小学校PTAの副会長さんにも
登壇して頂き、感じている問題点などについて、お話頂きました。

地域で話をしている実際のママの意見としてのお話として、
インフルエンザの予防に関して、実際にあたたかい家が良いと言うことが、
具体的にママの間で話がされるようになれば、もっと広がっていくのではないか。
と言った話や、

地域のコミュニティを如何に良くしていくかと言ったことが、
より予防法の伝染には良いのではないか。
と言ったお話があり、
私も聞いていて、その具体性にハッとさせられました。

近いうちに、この日本においてもその大切さが認識されていくようになると思います。
温度を適切に保つことの重要性は、これら意外にも沢山あり、
今はそれを一つ一つ真剣に捉えていくためのステップだと思えば、
逆に時間が掛かることでその重要性も浸透していくのではないかと、
私個人は思っています。

 

設計士さん向けのセミナーでお話致しました

とあるメーカーさんからのご依頼で、私が現在、非常勤講師としてお世話になっている、
近畿大学さんの講堂にて、普段仕事でプランナー、設計士さんをされている方々向けのセミナーにて、
お話をさせて頂きました。

会場には沢山の建築士さん、プランナーさん達が集まって頂き、
岡山の方から来られている方もいらっしゃいました。

今回のセミナーでは、省エネ住宅をテーマに近畿大学建築学部長である、
岩前教授がファシリテーターと言う立場で、セミナーを進行していき、
私はその中の第1部設計編と言うパートのお話をさせて頂きました。

岩前教授
このセミナーの趣旨について、全体感をお話されました

まず、岩前先生のお話では、
「快適」な住いを語る時、それは「満足感」を示している場合が多く、
個人が感じる「快適」には様々な種類があり、必ずしも「こうでないといけない」
と、言う事は無い反面、

「快適」というものは、「健康」とは一致しない場合も多く、
そこを混同しているフシがあるのは如何なものか。

と、言った趣旨のお話がありました。

そして、健康を維持することこそが、現在の社会問題である、
医療費や介護費負担の増大を緩和するための最も望ましい解決手段であり、
そのための家を考えることが重要であると言う、とても示唆に富んだお話をされ、
省エネと言う視点だけでなく、健康への配慮と言った視点からも家づくりを考えるべき
と、言ったお話の後に私へとバトンが渡されました。

設計セミナー
設計士さんたちを前にお話させて頂きました!

そして、私の方からは「省エネ」を実践するための実際の業務に
沿ったお話をさせて頂きました。

同じ、設計士さんと言っても様々な立場で仕事をされています。
ですので、どんな方がいらっしゃってもある程度、話を聞いて良かったと
思ってもらえるように、基本的なお話から、最先端のお話までを散りばめて、
お話をさせて頂きました。

省エネには2つの大きな軸があり、そのどちらもバランスよく設計に活かすべきこと。
また、実現した省エネを可視化するためには、どんな方法があるのかとか、
実際に可視化して比べる方法、などと言ったお話。

そして、これから約30年先の未来に向けて予定されている省エネの話。
などをさせて頂きました!!

今回、公聴頂いた方の中には近畿大学で実際に教えておられる准教授の先生まで
いらっしゃっていて、大変光栄でした!

後日、この准教授の先生とジックリとお話をする機会があり、
今後、もっと密に連絡をとりあって、近畿大学での授業を盛り上げて行きましょうと
意気投合し、良い連携体制ができそうです。

私のお話の後は、石川組と言う香川県の工務店さんの石川社長による、
施工編のお話でした。

経験に富んだ面白いお話で、
「デザイン住宅」
の危うさについてのお話は、実際のご経験を元にしたお話で、
とても聞いていていためになるお話でした。

そして、それらの経験を踏まえて、
今後の住宅をどうするべきかと考えた結果、
やはり省エネ性能を兼ね備えた、快適で健康的な住宅が
一番良いと言う結論にたどり着いたそうです。

また、もう一つ印象的だったお話の中に、
リフォームの依頼があって、
「明らかに寒い」と感じるようなご自宅のお客様の家を訪ねた時、
その家の方は、まるで寒くないかのようにお話をされるのだが、
やはりあれでは健康には良くないだろうと感じ、アドバイスをしたのだが、
全く聞く耳を持ってもらえなかったと言うお話を聞いた時、
最初の岩前先生の話をリンクし、

「快適は、健康とは一致しない」

とは、まさにこの事なのだろうと改めて実感。

岩前先生が例えていた、
「タバコは快感(快適)に感じるが、健康ではない」

と、言うのがまさにこの事なのだと認識。

私自身も面白いお話が沢山聞けて、とても充実したセミナーでした!!

 
 
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代表取締役 太田 周彰

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