現存する日本最古の住宅と言われる、
『箱木千年家』
に、見学に行ってきました。
この「箱木」と言う名前ですが、実はここに住んでいた家主さんの
名前をそのまま使って呼んでいるようです。
国の重要文化財として、指定されているのですが、
どうやら、管理をしているのも箱木さんと仰る方のようです。
恐らく、子孫の方なのでしょうね。
神戸市の北区にあるこの住宅、本来は今建っている場所の西側にある、
湖の底に建っていたようです。
ダム建設の際に、今の場所に移築されたそうですが、
それでも、この建物に使われている柱や梁などは
建築当初のものが今でも使われているそうです。
ですから、分かっているだけで約700年近い経った木のようです。
木材は正しく、丁寧にメンテナンスすればここまで長持ちするのだなぁと、
改めて感心しました。
移築された建物は、元々の家の増築部分を切り離して、
母屋と離れの二棟になっているのですが、
この母屋は主に、高床ではなく、土間の上にそのまま床を組んでいることから、
夏に向けてではなく、冬の対策を考えて作られたのであろうことが
予想されます^^)
日本のいわゆる住宅は、この手の冬に対する対策が取られた住宅の方が
一般的なのだそうです。
権利の象徴としての、高床式建物とは住宅は本当は異なっているとのことです。
ここで、日本の一般的な住宅は寺社仏閣建築とは異なった歴史を辿っている事に
改めて気付かされます。
時代の変遷をもっとよく知り、如何に住宅が発達してきたかを知るのも、
家づくりを行う上で大切な要素です^^)
昨日は久しぶりの雨でしたが、今日はまた晴天です。
この季節、天気が良いと本当に気持ちがいいですね。
そんな天候の中、門真市のN様邸の定例の現場検査に行きました。
今日は、屋根瓦の施工チェックです。
瓦が施工された様子
昔は、屋根の下地の上に土を載せて、
その上に瓦を施工していましたが、
雨漏りや地震の問題から
現在は、屋根の下地の上に防水シートを施工し、
その上に木下地を作った後その下地に瓦を固定していきます。
そのため、雨漏りはもちろん、台風が来た場合でも瓦が飛ばされにくくなっています。
N様は、瓦を選ばれましたが、
瓦にも様々な色やデザインから選択することができます。
この瓦のデザインの特長となっている三角の出っ張りですが、
雨が降ったときに重なる下の瓦の継ぎ目に雨が流れにくくするという
機能性もあります。
材料一つ一つを選ぶのは大変ですが、
こんな特長や見た時の印象をイメージしながら選ぶ作業は
とても楽しいもののようです。
N様も
「落ち着いた雰囲気やサイディングとのコントラストをはっきりと付けたい」
とのことでこの色を選ばれました。
実際に見ましたが、
光にあたった時の高級感や落ち着いた雰囲気を感じるこの瓦は
N様の思い通りではないかと思います。
また、先日ご紹介した屋根の通気ですが、
この棟瓦の隙間から排気されます。
(新しいウィンドウが立ち上ります)
棟瓦のアップ
写真では暗くて見えませんが水返しが付いており、
空気は通して、雨は入らないような工夫がされています。
棟換気をする場合には、専用部材を選ぶなど気をつけたいポイントです。
順調に工事が進んでいるN様邸。
今後、外壁の防水シート、サイディングが施工されれば、外観はほぼ完成です。
次回は、内観をご紹介しようと思います。