今日は三重県まで、気密測定に行ってきました。
気密とは、家と外との隙間がどの程度あるかの事です。
今回、測定させて頂いたお宅はこちら。
平屋で、外側を羽目板と呼ばれる木の板で作られたこの家。
お施主様は、非常に勉強熱心な方でした。
技術系のお仕事をずっとされていたと言う、このお施主様。
やはりとても良く勉強されていて、私たちにも様々なことを聞いてこられる。
本当によく調べたなぁ~と、思うことばかり^^)
特に私が関心したのは、換気計画の設計を全部ご自分でやられたとのこと。
この換気の計画は、分かってしまえばそれほど難しくは無いのですが、
それでも結構難しい。
結露の問題や、室温との関係、使用する機械の風圧の問題など、
考慮すべき事項が様々です。
ご自分で設計された内容を、指示書として工務店さんに提出されたようで、
かなり分厚い指示書になっていました^^)
工務店さんも、かなりお客様のこだわりにお付き合いされたようで。
この辺は、工務店さんならではだと思います。
換気以外にも、窓が二重になっていて外側がアルミサッシで内側が、
日本では滅多に見ない木製サッシ(輸入されたそうです。)
木製サッシを採用した二重窓
この木製サッシは、かなり断熱性能が良いのですが、
木で出来ているので、なかなか採用は難しい・・・
二重窓にすることで、比較的採用はしやすいですね!!
さらに、私が感心したのは夏場の暑さ対策もかなり万全なことです。
夏は家の中に日差しが直接入らないようにすることが大切なのですが、
なかなかそこまで費用をかけてしようと言う人がいない・・・
しかし、このお宅ではしっかりとそこまで計画されているのです^^)
大きな窓の外側に、オーニングと呼ばれるものを使用して、
バッチリと夏の日差し対策をされている!!
まぁ、良くここまで色々勉強されたなと。
外壁も熱の伝導がサイディングなどと比べても低く、住まい環境にとっては非常によい
木製の羽目板を使用されているので、かなり住み心地はバッチリなはずです!!
さてさて、では実際の気密のほどは???
それは、次回に!!