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2015年9月

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ハイスピード工法による地盤改良! K様邸

先日地鎮祭を終えた、吹田市のK様邸。
いよいよ本格的な工事がスタート致しました!

まずは、地盤改良工事からです。
今回の地盤改良工事では、K様ご自身が気に入られて、採用された、
ハイスピード工法という地盤改良方法によって、工事が行われています。

通常の地盤改良だと、セメントによって柱状にした杭を作る方法や、
鉄製のパイプ杭を打ち込む方法が一般的です。

しかし、これらのやり方は、数年先、更に建物を建て替える際には、
これらの杭を一旦取り除いてやる必要が出て来ます。

このハイスピード工法は、もし何十年か先に建物を新たに建て替える際でも、
杭を取り除く必要がないとされています。

ハイスピード工法
まずは、杭を作る場所に穴をあける

ハイスピード工法の工事手順としては以下となります。
まず、事前に実施された地盤調査の結果を元に、必要な杭の本数や長さを計画します。
そして、計画された必要な深さまで穴を空けていきます。
上の写真が丁度その穴を開けている様子です。

ハイスピード工法の砂利
出処の確かな砂利を使用

ハイスピード工法で、建物を支えるのは上の写真の砂利です。
先ほど空けた穴に、この砂利を入れていくことで杭とするのです。

この砂利による杭のおかげで、何年か先に家を建て替えることになっても、
元々が砂利なので、杭(砂利)を取り除く必要はなく、地中にそのまま放置しておいても、
新たな工事にとりかかる事が出来ると言う具合になっています。

もちろん、ここで使用する砂利についても、事前に決められた場所でしか、
採掘出来ない砂利を使用していて、混ざり物などは使用しません。

ハイスピード工法の突固め
空けた穴に砂利を挿入して、突き固める

上の写真は、実際に砂利を挿入して言っている所です。
穴を空ける用に使用した機械は、同時に挿入した砂利を突き固める機能も有しています。
徐々に砂利を挿入しながら、突き固めていきます。

この突固めによって、砂利が崩れること無くひとつの柱のようになっていきます。

ハイスピード工法の深度、強度表示
突固めの深さや強度がリアルタイムで表示される

そして、ここで使用している機械は同時に掘っている穴の深さや、突き固めている状態の強度を
リアルタイムで表示します。ですので、規定の深さまで届いているのか。
規定の強度で突き固める事が出来ているのかを、リアルタイムで確認しながら
施工することが可能となります。

まだ、あまり一般的とは言い難いハイスピード工法ですが、
将来的な事を考えた場合、このような方法で地盤改良をしておくと、
建物が傾かないように出来ると言う本来の目的だけでなく、
土地の資産的な価値を評価する際に、考慮されるようになる可能性もあり、
実際に、杭を抜く必要性がないので、将来必要なコストの差も出て来そうです。

これから家づくりをされる方は、このような手法があることも
知っておいて損は無いでしょう。

 

シルバーウィークに工務店さんとの面談が行われました!

シルバーウィーク中に、多くの面談が行われました!
すっかり定着したシルバーウィーク。
この期間を利用して、家づくりを加速されるご家族も多いようです。
住宅CMサービスご利用中の方々も面談を行われる方が多数ありました。

工務店と面談1
工務店さんと面談中のT様

面談では、それぞれの工務店さんが得意としている家づくりについてや、
家づくりに対する姿勢、思い入れなどをご確認頂いています。
それぞれの工務店さんにはカラーが有り、自分たちの思いを実現するのに、
どんなスタイルの工務店さんが良いのかを見分けるための場としています。

とは言っても、
「そもそも、工務店さんには一体どんなスタイルの工務店さんがあるのか?」
と、言う事を見分けるのは、一般の方には非常に難しいと思います。
ですので、我々のような経験のあるプロが同伴することで、
それぞれの工務店さんが持っているスタイルを肌で体感して貰い、
その方向性や姿勢の違いを感じて貰う事がとても大切です。

工務店と面談2
工務店さんと面談中のT様

一回の面談だけで、分かる事も多いでしょうが、もちろん分からない事も沢山あると思います。
ですので、この一回限りのチャンスで決めなくてはならないと言う事は全くありません。
その場で感じれなかった事を再度確認するために会って貰うことも可能ですし、
その他の方向性や実力を確認するために、過去に建てた建物や、
過去に建てた経験のあるOBユーザーさんに会ってもらう事もしています。

面談とは、その最初の入口と言う位置づけで、これからお互いをよく知っていくための
プロセスの始まりでもあります。

そして、お互いがもっとよく知りたいとなった相手に対して、
より深く知り合って貰う機会を設ける。
それにより、相互理解が深まれば、家づくりを一緒に行って貰うと言う事を行っています。

工務店と面談3
工務店さんと面談中のS様

工務店さんの中にも、真剣な家づくりを行っている良い工務店さんが沢山あります。
そんな工務店さんは、一体どんな工務店さんなのか?
そう言った工務店さんが、どんな具合に真剣な付き合いをしてくれるのか?

そう言った点を知って貰う事がとても重要です。

納得のいく家づくりの第一歩として、面談と言うキッカケを大いに利用して貰い、
家づくりを実現するためのパートナーとして、最適な相手は誰なのかを検討して貰っています。

もちろん、そのために要する時間に制限は設けていません。

企業の勝手な都合のために、
「明日までに契約して下さい!」

と、言った事は一切していません。
それは、人生で一番お金が掛かり、下手をすると人生の多くの時間で払い続けなければならない、
借金を背負うお施主さんに対して、あんまりだと私自身が感じて、思っているからです。

人生の豊かさ、ライフスタイルの多様性は、人に強要された「契約」によって、
実現することは無いように感じています。

ご自身が納得して、こことなら一緒に家づくりが出来ると感じて、
最高の自分のオリジナルを実現した注文住宅であるからこそ、
愛着が湧き、その後の生活も充実したものになるのでは無いでしょうか?

過去の日本人は、家にボロが出て来たとか、何かが壊れたとか、
必要に迫られた時にしかリフォームをしなかったそうです。

これに対して、欧米では「生活をより良くするため」にリフォームをするようです。

これからの日本人も、生活に対して、このような意識を持つべきです。
「より良い生活をするため」
に、新しい家を建てるべきだと思いますし、そのための納得した住宅であるべきです。

それを実現する「みちしるべ」として、これからも家づくりを支えて行くことが、我々の使命であり、
面談とはそう言う場でありたいと思っています。

 

スマートウェルネス住宅シンポジウムを開催致しました!

生憎の台風となってしまったこの日、スマートウェルネス住宅の普及啓発活動の一環として、
大阪におけるシンポジウムが開催されました!

多くの建築関係者が詰めかけ、100名を超える参加者となりました。

司会者
シンポジウムの司会進行役を務める太田

スマートウェルネス住宅とは、省エネで且つ健康維持や増進につながる住宅の事を指します。
今回のシンポジウムでは、
・スマートウェルネス事業の現状と今後、
・住まいと健康との関連性
・スマートウェルネス住宅が大阪と言う地において、どのように普及されるべきか。
・実際のスマートウェルネス住宅へのリフォーム事例報告

と、言った流れで開催されました。

上原 裕之
スマートウェルネス住宅推進事業の現状について話をする上原理事

まず、最初に今回の主催者である、(一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議の上原理事より、
スマートウェルネス住宅等推進活動に関する現状と、今後の展望についてのお話がありました。

そこでは、新たに政府の各省庁や、医師会・看護師会などと連携して、
スマートウェルネス住宅の在り方を検討する委員会が発足した旨の報告がありました。

江里健輔 先生
基調講演に登壇頂いた、山口県立大学の江里理事長

山口県立大学の江里健輔先生(山口県立総合医療センター元院長)の基調講演では、
住まいが健康に与える影響についてのお話が行われました。
特に、「心臓疾患」に対する影響は、温度差による要因も大きく、
住まいにおいても、温度環境を整備することの重要性をお話頂きました。

同時に今の医療制度が抱える問題点のお話にも至り、とても貴重なお話を聞かせて頂きました。

パネルディスカッション

パネル・ディスカッションの様子

後半には、おおさか健康省エネ住宅推進協議会の事務局長でもあり、
NPO法人地球の会の事務局長でもある、佐藤善秀氏が進行役となり、
このスマートウェルネス住宅が大阪においてどのような形で、どのように普及されるべきかつにての、
パネルディスカッションが行われました。

今回のスマートウェルネス住宅は、住宅単体だけの問題に限らず、
地域全体として、高齢者に対する支援を行なうと言う考え方に基づいた、
地域包括ケアシステム」とも、深い関連性があります。
そこで、看護師である三輪五月氏による、地域包括ケアシステムにおける、
住まい環境の重要性についてのお話がありました。

より自立した高齢者の生活を実現すると言う観点からも、
寒い自宅で過ごすよりも、温度環境の整った住まいで過ごせるようにすることが、
今後の社会には必要となるようです。

また、COOPでおなじみの日本生活協同組合連合会(生協)の
品質保証本部安全政策推進部長である、鬼武一夫氏によると、
高い品質のものを提供する事が目的である生協は、
スマートウェルネス住宅が真に消費者にとって、重要なものであると言う位置づけられる
ものとして、普及啓発の協力が可能である旨のお話を頂きました。

また、大阪府まちづくり部都市居住課の三崎課長からも、
大阪におけるスマートウェルネス住宅の在り方について、
今後も継続して議論すべきである旨のお話があり、今後も引き続きその位置づけについて、
話し合いが行われる予定です。

また近畿大学の岩前教授からは、現在、スマートウェルネス住宅等推進事業の一環として行われている、
住生活空間の省エネルギー化による居住者の健康状況の変化等に関する調査事業」が、
もたらしうる意味や、大阪における調査の重要性などについてのお話がありました。

また、パネル・ディスカッションにおける江里健輔先生のお話では、お医者さんによる、
普及啓発が理想的であると言う見解の一方、お医者さんにその明確なインセンティブがない限り、
なかなか医者の立場としての普及啓発を行なうことは難しいのでは無いかというご意見もありました。

総じて、国が推進しているこのスマートウェルネス住宅が如何に重要であるのかと言う事を
多くの方に理解して貰う必要があり、概ねその啓発に向けた方向性は関係各所で同じであると言うことと、
国の明確な基準とするためには、エビデンス(調査結果)が今後の方向性を位置づけるであろうことが確認されました。

 

午前中は吹田市で地鎮祭、午後は岩出市で上棟

とてもよい天気に恵まれたこの日、午前中は吹田市で地鎮祭が行われました!
現在、石川県に在住のK様。この日は朝から車で石川県からお越し頂き、
地鎮祭を行いました!

最近の雨の多さに天気を心配していたのですが、
この日はいい天気に恵まれ、気持ちの良い日でした!

K様は、この土地をご自身で探されて購入されたのですが、
土地を探される際も、地形図を見て、昔の土地の様子を調べたり、
建築するに辺り、問題が無いかどうかなどを事前にしっかり調べて、
ご購入されています。(もちろん、私も事前にチェックしています。)

しかし、これからの工事で土地の神に地を鎮めて貰い、
より良い工事が出来るように願うことは、関係者の気を引き締める意味でも、
重要なことなのでしょう。

最近聞いた話では、関東の方では、今では地鎮祭すらも行うことが無いそうです。
もちろん、それ自体が良いとか、悪いとか言う話ではありませんが、

「よい建築を願う」

と、言う感情表現をする場として、地鎮祭は恰好の場のように思います。
地鎮祭をしない場合も、何らかの形でそう言った

「思いを改に伝える」

場面があると、より良いのかもしれません。
(もちろん、それまでの打ち合わせで散々伝えているかもしれませんが、
 改めてと言う意味で。)

地鎮祭の様子 吹田市
お天気に恵まれた、地鎮祭!

地鎮祭で必ずと言って良いほど行われる地鎮の儀、
今回も抜かり無く行われました!

そして、実際にこの下の写真にある鎮め物は、
基礎工事が始まるその時に、土地に埋めて鎮めて置いておきます。
そのようにすることで、「地を鎮ずめる」のです。

地鎮の義の鎮め物
地鎮の儀にて、鎮め物

地鎮祭の後、昼食がてらに打ち合わせを行い、
そのままの足で今度は、岩出市で行われている上棟現場へと向かいました。

雨が続いて、こちらも天気が心配されましたが、
和歌山県においても天気に恵まれ、順調に工事が行われていました。

しかし、翌日には再度、雨の予報になっていましたので、
養生をして、雨を防ぐ事が出来るように、なんとか屋根まで作ってしまおうと言う事で、
棟が上がり、そのまま屋根の骨組みを作り、そこに瓦などの屋根材の下地になる、
野地合板と呼ばれる、合板を施工し、防水用のシートを貼り付けるところまで、
工事が行われることになっていました。

上棟の様子 岩出市
上棟の様子

現在の屋根では、主に「アスファルトルーフィング」と呼ばれるシートを、合板の上に貼り付けることで、
防水することが多いです。
昔は、バラ板と呼ばれた、板を屋根の骨組みに敷いて、その上に藁と混ぜた土を載せ、
更にその上に瓦を載せるといった方法で、屋根を作っていました。

しかし、その方法は屋根が極端に重くなるので、近年では防水には、
薄くて軽い、シートを利用します。

この日は、そのシートを貼るところまでを工事目標としていました。

家の四隅にお清め
家の四隅に酒と塩と米を撒く

ここでも、簡単ではありますが上棟式を行うことになっていたので、
夕方までに目標の工事を終わらせる必要があります。
大工さんの頑張りもあり、なんとか夕方までには、目標の工事を終えました。

上棟式は、これから家を建てるリーダーとも言うべき、
大工さん(棟梁)への労いの意味も込めて行います。

一昔前までは、上棟式と称して、大工さんにご飯やお酒を振る舞い、
盛大に宴会をすることが通常でした。

そして、地域によっては村の人々を集めて、出来上がった家の屋根から、
餅を撒いて、村の人々と一緒に盛大に盛り上がることもありました。

しかし、現代ではそう言った事がかなり簡素化されて、
こちらも、上棟式をやらない場合も多いようです。

大工さんたちは車で来ている事が多いので、
酒を振る舞うことは出来ませんので、当然と言えば当然かもしれませんが、
こちらも、地鎮祭同様、節目に改めて、建築への思いを伝える、
丁度良い機会になると思います。

そうして、人と人との繋がりで出来上がっていくのが、家づくりです。

どんな家でも、何かしら人の手は加えられます。
そう言った、家づくりならではの側面は、とても良い文化だと個人的には思います。

形式的なものはいずれ、忘れ去られる日が来るかもしれませんが、
その意味はいつまでも残って貰いたいものです。

 

スマートウェルネスハウスの全国工務店サミットでお話させて頂きました!

スマートウェルネスハウスを普及させるための事業の一環として、
全国の普及啓発活動に協力してくれている工務店さんのサミットが開催されました。

私はその中で、講演をさせて頂きました^^

工務店サミット
工務店サミットの様子

最初に、一般社団法人健康省エネ住宅を促進する国民会議の上原理事がお話に立たれました。
上原先生は、本業は歯医者でありながら、90年代にご自身が施主となり建てられた自宅にて、
ご家族が患われた症状の原因を突き止めようと、最初の活動を始められました。

後に上原先生が名付けられた、「シックハウス症候群」は、全国的な問題となり、
やがて建築基準法が改正されました。

その後、再度建てられた住宅において、今度は室内の温熱環境が原因で、
また、新たな症状が発症しました。再び上原先生が中心となり発足したのが、
「健康・省エネ住宅を促進する国民会議」です。

今回、この国民会議の活動としては、国が主導で行っている、スマートウェルネス住宅等推進モデル事業にて、
室内の温熱環境が如何に健康に影響を与えるのかを調べるための疫学調査の協力を行っています。

そして、この活動に賛同する工務店さんが、今回全国から集まってきて、
工務店サミットなるものを開催することになりました。

このような経緯で集まった方々の数は、ゆうに150名を超える数だったようです。
その方々の前で、今後、集まった工務店さん達の有益な情報となるように、
私が依頼されて、講演を行いました。

今回の調査においては、断熱リフォーム前後の健康状態を比較することによって、
それが人体にどれほど影響を与えるものなのかを調査しています。

ですから、断熱リフォームで屋内の温度状況が、ある程度改善される事が
比較調査では重要になります。

これらの点を踏まえて、どのようなリフォーム提案を行なうことが、
今回の調査に対して、有益な結果に繋げられるのかと言った観点から、
なるべく、断熱効果を最大化して、元々住んでいた家の温度の状況より、
遥かに安定して、温度状況が変わるように、一旦はお施主さんに提案する必要があります。

もちろん、疫学調査なので温度環境が変わった結果、
健康状態に改善が見られたのか、それとも全く見られなかったのかは、
今のところ確定的な事は言えません。

しかしまずは、温度環境がハッキリと変わったと分かる程度まで、
断熱リフォームを行なうことが重要です。

今回のスマートウェルネス住宅など推進事業では、この断熱リフォームに対して、
補助金が交付されます。掛かった費用の半分か又は最高120万円がその補助額です。
この補助金を貰うことが目的になってしまうと、大した断熱リフォームで無くても、
補助金が貰えてしまうことになります。

補助金を貰うためには、今回の疫学調査にお施主さんが協力することが必須なのですが、
断熱リフォームに対する基準が低く、場合によっては劇的な温度環境の改善が見られない場合があるのです。

そう言った事を防ぐためにはどうしたら良いかと言った、根本的な基準のお話をさせて頂きました。
リフォームですので出来ることは限られていますが、その中でも出来る限りの断熱リフォームを施し、
温度環境の改善を行なう提案をまず行なうことが重要というお話をさせて頂きました。

当然、予算は限られているので、実際には出来るリフォームは異なることがあるとは思いますが。

 
 

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代表取締役 太田 周彰

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