2016年7月

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岡山にて樹脂窓(樹脂サッシ)についてお話させて頂きました

お世話になっている、大学の先生に私をご紹介頂き、
樹脂窓(樹脂サッシ)を扱っているメーカー(YKK AP)さんの主催するセミナーで、
樹脂窓やZEH(ゼロ・エネルギー住宅)、高断熱住宅の今後についてのお話をさせて頂きました。

今回は岡山にてお話をさせて頂いたのですが、他にも和歌山や三重等でもお話をさせて頂きました。
今回の講演を聞きに来て頂いたのは、200名以上の工務店さんや建築士さん、建築材料の流通関係の方です。
沢山の方にご参加頂き、とても光栄なことでした。

APWフォーラム
会場には沢山の方に集まって頂きました!

2020年までに、国が新築住宅の半分をZEH(ゼロ・エネルギー住宅の略で"ゼッチ"と言います。)にすると言う目標を立てて、
今では、それに対する補助金などが沢山出ています。

経済産業省がこのZEHに関する「ZEHロードマップ検討委員会」なるものを結成し、
そこで、ZEHとはこういうものだ。というものを「とりまとめ」に記載しています。
今回のこの「とりまとめ」の中の6ページにある、「ZEHの判断基準」というものを参考にすると、
UA値と言う、家全体の断熱性能を表現する数値が、比較的温暖な地域で0.6(W/㎡・K)と言う数字以下であることが、記載されています。

この意味は、
「ZEHを計画するのであれば、通常、国が最低限と規定している断熱性能

 比較的温暖な地域で0.87(W/㎡・K)

 よりも、より高い断熱性能の家を計画しなさい。」
と、いう意味です。

これをより確実に実現するためには、樹脂窓(樹脂サッシ)を利用することが、
一番、優先順位が高いと言えます。
しかし、この基準。
 あくまでZEHとするための最低基準と言う位置づけなので、注意が必要です。)

APWセミナー
丁寧にご紹介頂きました

今回、私がお話させて頂いたのは、樹脂窓(樹脂サッシ)が今後普及するかどうかと言ったお話でした。
私は、ZEHの最低断熱基準を目標にしてしまうと、今後、樹脂窓(樹脂サッシ)の必要性は薄まってしまうと考えています。
(樹脂窓(樹脂サッシ)でなくても、上の断熱基準はクリアーしてしまうからです。)
しかし、

「世の中に求められているものが、本当にZEHなのか?」

と、言った視点に立つと話は全く変わってきます。
より快適で、より健康的な住宅を目指した時、
必ず、断熱性能の良い窓は必要になります。
その時に必要となるのが樹脂窓であり、樹脂サッシです。

私個人的には、樹脂窓(樹脂サッシ)は、今後必ず普及すると考えていて、
それは何故かと言った理由について、色々な過去の事例や、数字的な根拠を元に、
お話をさせて頂きました。

今回は、プロ向けにお話をさせて頂いたので、
一般のこれから家づくりをされる方に対して、
知っておくべきことをここで、あえて挙げるとすれば、

「より快適で、健康的に暮らそうと思えば、家の断熱性能を高くすることが必要(十分条件でない)で、
 そのためには、窓を断熱性能の高い窓(樹脂窓(樹脂サッシ)など)にすることが、
 優先順位として一番高い。」

と、言うことが言えます。

そして、今回の講演では更にその先を見据えたお話をさせて頂きました。
(※割りと評判が良かったそうです。)
まだ他に2会場ほど講演予定をしております!

 

新たな工事が土用による工事中断をまたいで始まります!

東大阪市にて、新たに工事がスタートしました!
ここで計画されている建物は、
ZEH(ゼロエネルギー住宅)で、HEAT20(ヒート20と言う団体が規定する
G2レベル(最高レベル)の断熱性能を有する建物が建築される予定です^^

地盤改良工事がスタート!

したのですが、実は「土用」の期間をまたぐために、
工事が一旦中断します。
土用明けに工事が再開されるのですが、土用とは一体何でしょうか??

土用と工事
土用により工事中断中!

土用とは、雑節(ざっせつ)と呼ばれる季節の変わり目に設けられた特別な期間のことで、
節分や彼岸と言った期間と同列です。

雑節は、そもそも五行(ごぎょう)と呼ばれる中国由来の自然哲学の思想です。
(全てのものは、木・火・土・金・水の5種類で出来ていると言う説)

春に木、夏に火、秋に金、冬に水、ということになっていて、
残った土は、季節の変わり目ということとなって、これを「土用」と呼ぶようになりました。

この時期は、土の気(力)が盛んになると言う事で、土を動かしたり、穴を掘ったりしてはいけないと言う事になっています。
ですので、この習わしに従い、この期間中は工事をしないことになりました。
(以前にも、土用の期間を工事しないことになった事がありました。)

季節の変わり目にあるこの土用は、だいたい18日ほどの期間があります。
土用の期間がはじまることを、土用の入りと言いますが、この土用の入りは、毎年少しづつ違います。
また、土用の入りが決まる方法も2種類あるので、注意が必要です。
今年の夏は7月19日からと言う事で、ここから8月18日までは、工事をしないことになりました。

季節の変わり目を表す、この土用の期間。
気候が変化するので、比較的温度変化が激しい時期でもあります。
ですので、この期間には特に健康管理に注意しましょうと言うことも言われます。

四季はともすれば、日本特有のものと思われがちですが、
実は、中国にもあれば他の国でも四季に近い考え方があります。
(英語でもあります Summer Winter Spring Autumn)

ですので、中国においても同様に季節の変わり目に感じ取る変化を、
「気」の変化と捉えたのだと考えられます。

最近では、「土用の丑の日」と言うフレーズをスーパーマーケットの広告などで見かける程度で、
土用を意識する機会はめったにないと思いますが、折角の家づくりと言うイベントにおいて、
土工事が忌み嫌われるこの期間に敢えて土をいじるのではなく、避けたいと思われるのは、ある意味で当然かもしれません。

また、土用の期間が開けて工事が再スタートする時期には、お盆が終わる頃となります。
ひと時の休暇を過ごしたあとに、リフレッシュして更に新たな気持ちで工事がスタート出来れば何よりです^^

 

大きな2世帯住宅の家の上棟式が行われました! IN生駒市

暑い日が続くようになってきましたが、
生駒市で工事が行われているT様邸の工事も順調に進んでいます!

工事では、棟木と呼ばれる屋根の一番てっぺんの部分の木材が、
組み上がるタイミングを上棟と言うのですが、
上棟式は、大工さんを労う意味も多分に含まれていますので、
時期をズラして行う場合も多いです。

上棟が終わり、屋根工事もほぼ完成に近づいた段階で、
上棟式を行なうことになりました!!

2世帯住宅(2世代同居型住宅)と言うこともあって、
大きな建物と言う印象のある、T様邸。
屋根も掛かり、丁度いい感じに直射日光を防ぐことが出来て、
式をするには絶好のタイミングです^^

窓設置
既に組み上がっていて、窓まで設置されました!

工務店の担当さんの合図で、みんなで御幣に2礼2拍1礼!
工事の無事を祈ります。

2礼2拍1礼
地鎮祭同様祭壇に向かって2礼2拍1礼

まだ工事中なので、材料なども若干ありますが、
四方お清めは、その中を通って家の四隅に酒と塩と米を撒いてもらいます。
今回は、お父さんとおじいちゃんがそれぞれ塩とお米を。
そいて大工の棟梁さんが酒を撒いて周ります。

そんな中、お嬢さんはお父さんが何をしているのか興味津々です^^

四方お清め
お父さんのお清めする姿を伺っています^^

続いて、おじいちゃんがお清めをしているところものぞきみ^^
いつかこの写真が、とても良い思い出になるやもしれませんね!

四方お清め2
今度はおじいちゃんの姿^^

四方のお清めを終え、T様から大工さん達にご家族の紹介をして頂き、
更に労いのお言葉も頂きました!

最後に工務店の社長さんから、安全第一で、工事が進むように祈願を兼ねた乾杯。
無事に上棟式を終える事が出来ました!

ところで、この建物ですがある特殊な構法を採用しています。
壁の中に、基礎から上がってきた空気が通り、
そのまま小屋裏を通って抜けていくと言う仕組みの建物です。

この上棟式が始まる前に、大工の棟梁さんが丁度その空気の通り道を
作るための作業をしていました。

最近では、事前に工場で必要な形状に木材をカットして持ってくることが多いので、
私もまさか大工さんが現場でこの作業をするとは思っていなかったので、
「現場で作業をするんですね~」

と、少し驚きをもってこの大工さんに話しかけました。

大工さん曰く、
「この作業にはかなりの時間と労力が掛かるのだけど、
 ここをしっかりと工事することで、家が長持ちするので、その分しっかりやらして貰っています。」

とのこと。

こう言う作業を丁寧に心掛けてやってくれる大工さんに工事は任せたいものですね!

マメに掃除をしながら、現場を綺麗に保ちながら工事を進められているので、
現場が綺麗なのはさることながら、作業も非常に丁寧に進められています。

大工さんの良し悪しは、大工さんの性格の表れと言う見方をすることもできます。
普段から、マメな性格の大工さんはやはり、工事作業自体も丁寧な人が多いですし、
あまり気の周らない(気にしていない)大工さんは、それなりに感じます。

もちろん、色々な大工さんがいるので一概に決めつけるのは良くないのですが、
少なくとも慌てて雑な工事をされていないと言うことの証にはなります^^

いい家が仕上がりそうですね!!

 

大きな開口を設置した家の完成現場見学会を開催致しました! IN交野市S様邸

交野市で建築が進んでいたS様邸。
一部、工事を残していますがお施主様のご好意で、見学会を開催させて頂きました^^
今回はあっという間に予約が埋まってしまい、広く案内しませんでしたが、
来られた方はとても参考になったと喜んでいらっしゃいました!!

今回のこのたてもののテーマは
「生活感の無い家にすること」
です。

そしてもう一つの大きなテーマとしては、この場所を購入することにした、
大きな決定要因である、景色を活かす事。でした。

今回、このどちらものテーマを実現するために、かなり大胆な計画となっています^^

竜笛の音色
玄関ホール

玄関に入って、まず最初に目に飛び込んでくるのが、このタイル壁。
モザイクタイルと呼ばれる、正方形のタイルを組み合わせて、あしらってあるのですが、
鏡の位置も絶妙で、外出の際にもバッチリ使えるようになっています。

竜笛の音色
洗面所

洗面室においては、まるでどこかの商業施設の洗面所のようです^^
横幅を広めに取った洗面所で、鏡も2つあるので、親子が並んで使用することも可能です。

竜笛の音色
書斎(ゼブラ?)

まさに目を引くとは、この事かと改めて思い知らさせた壁紙を利用している、書斎です。
基本的には、一般的な壁紙の中から選ばれていますが、ジックリ見ていくと、
このような柄もあることに気付かされます!!

竜笛の音色
2階リビングと大開口

景色を活かすために、2階リビングとなっています。
リビングボード側の壁には、ワニ柄の本来は床に使用する素材を利用しています。
そして、リビングから望むバルコニーには、視界を極力遮らないように大開口が設置されています。
もちろん、単なるアルミの窓だと冬場にとても寒くなるので、樹脂サッシを用いています!

更には、大開口を用いたことで構造的に弱くなっては意味がありませんので、
詳細な構造計算によって、地震などに対する安全性の検討も行っています!

竜笛の音色
リビング

また、リビングからバルコニーへ出て行く部分には、段差を無くしたいと言うご希望を反映し、
一般的でない、少し特殊な計画方法で段差なしのフラットとしています。
こうすることで、外と中のスムーズな出入りが可能となります!

竜笛の音色
ダイニングから桜の見える景色

また、ダイニングにはお隣さんを気にすること無く、目下に広がる景色を楽しめるように、
専用の窓を配置しています!
春になると桜が咲くこの場所で、桜の色を感じながら、朝食を食べる日が直ぐそこに来ています^^

竜笛の音色
大開口を前にして

それぞれのご見学者さんも、この大きな窓によって明るくなった場所に立ち止まり、
その感覚を味わわれていました。

竜笛の音色
大開口を前にして2

今回は特別に用意してもらったこの大開口窓。
その重さは200KG近いと言います。
窓を取り付ける際も、4人の大工さん(通常の施工時は大工さんは1人)によって、
設置してもらいました^^

竜笛の音色
大開口を前にして3

今回は、生活感を無くすと言うテーマだったので、普段はあまり使用されることが少ないデザインの
壁クロスや床タイルが使用されています。

できるだけ費用を抑えつつ、ご希望に沿った計画を実現するにはどうしたら良いのかと言ったことについて、
参考にして頂けたようであれば、見学会としては大成功です!

 
 
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