家づくり関連ニュース

SE構法の建物の上棟が行われました! in富田林市 T様邸

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富田林市のT様邸の上棟が行われました!
T様邸は、SE構法と言う木造の中でも、大きな空間を作ったり、
3階建てに大きなビルトインガレージを計画するさいに、
よく利用される構法が採用されています。

やがて来るであろうと言われている、地震に備えてのことですが、
それにしても、プロである我々が見ても、SE構法の建物は、
木材が何かと大きい上に、柱と梁などの結合部分に使用される、
専用の金物もとても大きいです。

SE構法の上棟
大きな空間を確保できるのが特徴のSE構法。

T様邸は、2世帯住宅での計画なのですが、ご両親が住む部分に関しては、
平屋となっています。上の写真はその平屋部分の屋根にあたる場所です。
平屋にしては、梁が大きいため、柱を多く設置する必要がありません。
ですから、この平屋部分はとても大きな空間が実現できています。

SE構法を採用した場合の、大きな特徴の一つです。

SE構法の梁
柱に比べてとても大きな梁。

上の写真を見ると分かるのですが、この写真の柱は太さが12cmとなっていて、
3階建ての家だと、ほぼこの12cmの柱を使います。比較的柱としては太い方なのですが、
その柱と比べても、横に掛かっている梁(はり)は、ものすごく太い事が分かると思います。

SE構法の住宅は、私も何度か見ているのですが、毎回この梁の太さに驚いてしまいます。
それこそ、古くからある丸太を一本まるまる使用した梁と同じか、それ以上の大きさです。

ただただ、見ているだけで『ごっついなぁ』と感嘆の声が出てしまいます。

そんなこんなで、私が感心していると、
いつのまにやら、木材が組み上がって、
残す所は、最後の棟のみとなりました。

この最後の棟の部分が組み上がって、始めて上棟したと言う事になります^^
祈念すべき、上棟にはT様にも立ち会って頂き、しっかりと棟がすわる様を
見届けて頂きました。

ぼんでんに名入れ
工務店の社長さんのアドバイスのもと名入れするT様。

その後、上棟式を行いました。
現代では、昔によく行われていた、大工さんの労をねぎらうための宴会を用意したり、
餅を近所の人に撒くような事も、殆どありません。
しかし、今でも御幣(幣串またの名を「ぼんでん」)にT様の名前と、
施工工務店さんの名前、そして上棟の日付を記して、
その御幣を棟に縛っておくことは行われます。

ここに名前を刻む事で、本当の自分の家のような気持ちになったりするのだと思いますし、
後世、誰かが見た時にこの建物は、誰が建てたのかを知って貰えることにもなります。

上棟式では、「上棟の儀」といって、この御幣に向かい、工事の安全を願って、
2礼2拍1礼の祈願を行うことが多いです。
今回はT様の習慣に従って、行いました^^

四方祓いの儀
四方を清めてまわる、四方祓いの儀。

そして、その後、事前に用意しておいた、お酒と塩と米で、
建物の四方に、お祓いをします。これを四方祓いの儀と言います。

棟梁が酒を撒き、お施主さんご夫婦で、塩と米をそれぞれ3度づつ撒いていきます。

無事に上棟式も終え、この後の工事も安全に進めて貰えたらと思います!


 
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モダン和風なOB施主訪問 岩出市K様

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現在、オーディションを開催中の岩出市K様。
どの優良工務店さんと話を進めていくかのご検討中です。
その過程で、現在工務店さんのOB施主さんを訪問されています。

今回は、ある工務店さんのOB施主さん訪問です。
この住宅は、純和風の家に囲まれた、とても環境の良い場所で、
建てられた住宅で、建てる際には純和風ではなく、
モダン和風を取り入れて、建築されました。

建て替え前の住宅は、築80年と歴史のある木造建物で、
当時使われていた、大きな梁(松丸太、又の名前をのもの)や、
梁の機能もある鴨居は、そのまま捨てるのはあまりにも勿体無いと言う事で、
現在の住宅にも利用されています。

鴨居は、新しい家で復活されるために、柿渋で塗り直し、
とても80年間も使用したとは思えないくらい、新しい輝きが出ています^^
(ここで、写真でお見せ出来ないのは残念ですが・・・)

また、当時の玄関框も新しい家では、ニッチ部分の受台として再利用され、
大工さんがこだわったと言う、そのニッチの上部には、旧家の天井材が
再利用されています。

そんなこだわりのニッチの下部には、なんとも不思議な写真の
茶箪笥が置かれていました。

不思議な茶箪笥
今では見られない、面白い茶箪笥です。

この茶箪笥、よく見て貰えると分かると思いますが、左上と右下の鯉の彫り物部分に、
それぞれ、取っ手がついています。

この取っ手、例えば左上についているものをみると、まるで右側にスライドしていきそうでは
無いでしょうか?

実は、この部分、右側でなく、左側にスライドして開くように作られています^^
どうして、そんな事が出来るのでしょうか??

さらによくよくこの部分を見ていくと、実際にはこの鯉に無数の縦の切れ目があることが分かります。
そうです、この鯉の部分の扉は、シャッターのように細かく巻かれながら、左後ろにスライドして
開く仕組みになっているのです!!!

当初、OB施主さんは建て替えにあたって、この茶箪笥を捨てようとしていたそうです。
しかし、この作りの精巧さに驚いた、工務店さんが

「勿体無いから、是非新しい家でも使用しましょう!」

と、説得して飾りの箪笥として使用する事にしたそうです。

この古いものでも、良い物は再利用しようと言う心意気。
なかなか企業の体制に縛られているところでは、実現は難しい所です。

さすが、優良工務店さんとして登録させて貰っているだけの事はあります!

今回、見学されたK様も、参考になったのでは無いでしょうか?
(しかし、あの箪笥の引き戸はどのように作られたのでしょうか。
 実際に作る工程を見てみたかったものです^^)


 
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