積水ハウスの評判、坪単価

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積水ハウスは、積水化学工業株式会社の住宅部門から独立してできたハウスメーカーです。
(現在はが積水化学工業のハウス事業では「セキスイハイム」を扱っています)

積水ハウスの歴史は古く、1970年からと40年を超えるハウスメーカーでは長い方です
(それでも40年程度ですが・・・)。

数多くの型式認定を保有し、数多くのハウスメーカーを代表するメーカーです。

鉄骨造、木造住宅だけでなく、分譲アパートなども数多く手がけており、その販売戸数は大手ハウスメーカーの中でも群を抜いています。

性能など詳しい評判は以下の項目でご確認下さい。

 

目    次

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積水ハウスのブランド力が実力の証??

 

積水ハウスはなんと言ってもそのブランド力が、一番の特徴と言って良いでしょう。

テレビCMでよく耳にする

「せきす~い、は・う・す~♪」

のあのメーカーです。

「積水ハウス」と聞いて、聞いたことの無い人は居ないのではないでしょうか。

 

そんな、積水ハウスは住宅業界に大きな影響を与えてきた存在である事に間違いはないでしょう。

また、グループ企業として、積和不動産、積和建設などがあります。

 

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積水ハウスの特徴

 

ここでは、業界トップの販売棟数を誇る積水ハウスの特長をみていきましょう。

 


◆ 積水ハウスの特長 1
 : 圧倒的な引き渡し棟数


 

 

積水ハウスは年間6万棟前後の引き渡し数を誇り、数では他のハウスメーカーを圧倒するハウスメーカーです。

正に、住宅の「メーカー」といえるでしょう。

これは、大量生産を象徴する数です。

 

ただ積水ハウスは賃貸住宅の戸数も多く、賃貸住宅と注文住宅の割合は3:7程度となっているようです。

 

 

 

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◆ 積水ハウスの特長 2
 : 圧倒的な数を支える営業力


 

 

積水ハウスは沢山の宣伝広告と共に、営業力でもその強さを発揮していると言えるでしょう。

積水ハウスの営業マンのノルマはかなり厳しいらしく、
「住宅の営業マンはキツイ仕事」
と言う評判をつくったのは積水ハウスと言っても良いでしょう。

 

地域によっては、違いがあるかもしれませんが積水ハウスの一年目の営業マンは自転車で営業活動をするようです。

そして、契約をとって一人前になるとやっと車による営業が許されるようです。

 

 積水ハウスに関する口コミ掲示板はコチラ

 

  

 


◆ 積水ハウスの特長 3
 : 種類の多い商品群


 

 

積水ハウスは主に軽量鉄骨や木造工法を軸にして、その中で様々な家(商品)のシリーズを抱えています。

積水ハウスだけに限らず、ハウスメーカーは大量生産がその特徴ですので、設計の自由度はあまり高くできないのです。
(ミリ単位で柱を据えるには莫大な費用が掛かることでしょう。そう言う、ちょっとした融通がなかなか効きません)

 

積水ハウスでは、この自由度の低さという弱点をカバーすべく数多くの商品ラインナップを揃え、顧客の選択肢を増やすことで自由度の低さをごまかしているように感じます。

 

積水ハウスも他の業界同様、『環境』に力をいれた商品を出しているようです。
しかし、普及に至るほどの価格帯ではないため、どちらかと言うと企業イメージ用の商品と言う事が言えそうです。

 


 


◆ 積水ハウスの特長 4
 : メーターモジュールの採用


 

 

積水ハウスは、工業化住宅ですので工場生産品です。
つまり、「規格」が決まっています。

積水ハウスではメーターモジュールという規格を採用しており、1メートル単位毎に柱の設置が可能です。
しかし、
「例えば40cm間隔の空いたところで柱を設置。」
と言うようなことをしようと思うと、通常の軽量鉄骨商品ではなかなか対応出来なくなってしまいます。

※メーターモジュールだと、廊下が広くなって良いですよ。などと言う営業トークが存在するようですが、逆にいうとそれ以外の対応がほとんど出来ないのです。
ですから、本来ここにこんなに広いスペースは要らないと言ったようなところにも無駄に広いスペースが出来てしまいます。

当たり前の事ですが、同じ大きさの敷地に目一杯の建物を建てた場合、廊下を広くして部屋を狭くするより、部屋を広くして、通るだけの廊下はなるべく狭くしたくありませんか? 

 

 


◆ 積水ハウスの特長 5 : 
土地がなくても分譲地を紹介してもらえる


 

 

積水ハウスのグループ企業の中に、積和不動産という土地開発や土地の仲介を行っている会社があります。

そのため、土地から購入して家を建てるという方には、土地も合わせて購入できるところが強みとしてあります。

 

分譲地はやはり人気が高く、建築するハウスメーカーが決められているような建築条件付きの物件が多いのですが、積水ハウスはこの分譲地まるまる開発しているようなケースもあり、そこには積水ハウスの家ばかりが建っているといったような場所もあります。

 

近年、街づくりまでトータルで計画された分譲地の開発も行っています。

開発地いっぱいに家を建てるための敷地を詰め込むのではなく、木々の緑や人が集るようなスペースを設けて、その土地に付加価値を与えるような開発も一部で行っています。

 

これから土地を探すと言う方は、コチラを参考にして下さい!「土地の探し方・選び方」 

 


 


◆ 積水ハウスの特長 6 : 
全棟次世代省エネ基準をクリア


 

 

積水ハウスは、全棟次世代省エネ基準をクリアしているようです。

一部の商品のみ次世代省エネ基準をクリアしているハウスメーカーと比較すると、積水ハウスの環境への取り組みをしっかりしている印象をもたれるかもしれません。

ただ、次世代省エネ基準は、最低ラインですので、当たり前と言えば当たり前ですね。

耐震等級3となると、建築基準法の1.5倍の強度を持つ建物として認められた建物なのですが、断熱等級4は、断熱性が次世代省エネ基準レベルで最高等級となることから、「素晴らしい建物なんだ!」と勘違いされる方も多いのではないでしょうか。

これは、国が定める制度のお話ですので、積水ハウスとは直接関係ありませんが、この基準をもっと引き上げるべきだと思います。

 

では、お話しを積水ハウスに戻します。

積水ハウスの窓は、断熱複合サッシと遮熱複層ガラスが標準になっています。

断熱材は、ロックウールで、構造材の外側と柱間に充填する方法をとっているようです。

性能は、省エネ基準をクリアするレベルで、2.33と公表されていますが、気密性などは特に考慮されていると言うアピールは目にしません。

 

大手ハウスメーカーでも、気密性はそれほど重要ではないなどといったことをいう方がいますが、気密性は、家の快適性を大きく左右します。

住宅性能表示の断熱基準2の住宅に気密を上げる工事を行うと、床の表面温度は断熱基準3の住宅とほとんど変わらなくなるほどです。

「隙間がある方が構造材にもいい影響を与えるので、気密性はそれほど上げないようにしている」

などといった言い訳に惑わされないでください。

気密性をしっかり上げたとしても人が快適なように調整された室内の空気が壁内にもいくようになっていますし、壁体内の水蒸気が抜けるような施工を行っています。

 

積水ハウスの「住宅」としての特徴は、以前ほど特筆するものは見当たりません。

以前は「地震に強い木造住宅」など挙げられましたが、現在はどうなのでしょう。
有益な情報をお待ちしております。

 

 →積水ハウスと他のハウスメーカーの断熱性能の比較はコチラ「ハウスメーカーランキング」

 

 

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積水ハウスの評判

 

積水ハウスで家を建てた方や展示場に行かれたみなさんがどのような印象を持たれているのかは気になるところではないでしょうか。

ここでは、みなさんの評判を集め、ご紹介します。

 



◆ 積水ハウスの評判 1
 : クレームの多さ


 

 

かなり多くの数が存在していますので、トラブルの噂や評判も絶えません。

住宅業界がクレーム産業と言われる所以はこのような噂の多さに表れています。

先程も触れましたが、積水ハウスでも営業ノルマの厳しさが強引な営業に繋がって、クレームの原因になっているのではないでしょうか。
評判改善のためには、企業体質を変える必要があるのかもしれません。

とは言うものの、積水ハウスでは「売れる」営業マンを多数輩出しており、営業マンに魅せられて、積水ハウスに決める人も少なくないようです。
評判の良い営業マンは、紹介による契約獲得が主なようです。

強烈なブランド力で商品の信用度を上げ、強烈な営業力で契約数を伸ばす。
しかし、そこに本当に末永く住むための「住宅」としての評判が伴っているのでしょうか。

 

 

積水ハウスに関する口コミはコチラ

 

 

 


◆ 積水ハウスの評判 2
 : 商品力について


 

 

積水ハウスの評判でよく耳にするのが、商品や構造についての安心感や満足度の高さです。

積水ハウスは、定期的に「住まいの参観日」といったイベントで各地にある工場見学会を開催しています。

私も以前参加したことあるのですが、みなさんのイメージにある家を作るプレカット工場などとはかけ離れた綺麗でしっかり管理された工場といったイメージを持つことができます。

 

イメージ戦略で夢を膨らませる営業手法は

「さすが積水ハウス!」

と思いますが、家は工場でなく、現場で建てられるものです。

当然職人さんの腕であったり、その監理によって性能が大きく変わってきます。

積水ハウスは、現場の管理を積和建設と言う、自分の子会社に任せてしまいます。
ですので、積水ハウス自体の監督が本当に監理をしてるのかどうか、確認が必要です。

 


 


◆ 積水ハウスの評判 3
 : 価格について


 

 

積水ハウスの家は、ハウスメーカーの中でも平均的な価格となっています。

ただ、

「高い」

といった評判をよく耳にします。

 

積水ハウスは、

「これは標準仕様です!」

といった言葉をあまり使わないようです。設計の自由度の高さをアピールする営業マンが多く、他社のように見せかけの坪単価をお話しするのではなく平均的な坪単価を伝える方が多いような印象を受けました。

そうなると、建物以外の諸費用が入っていない坪単価と比較すると

「高い!」

といった評判に繋がるのも当然でしょう。

また、工務店などの坪単価を知っている方からいくと同じような仕様で坪単価で20万円ほども違うため、高いと感じる方もいるように感じます。

ハウスメーカーの家が高いことは事実です。

ただ、他のハウスメーカーと比較すると積水ハウスは 『平均的な価格』 であることを知っておくと良いでしょう。

積水ハウスと他のハウスメーカーの坪単価比較はコチラ 

 

 


◆ 積水ハウスの評判 4
 : 営業マンについて


 

 

積水ハウスは、他のハウスメーカーと比較すると離職率がそれほど高くなく、営業マンの技量はそれほど差がないように感じていましたが、インターネット上ではあまりよくない評判を目にします。

営業マンも人間ですので、いろんなタイプの方がいます。

良い人だけど、あまり親しくなれない友達と同じようにあなたに合わない方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、営業担当の変更をお願いしましょう。

合わない相手とこれから夢を築き上げるのはお互いにとって不幸なことが多いと思います。

家づくりは建ててしまえば終了というわけではなく、その後も繋がっていく関係です。

 

「家をリフォームしたい」

「やむを得ず売却しないといけなくなる」

「不具合が起きた」

など、頼りにできるのはその担当営業である場合が多いです。

 

そして、積水ハウスの場合はアフターサポートをしっかりしてくれる営業マンが多いように感じます。

積水ハウスで家を建てるのであれば、担当もしっかり選ぶようにしてください。

 


 


◆ 積水ハウスの評判 5
 : 現場の対応について


 

 

積水ハウスは、積和建設という積水ハウスの子会社が工事を主に見ているようです。
そのため、積水ハウスの社員である工事担当者とは別に 積和建設の工事担当者が主に現場を確認しているように見受けられます。

ハウスメーカーの現場担当は、自社の現場の知識しか持ち合わせていない方が多くマニュアルに沿った検査で少し突っ込んだ質問をすると回答できない場合などもあります。

また、一人の担当者が抱える物件数がとても多いため、現場に行ってもほとんど顔を合わせないなどの不満を抱えるお施主様も多いようです。
その点に関しては、十分な確認が必要です。

業務の効率化を進め価格を抑えることはハウスメーカーとして必要なことなのかもしれませんのでこれは依頼先を選択するときに知っておくといいでしょう。

現場担当者とじっくり打合せをしながら家づくりを進めたい方は、地元の工務店などの方が向いているのかもしれません。

 

 

 

積水ハウスに関する口コミ掲示板はコチラ

 

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積水ハウスの商品ラインナップと坪単価

 

 


◆ 積水ハウスの商品ラインナップ


 

積水ハウスは鉄骨造と木造で販売体制をわけ、それぞれに非常に多様なラインナップを揃えています。

 

 

◇ 鉄骨2階建て

 

 

  • Be Sai+e(ビー・サイエ/美・彩・家)
  • ISシリーズ
    • IS STAGE
    • IS ORDER
    • IS ORDER J /Japan IS Modern
  • Be ECORDシリーズ
    • Be ECORD ビーエコルド
    • Be ECORD 家族がつながる家
    • Be ECORD 趣のある住まい
  • fi+ma

 

◇ 鉄骨3階建て

  

 

  • BIENA
  • Gio-TRISTAGE
  • Urban Collection
  • β attic collection

 

 

◇ 鉄骨平屋

 

 

  • BeSai+e 平屋の季(ひらやのとき)
  • Be ECORD 平屋の季

 

 

◇ 木造住宅シャーウッド

  

 

  • The Gravis(ザ・グラヴィス)
  • M'Gravis Stage
  • M'Gravis Villa
  • 縁の家(ゆかりのいえ)
  • エム・ベルサ
  • パーソナルオーダー メイドシリーズ
  • パーソナルオーダー メイド ルーモア
  • M'axio(3階建て)
  • エム・ナチュラ いおり
  • 里楽(りらく) 木造住宅シャーウッドの平屋の住まい

 

 

◇ グリーンファースト(Green First)

 

  

  • IS ORDER グリーンファースト
  • Be ECORD グリーンファースト
  • BeSai+e Airkis(ビー・サイエ エアキス)
  • 木造住宅シャーウッド グリーンファースト
  • エム・ナチュラ グリーンファースト

 


 

◇ コンセプトシリーズ

 

 

  • 生活を選ぶ家(鉄骨・木造ともにラインナップ)

こちらは、関東・中部・関西・九州地区のみで販売されています。

 

 

積水ハウスに関する口コミ掲示板はコチラ

 

 

 


◆ 積水ハウスの坪単価


 

 

積水ハウスは、比較的、商品の種類が多いため他のメーカーに比べると価格帯が広いようです。

50~80万円 / 坪当たり

程度が目安でしょうか。

 

ちなみに、積水ハウスで建てた方の平均的な坪単価は、

 

73.0万円 / 坪あたり

 

となっているようです。

全国的に平均的な大きさは43.3坪ですので、積水ハウスで平均的な家を建てようと思うと

 

3200万円ほど

 

が必要になります。

 

ただし、これは、建物の本体価格ですので、ローンや登記などにかかる諸経費、外構や照明、カーテン、空調機器などは含まれていません。

これらにも400万円以上は必要になるかと思います。

つまり、

3600万円程度

ないと積水ハウスの平均的な家が建たないということになります。

既に述べましたが、多くの広告に費用を費やしていますのでこのために価格が上がっている事は否めないでしょう。

 

積水ハウスと他の大手ハウスメーカーで実際に建てた方の平均坪単価を紹介 

 


 

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積水ハウスの快適性能

 

積水ハウスに関する口コミ掲示板はコチラ

 

積水ハウスの家はどれくらい快適かを、「断熱・気密性能」、「遮音性能」、「空気の清浄度」で評価しました。

 

総合点

 

3.0 (5点満点)

 

快適性能を見ると、平均レベルの点数になっています。

 

それでは、各性能を見てみましょう。

 

 

 

 

 

 


◆積水ハウスの断熱性能、気密性能


 

 

【評価結果】

★★★☆☆   (2.5:平均レベル)

 

【解説】

家の暖かさや涼しさは、家の断熱性能や気密性能、自然の光や風をどのように取り込むかの設計手法などから判断できます。

では、積水ハウスの断熱性能、気密性能から見ていきましょう。

 


 

◇ 積水ハウスの気密、断熱仕様

 

 

☆ 鉄骨仕様

 

部位 仕様 厚み

高性能グラスウール
熱伝導率 0.038

-mm

高密度グラスウール
熱伝導率 0.038

100mm
天井

高性能グラスウール
熱伝導率 0.038

-mm

アルミ断熱サッシ
+遮熱断熱防犯合わせ複層ガラス

 

断熱性能を表わす熱損失係数(Q値)は、2.33W/m2・K

気密性能を表わす隙間相当面積(C値)は、公表なし

(※サイトや広告資料などから抜粋、熱伝導率の値は一般値)

 

☆ シャーウッド(木造仕様)

 

部位 仕様 厚み

発泡ポリスチレンフォーム

-mm

ロックウール

-mm
天井 ロックウール -mm

アルミ断熱サッシ
+遮熱断熱防犯合わせ複層ガラス

 

 断熱性能を表わす熱損失係数(Q値)は、2.7W/m2K

気密性能を表わす隙間相当面積(C値)は、公表なしです。

(※サイトや広告資料などから抜粋、熱伝導率の値は一般値)

次世代省エネ基準の2.7W/m2/K(東京・大阪などのⅣ地域)をクリアしているので、他のハウスメーカーとあまり変わらない性能になっています。

 

こちらでハウスメーカーのC値、Q値の比較ができます。

住宅の断熱性能比較(C値、Q値:ハウスメーカー18社)参照

 

 

◇ まとめ

 

 

(積水ハウスの断熱性について)

 

鉄骨仕様では、高性能グラスウールを採用し、壁、床、天井とも、基準以上の厚みが確保されています。

また、積水ハウスの「ぐるりん断熱」ですが、熱橋と呼ばれる、断熱性の低いところからの熱逃げを防ぐため、柱などの鉄骨材はもちろん、木材の床根太の下にも断熱材を入れて断熱性を上げているようです。

 

(積水ハウスの気密性について)

 

C値ですが、グラスウールの充填断熱のため、あまり高い性能は期待できません。

工場であらかじめ断熱材をセットして現場搬入されるようですので、現場の施工ミスなどによって断熱材が垂れてしまうような不具合は起きないと思いますが、基本仕様で気密確保は困難でしょう。

気になる方は、気密測定を依頼してみてはいかがでしょうか。

 

(積水ハウスの窓の性能について)

 

窓に樹脂サッシではなく、アルミと樹脂の複合サッシでもなく、そのもう一つランクが下がるアルミ断熱サッシを標準採用しているようです。

冬に窓から逃げる熱は、一般的には住宅全体の約半分。

ガラスに遮熱断熱防犯合わせガラスを採用していますが、気密・断熱ともにあまり高性能は期待できないでしょう。

 

(総括)

 

積水ハウスのいいところは、光熱費などをトータルで抑えていくという発想。

太陽光や風などの自然エネルギーや、雨水の活用、換気システムの消費電力を抑えることなどは非常に積極的に取り組む提案をしているようです。

しかし、概して機械設備を用いた省エネの提案が多く、建物自体を建築物として見る向きの提案が少ないようです。

 


 


◆ 積水ハウスの遮音性能


 

 

【評価結果】

★★★☆☆ (2.5:平均レベルの性能)

 

【解説】

遮音性能は、家の中に外の音を入れない性能を指します。

たとえば、家の前が交通量の多い道路だった場合、

「その車が通る音が室内に入ってくると熟睡できない」、
「テレビの音量を上げないといけない」
「家族とゆっくり会話ができない」

などの問題が出てしまいます。

そのため、家の快適性には、家の中の静かさも重要になってきます。

 

遮音性能は、換気口などの単純開口の有無や気密性能、窓の性能、壁の性能などである程度推測することができます。

 

 

◇ 単純開口の有無

 

 

まず、換気ですが、積水ハウスはいくつかの換気システムをラインナップしていますが、主には第3種換気システムを選ぶ方が多いようです。

換気システムや全館空調システムのエアシーズンはあとで詳しく紹介します。

ここでは、第3種換気システムで評価しました。

 →第1種、2種、3種換気の違いはコチラ「24時間換気システムの比較」

第3種換気システムでは、各室に給気のための穴を開けるか、もしくはサッシの上部に換気框を設けてそこから空気を取り込んでいます。
そうなると当然そこからも音が入ってくることになります。

 

外の音の侵入は、この単純開口の影響が最も大きくなります。

もし、位置周辺に幹線道路や線路などがあって、うるさい場合や日中の静けさを望まれるのであれば、第1種換気システムの「アメニティー換気システムⅡ」を選択することをお勧めします。

 

 

◇ 窓の性能

 

アルミ断熱サッシが入っています。アルミ断熱サッシは、樹脂サッシや木製サッシと比較すると開閉する窓部分(障子部分)と窓枠部分の隙間がどうしても生じてしまいますので、それほど高い遮音性能を期待できないでしょう。

ただ、ペアガラスが採用されていますので、ある程度音を低減することができます。

 

 

◇ 壁の性能

 

 

壁の仕様ですが、積水ハウスの特徴でもある
【ダインコンクリートの壁+グラスウール】
が標準採用されているようです。

グラスウールは、ロックウールには及ばないものの断熱材の中では遮音性の高い断熱材のひとつです。

また、ダインコンクリートは軽量ながら厚みは50mmあります。
一般的なサイディングの厚みは15mm程度ですので、壁の遮音だけを見るとハウスメーカーの中でもトップクラスです。

ただし、壁だけの性能では、です。

 


 


◆ 積水ハウスの空気の清浄度


 

 

【評価結果】

★★★★☆ (4:平均以上のレベル)

 

【解説】

空気の清浄度は、「建材からでる化学物質対策への姿勢」と「換気システムのフィルター性能」、「気密性能」に関係してきます。

積水ハウスの家の空気の清浄度は、平均以上ではないでしょうか。

 

 

◇ 化学物質への取り組み

 

 

シックハウス症候群などの発症事例がマスコミなどで大々的に取り上げられることは無くなりましたが、いまだに新築住宅に入ってシックハウス症候群の症状を発症される方がいます。

企業としては、法律を順守して建てることが最低限の対策ですが、大手ハウスメーカーの中では、自社で化学物質の濃度測定を行うなどの取り組みをしているところもあります。

積水ハウスは、千葉大学とハウスメーカーや建材メーカーなどと共同のシックハウス症候群の対策を強化するための『ケミレスタウン・プロジェクト』に参加しています。

このケミレスタウン・プロジェクトですが、2011年度にある一定の研究成果を得られたとし積水ハウスでは、「エアキス(AIRKIS)」がオプション商品としてラインナップされました。

このエアキスでは、厚生労働省から指針値が出されているような化学物質の放散が少ない建材を使用し、化学物質濃度を指針値の1/2以下にすることをはじめ、竣工時には、化学物質(VOC)測定を第三者機関に依頼してお客様に報告するなど、住む方にとって安心できるパッケージとなっています。

現在は、積水ハウスと契約する方の約7割が選択されているようでとても反響が大きいようです。
化学物質を気にされるご家族様にとっては、選択肢の一つに加えても良いのではないでしょうか。

標準仕様ではVOCについての研究がおこなわれているものの、お客様の家を引き渡す際、測定までは行っていません。

換気システムに第3種を採用しているからこそ、室内の空気の安全性は確認する方が望ましいでしょう。

 

 

◇ 換気システムのフィルター性能

 

積水ハウスの換気システムは第3種換気システムです。

この換気システムのいいところは、メンテナンスにあまり費用がかからないところが挙げられますが、気密性能が1.0を上回らない家では、どうしても設計通りの換気が行えているのか不安が残ります。

 

また、花粉などの小さな粒子を取り除くフィルターが取り付けられないことなどから、空気の清浄度としては、あまり期待できないレベルでしょう。

 


 

◇ 気密性能

 

 

断熱性能や遮音性能でも紹介しましたが、気密性能が低いことによって、ホコリや花粉などの侵入量が増えます。

積水ハウスの気密性能は公表されていませんが、鉄骨造の充填断熱であることからC値5.0程度ではないかと思います。

省エネ基準などにはいち早く対応できるハウスメーカーですので、このように推察していますが・・・

 

ちなみに、平成11年の次世代省エネ基準では、C値5.0以下といった目標数値があったのですが、平成21年に出された省エネ基準では除外されています。

ただ、気密性能を確保しなくていいという訳ではありません。

「特記しなくてもそれくらいの性能は出ているだろう」といった学識者の意見から気密性能の記述がなくなったと聞いています。甚だ怪しい理由ですが・・・

 →気密性能が低いと、どういう事になるのか知りたい方はコチラ「換気回数と気密性能」

 

ここからは、 積水ハウスの換気システムを紹介します。

 

 

積水ハウスの換気システム

 

積水ハウスの換気システムには、以下のものがあります。

 

 

◇ ハイブリッド換気システムⅣ

 

この換気システムは、空気が暖まると上昇するという煙突効果を利用し、モーターで動かすファンの消費電力を抑えるように設計されたものです。

第3種換気システムですので、各部屋のサッシに設けられた換気框から入ってくる空気を最上階のホールなどの天井上に設けられた換気扇本体から吸い上げ軒天換気口から捨てるといった流れになります。

そのため、屋根の形状に多少制約が出てきますが、消費電力を抑えた換気が可能です。

 

 

◇ アクティブ換気システムⅣ

 

 

この換気システムは、ごく一般的な第3種換気システムです。

ハイブリッド換気システムⅣと同様、各部屋のサッシに設けられた換気框から空気を取り込み、その空気をホールなどの天井上に設けられた換気扇本体で吸い上げ外壁に取り付けられた排気口から捨てるという流れになります。

積水ハウスの換気システムの中では、イニシャルコストが最も安い換気システムです。

 

 

◇ アメニティ換気システムⅡ

 

第1種熱交換型換気システムです。

暖房や冷房の熱逃げを極力抑えるために、外から入ってくる空気に、家の中から捨てる空気の熱を移すための熱交換素子が換気システム本体の中に入っています。

そのため、入ってくる外の空気の冷たさを和らげる効果もあります。

 

また、各部屋に確実に空気が送れることがメリットとして挙げられます。

気密性がそれほど高くない積水ハウスの家ですので、各部屋に新鮮な外気が強制的に取り込まれるため、安心できるでしょう。

デメリットは、システムのイニシャルコストやタンニングコストが高い点が挙げられます。

熱交換効率はそれほど高くないため、トータルコストだけを考えると、ハイブリッド換気システムⅣの方が良いのではないでしょうか。

 

 →第1種、2種、3種換気の違いはコチラ「24時間換気システムの比較」

 


 

◇ エアシーズン

 

 

暖房、冷房、加湿、除湿を備えた全館空調のエアシーズン

断熱性能と気密性能が高くない積水ハウスの家ではあまりお勧めできません。

 

特に、除湿は、断熱性能が上げるほど気密性能が求められます。
というのも、断熱性が上がると、冷房にあまりエネルギーを使わなくていいため、除湿を行うために必要な冷えた冷媒が足りなくなるのです。

つまり、除湿があまりできなくなるということです。

 

また、各部屋の細やかな温度制御はエアコンにはかないませんし、イニシャルコストがエアコンの購入費と比べて極端に安い訳ではないため、メリットが少ないのです。

 

換気システムをセットにした全館空調システムは多くのハウスメーカーが導入していますが、個人的な意見としては、もう少し様子を見た方がいいのではと思っています。

 

 

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積水ハウスの工事代金支払い方法

 

積水ハウスは以下のような工事の支払い方法をとっているようです。

 

支払い時期 支払い金額、割合
契約時 請負金額の 1/3
上棟時 請負金額の 1/3
建物竣工時 請負金額の 1/3

 

お客様の条件によって支払い条件も変わるようですが、契約と上棟までに工事代金の3分の2を払ってしまうのは過剰です。

建築工事の場合は、出来高に対して工事金額を支払うことが原則になっています。

積水ハウスが倒産する可能性は低いのかもしれませんが、もし倒産した場合には、過剰に払ったお金は返ってきません。

そのため、工事の進捗に応じた支払いを交渉してもいいのではないでしょうか。


 

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積水ハウスの最近の話題

 

積水ハウスは共同住宅「シャーメゾン」という商品をもっていますが、環境配慮型の「グリーンファースト仕様」の受注が年間371棟(平成21年2月~平成22年1月)になったようです。
この仕様は、太陽光発電システムなども設置されており、入居者にとっても発電分の光熱費の軽減が受けられるようです。

賃貸住宅に住んでいる人も太陽光発電システムの恩恵が受けれるとなると他の賃貸物件との差別化がはかれるなど、経営者にとっても評判が高いようです。


 

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他のハウスメーカーのランキングも気になる方は、ぜひコチラをご覧ください。


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積水ハウスでも断熱性能のQ値やC値を気にされている方が多いように感じます。
今後、断熱性能の義務化が検討されているようで、みなさん注目しているのでしょう。
当サイトでは、断熱性について詳しく紹介していますので、しっかり比較してみましょう!


 

 

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最終更新日 : 2012年3月12日


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つとむ君家のマイホーム大作戦

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返ってきたものは予想以上に大きかったんだって。

つとむ君家のマイホーム大作戦
つとむ君の一家が決めた全く新しい理想の家づくりとは?
 
 

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