2世帯住宅として建てられた、茨木市のT様邸。
本日、無事お引き渡しが終わりました!
T様邸は、お施主様のT様3人家族と、ご両親、更にそのお母さんと、総勢6名でお住まいになられる、
多世帯のご家族です。
元々、ご両親がお住まいになられていた場所を建て替える計画でした。
キッチンや水回りを2組みづつ計画する、2世帯住宅としての計画でした。
2世帯住宅としても計画もさる事ながら、この建物計画には、もう一つ留意を要する、
大きな課題がありました。
それは、この建物が建っている場所は、西側に道路が接していて、
南面は隣地建物が、近接している事でした。
このため、元あった建物は、昼間でも電灯が必要との事でした。
限られた敷地内で、これら2つの事を同時に満たす計画が必要でしたので、
なかなか難しい計画だった事は間違いありません。
3階建てにすることで、キッチンや水回り計画、また、2世帯住宅としての
プライバシーに配慮した、動線計画は可能となりました。
次建物内にどれだけ昼間の明かりを呼びこむかと言う点は、
・リビングの一部を斜め壁とすることで、極力間接光を取りれられる時間を長くする
・1階のLDKは東西どちらからも光を取り入れるようにする
・2階のLDKは、部屋の都合で直接西面から明かりを取り入れる事が出来ないので、上階からの光を鳥れる
と、いう計画で、対策を立てました。
建物完成の日、その効果を私自身、体感することが出来ました^^
1階のLDKの東側、間接光の明かりを充分に感じます!
1階の東側は、太陽の光の間接光をなるべく長く取り入れられうように、斜め壁にしています。
このことにより、「天空光」や「事物反射光」と呼ばれる明かりを取り込むことに成功しています^^
1階LDKの西側に設けた畳コーナー。
1階LDKの西側には、明かりを取り入れるための大きな窓を計画しました。
丁度、スペースとして畳コーナーに使えたので、畳コーナーとしました^^
1階LDKの様子。東西からの明かりで、明るくなっています!
結果、LDをキッチン側から見渡すと、照明が無くても充分に明るい空間となりました!
2階LDKの西側。
2階LDKの西側には、寝室があるため、直接窓を確保することは出来ません。
そこで、丁度要望のあった、リビング階段を利用して、上階からの明かりを下へ導いています。
こうすることで、2階のLDKも東西からの間接光で明るく保つ事が出来ます。
もちろん、断熱性能の高い家ですから、暖房が効き難いと言う事はありません^^
3階の階段ホールから階下を見下ろす。
3階の階段ホールは、ふんだんに光を取り入れられるように、
窓を設け、更にその窓を、階段手すりなどで遮らないように工夫しました。
このようにして、明かり環境にも配慮した空間を実現できたので、
T様ご家族も、大変喜んで頂きました。
最後に、皆で集合写真を撮影し、お引き渡しを終えました!!