暑い日が続くようになってきましたが、
生駒市で工事が行われているT様邸の工事も順調に進んでいます!
工事では、棟木と呼ばれる屋根の一番てっぺんの部分の木材が、
組み上がるタイミングを上棟と言うのですが、
上棟式は、大工さんを労う意味も多分に含まれていますので、
時期をズラして行う場合も多いです。
上棟が終わり、屋根工事もほぼ完成に近づいた段階で、
上棟式を行なうことになりました!!
2世帯住宅(2世代同居型住宅)と言うこともあって、
大きな建物と言う印象のある、T様邸。
屋根も掛かり、丁度いい感じに直射日光を防ぐことが出来て、
式をするには絶好のタイミングです^^
既に組み上がっていて、窓まで設置されました!
工務店の担当さんの合図で、みんなで御幣に2礼2拍1礼!
工事の無事を祈ります。
地鎮祭同様祭壇に向かって2礼2拍1礼
まだ工事中なので、材料なども若干ありますが、
四方お清めは、その中を通って家の四隅に酒と塩と米を撒いてもらいます。
今回は、お父さんとおじいちゃんがそれぞれ塩とお米を。
そいて大工の棟梁さんが酒を撒いて周ります。
そんな中、お嬢さんはお父さんが何をしているのか興味津々です^^
お父さんのお清めする姿を伺っています^^
続いて、おじいちゃんがお清めをしているところものぞきみ^^
いつかこの写真が、とても良い思い出になるやもしれませんね!
今度はおじいちゃんの姿^^
四方のお清めを終え、T様から大工さん達にご家族の紹介をして頂き、
更に労いのお言葉も頂きました!
最後に工務店の社長さんから、安全第一で、工事が進むように祈願を兼ねた乾杯。
無事に上棟式を終える事が出来ました!
ところで、この建物ですがある特殊な構法を採用しています。
壁の中に、基礎から上がってきた空気が通り、
そのまま小屋裏を通って抜けていくと言う仕組みの建物です。
この上棟式が始まる前に、大工の棟梁さんが丁度その空気の通り道を
作るための作業をしていました。
最近では、事前に工場で必要な形状に木材をカットして持ってくることが多いので、
私もまさか大工さんが現場でこの作業をするとは思っていなかったので、
「現場で作業をするんですね~」
と、少し驚きをもってこの大工さんに話しかけました。
大工さん曰く、
「この作業にはかなりの時間と労力が掛かるのだけど、
ここをしっかりと工事することで、家が長持ちするので、その分しっかりやらして貰っています。」
とのこと。
こう言う作業を丁寧に心掛けてやってくれる大工さんに工事は任せたいものですね!
マメに掃除をしながら、現場を綺麗に保ちながら工事を進められているので、
現場が綺麗なのはさることながら、作業も非常に丁寧に進められています。
大工さんの良し悪しは、大工さんの性格の表れと言う見方をすることもできます。
普段から、マメな性格の大工さんはやはり、工事作業自体も丁寧な人が多いですし、
あまり気の周らない(気にしていない)大工さんは、それなりに感じます。
もちろん、色々な大工さんがいるので一概に決めつけるのは良くないのですが、
少なくとも慌てて雑な工事をされていないと言うことの証にはなります^^
いい家が仕上がりそうですね!!
交野市で建築が進んでいたS様邸。
一部、工事を残していますがお施主様のご好意で、見学会を開催させて頂きました^^
今回はあっという間に予約が埋まってしまい、広く案内しませんでしたが、
来られた方はとても参考になったと喜んでいらっしゃいました!!
今回のこのたてもののテーマは
「生活感の無い家にすること」
です。
そしてもう一つの大きなテーマとしては、この場所を購入することにした、
大きな決定要因である、景色を活かす事。でした。
今回、このどちらものテーマを実現するために、かなり大胆な計画となっています^^
玄関ホール
玄関に入って、まず最初に目に飛び込んでくるのが、このタイル壁。
モザイクタイルと呼ばれる、正方形のタイルを組み合わせて、あしらってあるのですが、
鏡の位置も絶妙で、外出の際にもバッチリ使えるようになっています。
洗面所
洗面室においては、まるでどこかの商業施設の洗面所のようです^^
横幅を広めに取った洗面所で、鏡も2つあるので、親子が並んで使用することも可能です。
書斎(ゼブラ?)
まさに目を引くとは、この事かと改めて思い知らさせた壁紙を利用している、書斎です。
基本的には、一般的な壁紙の中から選ばれていますが、ジックリ見ていくと、
このような柄もあることに気付かされます!!
2階リビングと大開口
景色を活かすために、2階リビングとなっています。
リビングボード側の壁には、ワニ柄の本来は床に使用する素材を利用しています。
そして、リビングから望むバルコニーには、視界を極力遮らないように大開口が設置されています。
もちろん、単なるアルミの窓だと冬場にとても寒くなるので、樹脂サッシを用いています!
更には、大開口を用いたことで構造的に弱くなっては意味がありませんので、
詳細な構造計算によって、地震などに対する安全性の検討も行っています!
リビング
また、リビングからバルコニーへ出て行く部分には、段差を無くしたいと言うご希望を反映し、
一般的でない、少し特殊な計画方法で段差なしのフラットとしています。
こうすることで、外と中のスムーズな出入りが可能となります!
ダイニングから桜の見える景色
また、ダイニングにはお隣さんを気にすること無く、目下に広がる景色を楽しめるように、
専用の窓を配置しています!
春になると桜が咲くこの場所で、桜の色を感じながら、朝食を食べる日が直ぐそこに来ています^^
大開口を前にして
それぞれのご見学者さんも、この大きな窓によって明るくなった場所に立ち止まり、
その感覚を味わわれていました。
大開口を前にして2
今回は特別に用意してもらったこの大開口窓。
その重さは200KG近いと言います。
窓を取り付ける際も、4人の大工さん(通常の施工時は大工さんは1人)によって、
設置してもらいました^^
大開口を前にして3
今回は、生活感を無くすと言うテーマだったので、普段はあまり使用されることが少ないデザインの
壁クロスや床タイルが使用されています。
できるだけ費用を抑えつつ、ご希望に沿った計画を実現するにはどうしたら良いのかと言ったことについて、
参考にして頂けたようであれば、見学会としては大成功です!