姫路市で、これからご建築予定のS様邸の地鎮祭が行われました。
元々、阪神間にてお住まいだったS様が、姫路市に引っ越されてのご建築です。
工務店さんとの最初の打ち合わせから、約2年ほどの年月が過ぎ、
めでたく、ここまでやってきました!
姫路市と言う、地域柄があるのかもしれませんが、
通常、土地を購入しての建築を行う場合、
建築時期に関わらず、支払いが先と言うことがよくあります。
しかし、ここの不動産屋さんは気長に今回の建築が始まるまで、
その支払を待って貰えたようです。
住宅地なので、この土地を欲しいと言う人は、きっと他にもいたように思いますが、
そういうケースもあるものなのですね!
地鎮祭ではこの祭壇がとても大切です!
地鎮祭で、不思議に思われる方も沢山いらっしゃるようなのですが、
地鎮祭に使用する、紅白の垂れ幕や、式典中に座る椅子やテントなどについて、
誰が用意するのかと言った、質問を受けることがあります。
この点に関しては、工務店さんによってマチマチですが、
これらを自社で持っていて、社内の人々で力を合わせて用意すると言う工務店さんもありますし、
テントや椅子などを確保しておくためには、倉庫などの場所が必要になりますので、
独自には持たないで、「イベント会社」に依頼する工務店さんもあります。
ただし、祭壇に関しては、必ずといって良いほど、
神社さんの方で用意されることが殆どです。
そして、お供えもの。
こちらに関しては、神社さんによって違うのですが、
神社さん自身が用意される場合と、お施主さんに用意を依頼する場合があるようです。
こう言ったところは、若しかしたら地域性があるのかもしれません。
鎮め物に祈りを捧げる神主さん
最近、地鎮祭自体を行わない方も多くなってきているように感じます。
15年ほど前、滋賀県で勤めて居た時は、まず間違いなく、地鎮祭と上棟式は行ったものですが、
最近では、形式だけの地鎮祭を行ったり、全く何もご希望されない方もいらっしゃいます。
時代が、変わってきたんだなぁと思います。
中には、神社さんに依頼するのではなく、お寺に依頼すると言うケースもあるそうです。
「八百万の神」と言う考え方における神道では、土地の神様として、
氏神・産土神・鎮守神と言う神様がいるそうです。
現代では、これらをまとめて氏神と呼ぶそうですが、本来土地の守護神は、
鎮守神なのだそうです。
ですから、てっきり神社さんが行うものなのかと思っていたのですが、
地域によっては、違う風習があるようなのです。
最後にお清めの塩を撒いています
場所が変われば色々あるということですが、
ここ姫路市においては、私が知っている地鎮祭と、大きく変わる要素はそんなにありませんでした。
式典が終わった後、お供えに用意していた、塩・米・お酒は、そのまま持って帰らずに、
家が建つ予定の場所の4隅に、それぞれ撒いていきます。
そして、最後に鎮め物を埋めた砂山にもこれらを撒いて、地鎮祭は終了です。
タイや野菜などのお供え物は、お施主さんがそのまま持って帰ります。
どうやら、このお供え物に関しては、余るからと言って、他人に分けたりすることは、
あまり良くないそうです。
ついつい、親切心でそうしてしまいがちですが、心に留めておく必要がありそうです。
無事に、地鎮祭が終わりました!
いよいよ、工事が始まります!