工事が続いていた、松原市Y様邸が遂に完成!!
お引き渡しを致しました^^
Y様邸は、間口(道路から見た、土地の幅)が約4.5mで、
奥に長細い土地の形状をしています。
このような形状の土地は、大阪の都市部には多く、
法的な制限も複雑になるため、計画をする側としては、
腕がなります^^
まさに、都市という条件に配慮した住宅。
都市型住宅と言うに相応しい住宅です!
この限られた土地の中で、どれだけ大きな空間を生み出すか。
そこが大きなポイントでした^^
都市を意識した外観
外観は、都市型を意識して屋根が見えないようにしています。
そして、タイルやサイディング、吹付けと3種類の外壁を織り交ぜて、
正に顔となるように、道路側に面した外壁面積が限られている事を逆手にとった、
凝った外観としています。
玄関
玄関を入ると、床から天井までのハイサイドドアが、ど~んと構えているので、
奥行きに加え、高さ方向にも開放感を出しています^^
Y様と監督さんでデザインした、造作テレビ台
これこそ、注文住宅の醍醐味と言える、造作テレビ台です。
お施主さんである、Y様と監督さんでデザインされたもので、
テレビの後ろにしようしている、波模様の材料はY様が、
とあるショールームで見つけてこられたものです。
また、その他の材料は監督さんの提案によって、採用されたものです。
これこそ、正に注文住宅ですね!
明るさと開放感を意識した吹き抜け
お隣の建物がすぐ近くにあるこの場所で、
昼間でも、照明をつけなくても明るくなるように工夫したこの吹き抜け。
もちろん、暖房に費用が掛からないように、高断熱仕様になっています!!
ハイサイドドアを採用した寝室
天井高は、高めの2m60cm。そして、引き戸や開き戸などの建具は、
床から天井までのハイサイドドアとしているので、開けた時の開放感が全然違います!!
和の雰囲気を醸し出すトイレ
来客用に設置したトイレは、和風の趣きが出るように、演出されています。
裏側にとった、ウッドデッキ
裏側には、お父さんがDIY作業をする場所として、ウッドデッキを確保。
周囲からの目線が気にならないように、敢えて囲いをしています。
見学会の際は、このウッドデッキの広々とした感じに感激される方が、
多かったです^^
敢えて家の内部に作ったバルコニー
2階には、敢えて家の内部側にバルコニーを設けています。
こうすることで、隣近所の目線を気にすること無く過ごせます。
まさに都市ならではの工夫です!
ここでハンモックを使ったり、バーベキューをされるとのことです^^
このような位置にバルコニーを設置する場合、防水方法を工夫しなければ、
将来的には雨漏りの可能性も出て来ます。
その辺りの対策もバッチリです!
非常に、時間を掛けてジックリと計画をされてきた、Y様。
お引き渡しを致しましたが、お引越しは9月以降と言う事ですので、
また、暮らしなれた時期にお伺いしてお話を聞きたいと思っています!
岸和田市で建築工事が始まる、U様邸。
この日、とても天気がよく暑い中、地鎮祭が行われました^^
地鎮祭では、親戚の方を招かれる方も多いです。
この日もご両親を招かれ、地鎮祭を行いました。
地鎮祭のメインイベントとも言える、
「地鎮の儀」では、下のような盛り砂を用意し、
これを土地に見立てて、地を鎮める儀式を行います。
今回、この盛り砂には、草が植えられています。
この草は、場合によっては無いこともあります。
もし、このように草が植えられた状態の場合は、
「設計者」がこの草を忌鎌(いみかま)と呼ばれる鎌で刈ります。
今回は、この役を私がやりました^^
「エイ、エイ、エイ!!」
と、勢い良く、掛け声を3回発し、それと同時に鎌で草を刈る仕草をします。
そして、刈った草は、遠くに投げるように飛ばします。
これを、「刈初(かりそめ)の儀」と、言います。
鎌で、敷地内の草を刈り取り、綺麗にすると言う意味で行います。
次に、施主であるU様が、忌鍬(いみくわ)と呼ばれる鍬で、
この盛り砂を崩します。この際も、3回、エイ!の掛け声と共に、
鍬でこの盛り砂を崩します。
(鎮め物の箱を入れやすいように崩せるとベストです^^)
これを、「穿初(うがちそめ)の儀」と、言います。
綺麗になった土地を鍬で掘り起こすと言う意味です。
地鎮の儀に使用する盛砂
そして、祈念の済んだ、鎮め物を神主さんが鎮めます。
これによって、地を鎮めるのです。
これを「鎮め物埋納の儀」と呼びます。
施主さんが上手く掘り起こせなくても、
通常、神主さんがここで何とかしてくれます^^
そして、最後に施工者である工務店さんが、
忌鋤(いみすき)と呼ばれる鋤で、この鎮め物を
綺麗に埋納するように、砂をかぶせます。
これを「土均し(つちならし)」といって、
まさに土地を均すと言う意味になります。
地鎮の儀が終わった後の盛砂
こうして、地鎮の儀が終わった状態が、上の写真です。
実際には、これは儀式上、土地に見立ててこの儀式を行っているので、
鎮め物は、工務店さんの方で基礎工事の際に、土の中に埋めてくれます。
地鎮祭では、地鎮の儀がメインイベントと言えますが、
この他にも、施主さんはいくつかのイベントをこなして貰います^^
今回の地鎮祭では、神主さんがU様の知り合いと言うこともあり、
さほど緊張された様子は無かったと思いますが、
やはり、これから工事が始まると言う実感は湧いたのでは無いかと思います!
いよいよ、工事が始まります!!