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家づくり関係のお話

近未来!VPP(バーチャルパワープラント)って何でしょう?

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【HEMSや太陽光発電の設置がより重要になりそうです!】

先日、私が所属する(公益社団法人)空気調和衛生工学の省エネルギー委員会、住宅省エネルギー研究小委員会にて、沖縄の宮古島にて行われているVPP(バーチャルパワープラント)の実証事業について、調査視察に行ってきました。

実証事業は、現在「宮古島における島嶼(とうしょ)型スマートコミュニティ」という事業名称で宮古島において実証が行われています。

宮古島においては、沖縄電力が供給する電力事業の赤字が続いていて、他の離島でも同様の状況だそうです。これらを解消したいとインセンティブが働いて、平成23年から、「宮古島全島EMS(エネルギーマネージメントシステム)実証事業」というものが以前から行われていました。現在の事業はこれを引き継いたものとなっているようです。

VPP(バーチャルパワープラント)と一言でいっても、かなり複雑で実現にはいくつかのハードルがあるようです。

VPPとは、簡単に言うと太陽光発電や風力発電など、通常の火力発電などの発電所とは違って、比較的小規模の発電施設を上手く纏めてコントロールし、必要な時に必要なだけ供給できるようにするシステムと言うイメージです。

この纏め役をするのがアグリゲーターと呼ばれる役目の人々で、これから先はこのアグリゲーターの存在が重要になってくるようです。

これが上手く世の中に浸透すれば、先日九州電力管内で行われた太陽光発電の出力制御のようなことが適切に行うことが可能となります。
また、北海道で生じたようなブラックアウトの危険性も低くなるようです。

宮古島では太陽光発電を主力電源(主要な発電施設)と位置づけられるように様々な実証実験が行われています。
例えば、来間島と言う、宮古島に隣接する小さな島で行われた実証実験では、88世帯(約220人弱)、公民館、小学校に太陽光発電を380kw設置。これに対して、蓄電池(リチウム)を176kw✕2を設置して、時給自足の生活が出来るのかを確認したようです。
この実証試験では、
「太陽光発電と蓄電池」
だけで生活出来るかを確認したようです。
ここで得られた知見としては、 蓄電池容量が足りないということと、天気の予測精度がかなり重要と言うことが分かったようです。

来間島のVPP実証実験
来間島で実証実験が行われた村

来間島の景色
反対を見れば、こんなに綺麗な場所でした!!

<宮古島におけるVPPに必要なこと>
・それぞれの家庭や施設の消費電力を計測し、それを一つに集める機器の普及
 HEMSに代表されるように、その建物で消費されているエネルギー量を計測し、
 その情報を集計先に送るシステムの普及が必要です。

・太陽光発電などの発電する機器の普及
 電力の供給元としての発電機器の普及が必要です。

・必要なエネルギーの平準化
 太陽光発電は昼間に多く発電し、夜は全く発電出来ません。
 しかし、普通の住生活では夜にも電力は消費するので、これをより単純化する必要があります。
 エネルギーを使う時間をずらしたり、エネルギーを蓄電池などに貯めることで実現を模索しているようです。

以上のようなことが実現できれば、事前に必要なエネルギー量を予測し、必要なエネルギーだけを作って生活すると言うことが可能となります。

これらの実証実験の結果は、将来の我々の生活においても活かされる可能性があります。
ドイツにおいては、既にこれらのことが実現し、既に電気においてはほぼコントロールが可能になっているようです。そして、次の課題として、電気よりも遥かに多くのエネルギーが必要な熱(お湯や暖房)を余った電力で賄えないかと言う、新たな取り組みに進んでいるようです。

ここでこれから家づくりをされる方に対して参考となるのは、
HEMSや太陽光発電の設置
と、言うことが今後さらに重要になりそう
だと言うことです。
(ただし、蓄電池に関しては、V2Hと言って、車を蓄電池の代わりにすると言うことが、
 世の中的に進むかもしれません
ので、注意が必要そうです。)

 
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