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2017年12月

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エネマネハウス2017の結果発表!

12月16日(土)グランフロントの広場にある、SHIP HALLという場所で、
エネマネハウス2017の結果発表及び表彰式が行われました!

4月頃からこのプロジェクトが始まり、諸先生方や学生さん、
それぞれのメーカーさんとの打合せを種々おこない、その集大成である
建物を建築し、その中で実際の生活を模して過ごしてみて、
最適に、快適に過ごすにはどうしたら良いかを話し合い、
自分たちのコンセプトや考えを如何に広く、多くの人に知ってもらうか。
世の中に広めるためにはどうしたら良いのかを模索しながら過ごした日々を終え、
遂にこの日を迎えることが出来ました。

午前中には、学生さん達が、実際に建てた建物の中で審査委員の方々の前で
最終プレゼンを行いました。

我々が考えたコンセプトは、「建物だけに終始せず、街にも良い影響を与えうる」
と、言うことを最後まで訴え続けてきました。

現代社会において希薄化されていると言える、街の中でのコミュニティを
リフォームを皮切りに復活させることが出来るのでは無いかという打ち出しを
我々のコンセプトといています。

エネルギーをマネージメントすることも勿論出来た上で、
エネルギーの最適化と同時に、家族や街としての住まいの最適化も提案出来ないかと
意欲的に提案させて頂きました。

質疑応答では、委員の方からとても厳しいご意見も頂いたようですが、
上手く回答することが出来たようでした。

そしていよいよ午後から結果の発表と表彰式。
結論から言うと、
このコンペで最も優れた提案に与えられる"最優秀賞"は京都大学でした。
京都の町家をリフォームすると言う提案で、町中に溶け込むための工夫などがなされ、
とても良い提案で、その点が評価されたようです。

そして、我々近畿大学はと言うと、

一般の人の得票数1位の「Peple's Choice Award」、
最もエネルギーマネージメントが優れていた賞として「エネルギー敢闘賞」
それに「優秀賞」
を加えた3冠を達成出来きました!(詳細はコチラ

学生さん達は、「最優秀賞が取りたかった」と悔しがっていましたが、
私にすればよく頑張ったもんだなと思いました。
審査員の方々に総じてもっとも評価されたのは、他の大学でしたが、
審査員の中には、我々の提案を絶賛して下さった方もいらっしゃました。
中でも、建築家の隈研吾さんが、最も評価して下さっていたと思います。

明るい家
実際に見学に来られた際も最も長く滞在されたそうです

明るい家
建築の歴史に絡めて評価頂きました。

「メタボリズムの実現」と言う言葉を使った、我々の建物への評価(メタボリズムの意味はコチラ)は、
「やっとこのコンペも、立体的になってきた!」と、お話された内容に通じると思います。

つまり、建物のコンペでもその建物だけに終止した提案でなく、
街や世の中を如何に良くするために、提案するか。
そう言った視点の提案がやっと出てきたと言う意味です。

本当に救われた思いのお言葉でした。

また、「エネルギー敢闘賞」においては、
私が担当させて頂いた設備機器改造の結果が大いに反映された結果です。
結果として、最も消費エネルギー量が少なく、最も発電量が多く、
そして、温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音と言う指標においても、
十分に快適だったと言うことです。この点においては、近畿大学が一番だったと
胸を張っても良いと思います。学生さんたちの苦闘が報われた結果だと思います。

そして、「Peple's Choice Award」は、我々の地の利が活かされたたことも
否めないとは思いますが、賞を受賞した感想で学生さんが言っていた、
「僕達の提案は十分に需要があると確信出来た」
と、言うのも事実だと思います。
実際にとある市の市長さんが来られ、
「この提案を是非ともウチの市で実現したい」
とおっしゃられていたそうです。

明るい家

明るい家

このように我々、近畿大学も含め、他の大学さんたちも
とてもユニークで面白い提案が沢山あった、エネマネハウス2017。
学生さん達にとっては、最先端の技術を知ったり、
実際の建物を建てる経験は、かけがえのないものになったのでは無いでしょうか。
また、私としてもとても良い勉強になりました。

この機会に、他の先生方やその他大勢の方々と知り合うことも出来、
本当に良い機会を頂けたと思っています!

先生方の間で話題になっていた、「デカスロン(世界大会)」への参戦。
今度は日本の国として、本気で考えても良いのかもしれません。
そして、そこで示された方法こそが、新たな日本の街づくりの
礎となるようになれば、より参加の意義が出てくるのではないでしょうか。

そういう意味でも、大会のための大会に終わらせず、如何にそれを実際の街づくりに
活かすことが出来るかも含めた、提案が出来ると良いと思われます。

 

エネマネハウス2017のモデルハウスが一般公開されます!【2週間限定】

2017年12月2日(土)から17日(日)の午後2時までの期間で、
5大学で争われた、エネマネハウス2017と言うコンペのモデルハウスが一般公開されます。

エネマネハウス2017とは、大学生が中心となって、住宅内のエネルギーを
マネージメントする住宅という意味で、省エネや創エネ(太陽光発電などでエネルギーを作り出すこと)、
蓄エネ(エネルギーを必要に応じて貯めて、時間をずらして利用すること)を
上手く組み合わせて、なるべく少ないエネルギーでより快適に過ごせる家を
実現しようと言う趣旨の住宅を提案するコンペ形式の大会です。

大会は、2014年、2015年に続き、3回目です。
最初の書類審査をパスした大学のみが、
大阪のうめきた(北ヤード第2地区)で、実際にモデルハウスを建築し、
事前に消費エネルギー量が実際にどれだけあるのかを実測して、
競い合います。

更に、その後、モデルハウスが一般公開され、
一般見学者の投票なども行われます。
(投票期間は、12月2日(土)~15日(金)まで)

最終的に審査員の審査が加わって、省エネ性能だけでなく、
実現可能性や普及可能性、コミュニティ・コンセプト・アイデア、
技術や啓発活動などを加味して、優勝校が決まると言う仕組みです。

私は、近畿大学チームの一員として、設備計画(エアコンや換気扇、給湯などの計画)の
教員側の責任者として携わらせて頂き、屋内の温熱環境に関しても
メインの設計の先生と一緒に計画に携わらせて頂きました。

予選の資料づくりから、学生たちと一緒にどんな計画にすべきか、
どんな設備を取り入れるべきかを話し合い、
結果的に、ほとんどすべての設備は、メーカーさんに無理をお願いして、
改造品とさせて頂きました。
(ダイキンさん、マーベックスさん、オムロンさん、パナソニックさん、大阪ガスさん
 日本板硝子さん、エクセルシャノンさん、YKK APさん、旭グラスファイバーさん、
 旭化成建材さん、カネカさん、中島硝子さん、サンワテクノスさん、Armacellさん
 本当に有難うございました。)

計画に関しても、今までには無かったような、
リノベーションの提案となっています。

テーマは、昭和40年台の住宅で、子供が成長して巣立ち、
夫婦にだけで過ごしている家庭の、リノベーションです。
実際に住まうスペースと、ルームガーデンと名付けられた、
新たな概念のスペースとに切り分けられ、
地域とのコミュニティ形成にも配慮した提案となっています。

予選を通過した大学は以下です。
近畿大学、京都大学、武庫川女子大学
早稲田・芝浦工大連合、首都大学東京

以上の6大学5チームで実際にモデルハウスを建築しました。
https://www.enemanehouse.jp/college/kindai/report/03.html
(完成の記念撮影の写真)

事前に行われた、消費エネルギー量と快適性(温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音)を
計測して、如何に少ない消費エネルギー量で快適性を実現するのかの実測では、
学生さんたちの努力が実り、我々近畿大学は、総消費エネルギー量では、
最も少なく、温度や湿度の快適指標でも、かなりいい数値を出すことに成功しました。

そして、いよいよ本日2日から一般公開がスタート!
私も初めて他の大学の建物を見学させて頂きました!
どれも面白いアイデアが一杯で、とてもワクワクします^^)

京都大学の町家では、いつもお世話になっている京大の先生や、
設計者の豊田さん(こちらもお世話になっている)などともお話が出来、
そのコンセプトなどを聞いて、とても勉強になりました。

明るい家
にぎわう内部

実際のイベント概要はこちらです。
https://www.enemanehouse.jp/event/index.html

ご興味のある方は、是非ご参加下さい!

 
 
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代表取締役 太田 周彰

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