軽量鉄骨(プレハブ)工法の最近のブログ記事

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法

ここで、主に記述する軽量鉄骨工法は、主に大手ハウスメーカーの扱う、
プレハブ住宅に関する記述となります。

◆ 軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の歴史

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の歴史は、まだとても浅いです。
この歴史の始まりは、1959年に大和ハウスが開発した
鉄鋼系プレハブ住宅が「ミゼットハウス」という名前で販売された
のが最初と言えるでしょう。
大きさは6畳の広さのもので、住宅と呼ぶよりは、プレハブの部屋
と言うほうが正しいかもしれません。

これ以降、軽量鉄骨工法を採用するメーカーは工業化住宅として
工場で前もって組み立てられた(プレハブ)材料を住宅の建つ現場で
簡単に組み立てると言う手法をとってきました。
住宅を大量生産するための手法の起源がここにあります。

セキスイハイム では、部屋の形状までを工場で組み上げて、
住宅を建てる現場ではマッチ箱を重ねるかのように組むだけ
となっています。

まだ歴史が50年にも満たない工法ですので、非常に歴史は浅く
果たしてこの先も歴史に刻まれるべき工法かどうなのかを
見極める必要があります。

※特に鉄は錆びるものです。様々な防錆処理を施しているようですが、
 この処理だけで100年と耐えうる鉄があるのでしょうか?
 車にしても防錆処理はしていますが、使用される期間はせいぜい
 10年程度です。
 人工物は必ず劣化します。
 このことを考慮に入れて、なぜそんなに大丈夫と言えるのかを
 確認しましょう。

 (実際は錆びの促進試験などで確認している場合が多く、
 実績とは異なるものです。この試験の結果を信じる、信じないは
 個々の判断になるでしょう。)
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◆ 軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の構造の特徴

軽量鉄骨とは、厚さが6mm未満の鋼材の事を言います。
軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法は主にこの鋼材を用いた
工法のことです。

大手ハウスメーカーの扱う軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法は
組み立てる現場において、鉄骨で最も構造的に重要で且つ
難しい「溶接」を行わなくて済むような仕組みになっています。

職方の力量に差が出にくい、ボルト締めのみを現場で行うことに
なります。

「溶接」は構造上とても重要な役割を果たしますので、
工場等の機械等で溶接を行ってプレハブする事は、
構造強度のバラツキがなくなりますので、安定した品質が望めます。

この考え方は、現在「溶接」を行わない木造でも取り入れられるようになり、
プレハブ住宅は今や軽量鉄骨工法の専売特許では無くなっています。

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法では、木造軸組工法と似た部分があり、
ブレースと呼ばれる斜めの材料が構造の要になります。

◆ 軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の構造の特殊性

現状、日本の法律では軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法で建てる場合、
複雑な計算をする必要があります。

しかし、多くのハウスメーカーは各社ごとに独自の大臣認定などを
取得しており、これらの計算を簡略化することが認められています。
しかし、その内容の詳細に関しては社外秘となっていることが
多いため、一般の消費者がその内容を知ることが出来ません。

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法で建てる場合は、その構造の安全性の
確かめ方などがブラックボックスになっている事がほとんどのため、
他の第三者が安全性を確かめることは出来ません。
(最近では、住宅を建てるための申請をするためにこれらの資料の
開示が求められる事もあるようです。)

この「独自性」には、目に見えない多くの問題がはらんでおり、
なぜ、公に公開することを義務付けないのかが疑問です。

と、言うのもメンテナンスなどを考慮した場合、将来的にもし仮に
その企業が倒産した場合、建物の構造をいじるようなリフォームが
難しくなります。

どのようにして、構造が計画されているか分からないからです。
と、言う事はもしその企業が潰れると、もう誰もその住宅の構造に手を
つけることが出来なくなってしまうわけです。

ですので、これらのブラックボックスの開示を義務付ける事は
消費者目線で考えると当たり前の事のように感じます。
(どうも、このような点では日本は経済優先、大手企業優先の
 考え方が根強いように思います。他の政策などに関してもそうですが・・・)

決して、大手だから潰れないと言い切れない時代に入っています。
何十年も住む事を見越して、これらの事も考慮しつつ、
自分の住宅に取り入れたい構造、工法を選ぶ必要があるように思います。

◆ 軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の材料の特徴

ここからは、少しシビアな事が書かれています。
既に、軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法で決めた方、建てている方、
住んでいる方は見ないことをお勧めします。
軽量鉄骨の材料の特徴

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の材料の特徴

◆ 軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法の材料の特徴

軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法に使用される、材料のとしては、
主に軽量鉄骨が使用されます。

軽量鉄骨は、厚さが6mm未満の鋼材の事を言うのですが、
基本的な性質としては、通常の鉄と同じと考えて問題無いでしょう。

【劣化について】
軽量鉄骨は強度としては、作られた当初は高いのですし、構造計算も
一般的にはしっかりしますので、問題ないでしょう。
しかし、将来的には人工材ですので必ず劣化します。
劣化による、構造安全性は必ず確認しましょう。

【錆びについて】
これも、劣化に大きく関係するのですが、
軽量鉄骨は鉄なので必ず錆びます。
防錆処理をどうしているのか、その耐久性についても
確認が必要です。

【火事に対する対処】
鉄は熱に弱いです。軽量鉄骨も同じです。
一般的には木造の方が、火事に弱いと考えられているようですが、
木はある程度燃えて炭化すると、それ以上は燃えなくなり、
構造の躯体自体が崩れる事はあまりありません。

一方、鉄は燃えないのですが、熱が550度を超えてくると急に
弱くなり、フニャッと潰れてしまいます。
火事のような高温では一発で潰れてしまいます。

ですので、火事によるリスクは鉄を使う工法の場合は高いと言えます。
(なぜか、法律では逆の解釈になっていますが、これは明らかに
 法律が間違っています。)

【家の中への熱の通し易さ】
鉄は熱を伝え易い物質でもあります。軽量鉄骨でも同じです。
ですので、夏の暑い、冬の寒いを家の中に伝え易い物質です。

熱橋と呼ばれる、温熱的弱点をもっていますので、
どのように克服しているかを確認する必要があります。

あるメーカーなどでは、外断熱を採用する事で
その弱点をカバーしようとしているようですが、
それにはある程度の断熱材の厚みが必要です。

以下の表でも分かりますが、軽量鉄骨(プレハブ住宅)工法を
採用しているメーカーは軒並み順位が低いのもそのせいです。
各ハウスメーカーの住宅の断熱性能ランキング

このように、軽量鉄骨が住宅に適した材料かと言うと 「?」です。
大きな建物の場合ですと、強度が必要ですので
鉄骨などの材料は重宝されます。
しかし、住宅などの軽い建物で軽量鉄骨が必要かどうかは
甚だ疑問です。

現代の技術を活かせば、充分に大きな地震に耐えうる木造住宅を
建てることも可能ですので、個人的には軽量鉄骨は短所ばかりが
目立つように思います。