家づくり関連ニュース

阪南市で上棟が行われました! 上棟で行われる屋起しについて

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本日、天気にも恵まれ、阪南市のS様邸の上棟が行われました。
一日で、すっかり屋根まで出来上がり、明日の雨に備えた、養生を行って、
無事に棟が上がりました!

通常は、2日程度掛かる上棟。クレーン車も2日程度必要になるケースが多いのですが、
今回は、大工さんが沢山応援に来てくれていたこともあり、1日で棟を上げるまでに
至りました^^

仮筋交い
屋起しが終わり、仮筋交いが設置されている様子。

上の写真に写っている、斜めの材料は、この上棟の際に、建物が傾かないように、仮に入れられる『仮筋交い』と、呼ばれるものです。
仮筋交いとは、その名の通り、仮に入れておく筋交いなのですが、仮に入れるこの筋交いも、
『屋起し』と呼ばれる、建物がキッチリと真っ直ぐに建っているかどうかを判定(「建ちを見る」と言う。)して、
配置されます。

この屋起し、どうやって建ち(真っ直ぐに建っているかどうか)を見ているかと言うと、
大工さんが必ず持っている、「下げ振り」(下写真)と、言うものを使って、建ちを見ます。
下げ振りには、糸に垂らされたオモリが付いています。
この下げ振りを柱に沿わせて立たせた時、柱が真っ直ぐ垂直なら、オモリが目盛りの真ん中に来ます。
もしk,柱が垂直でなかったら、「起こして柱を建たせる」訳です。

下げ振り
下げ振り。

柱を建たせるには、下の写真の道具を使います。
「屋起しナンバーワン」と、言う名前の商品(俗称は?)で、これを建たせたい柱の上に取りついている、
梁に片端を引っ掛けます。
もう片端を、別の動かない角に引っ掛けます。
真ん中にある、回転用のハンドルを回すと、棒が伸びたり、縮んだりするので、それによって、柱を垂直に持って行きます。

屋起し
屋起しナンバーワン

そして、下げ振りで垂直が確認されたら、もう動かないように、仮筋交いで、
斜めに止めてしまいます。

こうして、要所要所の『建ち』を順番に見ていって、家全体が真っ直ぐに建つように『屋起し』をする訳です。
ここでも、大工さんの長年の経験が活かさせて行くわけです^^

無事、上棟が終わりました!!


 
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3階建ての上棟が行われました! IN茨木市 T様邸

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台風の影響により、上棟日が延期された、茨木市で建築中のT様邸。
この日は晴天に恵まれ、上棟が行われました!
3階建てと言う事で、背が高いこの建物。
1日で全てを組み上げる事が難しいので、2日間に分けて構造躯体を組み上げていきます。

上棟とは、この構造躯体を組み上げて、最後に屋根の一番てっぺん(棟)を組み上げる事から、
上棟と言われています。

3階建てのこの建物では、最後の棟が10m近くになりますから、写真のようなクレーンでも、
奥側の方が届かないので、その分は材料を手で持ち運ぶ事になります。
ですから、大工さんも体力と、腕力が必要になってきます。
午前中は、まだ始まったばかりと言うこともあって、体力的には比較的楽かもしれませんが、
夕方頃になると、疲れが溜まってきます。夏場の暑い時期だと、汗をかきすぎて、
筋肉が攣ってしまう大工さんもいるくらいです。
しかし、ここの担当の大工さんは、その点、非常に余裕があるようで、流石でした^^

茨木市で上棟
上棟にてクレーンが材料を3階にまで上げている。

写真は、クレーンで材料を1階から3階へ持ち上げている所です。
クレーンで材料を持ち上げるには、クレーンの運転手さんと、その運転手さんに合図を送る役目の人との連携が大切です。
それは、下にいるクレーンの運転手さんでは、上部の状況が分からないため、
誰かに合図を出して貰わなければ、どのように操作すれば良いか分からないためです。
丁度、この写真でも大工さんが腕を上げて、合図を出しているところです。

この合図には、一定のルールがあり、「玉掛け」と言う講習などで、
その合図の方法などを学びます。

クレーンは、「竿」と呼ばれるクレーンの腕の部分を伸ばしたり、縮めたり、
倒したり、起こしたり。また、荷物を釣っているワイヤーを伸ばしたり、巻上げたりして、操作します。
これらの操作を駆使することで、荷物をより、奥の方へ運ぶことが出来るわけです。

ですから、上に立って合図を送る人が、一定のルールに従って、どのように操作すべきかを
指示するわけです。合図は、手と腕の動作によって送ります。
この意気が合わないと、上手くクレーンが機能しない訳です。

(私も、現場監督をやっていた時代に、この玉掛けの講習を受けて、指示を出す方法は知っていますが、
その現場、現場によって、あるいは大工さんによっても若干、ルールが異なるので、
よっぽどの事が無い限り、私が何か指示を出して手伝うと言う事はしません。)

上棟と言うのは、体を動かしながら、頭を使い、細心の注意を払いながら作業を勧めて行かなくてはならないので、
大工さんはやはり習熟度が高く無いと、出来ない仕事だなと思います。

何気ないけど、無くてはならない技術。そんな技術が発揮されて、
見事に躯体が組み上がって行くわけです。

本日も、良い上棟でした!!


 
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