住宅ローンはシミュレーションする事が大切です・・・
いやいや、その前に知り合いのファイナンシャルプランナーの方のお話です。
【実話】住宅ローンのシミュレーションで良いのか?
ーー以下ーー
私がファイナンシャル・プランナーになったきっかけ
私は、以前住宅会社で働いておりました。
その当時の仕事内容は、お客様の資金計画です。
資金計画と言えば聞こえが良いのですが、実際の仕事は「ローン付け」というものです。
ローン付けとは、住宅の契約して頂いたお客様に対して、ローンを付ける事です。
私の仕事の評価は、どのお客様にも家が買えるように住宅ローンの審査を通す事でした。
私は、会社のために一生懸命、お客様が家を購入できるように頑張りました。
時には、どうしても住宅ローンを借りるのが難しいお客様もいました。
例えば、年収が300万円位の若い夫婦など・・・。
そのようなお客様の場合は、奥様や親などに協力してもらい、「収入合算」という方法で、住宅ローンを通してきました。
また、他の住宅会社からローンが付かずに断られたお客様も、あれこれ考えて住宅ローンが通る金融機関を探し、ローンを付けてきました。
これらは、すべてお客様の夢の実現と会社の為に・・・。
と、本当に私は思っていました。(そう信じていました)
実際、住宅ローンが通ったお客様から感謝されるのですから。
ところが・・・
私は、本当に今まで住宅を購入して頂いたお客様は、将来無理なく住宅ローンを支払っていけるのか、心配になってきました。
ちょうどその頃、私はファイナンシャル・プランナー(FP)という資格を知りました。
猛勉強の結果、2000年にAFP試験、2001年にその上級資格である国際ライセンスのCFP試験に合格しました。
それから、ライフプラン(生涯設計)について、色々考えるようになり、お客様のライフプランを私なりに、作ってみました。
そこで、ビックリしたのが、ほとんどのお客様は、このままでは家計が「破綻」してしまう。
という事でした。
私は、当然住宅を販売する立場の人間でしたから、決してお客様にこのままでは、家計が心配ですよ!。なんて口が裂けても言えませんでした。
家を買って、不安な人とは
- 所得が低い人
- 新婚で子どもがまだいないので、2人の収入で生活を考えている人
- 子どもが多く、今より教育費が上がる人
このような人は、誰が見ても、「大丈夫かな?」と思いますよね。
しかし、実際にライフプランを作ってみると、普通のサラリーマンの方も何もしなければ結構、家計破綻になる確率が高いことが分かりました。
ーー以上ーー
本当に必要なのは生涯を通したプランニング
ここまでで、あなたは何を感じましたか?
住宅ローンのシミュレーションをする際には、住宅ローンと今の収入だけで考えていませんか?
住宅ローンのシミュレーションだけで、本当に安心して良いですか?
その前に、知っておくべきことがあると思います。
住宅ローンをシミュレーションするより、もっと大切な事。
それは、
「ライフプランのシミュレーション」
これは生涯を通した資産のシミュレーションを行うことです。
世の中、何が起こるかわかりません。
なので、これで充分と言う事はありません。
しかし、同じシミュレーションをするのであれば、意味のある、確実に近づけるものをすべきだと思いませんか?
最近ではネット上で無料のライフプランシミュレーターを行う事も可能となっています。しかし、これらも結局はファイナンシャルプランナーへの相談に繋げるためのアプリになっていることが多く、本質的な解決にはつながりません。
実際にシミュレーターでシミュレーションした内容をどこようにテコ入れすればあなたの理想に近づけるのかを相談できる相手が必要なはずです。
もし、ご希望の方はご紹介いたしますので、お問い合わせ下さい。
生涯を見据えた資金計画では4大支出のバランスが重要!
資金計画を立てるには、今の年収や貯金だけを見て決めるのではなく、
一生涯にかかる支出・収入などを考慮した資金計画を立てる必要があります。
最初に一生涯にかかる支出のうちで4大支出と言われている、大きな支出にどれ位費用が掛かるのかを考えてやることが重要です。
- 住宅の購入または住宅の建築
- 子供の教育費(大学は行く?国公立?私立?下宿はする?)
- 生命保険などに代表される保険費用
- 老後にかかるお金(老後は月いくら必要?あなたの年金は?)
この4つが4大支出と言われています。
これらの支出を如何に
『バランスよく』
考えてやるかが大切です。
どれか一つの支出がアンバランスに過大になると、後々それら以外の支出の際に、困る事になります。
ですので、資金計画を考える際には、住宅で使うべき費用は、この他の3大支出との兼ね合いを見て、決めてやることが必要です。
特に軽視されがちとされているのは、「老後にかかるお金」です。
老後不安が言われる今の世の中だからこそ、資金計画をキチンと建てるべきです。
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