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2015年7月

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スマートウェルネスリフォーム N様邸

スマートウェルネス住宅とは、

「高齢者、障害者又は子育て世帯の居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する」住宅

と、言ったところが現在、言葉の意味として利用されています。
"居住の安定確保"と言う、何とも分かったような、分からないような言葉ですが、
要は、"誰もが安心して住める住居の確保"と、言った解釈が近いように思います。

我々(おおさか健康・省エネ住宅推進協議会)が国から採択を受けた、
スマートウェルネス住宅等推進モデル事業
では、主に"スマートウェルネス住宅"を"断熱化された、冬でも暖かく過ごせて安全な住宅"。
と、言う意味で使っています。

この事業では、その断熱化された住宅が、どこまで人間にとって良い影響を与えるのかの調査も同時に行っています。

調査方法は、至ってシンプルで、断熱化リフォームを行う前に、冬場の2週間、
「リビングや脱衣室、トイレの温度と湿度」を自動で計測し、
「起きて直ぐと寝る寸前の血圧」を計測し、
「活動量計」を身につけて貰うだけです。

その後、断熱化リフォームを行い、リフォーム後の冬にもう一度、
同じ調査を行います。

こうして、その違いがどれほど表れるかを分析するわけです。

そして、このような調査に協力して頂けるリフォーム希望者には、
最高で120万円の補助金が支払われます。
(断熱化、バリアフリー化に関する工事費の半分の補助です。)

今住んでいる家が、冬寒いと言う方であれば、是非この機会に検討してみてください。
マンションの一室でも構いません。

今回、これらの調査にご協力頂いた、N様。
昨年の末頃に行った、調査から半年以上が経って、
いよいよ断熱化リフォームを行いました。

手すり取り付け工事
手すりの取り付け工事中

今回の補助金に関しては、バリアフリーに関する工事に対しても、最高で20万円まで補助が出ます。
ですので、N様は将来の親御さんとの同居を考慮して、手すりを付けられることになりました。

将来的に必ず手すりが必要になるであろう、トイレ、廊下、脱衣室への設置です。
手すりの取り付けは、工事的にはそんなに難しい工事ではありません。
しかし、実際に取り付けるためには、日常で最も使い易い「高さ」に取り付けるべきですし、
実施の移動方法を考慮しながら、取り付けるべきです。
今回は、そう言った配慮をしながらの工事となりました。

内窓設置工事
窓の内側に断熱窓を設置する工事

また、一番熱の出入りが多い「窓」は、ほぼ全ての窓を高断熱化しています。
理想的には、窓を交換するか、カバー工法と呼ばれる、現在ある窓を覆う形で、
アルミの窓から、樹脂(プラスチック)の窓に変える方法が良いのですが、
限られた補助金で、最大限の効果を出すために、今回は、既にある窓の内側に、
断熱性能の高い、プラスチックの枠で出来た窓を設置する事になりました。

普段の生活を考え、必要な場所に断熱窓を設置し、
それほど生活上、重要で無い窓には断熱窓の設置を避けました。

また、これらの補助金対象工事とは別に壁や天井に対する断熱も行っています。
こちらも、普段の在宅時によく使用する部屋に対して、予算の範囲内で断熱工事を行っています。

今回の工事では、工事期間中もずっと在宅のまま工事をさせて頂きました。
工事期間は、約2週間程度。その間、ご不便をお掛けした事は間違いないと思いますが、
同じリフォームと言っても、仮住まいが必要になるようなたいそうな工事にならないことも、
ひとつ大きな特徴です。

最近では、在宅のまま工事が出来るように、様々な材料が考案されていて、
それを利用することで、より簡単に工事が出来るようになっています。

今住んでいる住宅と、長く共にしようと考えている方。
または、ご両親がそう望まれている場合は、
このスマートウェルネスリフォームは、より快適で健康的な生活とすることが、
可能と言えるでしょう。

 

二世帯住宅ご建築予定のT様ご面談

二世帯住宅をご建築予定のT様。
この日は、工務店さんとの面談にのぞまれました!

最近では、二世帯住宅をお考えの方も随分と増えています。
二世帯住宅には色々なメリットがあるので、そのメリットが見直されているように感じます。

日本が、経済的に成長していた時代。
核家族化が進行していきました。
核家族とは夫婦のみの家族、又は夫婦と未婚の子供からなる家族の事を指します。)

子供は結婚すると、親元を離れ、まずはマンションなどの共同住宅に住みます。
そして、子供が産まれて、住まいが手狭になった頃に、新築住宅を建築する。

こう言う流れが、一般的な家族形態の在り方だと、国が想定し、
それに合わせて色々な政策が検討されてきたと言うのが、経済成長期の日本でした。

しかし、近年、経済的に豊かになり、価値観が多様化し、経済の成長自体が停滞していくに従って、
この一般的とされた家族形態がそぐわないと言った状況が増えてきました。
(いくら不景気と言っても、私は日本はまだまだ豊かだと感じています。)

経済的に豊かになった日本では、価値観の多様化が著しく、
国が大昔に想定した、「一般的な家族」に必ずしも当てはまらずに生きようとする人が増えたことが、
大きな要因と言えます。

そこで、二世帯住宅のメリットが多くの人に再評価されるようになったのだと私は感じます。
何よりも、二世帯住宅は更に昔の古き良き時代を思い起こさせます。

おじいちゃん、おばあちゃんが居て、子供が誰にも相手されずに
放っておかれると言う事が少ない。
やがて子供は、人との接し方をそこで覚え、そして社会に巣立っていく。

現代の成熟した日本においては、
そう言った「心の豊かさ」を改めて思い起こす事が可能な、
良いチャンスのある社会なのでは無いでしょうか?

どんな未来が待ち構えていようとも、
子どもたちが生きていけるようにするのが大人の務めだとしたら、
二世帯住宅は、その準備をするための大変重要な器のように感じます。

女性の社会進出が叫ばれる世の中において、子供に対して、おじいちゃん、おばあちゃんが
果たす役割の重要さは、日に日に増しているようにも感じます。
子供が触れ合えるコミュニケーションの場所を多くしてやることも、大人のつとめのようにも思います。

それが肉親であればベスト、地域のコミュニティーがそうなるのも良いと思います。
いづれにせよ、日本の古き良き習慣を復活させるには、二世帯住宅と言う形態はとても有用に思います。

二世帯住宅の予定
工務店さんと面談中のT様ご一家

ただし、今回のご計画においてもそうですが、二世帯住宅を計画する際には、
とても重要な事があります。
それは、家族間において、それぞれのプライバシーが確保されることです。

やはり幾ら家族と言っても、それまで別だった生活の場を、一箇所にするからといって、
いきなり寝食全てを共にする訳では無いと思います。
やがて、そうなる事があるにしても、ある日を境にいきなりそうなるのは、それなりの事情が必要でしょう。

人間は誰しも変化に対して、「受け入れるまでの期間」が必要になります。
これは、社会学や経済学においてあらゆるところで研究され、言われ続けている事実です。

そう言う事実を無視して、「家族だから」と言う理由だけで軽んじるべきでは無いと思います。

今回のご計画においては、1階と2階で世帯を分けています。
マンションなどの共同住宅でも言えることですが、
その場合でも"音"の問題には配慮が必要だと思います。

そう言った点において、キチンと提案してくれる工務店さん。
それがT様のご要望のひとつでした。

さて、今回面談された工務店さんの配慮は、T様ご家族にとって、
如何だったのでしょうか。

 

F☆☆☆☆をチェック! 姫路市S邸の上棟にて

とてもいい天気に恵まれて行われたS様邸の上棟。
7月と言う事で日中の暑い中でも大工さん達は協力しあって建て方を行っています!

建て方では、ほぼ一日で建物の柱や梁が組み立てられます。
ですので、全日までそこには何も無かったと思っているような場所に、
いきりなり2階建の建物の骨組みが出来るような感覚を受けます。

と、言う事はこの一日には、家を建てるために使用する材料の多くが、
使われると言う事です。

建築基準法と言う法律では、これらに使用される材料に関して、どんなものが適切なのかが定められています。

上棟風景
天気に恵まれた、S様邸の上棟風景

例えば、釘一つにとっても、どう言った基準のものを使うべきか、どんな長さが良いかなども、
必要な構造的な耐力を実現するために定められています。

建築の特徴としては、こう言った事の根拠が「法律上定められている」と言う事です。
車やその他の工業製品についても、細かい規定によって、その製造方法が決めれれているとは思いますが、
多くが、法律に縛られてそうしている訳ではないと思います。

その中の一つの法律上の決まりとして、建築では使用する材料を製造するための
接着剤についても規定があります。

これは、いっとき大きな社会問題にもなった、シックハウス症候群という病気が
新築住宅に入るとかかったと言うことが原因で、制定された法律によるものです。
(今では、シックハウス症候群にかかる方自体の総数はかなり減っているようです。)

F☆☆☆☆の床合板
使用されている、床の合板のF☆☆☆☆を確認

そして、この上棟の際に、実際にその法律がクリアされているのかどうかを、
いくつかの材料で確認できます。
それが、上の写真にある印字された部分に載っています。
上は、何の写真かと言うと、合板と呼ばれるもので、床に使用されているものです。
色々な表記がありますが、その中の「F☆☆☆☆」と表記されている部分が、
それに当たります。

この表記の読み方は、「エフフォースター」と言う読み方で、
シックハウス症候群が発症する原因物質とされた、「ホルムアルデヒド」の
使用量が極めて少ないことを表しています。

他にも、F☆☆(エフツースター)やF☆☆☆(エフスリースター)などの表記がありますが、
☆の数が減れば減るほど、ホルムアルデヒドの使用量が多いと言う意味になります。

合板は、木を桂むきにして、それを何層にも重ねたものです。
重ねた際に、接着剤でくっつけるので、そこに使用されている接着剤から、
ホルムアルデヒドが発生する可能性があります。

ですので、この合板としてどの程度のホルムアルデヒドが発生しているのかが、
一目で分かるように、このような表記がなされているのです。

F☆☆☆☆と表記されている材料は、
1件の家の中で、どれだけでも使用して構わない事になっています。

つまり、人体に影響が出るほどのホルムアルデヒドは放出されていないと言う解釈が出来る訳です。

F☆☆☆☆の柱
柱ももちろん、F☆☆☆☆

この他にも、柱や梁が集成材と呼ばれる、木を貼り合わせることによって出来た材料の場合にも、
これらの表記が義務付けられています。

今回も、上の写真のように柱にシールが貼ってあり、その中にF☆☆☆☆の表記があります。
つまり、この柱も同じ種類であれば、何本使っても構わないと言う意味になります。

もし、この表記がF☆☆やF☆☆☆だった場合は、使える量に限りがあると言う事です。
ただ、今現在ではF☆☆やF☆☆☆と言う表記がなされた材料を見ることは殆どありません。

使える量に限りがあるのに、わざわざF☆☆やF☆☆☆の材料を使いたいと言う、
建築業者が殆どいないため、市場に殆ど流通していないからです。

とは言え、もしこの表記が無いと言うことになれば、それは、基準をクリアーしていない可能性があるので、
F☆☆☆☆の表記があるか無いかだけでもも確認することは、とても大切な事です。

上棟が終わり、いよいよ建物の形になってきました!

 

ATCエコプラザさん主催セミナー IN 住まい情報センター

南港のATCエコプラザさんからのご依頼で、
大阪市の天神橋筋六丁目にある、住まい情報センターさんの会場をお借りして、
エコごこちのいいおうち、リフォーム支援制度活用セミナー
と、題して講演を行いました!

ここで言う、「エコごこち」と言うのは、ATCエコプラザさんが考えだされた造語です。
「エコ」で「ここちの良い」と言う意味が含まれているそうです。
確かに、省エネで健康的な住宅にすれば、必然的に心地の良い空間が出来るので、
面白い表現だと思います。

今回のセミナーでは、そんな「エコごこち」な家はどんな住宅かと言うことと、
そう言う、エコごこちな住宅にリフォームするための支援制度を紹介するための
セミナーでした。

ATCエコプラザ主催セミナー
約80名の多くの方に参加して頂きました!

今回のセミナーは、あくまで「エコごこち」な住宅にするための
リフォーム支援制度を活用しようと言うセミナーです。

一般の人からすると、「エコごこち」って何よ?
と、言う疑問が浮かぶはずですで、どれ位の方に参加頂けるのか、
不思議に思っていましたが、大変多くの方に参加頂いたことが何よりでした。
評判も上々だったようで、こう言った話に関しての関心の高さが伺えました!

現在、我々は「おおさか健康・省エネ住宅推進協議会」と言う会を主体として、
このようなリフォームを普及させるための活動を行っています。
今回のようなセミナーは「普及啓発活動」において、とても有意義なセミナーに思います。

今現在では、「リフォームをしよう!」と思い立っても、補助金支援などについて、
相談する先が非常に少ない状況です。
また、リフォーム会社を加えると、施工を依頼する先が星の数ほどありますが、
その中で、今回のような「エコごこち」や「断熱省エネリフォーム」について、
キッチリと見識のある企業がどれ位あるかと言うと、ほんの一握りの状態だと思われます。

ですので、今回のセミナーにおいても、最後の質問コーナーで出て来た質問では、

「どこに相談したら良いか分からない!」
とか、
「実際に断熱リフォームをしたのに大した改善が見られない!」

などといった、質問がありました。
やはり、的確な相談先を見つけることが、一般の方にとっては非常に難しいようです。

我々は、そんな相談を以前から受けてきました。
そうして、我々がそんなご相談を受けて、当時、環境省の補助金を受けて、
作った資格が、

「エコリフォームプロ」

資格です。

このような資格を持った方であれば、相談先としてかなりの期待が出来るはずですので、
もし、同様のことで困っているようであれば、参考にして下さい。

また、このセミナーで紹介したリフォーム支援制度の一つをここで紹介致します。
大阪においては、弊社が窓口となっている、
「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」
と、いうものがあります。

こちらは、「エコごこち」な住宅にするためのリフォーム支援として、
一定の断熱性能をクリアーする住宅に対して、工事費の2分の1で、最大120万円まで、
補助金が得られる仕組みがあります。(2015年7月現在)

対象者は、現在、JSBC((一社)日本サスティナブル建築協会)が実施している、
冬場の健康調査に協力することです。

冬場の約2週間、温度計を居間、脱衣室、トイレに置き、活動量計を付け、
毎日起床時と就寝時の血圧を測ると言った、調査にご協力頂ける方が対象です。

要は、冬場に寒い住宅で過ごす場合と、断熱リフォームをして暖かい状況で過ごす場合との
違いを計測すると言う調査です。
補助金にご興味のある方は、ご相談下さい。

今回のセミナーでは、実際にどんなリフォームになるのかを実演して、
如何に手軽に出来るものなのかを見て頂きました。

そんな実演も加えながらのセミナーで、参加者の方々もかなり喜んでもらえたようです!

 
 

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代表取締役 太田 周彰

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