岸和田市で建築工事が始まる、U様邸。
この日、とても天気がよく暑い中、地鎮祭が行われました^^
地鎮祭では、親戚の方を招かれる方も多いです。
この日もご両親を招かれ、地鎮祭を行いました。
地鎮祭のメインイベントとも言える、
「地鎮の儀」では、下のような盛り砂を用意し、
これを土地に見立てて、地を鎮める儀式を行います。
今回、この盛り砂には、草が植えられています。
この草は、場合によっては無いこともあります。
もし、このように草が植えられた状態の場合は、
「設計者」がこの草を忌鎌(いみかま)と呼ばれる鎌で刈ります。
今回は、この役を私がやりました^^
「エイ、エイ、エイ!!」
と、勢い良く、掛け声を3回発し、それと同時に鎌で草を刈る仕草をします。
そして、刈った草は、遠くに投げるように飛ばします。
これを、「刈初(かりそめ)の儀」と、言います。
鎌で、敷地内の草を刈り取り、綺麗にすると言う意味で行います。
次に、施主であるU様が、忌鍬(いみくわ)と呼ばれる鍬で、
この盛り砂を崩します。この際も、3回、エイ!の掛け声と共に、
鍬でこの盛り砂を崩します。
(鎮め物の箱を入れやすいように崩せるとベストです^^)
これを、「穿初(うがちそめ)の儀」と、言います。
綺麗になった土地を鍬で掘り起こすと言う意味です。
地鎮の儀に使用する盛砂
そして、祈念の済んだ、鎮め物を神主さんが鎮めます。
これによって、地を鎮めるのです。
これを「鎮め物埋納の儀」と呼びます。
施主さんが上手く掘り起こせなくても、
通常、神主さんがここで何とかしてくれます^^
そして、最後に施工者である工務店さんが、
忌鋤(いみすき)と呼ばれる鋤で、この鎮め物を
綺麗に埋納するように、砂をかぶせます。
これを「土均し(つちならし)」といって、
まさに土地を均すと言う意味になります。
地鎮の儀が終わった後の盛砂
こうして、地鎮の儀が終わった状態が、上の写真です。
実際には、これは儀式上、土地に見立ててこの儀式を行っているので、
鎮め物は、工務店さんの方で基礎工事の際に、土の中に埋めてくれます。
地鎮祭では、地鎮の儀がメインイベントと言えますが、
この他にも、施主さんはいくつかのイベントをこなして貰います^^
今回の地鎮祭では、神主さんがU様の知り合いと言うこともあり、
さほど緊張された様子は無かったと思いますが、
やはり、これから工事が始まると言う実感は湧いたのでは無いかと思います!
いよいよ、工事が始まります!!