家づくり関連ニュース

DIYのカリスマ 久米まり さん(DIYer)登場!

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一般社団法人、大阪府みどり公社の大阪府地球温暖化防止活動推進センターさんからのご依頼で、
1月25日に『知って得する!窓と省エネの深~い関係』と題して、セミナー講演会及びトークセッションが
開催されました!

私は一番バッターとして、「住まいの省エネと健康を考える」と題して、
お話をさせていただきましたが、その後のトークセッションにおいても、
ファシリテーターを務めさせて頂きました。

久米まり
クロストークセッションの様子。

ここで、特別ゲストとして参加されたのが、
DIYerとして、テレビなどでも見かけることのある、久米まりさん。

DIYerとは、DIYを実践する人のことなのですが、
久米まりさんは素人ながらも、そのDIYで実践されたご自宅の改装がとてもオシャレで、
それをブログで発信されていたことから、テレビなどで取り上げられるようになったそうです。

→こちらが久米まりさんのブログ「SMILE HAPPY SWEET HOME」です。
 実践されたDIYの内容がとても詳しく載っていて、とても参考になります。

今回のトークセッションでは、久米まりさんが一般の消費者として、
「家で省エネを実践するためには、どうすれば良いか?」
と、言った視点から、色々ご質問頂く内容にそれぞれの専門家が
応えていくと言う形式でした。

面白いご質問を沢山頂いたのですが、中でも
「断熱をする場合、どこまで素人で出来るのでしょうか?」
と、言う質問。

今回のイベントでは、樹脂窓会社のYKK APさんや、窓に貼るフィルムを販売するニトムズさんも
参加されていて、それぞれの意見をお話されました。

久米まりさんが流石だなと思ったのは、
「自分で木製枠とポリカ(ポリカーボネード)で作った内窓はダメですか?」
と、言う具体的な質問をされた時。

『お~、確かにそれも良い!』

と、個人的には思ったのですが、他の方々も同様に思われたそうで、

「強弱をつけることが重要だと思います。例えば、窓毎にDIYで作った内窓を
 入れたり、既にある製品を利用したりと、使い分けを行えば良い」

と、言うご意見もありました。

DIYでどこまで作り込むのか。
と、言った点が肝心なのかなと思いますが、
確かにYKK APさんなどが出す内窓は、やはりある程度の気密(隙間を無くすこと)を
担保することも可能です。(それでも、新設の窓ほどの気密では無いですが。)

ですので、寒さが気になりそうな大きな窓の部分や、
お風呂場などの窓については、やはり既製の製品を利用することが
良いかもしれません。

更にご質問は続き、
「お風呂が寒いのですが、お風呂も断熱した方が良いですか?
 今のお風呂、タイルとかメチャクチャかわいいのですが」

『なるほど、そういう観点か。』
と、妙に納得。

確かに、昔よくあったようなタイル張りのお風呂では、
タイルに柄がついていて、可愛らしくなっているものもあります。
何でも新しくすれば良いと言うものでも無いのだなと、改めて感心しながらも、
このご質問に

「思い入れというのは変えがたい。どこにウェイトを置くかで、
 断熱するかどうか変わるのでは?」

と、言うご意見。

風呂場のヒートショックの問題を少なくしようと活動している私からすると、
なかなか天秤に掛けがたいご質問ですが、
本当であればそこに特別な思い入れが無ければ、
やはり浴室は寒さで凍えるような状態は変える方が将来的にも良いのかなと、
感じながらもこれらのご意見を聞いていました。

更に、

「床も断熱したいのですが、自分で断熱出来ますか?」

と、ここは私が応える番かなと思い。

「断熱は出来ると思いますが、その後、換気が出来るようにしましょう。」

と、何故換気が必要なのか、断熱すると今までとは何が変わるのかを
お話させて頂きました。

実際、久米まりさんはご自身がDIYで家を作り変えることを
とても楽しんでいるようで、

【省エネのためにも断熱が必要】なことを自身で受け止めて、
そのためには自分が何が出来るのかを積極的に聞いてこられ、
今回のセミナーに参加された皆様にとっても、とても意義のある
トークセッションだったのでは無いかと感じました。

また、今回の話を元に実践された内容が、
久米まりさんのブログにもアップされるかもしれません。
このように少しづつでも実践する人が増えることで、
省エネや温かく健康的な住宅が増えていくのだと、
感じることが出来ました。

実際、これから建てられる住宅を省エネ(ゼロ・エネルギー)にしていくだけでは、
地球温暖化をとめるための日本が国際的に宣言した目標には到底届きません。
既存の住宅、既に住んでいる住宅も合わせて省エネしていくことが重要です。

まだ、地球温暖化に関して懐疑的な目を持たれている方も沢山いらっしゃると思いますが、
環境省のホームページで見れるこの内容を是非一度ご覧いただけたらと思います。

気候の安定化に向けて直ちに行動を!科学者からの国民への緊急メッセージ


 
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省エネはなぜ必要なのか?

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昨年12月3日に大阪南港ATCにある、エコプラザさんからのご依頼で、

手軽に省エネ ~光熱費をおさえる3つのヒント~
と題して、大阪市住まい情報センターさんにおいて、講演を行いました。

講演では、そもそも何故省エネが必要なのか?
何故省エネが、今叫ばれるようになったのか?

と、言った話から、我々が達成すべき省エネはどの程度なのか。
を知って貰い、そのために必要なことは何かと言うお話をしました。

手軽に省エネで登壇
お話をさせて頂いています。

まず、

「ここ最近で何故ここまで省エネが言われるようになってきたのか?」
ということですが、きっかけとなったのは、2011年に発生した東北の地震による
原子力発電所の停止が大きなターニングポイントとなりました。
原子力発電所自体の是非はともかく、原子力発電所が一斉に停止されたことにより、
日本の発電所においては、代替として火力発電が使われるようになりました。

火力発電は、石油などの燃料を燃やした熱の力を使って発電が行われる方式ですので、
燃料を燃やしたことによって発生する二酸化炭素の量が単純に多くなりました。

この、
「石油などの燃料を使う量が増えたこと」
と、
「二酸化炭素の発生量が日本において増えたこと」

の2つの大きな点から、

「もっとエネルギー(電気やガス、灯油など)を使う量を減らさなければならない」

と、言うことになりました。

では、何故石油の使う量が増えたり、二酸化炭素の発生量が増えるとと不味いのでしょうか?
この2つには別々の理由があります。


まずは、二酸化炭素の発生量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
2015年にパリでCOP21と言う国際会議が開かれました。
このCOP21と言うのは気候変動枠組条約、第21回締約国会議
と、言う日本語名称がついているのですが、

要は、
【世界の主要な国々が集まり、世界規模で起きている気候変動に
 対応するための枠組みを決めて、皆で約束事にしましょう。】

と、言う会議です。

そして、気候変動とは、簡単に言うと「地球温暖化」のことです。
現在のペースで温暖化が進むと、2080年から2100年の間には、
最大4.8℃も気温が上昇すると予想されています。

ここまで気温が上がることになると、人間の力では、
温度上昇を止められなくなると言われています。

ですので、そうならないように省エネをして、
地球温暖化の原因を作っているとされている、
二酸化炭素の量を減らしましょう。

この減らし方について、それぞれの国で、どのくらいの
程度づつ減らすべきかを話あったのが、COP21です。

「日本はどれだけ減らすことになったのかというと、
 2030年までに、2013年と比べて、26%削減する。」

と、言う事になったのです。

ですので、国としてはこの決められた目標を
クリアーするために、省エネを呼びかけているのが、
一つの大きな理由なのです。

そして、石油を使う量が増えると不味いのは何故かと言う点ですが、
これは、当たり前なのですが、石油を使う量が増えると、
それだけ石油を買わなければならなくなるからです。

日本は石油をほぼ全て海外から輸入して、買ってくることで賄っています。
この額は、2015年で、約6.6兆円にも及びます。
また、電気エネルギーを発電するのに使用するのは、ガスなども使います。
ガスもまた輸入に頼っていて、約5兆円ほどとなっています。

海外へ流れていくだけのこのお金を、日本に留めておくことが出来れば、
我々にとってもメリットがあるのではないか。
と、言うことも一因です。
(ドイツは、2050年までにドイツ国内だけで終始が可能な、
 再生可能エネルギーでの発電を80%にする計画で、既に40%は
 自給可能となっていてます。
 日本は現在、たったの6%。このような国際的な流れも背景にあるかもしれません。)

これらの理由から、最近では国が主導して、省エネ化を
進めていくようになったのです。

こういう背景を前提として、省エネするためにはどのような方法があるかなどを
講演では、お話させて頂きました。


 
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