家づくり関係のお話

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スマートウェルネスリフォーム N様邸

スマートウェルネス住宅とは、

「高齢者、障害者又は子育て世帯の居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する」住宅

と、言ったところが現在、言葉の意味として利用されています。
"居住の安定確保"と言う、何とも分かったような、分からないような言葉ですが、
要は、"誰もが安心して住める住居の確保"と、言った解釈が近いように思います。

我々(おおさか健康・省エネ住宅推進協議会)が国から採択を受けた、
スマートウェルネス住宅等推進モデル事業
では、主に"スマートウェルネス住宅"を"断熱化された、冬でも暖かく過ごせて安全な住宅"。
と、言う意味で使っています。

この事業では、その断熱化された住宅が、どこまで人間にとって良い影響を与えるのかの調査も同時に行っています。

調査方法は、至ってシンプルで、断熱化リフォームを行う前に、冬場の2週間、
「リビングや脱衣室、トイレの温度と湿度」を自動で計測し、
「起きて直ぐと寝る寸前の血圧」を計測し、
「活動量計」を身につけて貰うだけです。

その後、断熱化リフォームを行い、リフォーム後の冬にもう一度、
同じ調査を行います。

こうして、その違いがどれほど表れるかを分析するわけです。

そして、このような調査に協力して頂けるリフォーム希望者には、
最高で120万円の補助金が支払われます。
(断熱化、バリアフリー化に関する工事費の半分の補助です。)

今住んでいる家が、冬寒いと言う方であれば、是非この機会に検討してみてください。
マンションの一室でも構いません。

今回、これらの調査にご協力頂いた、N様。
昨年の末頃に行った、調査から半年以上が経って、
いよいよ断熱化リフォームを行いました。

手すり取り付け工事
手すりの取り付け工事中

今回の補助金に関しては、バリアフリーに関する工事に対しても、最高で20万円まで補助が出ます。
ですので、N様は将来の親御さんとの同居を考慮して、手すりを付けられることになりました。

将来的に必ず手すりが必要になるであろう、トイレ、廊下、脱衣室への設置です。
手すりの取り付けは、工事的にはそんなに難しい工事ではありません。
しかし、実際に取り付けるためには、日常で最も使い易い「高さ」に取り付けるべきですし、
実施の移動方法を考慮しながら、取り付けるべきです。
今回は、そう言った配慮をしながらの工事となりました。

内窓設置工事
窓の内側に断熱窓を設置する工事

また、一番熱の出入りが多い「窓」は、ほぼ全ての窓を高断熱化しています。
理想的には、窓を交換するか、カバー工法と呼ばれる、現在ある窓を覆う形で、
アルミの窓から、樹脂(プラスチック)の窓に変える方法が良いのですが、
限られた補助金で、最大限の効果を出すために、今回は、既にある窓の内側に、
断熱性能の高い、プラスチックの枠で出来た窓を設置する事になりました。

普段の生活を考え、必要な場所に断熱窓を設置し、
それほど生活上、重要で無い窓には断熱窓の設置を避けました。

また、これらの補助金対象工事とは別に壁や天井に対する断熱も行っています。
こちらも、普段の在宅時によく使用する部屋に対して、予算の範囲内で断熱工事を行っています。

今回の工事では、工事期間中もずっと在宅のまま工事をさせて頂きました。
工事期間は、約2週間程度。その間、ご不便をお掛けした事は間違いないと思いますが、
同じリフォームと言っても、仮住まいが必要になるようなたいそうな工事にならないことも、
ひとつ大きな特徴です。

最近では、在宅のまま工事が出来るように、様々な材料が考案されていて、
それを利用することで、より簡単に工事が出来るようになっています。

今住んでいる住宅と、長く共にしようと考えている方。
または、ご両親がそう望まれている場合は、
このスマートウェルネスリフォームは、より快適で健康的な生活とすることが、
可能と言えるでしょう。

 

ATCエコプラザさん主催セミナー IN 住まい情報センター

南港のATCエコプラザさんからのご依頼で、
大阪市の天神橋筋六丁目にある、住まい情報センターさんの会場をお借りして、
エコごこちのいいおうち、リフォーム支援制度活用セミナー
と、題して講演を行いました!

ここで言う、「エコごこち」と言うのは、ATCエコプラザさんが考えだされた造語です。
「エコ」で「ここちの良い」と言う意味が含まれているそうです。
確かに、省エネで健康的な住宅にすれば、必然的に心地の良い空間が出来るので、
面白い表現だと思います。

今回のセミナーでは、そんな「エコごこち」な家はどんな住宅かと言うことと、
そう言う、エコごこちな住宅にリフォームするための支援制度を紹介するための
セミナーでした。

ATCエコプラザ主催セミナー
約80名の多くの方に参加して頂きました!

今回のセミナーは、あくまで「エコごこち」な住宅にするための
リフォーム支援制度を活用しようと言うセミナーです。

一般の人からすると、「エコごこち」って何よ?
と、言う疑問が浮かぶはずですで、どれ位の方に参加頂けるのか、
不思議に思っていましたが、大変多くの方に参加頂いたことが何よりでした。
評判も上々だったようで、こう言った話に関しての関心の高さが伺えました!

現在、我々は「おおさか健康・省エネ住宅推進協議会」と言う会を主体として、
このようなリフォームを普及させるための活動を行っています。
今回のようなセミナーは「普及啓発活動」において、とても有意義なセミナーに思います。

今現在では、「リフォームをしよう!」と思い立っても、補助金支援などについて、
相談する先が非常に少ない状況です。
また、リフォーム会社を加えると、施工を依頼する先が星の数ほどありますが、
その中で、今回のような「エコごこち」や「断熱省エネリフォーム」について、
キッチリと見識のある企業がどれ位あるかと言うと、ほんの一握りの状態だと思われます。

ですので、今回のセミナーにおいても、最後の質問コーナーで出て来た質問では、

「どこに相談したら良いか分からない!」
とか、
「実際に断熱リフォームをしたのに大した改善が見られない!」

などといった、質問がありました。
やはり、的確な相談先を見つけることが、一般の方にとっては非常に難しいようです。

我々は、そんな相談を以前から受けてきました。
そうして、我々がそんなご相談を受けて、当時、環境省の補助金を受けて、
作った資格が、

「エコリフォームプロ」

資格です。

このような資格を持った方であれば、相談先としてかなりの期待が出来るはずですので、
もし、同様のことで困っているようであれば、参考にして下さい。

また、このセミナーで紹介したリフォーム支援制度の一つをここで紹介致します。
大阪においては、弊社が窓口となっている、
「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」
と、いうものがあります。

こちらは、「エコごこち」な住宅にするためのリフォーム支援として、
一定の断熱性能をクリアーする住宅に対して、工事費の2分の1で、最大120万円まで、
補助金が得られる仕組みがあります。(2015年7月現在)

対象者は、現在、JSBC((一社)日本サスティナブル建築協会)が実施している、
冬場の健康調査に協力することです。

冬場の約2週間、温度計を居間、脱衣室、トイレに置き、活動量計を付け、
毎日起床時と就寝時の血圧を測ると言った、調査にご協力頂ける方が対象です。

要は、冬場に寒い住宅で過ごす場合と、断熱リフォームをして暖かい状況で過ごす場合との
違いを計測すると言う調査です。
補助金にご興味のある方は、ご相談下さい。

今回のセミナーでは、実際にどんなリフォームになるのかを実演して、
如何に手軽に出来るものなのかを見て頂きました。

そんな実演も加えながらのセミナーで、参加者の方々もかなり喜んでもらえたようです!

 

今年も経団連にて健康・省エネ住宅のシンポジウムが行われました

今年も、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議が主催者として、
健康省エネ住宅を推進するためのシンポジウムが開催されました。
早くも8回目となる、シンポジウム。
今回は、
仮面性高血圧を含む、住環境におけるリスクを予防に反映するために
と、題して、医療、看護、建築、行政の関係者が意見を交わしあいました。

前夜祭では、全国から集った「健康省エネ住宅を推進しよう」と言う、
(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の下部組織で、
県単位毎の地域協議会関係者が集まり、懇親会を行いました。

(※ 大阪には「おおさか健康・省エネ住宅推進地域協議会」と言う協議会があり、
   株式会社住宅みちしるべが事務局を行っています。)

会では、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の会長で、
IBEC((一財)建築環境・省エネルギー機構)の現理事長である、
村上周三先生もご来賓されました。

※IBECとは、日本の建築における、省エネに関する規定を定めたり、
 規定を記した書籍や計算プログラムを開発、普及させる機関

それぞれの地域協議会は、現在、健康調査を実施しています。
断熱化リフォームの前後において、どのように健康状態が変化するのかを
知るための調査です。
※調査の概要はこちらで確認

村上周三先生は、今回の調査主体である、JSBC((一社)日本サスティナブル建築協会)
役員でもあり、地域協議会の活動を主導、応援している、先生です。
(建築の環境業界で、基準制定に関わるような内容に関しては、殆ど必ず名前の出てくる大御所中の大御所の先生です。)

村上周三先生
来賓の挨拶をする村上周三先生

日本において、冬場の住宅内のおける死亡リスクの高さは既に明らかです。
これが「寒さ」に起因しているのかどうか疫学的に解明することが、今回の調査の主目的です。
疫学的にと、言うと分かりづらいですが、簡単に言うと公的に証明しようとしているのです。

そのために、全国から今回の活動に共鳴する方々が集まってきたこの懇親会では、
これらの調査の進捗状況などを確認したり、情報交換をするためには、とても有益な場でした。

リビングに面した中庭
内閣総理大臣補佐官の和泉さんも出席

シンポジウム当日には、日本と海外における「住宅環境」に関する認識の違いなども
紹介されました。

最近では、これらの違いを知る機会は多いのですが、
まだまだ一般的に知れ渡るまでには至っていません。

日本人は、冬場の寒い屋内で過ごすことがまだまだ当たり前で、
それが如何に、死亡や寝たきりのリスクに繋がっているのかが、
認識される段階にまでは至っていません。

先ほどの健康調査と共に、これらの事実を如何に普及させるのかと言うことも、
我々の大きな課題となっています。

まず、健康調査を多くの人に強力して貰うためには、リフォームに携わる、
工務店などの施工店さんにこれらの事実を知ってもらう必要があります。
工務店や建築士と言っても、これらの事を理解して、人に伝えられる人間はまだまだ少ないです。

現段階では、こういった建築を職業にしている人間や、医療業界、介護・看護業界、行政関係者などに、
こういった事実を広く知って貰うことが先決と考えています。

ですから、今回のシンポジウムにおいても多くの県知事さんや行政関係者、消費者団体関係者が参加しています。
少しづつですが、確実に日本の住宅環境が良くなっていく手応えを感じるシンポジウムだったと感じました^^

今後、2020年には日本の住宅は省エネ住宅化が義務付けされます。
そのタイミングに伴って、住宅の高断熱化による、住宅環境の整備もしていく必要があるのではないか。
現在の国会で、そんな事が話し合われるようになりました。

地道な活動でも、正しいと信じて続けていれば、
きっといつかは、その必要性が広く伝わるはずです!

 

吉野にある製材所を訪ねて来ました!

奈良県の吉野にある製材所を訪ねてきました。
製材所とは、山から刈り取られた木材を買ってきて、
建築などの材料として使うために、切ったりして使えるようにする会社の事です。

製材所にも色々有りますが、それぞれの製材所では、「どんな木材を扱うのか?」と、
言うことが結構重要です。

吉野にあるこの製材所では、主に吉野杉を買ってきて製材しています。
最近では、海外で作られた集成材を輸入して、住宅に用いられる事が多いのですが、
ここで扱っているのは、そう言った物とは違い、国産の木材をそのまま集成材にはせず、
利用するためのものを扱っています。

ですから、木の良さをもっと良く知ってもらおうと言う事で、
ここでは、製材した木材や奈良県の材料を利用して建てられたモデルハウスが併設されています。
誰でも見学可能と言う事でしたので、私も訪ねてみることにしました。
2棟も建っているのですが、どちらも建築家が設計した面白い住宅でした。

空間を仕切る飾り棚
空間だけを間仕切っている飾り棚

一つ目のモデルハウスでは、リビングに暖炉を設置した如何にも郊外の建物を想定した作りになっています。
上の写真は、個室内を空間的に仕切るために設置された、飾棚です。
丁度真上にある、梁に取り付ける形で据え付けられています。
幾何学的に箱を繋げた飾り棚は、如何にもと言う感がします^^

明るさの取れる構造壁
構造の壁代わりにもなり、明るさもとれる壁

上の写真は、FRPと言われる、よくお風呂の浴槽に使用される素材を用いて、
壁にしたものです。この壁は、同時に耐震用の壁の役割もしていて、
耐震の壁を用いながらも、光を呼び込みたいと言った時に、採用されるものです。
(お値段は、もちろん通常の木材よりもしますが。)
ここは、木材を利用することを譲って、デザイン性を重視されたそうです。

和室の明るさを強調
和室の明るさが強調されるキッチン

もう一棟の方では、かなり「和」を意識された建物になっています。
外観もさることながら、上記の写真のように「明」となる場所と「暗」となる場所を
ハッキリと分けて、明るい場所がより引き立つように、設計されています。
地窓の前の花瓶がにくい演出ですね。

因みに、キッチン側に使用されている木材は「サクラ」です。
奥に見える和室に使用されている、襖戸は実は障子紙で、
こちらも奈良県産と言う事でした。

左右大きさの違う引き込み戸
左右の建具の大きさを変えて、引き分けられるようにした引き込み戸

こんどは逆にキッチンから土間の方向を見た引き込み戸。
とっての部分が右側に寄って付いていますが、これはこの戸を開くと、
開口が全て開くように、左右の壁の大きさに合わせて、戸を作っているからです。
そして、実際に扉を全開にすると大きな開口になるわけです。
こちらも面白い工夫ですね。
こう言った、建具関係も奈良県の職人さんが建築家の意向にそって作ったそうです。

他にも様々な工夫が有りましたが、どれもこれも奈良県の木材、又は奈良県で作られた材料を
活かすために計画されていました。

木材は、どこか人を落ち着いた気持ちにさせてくれます。
実際に、木材を見ると人はリラックスしているという合図の脳波を出すことも
分かってきています。
ですので、これらの2棟もどこかゆっくり過ごすのに丁度いい雰囲気でした。

ほぼ、半日の間この建物内で様々なお話をさせて頂いていたのですが、
ほのぼのとした時間が流れ、気がつけば夕方になっていました。

こうした地域に密着した建築を見ると、地方の特色が出て、
良い建物に見えるなと感じて岐路につきました。

 

南港のATC エコプラザにて講演を行いました!

大阪南港のATC内にある、エコプラザという場所があるのをご存知でしょうか?
ここでは、エコロジーに関する情報を発信したり、エコロジーに関する取り組みや、
エコロジー関連商品の展示があります。

中でも、「エコデザインセンター」と言うエリアでは、
住宅の新築やリフォームでエコを実現できる材料などが
展示されています。

おおさかATCグリーンエコプラザのサイトはこちら

非常に沢山のエコ材料が展示されていて、
これからリフォームをしようと言う方、これから新しい家を建てようと言う方にとっては、
非常に参考になる場所だと思います。
(まだまだ知られていないのが残念ですが。)

今回、ATCさんからのご依頼でこのエコプラザ内にある、
「エコカフェ」(下の写真)と言う場所で、エコ窓についての講演を行いました^^

エコカフェ
エコプラザ内のエコカフェの様子

エコと言うテーマで設置されたこのスペースですが、
非常に落ち着いた、いい雰囲気のスペースになっています。
写真には写っていないのですが、大きな木材の一枚板を机にして、
そこにソファを置いたスペースは、ゆっくり過ごすのにはとても良さそうでした。

エコカフェ2
今回の講演会場での様子

今回、ここでお話させて頂いたのは、エコリフォームと健康との関連性のお話と、
エコリフォームで如何に快適な空間が作れるかのお話です。

最近では、家の断熱の状態を良くするエコリフォームをすることによって、
家の中が、冬暖かく、夏涼しく住めるようになることで、健康的に過ごせると言ったような、
研究調査の結果が沢山報告されるようになりました。

我々、専門家の間ではその報告は今ではかなり浸透してきているのですが、
まだまだ一般の方には認知されていません。

そこで、今回はエコリフォームと健康との関連性や、如何に快適になるのかと言う事を
一般の方にも分かり易く知って貰うために、カフェでお茶を飲みながら、
話を聞いてもらい、実際にどの程度効果があるのかを、目の前で見てもらうことで、
実感してもらおうという趣旨で、講演を行いました。

この日、たまたまこのエコプラザに遊びに来ていた一般の方々を呼び込み、
休憩がてら、講演を聞いてもらおうという、ある意味画期的なイベントでした^^

2回講演で行ったのですが、急な呼び込みにも関わらず、
熱心に話に耳を傾け、実物の効果に興味を持たれる方も
いらっしゃいました。

現在知られるようになってきている最新の報告ではあるのですが、
まだまだ、一般の人に広く知って貰うためには時間が掛かりそうです。

ですが、こう言った少しの発信がやがて、色々な場所から、
様々な形で同じように発信されるようになれば、
多くの人々に知ってもらえるようになると思います。

そんな一助になれば、本望に思います^^

今後はこの場所において、エコ材料を説明できるスタッフの方を
置いて、興味を持たれた人にいつでも説明できるようにもしていくそうですので、
何かの機会に南港ATCに遊びにいく際は、一度、エコプラザをのぞいて見たら、
きっと新しい発見があると思います!

 

大阪ガス ハグミュージアムは面白い!

オリックスバファローズの本拠地である、大阪ドーム。
その真横に建った新たな大きな建物。
この建物の名前をハグミュージアムと言います。
このハグミュージアムは、最新の住宅設備を展示・提案するために
大阪ガスさんが新たに建設したものです。

今年、公開されたばかりのハグミュージアムに、
私も見学に行ってきました。

建物に入り、2階のメインホールへと進むと、
まず目に入ってくるのが、大阪ガスの提案するスマートハウスです。
最新の機器を備えたスマートハウスは2020年をテーマに
建築されたブースです。
(流石に2020年をテーマにしただけあって、直ぐにでも実現出来そうな
 技術ばかりでしたが・・・ と言うか、もう実現しているものが殆どでしたが。)

スマートハウス
大阪ガスの提案するスマートハウス

中には、最近CMでも話題になっている、スマートコンロも設置されています。
スマートフォンとの連動などが話題になっています。
(私の持論では、あまりスマートハウス化を進める事は、
 後に日本の住宅市場でさえも、アメリカのアップルやGOOGLE関連の企業に
 専有させてしまうのでは無いかと危惧しています。
 GOOGLEが自動車分野に乗り出してきたように。)

スマートコンロ
最近話題(?)のスマートコンロ

更に上の階へあがると、建築家が色々なテーマを元に提案した、
建築家らしい提案ブースがあったり、
お湯繋がりと言うことで、様々なメーカーのキッチンが展示されていたり。
(恐らく、こんなに多くの種類のメーカーのキッチンが見比べられるのはここだけではないでしょうか?)
また、更にビックリすることには、お風呂に実際に入れるブースもあり、
ここでも、様々なメーカーのお風呂が並んでいました!

ペット共生リビング
とある建築家の提案するペット共生リビング

この他にも、様々な仕組みを凝らしていて、
今までとはコンセプトの違う、建物になっていました。

当日、私は何故か料理教室にも参加することになり、
自分で作った料理も食べることになりました。

このような、料理体験が出来るのは昔からですが、
そのような要素も残しつつ、様々な体験が出来る施設となっています。

ガスを自宅で取り入れるなら、大阪ガスのハグミュージアムに来て、
半日色々見学を楽しむのも良いかもしれませんね!

もちろん、こちらで打ち合わせをすることも可能です!
ハグミュージアムの詳細はこちらで確認下さい↓
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/hugmuseum/

 

北海道の北方総合研究所に行ってきました!

北海道の旭川は、日本で一番寒い地域です。
札幌市から車で約2時間ほど走ると、旭川にたどり着く事ができます。
そんな北の果てとも言うべき場所に、日本で一番施設の充実した、
建築のための、総合的な研究所が設けられています。
その名も北方総合研究所、略して北総研。

今回、とある理由からその北総研を訪ねて来ました。

北方建築総合研究所
北海道の旭川にある、北方建築総合研究所(北総研)

まだ、雪の多く残る北海道。
今年は、かなり暖かい冬だったそうで、丁度私が旭川に訪ねた際にも、
雨が降っていました。
この時期に、雨が降ることは殆ど無いそうで、
本来であれば、雨でなく雪がまだまだ降る時期だそうです。

そんな中、辿り着いた北方建築総合研究所。
この施設では、建築おける材料や建物のあらゆる試験を行うことが可能だそうです。

実験施設
とある実験を行っている施設

私が確認してきたのは、家の外側と内側を再現して、
その間にある、壁の状況を確認するための施設。
この他にも、地震を再現するための施設や、吹雪を再現するための施設。
太陽の光にさらされる事を再現した施設など、様々な状況を想定して、
建物や材料を実験するための施設が備えられていました。

また、日本最大級の実験施設と言うことで、
建物自体にも様々な工夫が凝らされていました。

下の写真は、アトリウムと呼ばれるホール。
右側が実験施設のある建屋で、
左側が事務所のあるオフィス棟。
アトリウムを境に分けられています。

アトリウム
とても明るい空間が広がるアトリウム

この建物では、空調や照明を節約して省エネ化を図るための仕掛けが沢山あります。
オフィス棟は、アトリウムと外部の空間の間にあります。
そして、オフィス棟の外部側は窓が張り巡らされていて、
オフィス内には、窓からの明かりと、アトリウムからの明かりで、
まるで外にいるような感覚になります。

実際に、昼間に照明を使うことは殆ど無いそうで、
実際に私が訪ねた際にも、かなり曇った天気でしたが、
照明は使用されておらず、そんな中でもかなり明るい状態を保っていました。

明るいオフィス
まるで外にいるような明るいオフィス

逆に明るくなりすぎるための予防もキチンと考えられていて、
これだけ窓が多くても、構造的な問題がおきなような計画も
きっちり行われています。

この他にも、冬場に降った雪を地下に貯める貯蔵庫があり、
夏にはその雪の冷気を建物内に導入して、冷房の代わりとする仕組みもあります。
ただ、夏場はそもそも冷房を使う必要はあまり無いそうなので、
使わないことも多いそうです。

もちろん、寒い冬でも暖かく過ごすための断熱性能は、
バッチリで私が訪れた際も、暖かく過ごすことが出来ました。

こういった工夫は、住宅でも積極的に取り入れられるべきです。

 

健康・省エネな住宅セミナー 11月29日(土)住まい情報センターさんタイアップ!

今年も大阪市住まい情報センターさんとのタイアップセミナーを行います!

今年のテーマは「がまんせず、楽しく暮らせる健康的な住まいと住まい方 」です。

更に今回は、一般社団法人 空気調和・衛生設備工学会さんの住宅指針を
検討されているメンバーさんとのコラボセミナーとなっています!

【告知】
11月29日(土)に住宅みちしるべが事務局となり運営する
「大阪エコリフォーム普及促進地域協議会」が、
大阪市の「住まい情報センター」さんと「社団法人 空気調和衛生工学会」さんと
タイアップして、 健康的で省エネな住まいと住まい方をテーマにしたセミナーが開催されます。

このセミナーでは、
第一部に
「住宅の省エネルギー技術の現状や健康と住まいの関係」について
この分野の基準を定めているような、 日本を代表する大学教授・
専門家(関西電力や大阪ガス技術者や)が最新の情報をお伝えします。

第二部では
最大120万円の断熱リフォーム費用の補助が受けられ、
リフォームでどれだけ健康的になるのかを調査する
スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」の紹介を致します。

この中で断熱性能の高い家への家に住みながらにしてリフォームを行う
実演ショーを行います。
断熱リフォームとは一体どんなものなのか?
断熱リフォームって大変じゃないの?
と言ったような疑問をお持ちになられた方はこの実演を御覧下さい!

他にも体験ブースや展示など、見て、聞いて、体験できるセミナーとなっています。


講師は
近畿大学建築学部教授 岩前 篤教授
奈良女子大学准教授  久保 博子教授   他
にご登壇頂きます。

これから家づくりまたはリフォームをされるにあたって、
住まいと健康との関連性や最新の省エネについて、
お知りになりたい方は、ぜひご参加ください!

詳細は下記の通りです。

と き: 平成26年11月29日(土)13:30~16:00
ところ: 大阪市立住まい情報センター3階ホール
定 員: 100名(先着順)

お申し込みは下記HPからお申し込みください。
https://www.sumai-machi-net.com/event/portal/event/31583

 

お洒落な建材を扱った展示会に行ってきました!

とある材料メーカーさんにお誘い頂き、
グランキューブ大阪で開催された、住宅用建材の展示会に行ってきました!

LIVING&DESIGN国際見本市と題された通り、デザインに優れた建材の展示会と
言うコンセプトで開かれたこの見本市。なかなかの盛況ぶりでした^^

LIVING&DESIGN
LIVING&DESIGNと名付けられた国際見本市

地域の材料屋さんが手がけた珍しい建材や、外国製品などが多数展示されていて、
普段ではお目に掛かれないような、建材が沢山展示されていて、建材展にしては珍しく、
殆ど全てのブースを見学させて頂きました^^

タイのフローリング
昔は日本でもよく見られた、モザイク柄のフローリング

上にあるのは、タイ製のフローリング部材です。
一昔前の日本でも、割と見かけることもあった、
モザイク柄やその他の幾何学的模様のフローリングですが、
日本では、「大量生産=儲かる」と、言う経済至上主義のお陰で、
殆どお目に掛かれない代物となってしまいました。

確かに、このような製品は手間が掛かる上に、メンテナンスも大変なため、
なかなか採用が難しい現実もあると思いますが、単純に模様として面白いと感じます^^

このようにレリーフのような形なら、採用しても良いのでは無いでしょうか??

襖の取っ手
建具屋さんがお洒落な襖の取っ手を制作!

こちらは、町の建具屋さんが考案されたカラフルな襖の取っ手。
障子や襖ばかりを扱う職人さんなのですが、こうしてみると、
襖の取っ手だけでも、とてもワクワクしてきます^^
最近では、リフォームで採用されることが多いそうです^^

メッキでなくて、鋼材粉末塗料
これはメッキでなくて、粉末塗料です^^

更にこちらは、一瞬メッキのように感じるかもしれませんが、
何とこれは塗装と言う事です。
金属の粉末を吹きかけて、何度も何度も研磨(磨いて)してこのように仕上げるのだそうです。
写真は金ですが、金以外にも銅や銀はもちろんのこと、真鍮やブリキなど自在に表現が
可能だと言うことです!!
これは、本当にすごい技術だと思いました^^
テレビ局の美術スタッフさん何かは重宝するんじゃないでしょうか。

この他にも、変わった畳や面白い塗料、創作性に富んだ家具など、
普段はお目にかかれないような、沢山の建材が展示されていて、
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

また、家づくりの中にも取り入れて行きたいと思っています!!

 

10月19日 グランキューブ大阪で大阪府さん後援の健康と住まいに関するシンポジウム開催

弊社が会員として参加している、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議が主催となり、
弊社が事務局として参加している、おおさか健康省エネ住宅推進協議会が共催で、
大阪府さんに後援頂いた、「健康と住まい」との関連性に関するシンポジウムを開催致します。

「大阪の住宅と住まい方から日本1の健康長寿推進を目指して」

と、言うサブタイトルで、大阪に適した「健康的な住まい」とはどんなものかを話合います。
また、今後10年(当初3年)に渡って、国の補助事業として行われる、
家の断熱性能と健康との関連性についての調査事業の紹介も行われます。
こちらは、これからリフォームをする人などを対象に、調査協力者を募集します。
リフォームに掛かる費用の半額又は最高120万円までの補助が出る調査事業です。

詳細を知りたい方は、是非ご参加下さい。
 

【趣旨】

大阪府において、2000年にシックハウスを考える会(現健康・省エネ住宅を推進する国民会議)が
大阪府医師会の協力のもとに行った疫学調査が国を動かし、
シックハウス対策に関する建築基準法の立案にまで至りました。

今回、新たに全国の医学・建築の専門家がタッグを組んで、
「スマートウエルネス住宅等推進事業」による疫学調査が開始される事となりました。

この疫学調査では、住宅の温度環境を改善することが、どれだけ健康に寄与するのかを調べます。
(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議は今回の疫学調査の意義や目的を広く啓発するための中心的役割を担う事になりました。

今回のシンポジウムは、疫学調査やリフォーム補助を含めた事業の内容を広く大阪府の医学、
建築学の専門家および行政関係者、大阪府民に知っていただくことが目的で、
府民の協力の元に住宅の断熱性能が健康に与える影響を調査解明し、
大阪に適した住宅や住まい方を将来的に見つける事が、
大阪府民の健康長寿や若年者の健康維持につながる可能性について、議論致します。

 

【主催】 一社)健康・エネ住宅を推進する国民会議
【共催】 おおさか健康・省エネ住宅推進協議会
日時】2014年10月19日(日) 15:00~
【場所】 グランキューブ大阪(大阪国際会議場)10F会議室 
     
〒530-0005 大阪市北区中之島5-3-51        

 【内容】

1 趣旨説明 一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議  理事長 上原裕之

2 開会挨拶 おおさか健康・省エネ住宅推進協議会会長   杉田隆博 

3・基調講演 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授  伊香賀 俊治氏
「住宅と住まい方と健康に関する啓発、調査を大阪府民 全体で行い、健康長寿・地域活性化の国のモデルに」

4・来賓挨拶 

北川知克衆議院議員
左藤章衆議院議員
太田 房江衆議院議員
大阪府副知事 小河保之

5・パネルディスカッション

大阪を「健康省エネ住宅」による健康長寿・地域活性化先進都市に!
【パネラー】 
東瀬幸枝 日本主婦連会長
今井敦子 大阪歯科大学 講師
岩前 篤 近畿大学 建築学部長
祖父江 友孝  大阪大学大学院医学系研究科教授
中山 邦夫  元大阪大学大学院 医学部講師
三崎信顕 大阪府住宅まちづくり部居住企画課課長    

司会 上原裕之

6・閉会の挨拶
一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議
大阪弁護士会 元副会長 関根幹雄

【後援】 大阪府、(一社)大阪府木材連合会、大阪府地域産材活用フォーラム

お申し込みは、リンク先を参考に、FAXかメールにてお願い致します。

 
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