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2017年2月

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屋内温度と健康に関するシンポジウム IN大阪 その1

3年掛けて全国調査を行ってきた、スマートウェルネス住宅等推進事業における、
中間発表が先日行われました。

今回の調査では、断熱リフォーム前後における住い手の血圧や生活習慣、
身体活動量など健康への影響を調べてきました。

そして、中間発表でこの3年間で分かってきたことが発表され、
改めて、大阪でその内容についてお話頂く場として、シンポジウムを開催致しました。
私も大阪での活動内容について、お話させて頂きました!

屋内温度と健康に関するシンポジウム
沢山の方がご参加下さいました!

まずはこの調査を取り仕切っている委員会の幹事である、
慶應義塾大学の伊香賀俊治教授にお越し頂き、講演頂きました。

その内容でとても重要なことをここで挙げておくと、

◯まず、目安としてイギリスの基準などを参考にすると
 「屋内は18℃以上」
 であることが良いとされています。

◯今回の調査の結果、在宅時の居間の平均温度が18℃を下回っているご家庭が、
 "約6割!!" 

 太田解釈:つまり、日本の住宅は改めて寒い!!と言う事が言えそうです。

◯断熱リフォームを行ったご家庭の在宅時の居間の温度は、上昇傾向
 (有意に(明らかな)差がある場合で約2℃差)

◯室温の低下が血圧の上昇の影響は、高齢者ほど大きい

◯断熱リフォームにより、温度上昇があれば血圧も抑制される!!

◯温度上昇により、夜間頻尿にも改善がみられた!!

と、言ったことが主にお話されていた内容です。
もちろん、これら意外にも沢山のことが分析されていて、
あらゆる面にとって、寒さが人間の健康に悪影響を及ぼしていそうだということが、
示されています!!

慶応大学 伊香賀教授
慶応大学 伊香賀教授のお話

更に、今回はお医者さんの立場でありながら、
住居の寒さが、健康に悪影響を与えるのではないかと言う視点で、
調査研究されている、奈良県立医科大学の佐伯先生にもお越し頂き、
お話をして頂きました。
(※この3月に教授になられました。)

佐伯先生が、なぜお医者さんの立場でありながら、
このような研究に没頭されるようになったのかと言うと、

奈良県十津川村でのプライマリ・ケア診療(どんな病気でもまず、最初に治療に当たる)の、
ご経験が発端だそうです。

ここでは、どんな病気にも対処するのですが、その場で対処が出来ないとなった場合、
十津川村から他の医療機関に行くまでに、1時間~1時間半掛かるそうです。

更に、十津川村は広く、ご自宅で病気が発症し、そこからプライマリ・ケア診療を
受信するまでも道のりが長く、1時間も掛かるそうです。

急病の場合、最初の3時間でどのような対処をするのかで、その後が決まるそうで、
物理的に医療では難しいと感じられたそうです。

そこで、必要になるのが「病気を予防すること」

と、言う思いに至ったそうです。

そして、医学研究のトップジャーナルである、
The Lanset」では「日本において1年に10万人が過剰に冬に亡くなり、これは煙草による死者数と同じ」
と報告されていて、予防をするなら温度が重要なのではないかと思われたそうです。

そして2010年より研究を始められ、様々なことが分かったそうです。

◯10℃違う環境で、血圧にどれだけ差が出るか?
 冬は服を厚着していれば大丈夫という話があるが、実際には5.8mmHgもの差があり、
 服を着ているだけでは、対処出来ないことが分かった。

◯寒い家に住む人は、塩分摂取量が多くなる!!
 これは、マウス実験でも同様のことが分かっている。

◯外気温は関係なく、屋内温度が寒いと血小板の数が増える!!
 血小板は多すぎると、血管が詰まる。

と、言ったことが統計学的にきちんと処理した上で、
分かってきていると言う事でした。

奈良県立医科大学 佐伯講師
奈良県立医科大学 佐伯先生のお話

 

無垢が暖かい!年中半袖短パンの家 OB客訪問!

外気温が3℃を指すこの日、新たに家づくりを計画中のお客様と一緒に、
四條畷市にある、標高の高い場所で住んでいらっしゃるOB施主さんを訪問してきました!

外構の植栽
植栽がいい感じになっています

久しぶりに訪れてみると、外構の植栽がいい感じに枯れたり、葉を実らせたりしています。
これは、この季節に葉を実らせる木と、そうでない木があるからです。

植栽があると、良い雰囲気を醸し出すものです^^)

無垢の家
屋内はこんな感じ

早速中に入ってみると、木の香りが奥へと誘ってくれます。
この家では、杉を主とした無垢の素材を沢山使用しています。
本物の木を適切な量を用いると、落ち着きと暖かさをもたらしています。

吹抜の家
吹抜もあります!

大きな吹抜があり、1階と2階は完全に繋がっています!
外が寒いこの日、寒さが心配になりませんか?

床下エアコンの効果
床も満遍なく暖かい

ここは、ある特殊な施工をしているので、床も満遍なく暖かくなっています!
(※カメラの画面の右側にあるゲージの範囲が、19.2℃~25.4℃になっています。
 これは、この色彩画面上の温度分布がその間にあることを示しています。
 そして、左上にある21.9℃というのが画面中央の温度です。
 色の濃淡が殆ど右のゲージの真ん中よりの色をしていることから、床が満遍なく
 暖かいことが分かります。)

床が暖かいのは、寒い日にはとても気持ちの良いものです^^)

ちなみに、この家では元々エアコンが2台しかなく、
この日は、その内の1台が稼働しているのみでした!!

普通はエアコンで暖房を行うと、その気流による乾燥や、
不快感が気になりますが、そもそも1台なので、気流が起こっているのかすら、
感じることはありません。

高断熱住宅の効果
どこを計測しても大体同じような温度です!

更に吹抜の上の天井の温度も計測してみると、
他の場所と殆ど同じような値(写真は22.4℃)を示します。

他にもトイレや、洗面所、個室、LDK、玄関、
様々な箇所を計測させて頂きましたが、どこも同じような温度です!!

適切な湿度
湿度も適切な湿度です!

更には湿度も42%を示しています。
これは、ウィルスの心配や、カビ、ダニの心配、
乾燥肌の心配もない適切な湿度です!

適切な湿度を実現するのにも、ある工夫が必要になってきます。

OB訪問
工務店さんの話を真剣に聞きいるT様

更にこの家は、太陽光発電システムも載せています。
最近、普通になってきているいわゆる、ゼロ・エネルギー住宅をクリアーしています。
写真は、その太陽光発電システムについて、工務店さんが説明されています。

暖かい家
暖かい屋内で談笑中!

屋内が暖かいので、とても居心地が良いです。
ここのお施主さんにお話を聞くと、年中、半袖短パン、裸足で過ごしているそうです。
屋内の至る所の温度が同じなのは、もはや当然のようになってきていますが、
「床が暖かい」のには、2つの大きな理由があります!!
今回は、それを確かめて貰うためにここまでやってきました。

2組の計画中の方をお連れしたのですが、
実際に実感されてみて、
「そうする事に決めました!」
と、どちらも仰っていました。

やはり、体感すると違いが分かるものです。

ハンモック
ハンモックは良い遊び場です!

ダイニングの横にあるスペースでは、ハンモックがぶら下がっています。
そこで、ユラユラゆれてみたり、クルクルまわってみたり、
子供にとっては、とても良いおもちゃのようです。

こちらの家は、お施主さんのご好意で
「いつ見に来て頂いても構いませんよ!」

と、言って頂いています。
家づくりを真剣に考えられている方には、
とても参考になるのでは無いかと思います!!

 
 
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代表取締役 太田 周彰

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太田 周彰

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