(※この所、サイトのリニューアルに伴い、ブログ更新に間隔が空いておりました。)
約1月前、地鎮祭が行われた阪南市のS様邸。
この日は、住宅の瑕疵担保保険を発行する機関と、市役所による、
基礎の配筋工事検査が行われました。
(私もたまたま時間が合ったので、同じ日に行きました。)
基礎配筋工事の確認状況
最近は、住宅において、「構造」と「雨漏り」については、品確法と言う法律に則って、
施工する側が保証を出さなくてはなりません。
とは言うものの、町の工務店が出した保証書では、もし工務店が倒産した場合に、
その保証を行う所が無くなってしまいます。
ですから、一般的には工務店は、各住宅毎に保証会社に保険金を掛けて、
保険会社が保証書を発行すると言う形を取ります。
もちろん、保証会社も無闇矢鱈(むやみやたら)に、保険金が掛かれば、
保証書を発行すると言う訳にはいきませんので、
ある一定以上の施工がキチンと出来ているかどうかの確認に訪れます。
もし、この確認において、工事がキチンと出来ていないとなれば、
保証書を発行しないと言う仕組みになっている訳です。
ですから、この日はその保証会社に雇われた専門家(多くの場合、建築士)が、
基礎の配筋がキチンと施工できているかどうかを確認しにくる日だった訳です。
それでなくても、基礎工事を施工した基礎業者が自主的に確認し、
工務店の監督さんが確認し、私も確認しに来る訳ですから、
結構な確認作業が行われますが、この上、保証会社の方でも確認を行い、
役所からも代理の人間が確認に来るわけです。(同一人物であることが多いですが。)
ですから、10年程前までは、頻繁に基礎の鉄筋の大きさが違ったり、
必要な箇所に鉄筋が入っていないなどと言うことが起こった訳ですが、
現在では、なかなかそのような事が起こりえません。
また、これから先も確認方法の技術が向上するでしょうから、
更に、信頼性が増して行くことだと思います。
この日も、基礎の配筋に問題は無く、検査はパスとなりました。
晴天に恵まれたこの日、阪南市においてS様邸の地鎮祭が行われました!
この所、立て続けに続いている地鎮祭。
割と現代の世の中においても、この地鎮祭は行われるケースが少なくありません。
(もちろん、行わない場合もありますが。)
この日の神主さんは、非常に地鎮祭に慣れたご様子の神主さんで、
式の流れもキチンと一つ一つ丁寧に行われ、動作がキビキビしている印象でした。
阪南市のS様邸での地鎮祭にて祝詞(のりと)を読み上げる神主さん
本来、地鎮祭はその土地の氏神様が祀られている神社の神主さんが担当する事になっています。
しかし、先にもありましたように、最近は略式にしたり、省いたりする関係で、地鎮祭の数も減っているものと思われます。
だから、地鎮祭に呼ばれた神主さんも、どこかぎこちないケースもある訳です。
しかし、この神主さんは、この地域の氏神さんの神社の神主さんとしてだけでなく、
割と他の地域にも呼び出されて、地鎮祭をすることもあるそうです。
この神主さんに関しては、人気が出るのも何となく分かる気がするのですが、
きっと神にお祈りを捧げられれば、地を鎮める事が出来ると言うことでしょうね^^
いよいよ、工事が始まっていきます!