2017年10月

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インフルエンザを室温の調整で予防するためのシンポジウム

インフルエンザを室温の調整で予防することは、海外では割りと当たり前の対策とされています。
日本においても、この室温調整の大切さを知ってもらうためのシンポジウムが四條畷市にて開催され、私もスピーカーとして登壇させて頂きました。

日本ではインフルエンザの予防と言えば、手洗いうがいをすることや、マスクをすること、予防注射などが有名ですが、
部屋の室温を暖かくしておきましょうと言うのはあまり一般的ではありません。
しかし、海外に目を向けてみると室温を暖かく、また湿度を適切に保つことで、
予防を行うと言ったことも推奨されているそうです。

今回、四條畷市で開催されたシンポジウムでは、そのような現状を地域の方に知ってもらうために、
「子供たちをインフルエンザから守るために親や地域ができること」と題して、
東邦大学看護学部の福島富士子教授が基調講演をされました。

福島先生は、地域におけるかかわりの中で子供やその親達を如何に支えていくべきかと言った研究をされていて、
少子化対策の政策提言もされていらっしゃいます。
その豊富な研究結果を用いて、今回、
家族住まいるHandBook ウィルスと菌のお話
と、言う本を執筆され、その内容について更に詳しく解説して頂きました。

この本には、
手洗いの仕方から、肌のトラブルについての話や、
腸内フローラの大切さと言ったお話に加えて、
あたたかな家が同様に大切であることが書かれています。

更に「ソーシャル・キャピタル」と言って、社会全体の人間関係の豊かさを
表現する言葉を使われて、この大切さを書かれています。

ソーシャル・キャピタルの基本となるものは、親と子の愛着形成であり、
これを支えにして、ソーシャル・キャピタルが醸成されていく。
地域の人間関係の作りやすさにも繋がる

と、福島先生は仰られていて、健康や住まいと言った観点を
その人自身の生活の在り方と、人と人との関係性の在り方と言った、
2つの視点から見て、改めて何が大切なのかを説明して下さいました。

そして基調講演の2番めに私が登壇させて頂きました。
私は「住環境と健康との関係」と題して、我々が調査してきて
分かってきた内容に関して、講演をさせて頂きました。

そして、今度は住環境を適切な室温に保つことで、
インフルエンザを予防できると言う、海外での知見を、
日本においても証明出来ないかと言う事で、お話をさせて頂きました。

明るい家
一番左にいるのが私です

その後に開催されたパネルディスカッションでは、
四條畷市の東市長さん(全国で最年少の市長さんだそうです)、
それから地域を代表して、緑風台区長さん、四條畷市の老人クラブ連合会の副会長さん、田原小学校PTAの副会長さんにも
登壇して頂き、感じている問題点などについて、お話頂きました。

地域で話をしている実際のママの意見としてのお話として、
インフルエンザの予防に関して、実際にあたたかい家が良いと言うことが、
具体的にママの間で話がされるようになれば、もっと広がっていくのではないか。
と言った話や、

地域のコミュニティを如何に良くしていくかと言ったことが、
より予防法の伝染には良いのではないか。
と言ったお話があり、
私も聞いていて、その具体性にハッとさせられました。

近いうちに、この日本においてもその大切さが認識されていくようになると思います。
温度を適切に保つことの重要性は、これら意外にも沢山あり、
今はそれを一つ一つ真剣に捉えていくためのステップだと思えば、
逆に時間が掛かることでその重要性も浸透していくのではないかと、
私個人は思っています。

 
 
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