意見交換を行うパネルディスカッションにおいては、
「おおさか健康・省エネ推進協議会」において、
役員をされている、方々に参加頂きました。
副会長である、近畿大学建築学部長の岩前教授や、
顧問の大阪大学大学院医学系研究科の祖父江教授、
同じく顧問の元大阪大学医学部講師の中山先生、日本主婦連合会の東瀬会長、
オブザーバーとして協力頂いている、大阪府まちづくり部居住企画課の三崎課長、
大阪歯科大学講師の今井先生
らが、意見交換を行いました。
スマートウェルネスとは、住まいにおける健康や省エネについて、ですのでそれぞれの立場から、
こうあるべきと言うお話がなされました。
岩前教授は、住宅の断熱(室内の温度)と、健康との関連性を示された、パイオニア的存在の方です。
もちろん、大阪のスマートウェルネス住宅にとって、如何に断熱が重要かと言う事が、ポイントでした。
パネルディスカッションの様子
また、大阪大学の祖父江教授は、専門領域はガンが専門ですが、疫学者(病気の原因やパターンを研究する)と言う立場から、
この住まいが疾患に影響を与えうる可能性を調べる事の大切さについて、お話されました。
太田が司会をさせて頂いている様子
今回、このシンポジウムは国土交通省が公募した、スマートウェルネス住宅等推進モデル事業の
一環として、開催されたのですがこの事業、簡単に言うと、
「住まいの温度が体に与える影響」
を、建築の専門家と、医師の専門家とで協力して、全国的な調査を実施し、
その影響具合を調べようと言う、10年掛かりを予定している大規模調査を行うことを、
周知するためのシンポジウムです。
そして、その調査を元に得た結果を踏まえて、大阪に適した、スマートウェルネス住宅とは何かを
作って行こうじゃないかと言う話し合いの場でもあったのです。
このシンポジウムを発信源として、住まいと断熱性能(家の中の温度)との関連性について、
詳しく知ってもらい、また、温度が体に与える影響具合を調べるための調査の協力を
促すために開催されました。
おおさか健康・省エネ住宅推進協議会では、産・官・学が連携して、
大阪型のスマートウェルネス住宅のあり方を見つけ、それを普及させることを目指して、
今後も、活動を行っていく予定です。
具体的には、住まいと健康との関連性を調査する事業を既に始めています。
こちらでは、住宅の断熱リフォーム前後で、どの程度、室内の温湿度が代わり、どのていど血圧や活動量が変わるのかを
測定します。リフォームには、最高で120万円の補助金も用意されていますので、
もし、もっと詳しく知りたいと言うことがあれば、以下からお問い合わせ下さい。
//www.towntv.co.jp/mailform.html
DAIKODENKI(ダイコウデンキ)さんと言う、 照明を扱うメーカーさんの
本町に構えるショールームにて、これから建築工事が始まるT様と
打ち合わせをしてきました^^
このショールームでは、実際のLDKを再現した部屋があり、
その中で、照明器具を点灯させた際の明るさなどを確認できる場所があります。
最近では、LDKにおいてもダウンライトのみで照明する場合も多いので、
ここで、その明るさの確認が出来るのは大変重宝します^^
明るさは、人によって感じ方が大きく異なります。
ですので、実際に体感してもらう事で、その明るさで良いのかを
決めて貰うのが一番です^^
ただし、人間の目は敏感なので、実際には窓から入ってくる明るさの量や、
天井の高さ、その場所にいる長さなど、様々な影響も受けるので、
ここで体感した明るさがそのままと言うわけでは無いのですが・・・
LDKを模した照明体感ルーム
この体感ルームの奥には、更に庭を照明する場合の
照明パターンも確認できます。
T様の家では、中庭を計画しているのでこちらは、とても良い体験になったと思います。
実際に、庭の木を照らした場合、どんな風に見えるのか、
陰影はどんな感じになるのかを確認することが出来ます。
照明の照らし方にも好みが出て来ますので、その辺りを確認出来るのは、
とても貴重な体験だと思います!
また、こちらでは限られた数ではあるのですが、
照明器具自体も展示されています。
器具自体がどんなものかを確認するのに丁度良いです。
T様も実際に、ご自宅で使われる器具を見ながら、
「やっぱりこっちの方がいい!」
と、言ったようなやり取りをされていました^^
最近では、このDAIKODENKI(ダイコウデンキ)さんでもそうなのですが、
照明器具は、LEDの物しか生産していないと言うメーカーさんが増えてきています。
LEDの照明器具の場合、以前のように電球交換というようなことが
出来ないようになっている器具が殆どです。
ですから、もしLEDの明かりがつかなくなれば、
器具自体を交換する必要があります。
そう言った器具の特性も、実際にものを見ることで始めて把握される方もいらっしゃいます。
(だからと言って、今から電球を使った照明器具を探すことはとても難しいのですが。。。)
そう言う意味でも、一度ショールームで確認することは、とても有益なことなんじゃないかなと、
改めて実感した打ち合わせでした^^