外気温が3℃を指すこの日、新たに家づくりを計画中のお客様と一緒に、
四條畷市にある、標高の高い場所で住んでいらっしゃるOB施主さんを訪問してきました!
植栽がいい感じになっています
久しぶりに訪れてみると、外構の植栽がいい感じに枯れたり、葉を実らせたりしています。
これは、この季節に葉を実らせる木と、そうでない木があるからです。
植栽があると、良い雰囲気を醸し出すものです^^)
屋内はこんな感じ
早速中に入ってみると、木の香りが奥へと誘ってくれます。
この家では、杉を主とした無垢の素材を沢山使用しています。
本物の木を適切な量を用いると、落ち着きと暖かさをもたらしています。
吹抜もあります!
大きな吹抜があり、1階と2階は完全に繋がっています!
外が寒いこの日、寒さが心配になりませんか?
床も満遍なく暖かい
ここは、ある特殊な施工をしているので、床も満遍なく暖かくなっています!
(※カメラの画面の右側にあるゲージの範囲が、19.2℃~25.4℃になっています。
これは、この色彩画面上の温度分布がその間にあることを示しています。
そして、左上にある21.9℃というのが画面中央の温度です。
色の濃淡が殆ど右のゲージの真ん中よりの色をしていることから、床が満遍なく
暖かいことが分かります。)
床が暖かいのは、寒い日にはとても気持ちの良いものです^^)
ちなみに、この家では元々エアコンが2台しかなく、
この日は、その内の1台が稼働しているのみでした!!
普通はエアコンで暖房を行うと、その気流による乾燥や、
不快感が気になりますが、そもそも1台なので、気流が起こっているのかすら、
感じることはありません。
どこを計測しても大体同じような温度です!
更に吹抜の上の天井の温度も計測してみると、
他の場所と殆ど同じような値(写真は22.4℃)を示します。
他にもトイレや、洗面所、個室、LDK、玄関、
様々な箇所を計測させて頂きましたが、どこも同じような温度です!!
湿度も適切な湿度です!
更には湿度も42%を示しています。
これは、ウィルスの心配や、カビ、ダニの心配、
乾燥肌の心配もない適切な湿度です!
適切な湿度を実現するのにも、ある工夫が必要になってきます。
工務店さんの話を真剣に聞きいるT様
更にこの家は、太陽光発電システムも載せています。
最近、普通になってきているいわゆる、ゼロ・エネルギー住宅をクリアーしています。
写真は、その太陽光発電システムについて、工務店さんが説明されています。
暖かい屋内で談笑中!
屋内が暖かいので、とても居心地が良いです。
ここのお施主さんにお話を聞くと、年中、半袖短パン、裸足で過ごしているそうです。
屋内の至る所の温度が同じなのは、もはや当然のようになってきていますが、
「床が暖かい」のには、2つの大きな理由があります!!
今回は、それを確かめて貰うためにここまでやってきました。
2組の計画中の方をお連れしたのですが、
実際に実感されてみて、
「そうする事に決めました!」
と、どちらも仰っていました。
やはり、体感すると違いが分かるものです。
ハンモックは良い遊び場です!
ダイニングの横にあるスペースでは、ハンモックがぶら下がっています。
そこで、ユラユラゆれてみたり、クルクルまわってみたり、
子供にとっては、とても良いおもちゃのようです。
こちらの家は、お施主さんのご好意で
「いつ見に来て頂いても構いませんよ!」
と、言って頂いています。
家づくりを真剣に考えられている方には、
とても参考になるのでは無いかと思います!!
大阪の南港には、大阪市さんが運営に携わっている
アジア太平洋トレードセンター(ATC)と言う施設があります。
この中に、エコプラザと言う、省エネやエコロジーをテーマに、
様々な省エネグッズやエコロジーに役立つ情報などを展示している場所があります。
今回は、このエコプラザさんが主催となって、
大阪市住まい情報センターさんにある会場にて、
「今のおうちでもっと健康・快適に~末永く暮らす4つのヒント~」
と題して、セミナーが開催され、講演をさせて頂きました。
会場の様子
今回のセミナーでは、前半に健康的に過ごすために、"今の家に対して出来ること"
をテーマに『室温と健康への影響』について、現在わかっている最新の内容について、
お話をさせて頂きました。
更に、これらの室温を実現するためにはどういうことをすれば良いのか。
と言うお話を、"4つの重要ポイント"に分けてお話させて頂きました。
お話をさせて頂いた後に、
「暖房、冷房について我々は節約が美徳と教育されてきたように思う。
それに少し前までは国の施策として節電が叫ばれてきた。正しいことを国、
企業一体となって教育することが大切ではないか」
と、言ったご意見があり、なるほどなと思いました。
しかし、現時点では"国"が声高には室温の影響を"教育"するまでにはまだ至っていません。
我々は、この現状を変えるために、「確かな証拠」をつきとめる活動をし、
それらを国に報告するための活動を行っています。
※一部、経済産業省の資源エネルギー庁にて、「体への負担が小さくなる」
と、紹介されています。
資源エネルギー庁「http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/」
『6.快適性に優れた住宅について』
ここでも、我々の活動について紹介されています。
また、企業の側ではそれぞれの『損、得』感情があるため、
一体となってと言う事は恐らく難しいことだと感じています。
なので、少しでも多くの方にこれらのことをご理解頂くために、
我々はこういった活動を続けています。
断熱性能と健康との関連性について
後半部分では、前半で紹介した4つのヒントを実現するために、
何をすれば良いのかと言う事を、それぞれの"専門家"の方に
ご登壇頂き、お話をして頂きました。
更には、実物を展示して、その効果を見てもらうように、
用意されている方もいて、参加されている方もとても関心を持って、
聞いたり、触ったりされていらっしゃいました。
講演後のアンケートを見させて頂くと、
「話がはっきりしていて聞きやすかった!」
「太田先生の講演はとても分かりやすく納得ができ参考になりました!」
といった声が沢山あり、本来、目指している
と言う、点について進んでいる方向が間違っていないことを確認できました^^)
今後も、精進あるのみです!