日曜、月曜で広島へ「定期借地権」と言う、土地を借り上げて家を建てると
いった手法を学ぶための勉強会に参加してきました。
主催者は、住宅CMサービス創始者でもある、ダブルスネットワーク株式会社の若本社長。
今回の研修には、全国の住宅CMサービス運営者が集まり、この勉強会に参加しました。
講師は、NPO法人住宅生産性研究会の戸谷理事。
1日目は昼から広島の三原市にある、フォレストガーデンヒルズに集合。
ここは、アメリカの街並みを再現したリゾートホテルで、
後で分かったのですが、講師の戸谷理事が推奨するアメリカ様式を
綺麗に再現している場所でした。
(なぜ、アメリカの普通の街並みがリゾートと呼ばれてしまうのか?
このような疑問に対する答えが返ってくる勉強会でした。)
そして、そこで行われた講義は、まずなぜ日本の家は、資産価値が残らないのか。
これに対して、アメリカでは住めば住むほど家の資産価値が上がっていくのか。
と、言った内容の講義が行われました。
日本では、町を計画する(都市計画)の概念が商業的過ぎる事。
住む場所としての街並みがほとんど計画されていない事が
その主な原因であること。
日本の街並みを壊すのは、いつもマンションであること。
等が挙げられました。
これらの他に、元国交相の役人と言う立場であったことから、
やはり、日本の大手企業と官僚の癒着や既得権益の確保に走った官僚達が
原因であることも触れられていました。
既に70歳を超える年齢で、なんとパワフルな・・・
と感じるほどの勢いと、またこれとは対照的に感じる豊富な知識量。
年をとってもこのように元気でありたいなぁと、とても感心しました^^)
そして、その後実際にこの「定期借地権」を利用した、宅地を計画する場所へ視察。
広大に広がるその場所で、長閑に暮らせる良い街並みが創られていくことを
想像しながら、スケールの大きな話に耳を傾けていました^^)
戸谷理事のお話の中で印象的だったのが、アメリカなどの街並みで良いとされるところは、
戸建て住宅が集まったその表には、芝生の豊かな公園が広がり、子供達が自由に遊べるような
街並みになっているそうです。
そして、園児達は車の通る事のないその公園を通って、幼稚園まで行けるように計画されていて、
車は、家の裏側の車道から、家の裏側に止めるようになっているそうです。
今まで、
「日本は国土が狭いから・・・」
と、諦めさせられていたこのような景色ですが、
よく考えれば、それもこれも土地や家の値段が「異常に高い」と、
いう事が挙げられるのです。
これは、明治時代に間違った解釈で作成された法律が、
今でもそのままであることに起因しているそうです。
さて、そしてその晩。
ご多分に漏れず、宴会を行いました^^)
宴会の席でも住宅談義に花が咲いて、
如何に一般消費者のための街並みを作っていくかについて、
様々な話がなされました^^)
そして、2日目の勉強会もかなり色々な話を聞くことが出来て、
とても充実の勉強会でした!!
皆様、お疲れ様でした^^)