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ハウスメーカーの牽引力

ハウスメーカーは、比較的大手になると「独自の商品開発」を行っている事がままあります。

元々、大量生産をするためには独自の工法や構法を考える必要があるので、
必然的に「開発」を行っているわけです。

ですので、いわゆる「研究」や「開発」に力を入れる土壌が最初からあるわけです。

良いようにとれば、「向上心」と言えるのですが、それが必ずしも住宅を
購入する側のためであるとは限りません。



多くはより良い住まいのための「研究」や「開発」なのですが、
ここに「経営」や「企業」の要素が加わると、どうも「儲け」の方向に走る感があります。

しかし、これらの大手住宅メーカーが住宅業界の技術面を牽引していることは
間違いないでしょう。

莫大な資金を投資して、新商品を開発しそれを普及型に持っていくわけです。
特に近年ではその開発競争によって住宅全体の性能を上げている事は間違いありません。

何か新しい物を作ろう、開発しようとすると、研究が必要です。
そこに幾らかけるかは企業によって異なるでしょうが、
広い情報収集力と資金力でそれを成し遂げています。
勿論、成し遂げるまでには様々な失敗が発生しているでしょうから、
その分はお金をドブに捨てているとも言えます。



このように、住宅全体の性能のレベルアップを牽引していると言っても過言ではありませんが、
それに必要な費用も住宅購入者は負担している事は間違いありません。

ですので、このような技術革新に対する費用を出す事に抵抗があるのか
無いのかなども判断の一つに入れても良いかもしれません。

住宅の大量生産 -コストダウンについて-

家の大量生産は日本発祥!?

ハウスメーカーは、メーカーと言うだけあって「大量生産」を得意としています。
家の工業化が進んでおり、精度高く同じものを大量につくれる工場やシステムを
各ハウスメーカーが確立しています。

これは、世界的に見ると珍しい形態で、住宅を大量生産すると言う発想は
日本発祥の考え方であると言って良いでしょう。

それを裏付けるデータとして、1,000世帯あたり住宅着工戸数を世界各国と比較した
データが出ています。

日本    24.8戸
アメリカ   15.6戸
フランス   12.8戸
イギリス    7.6戸
ドイツ     6.1戸
(住団連 データより)

実にドイツの6倍以上。
先進国の中でも、新設住宅着工戸数を誇る国だと言えます。


大量生産のメリットは?

では、大量生産するとどういうことが起こるのでしょうか。

まず、大量生産は同じ物を沢山生産するわけですから、
仕入れの材料も同じ物を沢山購入することになります。

沢山購入すると言うことは、その分「仕入れ値」の単価も割引が効きやすくなり、
安く手に入れることができます。

メーカーにしてみれば、ここでコストダウンが可能になります。


大量生産 → コストダウン ≠ 安く買える !?

さて、ここでのコストダウンが今度はどのように影響を及ぼすか?
仕入れが安くなれば、そのまま住宅の値段が下がるでしょうか?

必ずしもそうとは言い難いです。


いわゆるローコストメーカーは、一般的にはとても安い(と言われる)価格で
住宅を建てています。このようなところは、大量仕入れなどを利用して
「コストダウン」を実現していると主張します。
これが本当かどうかは、企業ごとに異なるでしょうが一理あります。

しかし、そうでないメーカーも沢山存在します。

つまり、大量生産で材料の仕入れ値が安いと言っても、
注文住宅を依頼する人が買う値段にそれを反映させるかどうかは、
企業の経営の方向性次第であり、

【仕入れ値のコストダウン】=【安い値段で買える】

という訳ではありません。


コストダウンを価格に反映させるかはハウスメーカー次第!

大量生産によって、材料の仕入れ値以外にもコストダウンできるところは沢山あります。
しかし、実際のコストダウンをお客様が買う値段に反映させるかどうかは、
ハウスメーカー次第です。

コストダウンした分を、研究開発費に回そうが、お客様のサービスに回そうが、
社員の給料に回そうが、買い手は文句言えませんし、知る術も無いでしょう。

そして、実際に成長を続ける企業、大きくなり続けている企業は「利益」を
出し続けているわけです。

ですので、必ずしも大量生産が「お値打ち」とは限りません。

ハウスメーカーの特徴の概要

ハウスメーカーは、主に独自色の強い住宅を手がけています。
「メーカー」と言われているだけあって、住宅の「大量生産」を
得意としています。

逆に言うと、大量生産は得意ですが個々の住宅で特徴を出すのが苦手です。
通常は「出来る範囲」が限られていて、そのメーカーにとって特殊な事をしようとすると
「コスト」が高くなりがちです。

ハウスメーカーの中には、「大手」と呼ばれているメーカーがいくつかあり、
住宅産業界の方向性を決めていると言っても過言ではありません。

大手のハウスメーカーは最新の技術を普及型として住宅に取り入れる事を得意とし、
時代の最先端である商品を持っている場合があります。
独自に研究開発部署を持ち、新規商品の開発に取り組んでいることも珍しくありません。
当然、この分コストはあがります。

プレハブ住宅を扱っているのはこの大手ハウスメーカーがほとんどで、
大量生産の象徴とも言える、「工場生産」制を導入しています。

この「工場生産」で住宅の中のどの部分を生産しているかは、企業ごとに変わります。
構造躯体と呼ばれる、住宅の「骨組み」の部分を工場生産しているところもありますし、
「骨組み」を作って、「組み立てる」ところまでを工場生産しているところもあります。

更にもっと進んで、窓や、外壁、内装まで工場で取り付けて大量生産を
行っているメーカーも存在します。

一般的には、大手ハウスメーカーは一つの住宅に関わる人間の数が多い事もあって、
大量生産の割には、コストが高く、この面において「値打ち感」は薄いと言えるでしょう。

楽して注文住宅を手に入れたい場合は、良い選択肢となりえます。