家づくり関係のお話

現存する日本最古の住宅見学 『箱木千年家』

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現存する日本最古の住宅と言われる、
『箱木千年家』
に、見学に行ってきました。

 

日本最古の住宅『箱木千年家』
日本最古の現存する住宅と言われる『箱木千年家』。

 

この「箱木」と言う名前ですが、実はここに住んでいた家主さんの
名前をそのまま使って呼んでいるようです。

国の重要文化財として、指定されているのですが、
どうやら、管理をしているのも箱木さんと仰る方のようです。
恐らく、子孫の方なのでしょうね。

神戸市の北区にあるこの住宅、本来は今建っている場所の西側にある、
湖の底に建っていたようです。

ダム建設の際に、今の場所に移築されたそうですが、
それでも、この建物に使われている柱や梁などは
建築当初のものが今でも使われているそうです。
ですから、分かっているだけで約700年近い経った木のようです。

木材は正しく、丁寧にメンテナンスすればここまで長持ちするのだなぁと、
改めて感心しました。


移築された建物は、元々の家の増築部分を切り離して、
母屋と離れの二棟になっているのですが、
この母屋は主に、高床ではなく、土間の上にそのまま床を組んでいることから、
夏に向けてではなく、冬の対策を考えて作られたのであろうことが
予想されます^^)

日本のいわゆる住宅は、この手の冬に対する対策が取られた住宅の方が
一般的なのだそうです。

権利の象徴としての、高床式建物とは住宅は本当は異なっているとのことです。

ここで、日本の一般的な住宅は寺社仏閣建築とは異なった歴史を辿っている事に
改めて気付かされます。

時代の変遷をもっとよく知り、如何に住宅が発達してきたかを知るのも、
家づくりを行う上で大切な要素です^^)

 


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