森のくまさん
迷いヒヨコ
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『先生が語る病気にならないための家づくり』の特徴と要約
「先生が語る病気にならないための家づくり』は(一社)健康・省エネ住宅を促進する国民会議が著作及び編集した書籍です。この (一社)健康・省エネ住宅を促進する国民会議 は、断熱住宅が如何に体に良いのかを国の事業として全国的に調べるためのキッカケを作った団体です。
参考 (一社)健康・省エネ住宅を促進する国民会議この本は政府刊行物として発刊された本です。
【先生が語る】と言うタイトル通り、5人の大学の先生が暖かい家に住むことの大切さを語っています。この内、3人がお医者さんです。お医者さんが家を暖かくすることの大切さについて語っている非常に貴重な本です。また、他の2人の先生も建築の分野で家を暖かくすることについて研究している権威の先生で、どちらの話も最新の内容で、とてもためになります。
- ヒートショックの問題が、家の問題であることを消費者に伝えなくてはならない
- 家の断熱性能を上げると、血圧を低下させる効果がある
- 起床時に血圧が上がる仮面高血圧を防ぐには寝室のコントロールが必要
- 生活環境を整える「ゼロ次予防」と言う考え方が健康的に暮らすコツ
- 断熱性能の向上で治療医学から予防医学への移行を目指すべき
- 日本の家は寒すぎる!!
最初の章では、「家族の健康のために住まいはどうあるべきか?」と言った視点から話が始まります。家づくりをするにあたって、健康が関係してくるということをどれだけの人が知っているでしょうか?
恐らく殆どの人がそのことに気づくこともないまま、家づくりを終えてしまうことがあるのでは無いでしょうか。この本では、そのような現状を打破し、日本に健康に配慮した住宅をもっと広げようと言った趣旨が書かれています。
また、2章以降の先生が語る部分では、断熱することが何故良いのか?どういったメリットがあるのかについて、詳しく書かれています。
家が寒いと血圧が上がると言うことが正式に発表されたのは、伊香賀先生が日本で初めてだったのでは無いでしょうか?
くまさんが参考になった内容
森のくまさん
※くまさんの独自の解釈が入っています。
病院に行くと血圧が正常なのに、朝だけ血圧が高い人がいる。
この人は本当は病気のリスクがあるのに、病院では気づけ無いタイプで、朝の寒い時に血圧が上がって、心臓発作や脳梗塞などが発生する可能性が高い。
動脈硬化はなってしまうと元に戻すことが出来ない。動脈硬化を発症する疾患は様々あるが、高血圧が原因となることもある。高血圧を防ぐには冬場に暖かく過ごせる住宅とするのが良い。
迷いヒヨコ
『先生が語る病気にならないための家づくり』感想と寸評
読みやすいように文字が大きくされていて、ページ数も130ページと多くないので短時間でも読めます。しかし、ふんだんに盛り込まれているグラフや図が恐らく素人の人にとっては何が書いてあるのか分かりづらいと思います。その部分は気にせずすっ飛ばして読むと良いと思います。
健康に関わる内容なので、全ての人に関わることなので非常に興味が沸く内容となっています。特にお医者さんの話は、初めて聞くことなのに身近に感じることだと思います。
値段は1400円と、決して高い本ではありません。
これから家を建てたり、買ったりする人にとってはとてつもなく重要な事が書かれています。是非、読んで頂きたい本です!

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