2015年6月

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石川県在住 K様一日打ち合わせ

現在、石川県にお住まいになられている、K様。
今度、新しく大阪の吹田市にご建築予定です。
今日は、オーディションで決定した工務店さんとの打ち合わせです。

遠方に現在、住まわれていると言うこともあり、
直接の打ち合わせと言うことが、なかなか難しい状況です。
ですので、普段はメールを通しての打ち合わせが殆どでした。

もちろん、工務店さんの方が石川県まで訪ねて打ち合わせをすることもありましたが、
この日は、石川県からK様に訪ねて来てもらっての打ち合わせです。

詳細打ち合わせ
詳細な打ち合わせ中のK様

午前中は、工務店さんの事務所にて図面や仕様に関する打ち合わせ。
普段から、メールでのやり取りを大切にしてきていたので、
今回は、その確認の意味合いも強かったように思います。

ほぼ、丸一日を使って、様々な内容が打ち合わせされました。
そして、次の日を使って、ショールームに見学に行きます。

割と大手のメーカーさんのショールームは、石川県にもあるので、
今回は、どちらかと言うと、大阪にしか存在しないショールームへの見学です。

大阪の南港ATCには、大阪にしか無いショールームがいくつかあります。
今回は、その中でも輸入建材を扱っている会社が集まっているショールームへの見学です。

こちらには、普段の一般的な建材ではあまりお目に掛からないような、
輸入特有の材料を多く展示されています。

ですので、洋風の建物を検討されている場合は、このショールームに
一度は足を運んでみるのも、面白いと思います。

今回の目的は、その中でも「モールディング」と呼ばれるものの見学です。
モールディングとは、日本で言う「廻り縁(屋内の壁と天井の境目に取り付けられる材料)」や、
「巾木(屋内の壁と床の境目に取り付けられる材料)」などを総称したものです。

海外のモールディングは、比較的、凝った形状のものが沢山あります。
今回、K様は洋風の内装を希望されているので、モールディングの形状を
確認しに行くことになりました。

一昔前までは、モールディングと言えば、木製か石膏で作られたものが
多かったと思いますが、現在では、発泡スチロール製のものや、FRP製のものなど、
沢山の種類のモールディングが存在し、それぞれ値段が違ってきます。

どんな場所に、どんな感じで利用したいのかと言う事を踏まえながら、
実際に目で見ながら選んで行くことが可能です。
こういうこと一つとっても、楽しい時間だと思います。

更に、午後からは本町にある、輸入建材を取り扱っている企業さんの
ショールームです。

こちらも、モールディングを取り扱っていますが、
ここでは、主にタイルを見にやってきました。

同じ、タイルと言っても、モノによってかなり見た目の風合いが違います。
実際に、手にとって確認してみることで、実際のご自身のイメージに合っているのかを
確認することが可能です。

何か一つ、物を作るだけでも、色々なワクワク感があると思います。
また、ショッピングをする時も、服一枚買うために、色々手にとって、
実際にそれを着て、街を歩くイメージをするだけで、買い物の楽しみも増えると思います。

家づくりは、そのワクワク感を幾重にも味わうことが可能なのです!
2000万円の家であれば、1万円の服を買う、ワクワク感を、
2000回楽しむべきです!

新しい生活に想いを馳せて、その生活のイメージにある、床はどんな床か?
壁や天井はどんなものなのか?
照明は?モールディングは?

一生に、何度も味わう事が可能なものではありません。
ですから、慎重になることもそうだと思いますが、
それ以上に、その「ワクワク感」を楽しんで貰いたいと思います!

それこそが、本当の注文住宅なのです!!!

 

街中で最大限パッシブ!大阪市M様邸お引き渡し

大阪市内の"コテコテの大阪"と言った場所で、ご建築されていた、
M様邸のお引き渡しが行われました!

建物の奥まった位置での玄関
玄関は、建物から少し奥まった場所にあります。

大阪市内ですので、敷地の大きさが限られています。
敷地目一杯の大きさの建物を計画したので、駐車場と駐輪所は、建物内部に計画されています。
上の写真では、奥まった玄関の横側が駐輪スペースになっています。

玄関にある水槽
玄関に入るとまず、迎えてくれるのが大きな水槽

玄関に入ると、水槽が目に入ってきます。
こちらの水槽は、事前に壁の中に埋め込めるように、壁部分を作っています。
もちろん、メンテナンスが可能なように、裏側から水槽を取り外せるようになっています。
また、直接の排水も可能なように、排水用の配管も用意されています。
Mさんのこだわりが伺えますね!

大きなシューズクローク
水槽の裏側には、収納部分の大きなシューズクローク

そして、水槽の裏側には、収納部分を大きくとった、シューズクロークがあります。
これだけの収納があれば、かなりの靴が入るはずです。
廊下側から、直接見える部分に関しては、扉付きの収納とし、
そうでない部分は、扉を付けずに、使いやすくすると言う工夫がされています。

2階リビングの吹抜
2階リビングに更に吹抜が!

明るさを求めて、2階ビリングにしています。
しかし、道路を挟んで目の前は、更に高い4階建の建物があります。
大きな建物が建つ可能性もあるこの地域で、将来を見越して、
もし大きな建物がたっても、採光を極力実現できるような工夫がなされています。

リビングに面した中庭
吹抜部分は3階にあたります

実質、3階にあたる吹抜部分に、大きな窓をとっています。
冬場でも、目前にある4階の建物に遮られずに直射日光が
入ってくるように、計画されています!

パッシブ設計の工夫
この吹抜部分に、"工夫"があります。

また、この地域では防火上の規制が厳しい地域です。
ですので、木材を家の中でもむき出しにすることが、基本的には出来ません。
(特殊な計算をして、安全が確認されると、むき出しにすることも可能です。)

ですが、木材の模様をしたシートによって、防火上有効な梁や柱にしています。

大阪市内における、木造の3階建は、通常の地域の木造2階建に比べると、
遥かに、法的な規制が厳しくなります。

通常の2階建と3階建ての異なる部分は、"構造"において検討すべきことです。
木造の2階建では、基本的に構造に関しては複雑な構造計算という物が必要ありません。

しかし、3階建以上になると、必ず、地震や台風からの構造的な安全性を確認するための、
「許容応力度計算」と呼ばれる構造計算が必要なります。

更に、大阪市内の地域柄、防火に関する規制も厳しくなります。
通常の木造住宅では許されている、木材の露出度、窓の防火上の種類、
そして、目に見えない、壁の中の防火上の処理まで、かなりの事が制約されます。
階段の位置についても、防火上の規制が出て来ます。

こうした規制は、ともすれば住まいを無機質なものに変えがちです。
しかし、そんな中でも、自然の光を取り入れ、太陽の熱の暖かさを享受し、
風の流れを家の中に取り入れる工夫をすることは可能です。

もちろん、こう言った事を実現するためにも、
「断熱性能」については、充分に検討することが重要です。

そんな工夫を凝らしたM様邸が無事に完成し、
恒例の鍵のお引き渡しを行って、
無事にお引き渡しが行えました!

追伸
コテコテの大阪というのかどうか、難しいですが、
この家のお隣さんは、世にも珍しい(?)豚を家の外側で飼っています。
完全なオープン外構なので、触ろうと思えば、誰でも触れるのですが、
豚ってかなり力が強いので、大丈夫かなと思ったのですが、
かなり大人しい豚で、たまに日光浴で小屋から出て来て、日に当たっているのですが、
また、大人しく小屋に自分から帰っていきます。
ある意味、可愛いのだと思います。

このユニークさが、大阪らしいといえば、大阪らしいです(笑)

 

姫路市にてS様邸の地鎮祭が行われました!

姫路市で、これからご建築予定のS様邸の地鎮祭が行われました。
元々、阪神間にてお住まいだったS様が、姫路市に引っ越されてのご建築です。

工務店さんとの最初の打ち合わせから、約2年ほどの年月が過ぎ、
めでたく、ここまでやってきました!

姫路市と言う、地域柄があるのかもしれませんが、
通常、土地を購入しての建築を行う場合、
建築時期に関わらず、支払いが先と言うことがよくあります。

しかし、ここの不動産屋さんは気長に今回の建築が始まるまで、
その支払を待って貰えたようです。

住宅地なので、この土地を欲しいと言う人は、きっと他にもいたように思いますが、
そういうケースもあるものなのですね!

リビングに面した中庭
地鎮祭ではこの祭壇がとても大切です!

地鎮祭で、不思議に思われる方も沢山いらっしゃるようなのですが、
地鎮祭に使用する、紅白の垂れ幕や、式典中に座る椅子やテントなどについて、
誰が用意するのかと言った、質問を受けることがあります。

この点に関しては、工務店さんによってマチマチですが、
これらを自社で持っていて、社内の人々で力を合わせて用意すると言う工務店さんもありますし、
テントや椅子などを確保しておくためには、倉庫などの場所が必要になりますので、
独自には持たないで、「イベント会社」に依頼する工務店さんもあります。

ただし、祭壇に関しては、必ずといって良いほど、
神社さんの方で用意されることが殆どです。

そして、お供えもの。
こちらに関しては、神社さんによって違うのですが、
神社さん自身が用意される場合と、お施主さんに用意を依頼する場合があるようです。

こう言ったところは、若しかしたら地域性があるのかもしれません。

リビングに面した中庭
鎮め物に祈りを捧げる神主さん

最近、地鎮祭自体を行わない方も多くなってきているように感じます。
15年ほど前、滋賀県で勤めて居た時は、まず間違いなく、地鎮祭と上棟式は行ったものですが、
最近では、形式だけの地鎮祭を行ったり、全く何もご希望されない方もいらっしゃいます。

時代が、変わってきたんだなぁと思います。
中には、神社さんに依頼するのではなく、お寺に依頼すると言うケースもあるそうです。

「八百万の神」と言う考え方における神道では、土地の神様として、
氏神・産土神・鎮守神と言う神様がいるそうです。

現代では、これらをまとめて氏神と呼ぶそうですが、本来土地の守護神は、
鎮守神なのだそうです。

ですから、てっきり神社さんが行うものなのかと思っていたのですが、
地域によっては、違う風習があるようなのです。

リビングに面した中庭
最後にお清めの塩を撒いています

場所が変われば色々あるということですが、
ここ姫路市においては、私が知っている地鎮祭と、大きく変わる要素はそんなにありませんでした。

式典が終わった後、お供えに用意していた、塩・米・お酒は、そのまま持って帰らずに、
家が建つ予定の場所の4隅に、それぞれ撒いていきます。
そして、最後に鎮め物を埋めた砂山にもこれらを撒いて、地鎮祭は終了です。

タイや野菜などのお供え物は、お施主さんがそのまま持って帰ります。
どうやら、このお供え物に関しては、余るからと言って、他人に分けたりすることは、
あまり良くないそうです。
ついつい、親切心でそうしてしまいがちですが、心に留めておく必要がありそうです。

無事に、地鎮祭が終わりました!

いよいよ、工事が始まります!

 
 
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