まず一言。
建築家=1級(若しくは2級)建築士
ではありません!
逆に言うと、資格がなくても「建築家」は名乗れます。
ブラックジャックは医者の免許が無くても、医療行為を行っていました。
しかし、それは「実力」があって、求められての事です。
無資格者は建築基準法に規定された「設計」は出来ません。
・・・・簡単に言うと、建築家は誰でも名乗れて、その実力を保証する物は何も無い・・・・
と、言う事です。
建築家は依頼された「家」を「自分の作品」と思い込む傾向が強いです。
営業でも大工さんでも誰でも、その家の建築に携った人は「自分が担当した家」と
言う思い入れをする人が沢山います。
しかし、建築家の中には完全に人の家をあたかも自分の物のように考えている人がいます・・・
「家」を「芸術作品」と、思い込むことは勝手ですが、あたかも自分の物のように振舞う事は
如何なものか・・・
芸術的な面で、とても多くのことを学び、作品に関してずっと想いを馳せているような
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が、しかし。
所謂「世間ズレ」している人がいて、その「想い」が強すぎるが故に普通の理屈が
通らない人がいます。
酷い建築家(中にはとても有名な建築家)では、依頼者の要望や意見を全く無視して、
「こっちの方が良い」と言う自分勝手な思い込みだけで、
「作品」を作り上げてしまう人がいます。
また、このように家を「作品」と見ていますので、形式的な枠に当てはめる事を極端に嫌う
建築家もいます。「構造」や「設備」に関して、必要な事でも「自分の芸術作品」のためなら
平気で捻じ曲げてしまうのです。
住宅は本来「住む」ためのものであって。「芸術作品」であるというのは付加的要素で
あるべきです。
建築家に依頼するときは、このことを良く分かっているかどうかを見極める必要があります。
(直接訊ねたところで、この辺の事は上手い事言うこともありますので、
やはり普段の会話や今までの「作品」やそこに住んでいる人の感想が参考になると思います。)
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