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住宅の工法の種類

住宅の工法とは、主に「住宅の構造形式」の部分を
指して言う場合が多いです。

ここでは、日本で代表的な住宅の工法の種類を紹介します。
工法は住宅の構造の要ですので、まずは大まかな種類を
知ることが重要です。


基本的な種類は、「木」で出来ているか、「鉄」で出来ているか、
「コンクリートと鉄」で出来ているのかの違いです。

日本で最も多い種類が「木」で出来た住宅で、
特に在来工法がほとんどを占めます。

これは、日本の昔からの建て方の発展系の種類となります。
「木」で出来た住宅は日本古来から存在しますので、
「木」が気候風土に合った材料であることは、間違いないでしょう。

「鉄」や「コンクリート」は、人工の材料ですので、材料を生成した
初期の強度は比較的高いのですが、時間が経つにつれて
強度が下がっていきます。

これが人工で造られたものの宿命であり、どのような物質でも
基本的には【人工物】は劣化するものなのです。

「鉄」や「コンクリート」で住宅を建てる場合は、基本的に構造
計算と言うものが必要になります。計算の方法は工法の種類に
よって様々ですが、この計算は「初期」に発揮される
強度から、ある程度割引いて計算されます。
しかし、50年60年経った後までを考慮されているかどうかは
工法の種類によりますので、確認が必要です。

これに対して「木」で出来た住宅で、特に在来工法の場合は
歴史が長いので、仕様規定と言う方法で簡易計算により
建てる事が可能です。(2階以下の住宅の場合)

こういった理由もあり、今でも「木」で建てる工法が
最も採用の多い工法となっています。

また、同じ「木」でも集成材と無垢材があります。
集成材も人工材に当たりますので、劣化を考慮する必要が
あります。最近では集成材で建てる住宅が増えているようです。

集成材は初期の強度が高いものを作成する事が可能で、
大きな建物には有効ですが、住宅でそこまでの強度が
必要な場合は稀です。

どちらかと言うとコストダウンのロジックが働いている
理由のほうが強く、あまり歓迎できるものではありません。

これに対して、無垢材の場合は単純に年月が経つと劣化する
訳でなく、木を伐採した時点からは、その木の
樹齢分程度は強度が上がることが報告されています。

その後の劣化のスピードも遅く、元の切った状態の強度へ
落ちるまで100年以上の年月がかかると言われます。
→詳細のページ「無垢材と集成材の違い」はコチラ

それぞれの工法の種類の詳細については、クリックして次のページへ
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無垢材と集成材の違い

無垢材と集成材の違いは、簡単に言うと「自然素材」と「人工材」の違いです。

無垢材は、伐採してきた木材を柱や梁の形に削って整えるだけです。

これに対して、集成材は一度木材を小さな材料に切ってしまい、
それから接着剤で接合して柱や梁に成型したものです。
人工材と言う所以は、自然のものに人間の手を加えたり、接着剤を使うところにあります。

では、無垢材と集成材の特徴を見ていきましょう!


◆ 集成材の特徴


集成材で材料のコストダウンが可能!?

集成材は、切ってきた木を余すことなく使用することが出来ます。
無垢材の場合ですと伐採した木一本当たりから取り出せる、柱や梁などの
材料は数本しか出来ませんが、集成材の場合は切り方を工夫すれば、
無垢材以上の柱や梁を製造することが可能です。

この意味でコストダウンが可能になる可能性があります。
(余談:集成材は主に切った木を接着する場合に機械を使いますので、
この機械を何年か使って、元をとるまでは安くはなりません。。。)

集成材の初期強度は、無垢材の1.4倍!でも。。。

また、小さく切った木材の特性を活かして組み合わせることで、
非常に最初の強度の強い集成材を作ることも可能です。
試験センターでの結果では、無垢材の約1.4倍の強度を出せると言われています。

ただ、一般的な住宅の場合で非常に強度の強い集成材が
必要になることは、あまりありません。

広い空間をとりたい場合や、大きな開口(窓や出入り口)をとりたい場合
などにこの集成材が使用されます。

また、全ての人工材料がそうであるように、集成材も人工材ですので
作ったその瞬間から劣化が始まります。

主な原因は接着剤を使用しているためです。
集成材という材料が出来て間もない頃に使用していた接着剤は、
劣化が早く接合された箇所がボロボロに剥がれてしまっていた現場も目にしたことがあります。

最近では、接着剤の研究が進み、極端な劣化はしないようになったのですが、
やはり人工材である事に変わりはありませんので、どの程度長持ちするのかと保証を
はっきりと確認しておく必要があります。

◆ 無垢材の特徴

コントロールが難しい無垢材

無垢材の大きな特徴は、自然材料である事です。
自然材料の大きな特徴としては、人間が思うようにコントロール出来ない
ところにあります。

これは、全ての自然材料に当てはまります。
私たちが生きるために必要な「水」ですら、そのコントロールは難しく、
私たちが知っているのは、ほんの一部の場合のほんのちょっとしたこと
だけでしかありません。
(注意:このほんの少しが多くの危険を取り除ける事もあります。)

無垢材は切った後でも水分を吸湿したり放湿したりする事で、
木の中に含む水分が増えたり、減ったりします。

このことで、木は伸びたり縮んだりを繰り返しますので、
柱や梁が割れたりする事もよくあります。

無垢材の十分な乾燥が家の強度に影響!

ですので、無垢材を採用する場合は、この伸びたり縮んだりを
極力抑えるために、木の中心部(表面ではない)の水分を乾燥させて
やることが大切です。

木が含む水分の割合を含水率と呼んだりしますが、これが10~13%程度で
木が最も強くなると言われています。

木の中心部分までがこの状態になると、多少の雨が掛かったとしても
また、しっかり乾燥させてやれば中心部分はほとんど含水率が
変わらないとされています。

このように、木材の強度は、木材に含まれる水分の割合によって決まります。

ヒノキは伐採後200年は強度が増す!?

この他、無垢材は自然材としての木の特徴がそのまま活かされます。
木は伐採後100年~200年程度では強度がほとんど衰えないことが、
木の経年変化の調査で明らかになっています。


無垢材の強度

特にヒノキなどは伐採後200年の間は逆に強度が増していくなど、
木が生きた素材であることを物語っています。

無垢材は無理にコントロールしようとせず、その特徴を活かす方法を検討し
取り入れる事が重要です。