弊社の事務所の直ぐ近くにある朝日ウッドテックさん。
朝日ウッドテックさんは、最近では珍しくなってしまった、
フローリングを主に扱っているメーカーさんです。
この日は、朝日ウッドテックさんのショールームにお邪魔してきました。
朝日ウッドテックさんのサイトはこちら http://www.woodtec.co.jp/
朝日ウッドテックさんのフローリングは、本物の木を表面に使用した
フローリングしか扱っていません。
メーカーによっては、プリントしたシートを表面に貼ってあるフローリングも
扱っていると言うところが多いのですが、
朝日ウッドテックさんのこだわりは、本物の木のフローリングで、
更には、その中でも木の模様を様々に惹き立てる工夫をしているそうです。
木材を切る場合、その切り方によって、大きく3種類の方法があります。
・板目(いため)
木材を真上から見て、直径方向に並行に切る切り方
・柾目(まさめ)
木材を真上から見た時、中心から、外側に向かって切る切り方
・杢目(もくめ)
木材を桂剥きのように切る切り方
が、あるのですが、朝日ウッドテックさんでは、
フローリングに色々な表情を持たせるため、敢えてさまざまな切り方をして、
それらを組み合わせて、フローリング用の木として使っているそうです。
多くの大量生産品の場合は、「桂剥き」のように切った杢目を使用している場合が多く、
桂剥きで切る分、木材の隅から隅まで使える分、木の模様は控えめになります。
バーチの床フローリング
その結果、例えば上の写真にある、よく家具などで使用されるバーチ(シラカバ)に注目して見てみると、
下の写真のように、光って見える箇所と、そうでもない箇所があることが分かります。
これは、正に切り方を変えて、それをまた組み合わせてフローリング材としたために出来る、
表情です^^
綺麗な杢目が光っているように見える
更に、このフローリングを角度を変えて見てみると、
今度は下の写真のように、別の場所が光って見えるようになりました。
見る方向によって光って見える場所が変わる
このような、通常では行わないような手の込んだ工夫をしたからこその
独特の表情がとても印象出来でした。
同じ、木を使ったフローリングでも、その加工方法によって、
随分出来が違ってくるものです^^
正にフローリングを専門に扱っている会社の、こだわりと努力の賜だと思います!
壁面を装飾する木材のいろいろ
上の写真は、様々な木材で色々な凹凸の加工を施した、
壁面の装飾材料です。
壁面をこのように装飾できるのも、とても趣きがありますね!
実際に採用が決まれば、まだこのブログでも触れます^^