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「きんてつの家」は、近鉄不動産が販売する木造軸組みの在来工法です。 それでは、近鉄不動産の「きんてつの家」の評判や坪単価、評価などを |
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目 次 |
近鉄不動産の特徴
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近鉄不動産の特長はどんなところなのかをまとめてみました。
◆ 近鉄不動産の特長 1 : 分譲を得意とするハウスメーカー
近鉄不動産が販売する住宅の多くは、分譲地に建築されています。
近畿を中心に近鉄沿線で大規模な宅地開発を行っていますので、
土地を持っていない方や、利便性が高く新しい街並みに土地を買って家を建てたい方にとっては、
とても魅力的のようです。
土地から探される方にとっては、土地選びから建築までを一つの窓口で
依頼できるメリットは大きいのではないでしょうか。
また、似たような建物が並ぶことは評価が分かれるところだと思いますが、
街並みとしては綺麗と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
◆ 近鉄不動産の特長 2 : Air Wood
近鉄不動産では、外張断熱工法の「Air Wood」(エアーウッド)といった
高気密高断熱住宅の販売も行っています。
この「Air Wood」(エアーウッド)工法とは、
断熱性能の高いフェノールフォームを柱などの構造材の外側に張り上げていく
外張断熱(近鉄不動産では外断熱と呼んでいますが)とし、
断熱材を突き合わせる部分に気密テープを施工することで、気密性を上げた工法です。
会社として、省エネ住宅に力をいれていますので、
この「Air Wood」を主力商品として販売しているようです。
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◆ 近鉄不動産の特長 3 : 無機質の構造用面材をつかった新在来工法
構造用面材は一般的に合板が使われますが、
近鉄不動産では合板などの木材ではなく無機質材を原料とした面材を使っています。
無機質材?となっている方のために補足ですが、
無機質とは、岩石や鉄、鉱物、ガラスなどのように、
炭素を含まない元素の総称で、それらを原料に作られたものを無機質材と呼びます。
この無機質材の特長としては、
1.火に強い
2.シロアリの被害が少ない
3.湿気を通しやすい
が挙げられます。
木造だと火災やシロアリが心配といった声も多いことから、
建物の外周にこういった材料を設定しているところは評価できるところだと思います。
◆ 近鉄不動産の特長 4 : 奈良県の外断熱住宅施工実績No.1
年間に約400棟と奈良県内の外張断熱工法ではトップシェアを誇るハウスメーカーですが、
やはり決めては土地の利便性や新規分譲地という印象のよさからでしょう。
また、近鉄不動産はマンションの販売で豊富な実績を持っています。
近鉄不動産は近鉄グループですので、倒産の恐れはないと思いますが、
ハウス事業からの撤退はあり得る話です。
安心感が高いといったことから選ばれる方も多いと思いますが、
安心感だけで選ぶと失敗することもありますので、ご注意ください。
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近鉄不動産の評判
近鉄不動産と調べてもほとんど情報が出てこないハウスメーカーです。
◆ 近鉄不動産の評判 1 : 魅力的な土地、魅力の少ない家
近鉄不動産を検討中の方からお話しでは、こういった印象を持っている方が多いように感じます。
近鉄不動産はマンションを得意とする企業ですので、
分譲地の開発には、立地条件や不動産価格などの検討は
とてもしっかりしているように感じます。
しかし、鉄道系グループのハウスメーカーに多い傾向として、
住宅の仕様は建売住宅と大手ハウスメーカーの中間程度。
可もなく不可もなくといった評判を聞くことができます。
また、家を合理的に建てることを目的に、企画住宅の中から
選んでいくスタイルを取っています。
魅力的な土地に建築条件を付けて売っているので、
販売戦略としてそれで良いという考え方はありますが、
家を建てる方としては、家にもこだわりたいというのが本音だと思います。
合理化を目指したい近鉄不動産の考えに賛同できる方であれば良いのですが、
合理的でなくてもこだわって色々と勉強しながら自分たちの住む家を
いちから考えていきたい方にとっては向かないでしょう。
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「魅力的な土地、魅力的な家」
期待したいところです。
◆ 近鉄不動産の評判 2 : 口コミの少なさが不安に
年間400棟で20年近くの実績があればなにか情報が出ていてもいいように感じますが、
ほとんど評判のような情報は出てきません。
分譲した土地で引き続き営業活動を行っていることもあり、
アフターサービスなどへの対応は行われているようですので、
比較的満足されている方が多いのでしょうか。
以前近鉄不動産で家を建て、その家をリフォームされた方にお話しを聞くと、
対応への満足度は高いものでした。
新築とリフォームでは対応の体制は違うと思いますし、
販売棟数に対して有資格者の数が少ないといった評判も目にしますので、
契約を結ぶ前に、担当者の人柄やお引き渡しを受けた方を紹介してもらって
お話しを聞いてみても良いのではないでしょうか。
近鉄不動産の商品ラインナップと坪単価
◆ 近鉄不動産の商品ラインナップ
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近鉄不動産では、企画住宅の販売を行っています。
◇ 企画住宅
- ecoフェリシア
長期優良住宅に対応した住宅。
「Air Wood(エアーウッド)」を採用
- エスプリード eco-α
次世代省エネ基準をクリアした住宅
「Air wood(エアーウッド)」を採用
間取りを決めて、色を決めるだけの企画住宅
- プランボックス100 ドレニ
外張断熱仕様の住宅
間取りや外観デザイン、設備をいくつかのバリエーションから選択できる企画住宅
- エスプリード トレス
間取りや外観デザイン、設備をいくつかのバリエーションから選択できる企画住宅
可動式の収納があるレイアウトフリーシステムが特長
◆ 近鉄不動産の坪単価
近鉄不動産「きんてつの家」の坪単価は、60万円~65万円が平均のようです。
企画住宅などを含めた平均とすると少し高めの設定でしょう。
高気密高断熱の「Air Wood」(エアーウッド)を採用すると、
標準坪単価よりアップするようですが、旭化成のネオマフォームや
樹脂サッシの採用など仕様面や将来のことを考えていくと
こちらを採用した方がいいように感じます。
また、「きんてつの家」では、長期優良住宅の企画住宅の販売もしています。
こちらは、65万円~70万円程度のようです。
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建物以外にも、照明や空調、カーテン、外構など建物以外にも
必要な費用がありますので、予算から400万円ほどはあらかじめ
外して計算して頂くことをお勧めします。
近鉄不動産「きんてつの家」の快適性
「きんてつの家」は特徴でも挙げたように、高気密高断熱「Air Wood(エアーウッド)」といった
商品があります。
こちらは、硬質ウレタン断熱材よりも性能の高いフェノールフォーム(ネオマフォーム)を採用し、
もっとも熱の逃げやすい窓には、樹脂サッシ+複層Low-Eガラスを採用しています。
また、気密性能については、気密確保に有利な外張断熱を採用し、気密測定を行うことで
近鉄不動産が定める自社基準に適合するような性能の家を建てているようです。
大手ハウスメーカーの中でも気密測定を行っていないようなメーカーでは
現場担当者の気密に対する知識や現場監理が徹底されていない印象があります。
その点、自社で気密測定を行い性能を確認するところは評価できるでしょう。
気密性能は断熱性能を上げる意味でもとても重要になってきます。
気密なくして断熱しても隙間風が体に当たって寒いなどといった声も聞きます。
断熱に気を遣うのであれば、ぜひこの気密性能もチェックするようにしてください。
そして、24時間換気システムですが、近鉄不動産は第3種換気システムを採用しています。
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この第3種換気システムですが、
箱に穴を2つ開けてストローを通し、片方のストローから空気を吸うような方式になっています。
片方から空気を吸うと自然ともう1方のストローからは空気が入ってくると思いますが、
そうやって箱の中の空気を換気しているのです。
たとえば、プラスティックで作った箱であればストローで吸った空気分が、
もう1方のストローから入ってくるだろうことが想像できると思うのですが、
段ボールで作った箱だとどうでしょう。
つなぎ目やコーナー部分から空気が入ってきて、吸った空気の大半が
隙間から入ってきた空気となってしまいます。
つまり、第3種換気システムは気密性が非常に重要なのです。
第3種換気システムは換気システムにかかる電気代は、
空気の取り込みと排気両方でファンを使う第1種換気システムよりは少なくてすみますが、
気密性能には非常に気を遣わなければいけない方法です。
最低でも気密性能でC値が1を切るような住宅にしておいた方がいいでしょう。
性能を上げていくと換気による熱ロスの影響も考えないといけませんが、
次世代省エネ基準レベルであれば、第1種にこだわる必要はないのかもしれません。
ただ、繰り返しますが、第3種換気システムを採用するなら気密性能は重要です。
少々快適性の話題からそれていますが、
近鉄不動産の家の快適性は、断熱性能を示すQ値が同じであっても、
気密にこだわっていないハウスメーカーより快適に感じるかもしれません。
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近鉄不動産「きんてつの家」の工事費用の支払い方法
近鉄不動産の支払いスケジュールですが、以下のようになっています。
支払い時期 | 支払い金額、割合 |
契約時 | 請負金額の 10% |
工事着工時 | 請負金額の 30% |
上棟時 | 請負金額の 30% |
建物竣工時 | 請負金額の 30% |
大手ハウスメーカーと同じような支払いスケジュールですが、
上棟までに工事金額の70%を支払っている計算になり、出来高に対して払い過ぎている
状況です。
今すぐに倒産、といったことは考えにくいハウスメーカーではありますが、
フジハウスなどの事例もあります。
倒産して支払ったお金がほとんど戻ってこなかったことを考えると
もしものことを考えて、支払いスケジュールを交渉してみてもいいのではないでしょうか。
最終更新日 : 2012年2月14日
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