ディスポーザーとは、キッチンの排水口で受けた生ごみを細かく粉砕して排水と一緒に流すための設備です。

料理のたびに生ごみを捨てるのは結構な手間です。生ごみの量を少なくできて、生ゴミのイヤなニオイも防げることが大きなメリットです。
ディスポーザーは設置できない市町村がある
ディスポーザーで粉砕した生ごみを直接下水に流していいのはごく一部の自治体のみです。
下水に直接流してはいけない自治体の場合、この汚水を浄化するための設備(浄化槽)を取り付けなければいけません。
一般戸建住宅だと、浄化槽の設置には100万円ほどかかってしまうので、このイニシャルコストの高さがネックとなるところでしょう。
なお、マンションなどの集合住宅などでは、浄化槽を設置している建物も多いので、興味がある方は管理組合などに確認してみては?
使用頻度にもよりますが、自治体のごみ指定袋の値段が高い地域では、設置される方も多いようです。
ディスポーザーの使い方
ディスポーザーには大きく2種類あり、「連続投入方式」と「パッチフィールド方式」があります。どちらも似たような使い方で非常にシンプルです。
大まかには、ディスポーザーの内部に処理したい野菜などを入れ、入れすぎに注意しながら水を出します。

蓋を閉めて、スイッチを入れる(蓋を閉めると動き出すものもあります)と処理スタートです。
終わったらスイッチを切って、水を止めると中の物が無くなっています。
ディスポーザーのデメリット
生ごみ処理が楽になるディスポーザーですが、欠点として、騒音があります。
排水管と繋がっているので、ディスポーザーの作動音は隣や下などの住戸にも聞えてしまいます。深夜の使用は避けた方が無難です。
そして気になるディスポーザーの月々の電気代・水道代は、大よそ1,000円弱。
また、処理できないものにも注意が必要です。例えば、鳥肉などの骨類や砕くことが困難な枝豆などの分厚い皮、大きい貝殻などは別途ごみ処理が必要になります。意外と処理できないものも沢山あるので、注意が必要です。
更に、ディスポーザーにも掃除や手入れが必要になります。

写真のように、ディスポーザーに残ってしまったものは手で取りだす必要が出てきます。毎回発生する訳ではありませんが、全自動とはいきません。
ディスポーザーは後付け出来る?
ディスポーザーは後付け可能です。ただし、キッチン部分に電気配線が無い場合は取り付けに割増費用が発生します。この時、ディスポーザー使用時にヒューズが飛ばないように出来るのかを必ず確認しましょう。
また、逆にディスポーザーを止めたい場合、専門業者に取り外して貰う方が安全です。電気配線を含む作業になりますので、配線の処理に自身が無い場合は自分で取り外すことは避けた方が良いでしょう。