ヤマハと言えば、楽器(主にピアノ)やバイクを思い出す方も多いと思います。
しかし、ヤマハはピアノに使用する材料を使って、
リビング事業部として、キッチンの製造も行っていました。
平成3年から独立した会社として、「ヤマハ」ブランドのキッチン等を製造するヤマハリビングテックを設立。
2013年には、親会社であったヤマハが経営権を売却したため、
「トクラス」と言う社名に変更されました。
今回、トクラスと言う社名に変更されてから、初めてそのショールームに
見学に行きました。
新しい社名となっても、「ピアノ塗装」と言われる、
従来のヤマハが得意としていた色塗り手法は健在です。
ピアノ塗装とは、その名の通り、ピアノを塗装する際に用いられる
ピアノの表面に光沢を持たせる仕上げの事です。
この塗装手法をキッチンの扉などで使用することで、
とても見た目の綺麗なキッチンと出来ます。
また、大きな特徴として、その色の種類が豊富と言う事も挙げられます。
これらの大きな特徴は、そのまま引き継がれているようです^^
L型キッチンの引き出し部分
今回は主にL型キッチンを導入する計画でしたので、
見学で特に気になった部分は、
Lとなっているコーナー部分の引き出しでした。
上の写真、丁度コーナー部分が引き出しになっています。
何も知らずにこの部分をパッと見ると、
「この引き出し。開かないんじゃない?」
と、思ったのですが、キチンと引き出せるようになっています。
しかも、その「出てき方」がとても面白かったので、目を引いてしまいました。
この扉の開き方は、面白いですね!
まず、何気に引き出しを引くと、
丸で、虫が羽を広げたかのように、扉がパカっと開きます。
上棟にはクレーンがつきものです!
そして、そのままグッと引くと、何と斜めにまっすぐ引き出される
引き出しとなっていました^^
この引き出され方は想像していなかったので、
ちょっと感動してしまいました!
キッチンのメーカーさんは、それぞれ様々な特色をもっています。
もしかしたら、私がまだ知らないメーカーさんが同じような引き出しの
キッチンを作っているのかもしれませんが、
できれば、この部分はこう言う引出を普及させたら良いんじゃないかなと、
感じています。
写真の引き出しの下には、斜めに出てくるワゴンがあります。
よくあるL型キッチンの引き出しは最近ではこのワゴンの
高さが上まで来ているケースもあります。
それも良いと思いますが、普段の使い方を考えた時は、
通常の引き出しのように使えるようにする方が、
使い勝手が良いのでは無いでしょうか?
キッチンは、デザイン性もさることながら、
このような細かい機能の部分が、どのように充実しているかで、
その使い勝手が変わってきます。
TOCLASのキッチンはその意味でも少し、
他とは一線を置いているように思いました。