住宅CMサービス

基礎配筋(基礎の鉄筋部分)工事の確認 岸和田市U様邸

<スポンサードリンク>

先日、地鎮祭が終わった岸和田市のU様邸。
今日は、基礎の配筋工事が完了したと言う事で、
配筋状況の確認に行きました。

配筋とは、基礎の鉄筋部分を組み上げる事を指して言います。
鉄筋を鉄骨と混同している方が、沢山いらっしゃるのですが、
鉄筋とは、コンクリートの中に入れる鉄の丸い棒状のものを指します。

鉄骨は、柱などに使用される材料で、断面を見ると、四角い形状だったり、Cの形をしていたり、
形状は様々ですが、鉄筋とは異なるものです。

基礎の工事においては、この配筋工事は重要な意味があります。
基礎には、鉄筋コンクリートを使用する事が通常なのですが、
この鉄筋コンクリートは、鉄の性質と、コンクリートの性質を構造的に上手く活かした
材料と言えます。

コンクリートは、イメージでも分かる方が多いと思いますが、圧縮される力にとても強いです。
ですから、ある程度厚さがあれば、コンクリートに人が乗ったぐらいではビクトもしません。
しかし、逆に弱点もあります。コンクリートは圧縮とは逆に、引っ張られる力には
比較的脆い(もろい)性質があります。

逆に、鉄筋は、圧縮される力には、そんなに強くないのですが、逆に引っ張ろうとする力に
抵抗することは得意です。

ですから、鉄筋コンクリートは、この2つの特徴をそれぞれ構造的に活かした材料なのです。
実際には、下の写真のように先に鉄筋を組み上げて、この後に、一旦水と混ぜて、
ドロドロの状態になったコンクリートを流し込み事によって完成します。

ベース配筋
基礎の底(ベース)の部分の鉄筋

ですので、鉄筋も引っ張ろうとする力に対抗するための、重要な構造的な要素になります。
例えば、鉄筋には一本一本長さがあります。ですので、途中で鉄筋を継がないと、基礎全体の
長さまで届かい事になります。
鉄筋同士は、完全にくっつけるように溶接と言う作業でくっつけることも可能なのですが、
後から、コンクリートが流しこまれて、それで固定されることを考慮にいれると、
完全にくっつけることまでは必要ありません。

代わりに、鉄筋と鉄筋の繋ぎ目は、繋ぎ合う鉄筋同士を一定の長さに、重ねることで、
繋ぎあった鉄筋と同じような強度が発揮できるとされています。

ですから、我々が建築の現場に行って、配筋工事の出来具合を確認する場合は、
その鉄筋の「繋ぎ目の重なり具合はどうか?」などと言った事を確認します。

かぶり厚確認
かぶり厚さの確認

この他にも、基礎の配筋には沢山、確認しておいた方が良い項目があります。
これから、家を建てるあなたにとっては、まず基礎の配筋と言うものには、
それぞれ意味があり、構造の上でとても重要な意味があると言う事を
覚えておくと良いと思います。

 


住宅CMサービス
<スポンサーサイト>
<スポンサーサイト>
←前へ
次へ→
 
資料請求・お問合せ