建て替え前の思い出の和室部分を残して、
新築された八尾市のK様邸の完成見学会。
多くの方にご参加頂きました^^
住宅CMサービスでは、建物の完成見学会はあくまで、
ご自身の建築計画の参考の場として頂くために開いています。
様々な建物を見学される事をお勧めさせて頂いていて、今回もその一環として、
完成見学会を開催させて頂きました。
(※もちろん、お施主さんのご好意があっての事です)
リビングに面した、明るい庭空間
リビングの外側には、明るい庭空間が広がっています。
現在、お隣さんは駐車場となっているため、この庭スペースは、
とても明るくなっています。
しかし、将来的にはもしかしたら、駐車スペースに建物が建つかもしれないと
言う事で、リビングを手前にずらし、建物がたっても相応の明るさが確保できるようにと
いう配慮がなされています。
古い住宅の壁部分が残る、ダイニング
ダイニング部分には、以前の建物の壁の部分がそのまま残されています。
写真の中央より少し右側に見える、タイルを貼った壁です。
そのどうしても残る壁を思い切って、タイルを張って、装飾の一部としてしまうと言うのは、
参考にして頂けたのは無いでしょうか。
この壁の裏側には、給湯器などのリモコンが埋め込まれてもいます。
また、このダイニングはシステムキッチンの扉の色に合わせた
壁紙が貼られていて、とてもお洒落な雰囲気を醸し出しています。
また、照明もスタイリッシュな形をしたものを採用されているので、
この空間全体が、スッキリした雰囲気となっています。
思い出の和室部分
和室部分は、建て替え前の和室をそのままの形で残してあります。
しかし、ふすま紙や畳の表面部分(畳表と言う)は、新しく張替え、
まるで新品のように見えます。
建て替え前、こちらの和室はまるでリビングのように家族でお過ごしになられた
場所と言う事でした。
ですので、その面影がちょっとでも多く残るようにと、ほぼそのままの雰囲気になっています。
ですから、真壁和室と呼ばれる建物の構造の一部である柱が部屋の内側に見えてくる、
そのままを残してあります。
「見学に来られた方は、まるで旅館みたいな和室ですね」
と、仰られていましたが、それは正にこの真壁のためだと思われます。
この他にも、キッチン裏に計画された大きな収納や、裏から自由に出入りできる、
回遊性のある勝手口など、これからの家づくりのご参考にして頂けたら本望です!