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省エネはなぜ必要なのか?

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昨年12月3日に大阪南港ATCにある、エコプラザさんからのご依頼で、

手軽に省エネ ~光熱費をおさえる3つのヒント~
と題して、大阪市住まい情報センターさんにおいて、講演を行いました。

講演では、そもそも何故省エネが必要なのか?
何故省エネが、今叫ばれるようになったのか?

と、言った話から、我々が達成すべき省エネはどの程度なのか。
を知って貰い、そのために必要なことは何かと言うお話をしました。

手軽に省エネで登壇
お話をさせて頂いています。

まず、

「ここ最近で何故ここまで省エネが言われるようになってきたのか?」
ということですが、きっかけとなったのは、2011年に発生した東北の地震による
原子力発電所の停止が大きなターニングポイントとなりました。
原子力発電所自体の是非はともかく、原子力発電所が一斉に停止されたことにより、
日本の発電所においては、代替として火力発電が使われるようになりました。

火力発電は、石油などの燃料を燃やした熱の力を使って発電が行われる方式ですので、
燃料を燃やしたことによって発生する二酸化炭素の量が単純に多くなりました。

この、
「石油などの燃料を使う量が増えたこと」
と、
「二酸化炭素の発生量が日本において増えたこと」

の2つの大きな点から、

「もっとエネルギー(電気やガス、灯油など)を使う量を減らさなければならない」

と、言うことになりました。

では、何故石油の使う量が増えたり、二酸化炭素の発生量が増えるとと不味いのでしょうか?
この2つには別々の理由があります。


まずは、二酸化炭素の発生量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
2015年にパリでCOP21と言う国際会議が開かれました。
このCOP21と言うのは気候変動枠組条約、第21回締約国会議
と、言う日本語名称がついているのですが、

要は、
【世界の主要な国々が集まり、世界規模で起きている気候変動に
 対応するための枠組みを決めて、皆で約束事にしましょう。】

と、言う会議です。

そして、気候変動とは、簡単に言うと「地球温暖化」のことです。
現在のペースで温暖化が進むと、2080年から2100年の間には、
最大4.8℃も気温が上昇すると予想されています。

ここまで気温が上がることになると、人間の力では、
温度上昇を止められなくなると言われています。

ですので、そうならないように省エネをして、
地球温暖化の原因を作っているとされている、
二酸化炭素の量を減らしましょう。

この減らし方について、それぞれの国で、どのくらいの
程度づつ減らすべきかを話あったのが、COP21です。

「日本はどれだけ減らすことになったのかというと、
 2030年までに、2013年と比べて、26%削減する。」

と、言う事になったのです。

ですので、国としてはこの決められた目標を
クリアーするために、省エネを呼びかけているのが、
一つの大きな理由なのです。

そして、石油を使う量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
これは、当たり前なのですが、石油を使う量が増えると、
それだけ石油を買わなければならなくなるからです。

日本は石油をほぼ全て海外から輸入して、買ってくることで賄っています。
この額は、2015年で、約6.6兆円にも及びます。
また、電気エネルギーを発電するのに使用するのは、ガスなども使います。
ガスもまた輸入に頼っていて、約5兆円ほどとなっています。

海外へ流れていくだけのこのお金を、日本に留めておくことが出来れば、
我々にとってもメリットがあるのではないか。
と、言うことも一因です。
(ドイツは、2050年までにドイツ国内だけで終始が可能な、
 再生可能エネルギーでの発電を80%にする計画で、既に40%は
 自給可能となっていてます。
 日本は現在、たったの6%。このような国際的な流れも背景にあるかもしれません。)

これらの理由から、最近では国が主導して、省エネ化を
進めていくようになったのです。

こういう背景を前提として、省エネするためにはどのような方法があるかなどを
講演では、お話させて頂きました。

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エネマネハウス2017の結果発表!

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12月16日(土)グランフロントの広場にある、SHIP HALLという場所で、
エネマネハウス2017の結果発表及び表彰式が行われました!

4月頃からこのプロジェクトが始まり、諸先生方や学生さん、
それぞれのメーカーさんとの打合せを種々おこない、その集大成である
建物を建築し、その中で実際の生活を模して過ごしてみて、
最適に、快適に過ごすにはどうしたら良いかを話し合い、
自分たちのコンセプトや考えを如何に広く、多くの人に知ってもらうか。
世の中に広めるためにはどうしたら良いのかを模索しながら過ごした日々を終え、
遂にこの日を迎えることが出来ました。

午前中には、学生さん達が、実際に建てた建物の中で審査委員の方々の前で
最終プレゼンを行いました。

我々が考えたコンセプトは、「建物だけに終始せず、街にも良い影響を与えうる」
と、言うことを最後まで訴え続けてきました。

現代社会において希薄化されていると言える、街の中でのコミュニティを
リフォームを皮切りに復活させることが出来るのでは無いかという打ち出しを
我々のコンセプトといています。

エネルギーをマネージメントすることも勿論出来た上で、
エネルギーの最適化と同時に、家族や街としての住まいの最適化も提案出来ないかと
意欲的に提案させて頂きました。

質疑応答では、委員の方からとても厳しいご意見も頂いたようですが、
上手く回答することが出来たようでした。

そしていよいよ午後から結果の発表と表彰式。
結論から言うと、
このコンペで最も優れた提案に与えられる"最優秀賞"は京都大学でした。
京都の町家をリフォームすると言う提案で、町中に溶け込むための工夫などがなされ、
とても良い提案で、その点が評価されたようです。

そして、我々近畿大学はと言うと、

一般の人の得票数1位の「Peple's Choice Award」、
最もエネルギーマネージメントが優れていた賞として「エネルギー敢闘賞」
それに「優秀賞」
を加えた3冠を達成出来きました!(詳細はコチラ

学生さん達は、「最優秀賞が取りたかった」と悔しがっていましたが、
私にすればよく頑張ったもんだなと思いました。
審査員の方々に総じてもっとも評価されたのは、他の大学でしたが、
審査員の中には、我々の提案を絶賛して下さった方もいらっしゃました。
中でも、建築家の隈研吾さんが、最も評価して下さっていたと思います。

明るい家
実際に見学に来られた際も最も長く滞在されたそうです

明るい家
建築の歴史に絡めて評価頂きました。

「メタボリズムの実現」と言う言葉を使った、我々の建物への評価(メタボリズムの意味はコチラ)は、
「やっとこのコンペも、立体的になってきた!」と、お話された内容に通じると思います。

つまり、建物のコンペでもその建物だけに終止した提案でなく、
街や世の中を如何に良くするために、提案するか。
そう言った視点の提案がやっと出てきたと言う意味です。

本当に救われた思いのお言葉でした。

また、「エネルギー敢闘賞」においては、
私が担当させて頂いた設備機器改造の結果が大いに反映された結果です。
結果として、最も消費エネルギー量が少なく、最も発電量が多く、
そして、温度、湿度、二酸化炭素濃度、明るさ、騒音と言う指標においても、
十分に快適だったと言うことです。この点においては、近畿大学が一番だったと
胸を張っても良いと思います。学生さんたちの苦闘が報われた結果だと思います。

そして、「Peple's Choice Award」は、我々の地の利が活かされたたことも
否めないとは思いますが、賞を受賞した感想で学生さんが言っていた、
「僕達の提案は十分に需要があると確信出来た」
と、言うのも事実だと思います。
実際にとある市の市長さんが来られ、
「この提案を是非ともウチの市で実現したい」
とおっしゃられていたそうです。

明るい家

明るい家

このように我々、近畿大学も含め、他の大学さんたちも
とてもユニークで面白い提案が沢山あった、エネマネハウス2017。
学生さん達にとっては、最先端の技術を知ったり、
実際の建物を建てる経験は、かけがえのないものになったのでは無いでしょうか。
また、私としてもとても良い勉強になりました。

この機会に、他の先生方やその他大勢の方々と知り合うことも出来、
本当に良い機会を頂けたと思っています!

先生方の間で話題になっていた、「デカスロン(世界大会)」への参戦。
今度は日本の国として、本気で考えても良いのかもしれません。
そして、そこで示された方法こそが、新たな日本の街づくりの
礎となるようになれば、より参加の意義が出てくるのではないでしょうか。

そういう意味でも、大会のための大会に終わらせず、如何にそれを実際の街づくりに
活かすことが出来るかも含めた、提案が出来ると良いと思われます。

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代表取締役 太田 周彰

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