住宅CMサービス

オーディション1次審査 提案書に思うこと

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住宅CMサービスのオーディションでは、参加工務店さんから、
それぞれ共通の見積雛形を使用した見積と、提案書が提出されます。

この提案書は、規模の大きな企業とは異なり、
手作り感に溢れた提案書であることが多いです。

工務店さん思い思いの提案書ですので、
どれもオリジナリティに溢れています^^

昨今では、家づくりにおいても、
「オリジナリティ」や「個性」のある家づくりが、
徐々に増えつつあります。

それは、個々人が個性を発揮できる、
良い環境が整ってきたことによるものだと思います。

インターネットが普及する以前は、
個々人が個性を発揮する前に、
一応、家づくりを生業としている業界の人間によって、

「こう言うものなのか。」

と、丸め込まれていたでしょうから。

オーディション見積
オーディションで出された、見積や提案資料

今回の提案書を見ていると、そんな個性溢れる施主さんの想いに答えようとする努力が
ヒシヒシと感じてきます。

工務店さんを企業と捉えると、儲ける上においては、

「そんな事ばかりやっていたら、儲からない!」

と、言うのも確かに間違いでは無いでしょう。
標準化、一般化、大量生産
することによって、確かに企業は儲かります。

しかし、私はココに違和感を感じるのです。

家づくりはいつの間にか、
「儲けの道具」
に、変えられてしまいました。

個人が莫大な借金を背負うことになる家づくりにおいて、
本当にそれで良いのでしょうか?

私は町並みの中に、
「日本の文化」
として、同じような見た目の家が揃っているのであれば、
それは良いことだと思います。

京都の町家、木曽の馬籠宿
など、地域に寄り添った、風情ある町並みです。

しかし、これらは「儲け」のためにそうなったのでは無いと思います。
そこの出発点がそもそも全く異なるのです。

全国の需要を平均化して、その中の最大公約数的な需要を
トレンドとしてとらまえて、それがさも今の当たり前のカタチかのように、
家づくりが行われる。

全国を標準化したそんなやり方に、個性や風情が本当にあるでしょうか?

私にはそんなに魅力は感じられません。

村の中で、協力しあって家を建てていた時代はもう終わりました。
今からそんな時代を望んでも、恐らくそれは時代錯誤でしょう。

それと同じように、全国を標準化したやり方にも、
終わりが近づいて来ているのでは無いでしょうか?

インターネットが普及して、さまざまな業界が激変しています。
一番モロに影響を受けているのが、出版やマスコミ関係の業界だそうです。

もう、今までのような儲けは期待できないそうです。

スマートフォンが普及して、ここでも様々な業界が激変しているはずです。

そんな時代に沿った家づくり、街づくり、暮らしづくりが、今後はもっと必要になってくるのだろうと、
提案書を眺めながら、感じていました^^

Ps.
この話にはまだまだ続きがあります。
本当であれば、作り手だけでなく、住まい手側も、
もっと家づくりに対して真剣であるべきだろうし、
子供に教育を施すのと同じくらい、その環境づくりは重要なはずです。

しかし、現状の日本ではそういった事を認識できるシステムは、
今のところ殆ど存在しません。

どんな風に生きたいのか、どんな風に暮らしたいのか、
どんな風に死にたいのか。

そんな観点から、住まいづくりを考える視点を、
学校教育なんかで、広く教えることも必要なんじゃないかと思います。

住まいて側がもっともっと真剣になることで、
そうしたことが実現していくのかもしれません^^

 


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