◆ ハウス・オブ・ザ・イヤーの概要
ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリックとは、
住宅における省エネルギーの必要性が社会的に叫ばれ始めた
事をきっかけに創設された、省エネルギー性の高い住宅の
評価と、その普及性に対して送られる賞。
(財)日本地域開発センターが主催する。
◆ ハウス・オブ・ザ・イヤーの特徴
ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリックの大きな特徴は
・住宅の普及性に目を向けた事
省エネルギーは、普及して初めて効果があると言う観点から、
今まで、単体の住宅に主に目を向けて賞を決めていたものとは
異なり、その普及性にも目を向けた。
・同一の間取りで比較
省エネルギー性を比較するために、同一の間取りでの性能比較を
行っていて、かなり公平性が重視された賞。
・住宅設備も選考対象
ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリックの名前にもあるように
エレクトリック、つまり住宅の設備も対象としてる。
これは、住宅自体の性能だけでは住宅全体の省エネルギー性は
評価できないとの観点から設備も対称としている。
◆ ハウス・オブ・ザ・イヤーの選考基準
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視点1: | 外皮と設備を一体として評価した場合のエネルギー効率値 |
定められた仕様条件の下で、暖冷房・換気・給湯、照明用エネルギーの消費量を算定し、省エネルギー性能値を評価(太陽光発電、太陽熱給湯の効果も考慮) 省エネルギー性能の計算方法については、政府が定めた「住宅事業主の判断基準で用いられた計算方法に準じることとします。(詳細は、別途応募要領」にて公表) |
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視点2: | トータルな省エネルギー性能向上のための工夫と先進性(数値で表現できない取組等) |
設備・外皮設計等における工夫、空間設計の工夫、住まい方への提案(販売時、居住時)等 | |
視点3: | 他の性能と省エネルギー性とのバランス・連携 |
快適性、安全性、耐久性、利便性、品質保証等とのバランス連携 等 |
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視点4: | 応募した省エネ住宅の普及に関わる取組 |
コストパフォーマンス、省エネ住宅供給実績(数、割合)、その他普及努力 等 |
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※2009年度現在 |
上記表は、(財)日本地域開発センターより抜粋した。
【解説】
視点1:要はその住宅の断熱性能や暖冷房・換気・給湯・照明に必要なエネルギーを
評価するから計算しなさいと言う事。
視点2:住まい手の住み易さや、工事中のミスなどを防ぐ工夫とか、良いアイデアを提案
しなさいと言う事。
視点4:普及するために、どれだけ安くできて、省エネルギー性が高いものが出来るのか。
また、普及させるための工夫が他にあるか、提案しなさいと言う事。
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