ダウンウォール

ダウンウォール

ダウンウォールとは、キッチンの上部に設置する収納(ウォールキャビネット)の棚が手動や自動で降りてくるものを言います。

キッチン用品が多い方にとっては、とても重宝するウォールキャビネットですが、使い勝手が良くないとなかなか使われない収納になってしまいます。

カウンタートップの高さやオープンキッチンの開口高さ、ウォールキャビネットのサイズなどによってウォールキャビネットの取り付け高さが変わりますが、一般的には、1.7m以上の位置に取り付けられます。

その高さから60cm~80cm程度のキャビネットが取り付けられると、上の方にはイスを使わないと届かない高さとなってしまいます。

そうなると、上の方には普段なかなか使わないものしか収納できないということになってしまいます。

高い場所にウォールキャビネット(吊戸棚)があると中の物が取り出せない

そこで、ダウンウォールといった降りてくる収納棚(ダウンウォール)があると便利です。

ダウンウォールの種類

ダウンウォールには、取っ手を引いて下ろすタイプと、棚が電動で下りてくるタイプがあります。

手動のものは、バネの力で上げ下ろしを補助する機能があるため、上下げに苦労するといったことはないでしょう。

前に向かって下りてくるので、手元に近い位置でものが取れるのもメリットでしょう。

また、電動タイプのダウンウォールですが、取っ手に上下げのスイッチが付いているものや、ダウンウォール正面にスイッチが付いているものなど様々です。

電動で上下げが行えるため、力の弱い方でも便利に使うことができるでしょう。

費用としては、電動の方が高く、定価で10万円以上のプラスになるものが一般的です。

現在、手動のダウンウォールは、標準仕様で用意しているハウスメーカーも増えてきました。

ダウンウォールは後付けできるか?

ダウンウォールは手動の物であれば、後付け可能です。収納の箱と一緒になったタイプや内部の可動部分だけを取り付けるタイプなど、様々売られています。

Amazonでも購入が可能になっているので、自分で取り付けることも出来ます。

まずは、ダウンウォールを付けずに生活をしてみて、どうしても不便だった場合に後付けすることも考えても良いでしょう。

ダウンウォールには何を入れれば良いのか?

ダウンウォールには吊ってある戸棚に入れるしか無いが、普段も使用するものを入れると良いでしょう。

高い場所にある吊り戸でも、普段使わないものを入れる専用の収納として利用する場合はダウンウォールはそれほど必要性はありません。しかし、普段よく用いるが他に収納場所が無く、吊戸棚にしか入れる場所が無い場合は重宝するでしょう。

実際には調味料や缶詰、日持ちのする食料品などを入れる例が多いようです。

ダウンウォールには耐荷重があり、重い物を入れすぎると降りはするものの上がらなくなったり、故障の原因にも繋がります

利用する際は、必ず耐荷重を確認しておき(通常はダウンウォール自体に耐荷重が記載されています。)、重いものを入れすぎないように注意しましょう。

ウォールキャビネットの用途を考えながら、こういった機能を検討してみてはいかがでしょうか。