今年も恒例の経団連会館にて、健康・省エネシンポジウムが開催されました。
今回で、早くも9回目になります。
今年も様々な分野の「リーダー」とされる方々が出席され、
今後の日本の住宅のあり方について、様々な角度からお話されました。
今回は、「住宅と健康に関する最新の研究から」と題して、
(一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議の会長であり、
(一財)建築省エネルギー機構の理事長もされている、
村上周三先生(この分野における、まさにリーダーです。)が、現在分かっている住宅と健康との関連性を示す、
調査研究データをとても詳しく、ご紹介されました。
また、我々が国民会議の一員として調査協力している、
健康調査についてもお話され、この調査の社会的な意義について、
お話されました。
今回は、イングランドの公衆衛生庁で健康保護についての部署を担当されている、
Angie Boneさんも公演され、英国における住宅と健康に関する取り組みについて、
お話されました。
中で印象的だったのは、イギリスでは寒い日に暖かく過ごすべきと言う事に対して
都度警告を発信する必要があるかどうかについて、
検討がなされていたようで、色々な調査の結果、死亡リスクが高くなるような外気温になった時に、
警報を発しようとすると、冬の殆どの日に警告を発することになるので、
それならば、いっそのこと住まいを断熱化し、暖房するほうが重要だという結論になったそうです。
(前提として、暖かく過ごす環境を作ることは必須となっています。)
そのようなイギリスでの考え方を参考に、日本ではどのような対策をすることが
大切なのかを考えていく必要がありそうです。
健康・省エネ住宅を推進する国民会議 村上 周三会長
今回のシンポジウムでは、議員連として健康・省エネ住宅を推進することの重要性について、
検討をする会の会長をされている、高村議員も来賓の挨拶に来られました。
寒さに対する規制や法律などを作ろうとすると、厚生省が管轄になって、それらの内容について、
検討することになるようなのですが、高村議員は
「薬などの副作用を調べることとは別の事として考えるべきだ」
と、言う意見を述べられ、出来れば早く冬に家の中が寒いと言う事実に対応すべきと言った趣旨の
お話をされました。
健康・省エネ住宅を推進する議連連盟 高村 正彦 会長
そして、今回は総理大臣の補佐官をされている衛藤晟一氏も挨拶にこられ、
今回の活動の意義について、お話をされていました。
内閣総理大臣補佐官 衛藤 晟一氏
更に、もう一人の総理大臣補佐官である和泉洋人氏も挨拶に上がられ、
「先の2名がこれだけ長くお話をされたと言う事は、この内容が如何に重要なことなのかを分かって貰えたと思います。」
と、お話されていました。
つまり、冬場に寒いという事実が、如何に改善すべきことで、
それを実現する何らかの手段が必要なのではないかと言う事です。
内閣総理大臣補佐官 和泉 洋人氏
もちろん、その具体的な手法についてはこれからどんどん議論が進んでいくものと思われますが、
毎年行われている恒例のシンポジウムとは言え、一歩一歩確実に、良い方向に向かって進んでいるのではないかと
感じるシンポジウムとなりました!
とても良い天気だったこの日、松原市で完成した、
パッシブで高断熱な3世帯住宅のお引渡しを行いました!
待ちに待ったこの日、無事にお引渡しをさせて頂きました。
住み慣れた松原のこの界隈にて、予てから家を建てるための土地を探されて、
相当の月日が経ちました。
土地との出会いは、「縁」と言う部分も多分にあり、
すんなり見つかる場合もありますが、相当な時間がかかることもあります。
今回のT様のご計画でも相当の時間と、迷いを抱えながら土地探しをされていたそうです。
そんな中、我々のところへご相談に来られたのが最初の始まりでした^^
(その当時のお話は、以下のリンクで記載頂いています。
住宅CMサービスお客様の声
http://www.cms-izumi.com/reputation/2016/05/012t5.html )
そしてやっと見つけた場所だけに、家づくりへの思いも深まることだと思います。
その思いが遂に結実する日。それがお引渡しと言うことになります!
ご家族が集う場所としてのダイニングキッチン
その拘りの一部をここでご紹介致します。
上の写真は、「ご家族全員が集える場所」として計画されたダイニングです!
ご両親や弟さん達と一緒に、仲良くユックリと食事を楽しみながら過ごされるのでしょう^^
無垢材の床が、和やかな雰囲気を醸しだしてくれています。
4月25日の午前11時頃の2Fリビングの日の入り方
2階リビングはシアタールームを兼ねています。
ご夫婦、ご兄弟揃って、映画を見られるとのことで、
こちらは、「若人の憩いの場」とでも言うべき場所でしょう!
もちろん、当たり前にパッシブ設計となっています。
この日の11時頃では、計画通り直射日光が入らないように計画されています!
更に、主寝室の前室には、書庫ルームがあり、
沢山ある本を楽しめるスペースなども設けています!
一人の時間を楽しめそうです。
工務店さんのお引き渡しの説明を受けるT様
お引渡しでは、工務店さんから家の中の設備や仕様についての説明が改めて行われます。
全ての使い方を説明すると言うわけでは無いですが、困った際にどうしたら良いか。
使い出すに、登録しておくべきこと。
などについての話がありました。(とは言え、量が多いので当然忘れることも出てくるかと思いますが。)
そして、これぞお引渡しと言う事で、鍵をお渡しし、
その鍵にて初めての解錠作業をして頂きます。
その作業によって、それまでの間、工事関係者が使用していた、
工事用の鍵が利用できないようになります。
これをもって、お引渡しが完了です!
いよいよもって、お施主さんの家となるわけです。
鍵を初めて使う事で、お引渡しが完了します!
ここに至るまでの紆余曲折、更に家づくりについてのアドバイス等、
我々にとっても大変嬉しいお言葉を以下に頂いております。
住宅CMサービスお客様の声
http://www.cms-izumi.com/reputation/2016/05/012t5.html
これから始まる生活についても、また改めてお聞かせ頂けたらと思います!!