LDKの間取り、レイアウト

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LDKは、家の中でも最も長く過ごす部屋です。

また、LDKの役割は家族だんらんはもちろん、炊事、食事など毎日の生活に欠かすことができないものばかり。それに、家に招待した方をもてなす部屋にもなるでしょう。

そのため、住んだ後の生活をイメージして配置しなければ失敗するとても難しい部屋でもあるのです。

LDKの間取りやレイアウトを考えるときに知っておきたいポイントは以下の3つがあります。


 Point 1  LDKの配置

 Point 2  LDKのレイアウト

 Point 3  LDKの目安の広さ

 

それでは、それぞれのポイントを見ていきましょう。

 


 

 Point 1  LDKの配置

 

◇ LDKは敷地のどこに持ってくるべきか? 

 

☆ LDKを南に配置する

 

古く日本の住宅は、来客をもてなすことを大切にし、応接間を南に計画し
台所や食事室は北側へ追いやられているような間取りが主流でした。

これが昭和に時代が移る頃から、家族の団らんを重視する間取りに変わり、
LDKを家の中心と考えた間取りが主流になっています。

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家に住む方の家族構成やライフスタイルによっても変わってきますので一概には言えませんが、
LDKを家族が自然と集まる空間にしたいと考えているのであれば、

もっとも環境の良い場所をLDKにする

という方法があります。

いつも明るく、風通しがよく、見える景色が良い場所に
自然と人は集まるのではないでしょうか。

一般的には、朝から明るく、西日の影響も受けにくいことから、
南東方向にLDKを持ってくる方が多くなっています。

これは、敷地や隣地の条件によって変わります。

市街地や敷地が狭い場合は、2階にLDKを設けられる方もいます。

敷地の条件などを考慮して、最も過ごしやすい場所をLDKに選ぶと
良いのではないでしょうか?

 

☆ 家族の集まるLDK

 

家に帰って自分の部屋に行く前に必ずリビングを通る

お子さんがいる家庭では、こういったリビング階段を選ばれる方も
増えてきました。

自然と顔を合わせるような間取りになっていると、
そこからコミュニケーションが生まれます。

また、二世帯や三世帯で住まれる場合、
高齢のおじいちゃん、おばあちゃんの部屋をこのLDKに近い位置にしておくと
孤立するのを防ぐことができます。

また、介護が必要になった場合でも、家事と介護の動線を短くすることが可能です。

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◇ リビングは1階が良いのか、2階が良いのか・・・

 

狭小地などでは2階リビングというプランも多いのですが、
リビングは1階と2階どちらがいいのだろう?

と悩まれる方も多いでしょう。

それぞれの長所と短所を挙げますので、
どちらが家族の生活スタイルに合っているのかを確認してください。

 

LDKの位置 Merit
メリット
Demerit
デメリット
1階
  1. 高齢者対応
  2. 来客対応
  3. 庭の活用
  1. 採光
  2. プライバシーの確保
  3. 隣地の影響
2階
  1. プライバシーの確保
  2. 採光、通風に有利
  3. 構造のバランス
  1. 買い物やゴミ出し
  2. 高齢者・障害者対応
  3. 来客対応

 

実際に生活されている方のお声を調べてみましたが、
2階リビングにされている方は、

  • 隣の家とあまり離れておらず光や風が入ってこない
  • ビルトインガレージを設けたい
  • 景観が良い地域で景色を楽しみたい

といった理由が多く見られました。

ただ、やはり、

  • 毎回買い物したものを2階まで運ぶのが億劫
  • ゴミを1階に持って降りなくてはならないめんどくさい
  • 年をとったり怪我をしたりして階段を上がれなくなったとき不安
  • 子供が友達を連れてきても直接部屋に入ってしまうので、何をしているのか分からない

などといったデメリットもあるようです。

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将来のことも考えてどちらにするのかを決めたいですね。

 

 

 

◇ 動線を意識したLDKの配置

 

動線とは、人の動く道筋のこと。

玄関から家に入り、買いものしてきたものを冷蔵庫に運び、
着替えして、夕飯の支度を始める

一般的なみなさんの毎日の行動だと思いますが、
この家の中の動きをイメージすると、LDKがあると便利な位置が見えてきます。

たとえば、玄関からキッチンまでが遠く、2階まで着替えに上がらないといけないとなると
夕飯の支度をするまでに時間がかかってしまいます。

それだったら、玄関からキッチンにすぐに入れるような配置にすると
便利に使えるかもしれません。

家事動線を短くしてストレスなく炊事や配膳、来客のもてなしなどが行えるような
工夫も必要です。

 


 


 Point 2  LDKのレイアウト

 

配置が決まったら次はLDKのレイアウトを考えていきます。

このレイアウトは家族の構成やライフスタイルなどに応じて決めていきましょう。

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特に女性がこだわる部分だと思いますので、奥さまの意見をしっかりと反映して下さい。

 

 

◇ まずは、キッチンのレイアウトを決める!

 

LDKの大きさや形状を考えるときに
キッチンのレイアウトは、まず最初に決めておくとスムーズに進みます。

 

キッチンには、

  • Ⅰ型
  • Ⅱ型
  • L型
  • U型
  • アイランド型

などありますが、
LDKの大きさを決める意味でもまず最初に決めたい事項です。

 

キッチンについては以下のページで詳しく紹介していますので、
ご覧ください。

 

 関連ページ 

システムキッチンの選び方
  • キッチン形状(レイアウト) 
  • キッチンの高さの上手な選び方  
  • 必要な収納の大きさ 
  • ワークトップの選び方

 

キッチンのレイアウトを考える際に重要なのは、

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  • 炊事、配膳、片付けの一連の流れがスムーズか
  • 家族の構成に合わせた広さが確保できているか
  • 訪問者の視線をどうするか
  • 収納は十分確保できているか
  • 炊事を楽しめるか

を考慮することです。

  

 

◇ LDKのレイアウトを決める!

 

キッチンのレイアウトが決まると、その後

  • LDKのようなワンルームにするのか
  • LD+KのようなキッチンをLDと独立させた空間にするのか
  • L+DKのようなプライベートとパブリックを切り分けた空間にするのか
  • L+D+Kのようなリビングとダイニングとキッチンすべてを独立させるのか

を考えていきます。

最近では、DKが続いている方が家事する場合に動く距離が短く便利なため、
対面式のLD+Kといったレイアウトや
アイランド型といったLDKのワンルーム型を選ぶ方が多くなっていますが
さて、あなたはどんな部屋にしますか?

 

ここでは、用途に合わせたLDKのレイアウト例をご紹介します。

 

  

☆ 広さを感じるLDKのレイアウト

 

LDK.jpg

LDKを一つの部屋にしたワンルームタイプです。

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プライベートとパブリックを状況に応じて使い分けることができるため、
LDKを広く使うことが可能で、小規模住宅に向いています。

キッチンをI型にして壁付けとすることで最低限必要な部屋の広さを
小さくすることが可能ですが、
キッチンで作業する人が孤立しやすく、
LD側からキッチンが直接見えてしまうこと、ニオイや汚れが飛び散りやすいことが
デメリットとして挙げられるでしょう。

 

<デメリットを克服するためのアイデア>

最近では、シンクが独立しているアイランド型の商品も増えてきました。

炊事は、洗いや下ごしらえに多くの時間や手間がかかります。
この作業を独立したシンクで行えるので、炊事をしているほとんどの時間は
LD側を向いています。

また、洗う・切るなどの作業は分担するととても早く済みます。

アイランド型だと正面、側面など炊事する人の立つ位置の自由度が高いため、
誰かと一緒に調理するのもストレスが小さくなります。

また、ニオイについては、間口が広く排気風量の大きなレンジフードを選ぶことや
開放感を阻害しないガラス製の垂れ壁などで改善できます。

 

 

☆ 手元が隠せるLD+Kのレイアウト

 

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LD+K.jpg

LD+Kのレイアウトを選ぶ目的は、
キッチンの手元を隠せることではないでしょうか?

炊事をしている時に急な来客があっても、
キッチンの奥まで見えることはありませんので、
お客様を気にせず炊事を行うことができます。

また、小さなお子さんがいる家庭でも安心です。

キッチンには、包丁や熱い鍋など危険なものが多く
できればキッチンには入ってほしくないもの。

独立したキッチンであればゲージなどを付けて勝手に入るのを防げますので、
オープンタイプなどに比べると安全です。

このレイアウトのデメリットはLDKのタイプよりも面積が増えること。

それに、キッチンを完全に独立させてしまうと、
炊事をしている間孤立し、配膳するための動線が長くなってしまうところにあります。

 

<デメリットを克服するためのアイデア>

 

キッチン周りを見られたくないのであれば、
図のようにキッチンとLDの境の壁にドアなどを設けず
必要な時に下げられるロールスクリーンなどを付けると良いのではないでしょうか。

 

 

☆ プライベートとパブリックを分けることができるL+DKのレイアウト

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L+DK.jpg

来客が多い家庭や同居型の二世帯住宅の場合、
プライベートとパブリックのスペースを分けることができる
L+DKが向いているかもしれません。

 

ただし、部屋が分離されることにより、
リビングとダイニング・キッチンでそれぞれある程度の大きさを取っていないと
部屋が小さく感じます。

家全体の大きさによっては、寝室や子供部屋などのプライベートルームが
小さくなるかもしれません。

 

<デメリットを克服するためのアイデア>

もし家を訪ねてきた方の視線が気になるのであれば、
その視線を遮る方法を考えればいいということになります。

たとえば、LDKの形状を長方形ではなくL型にしたり
リビングとダイニングをパーテションなどで仕切れるようにすれば
家族も使えるリビングにすることが可能です。

また、図のようなスキップフロアも効果的でしょう。

 

 

☆ 来客が気にならないL+D+Kのレイアウト

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L+D+K.jpg

リビング・ダイニング・キッチンをすべて独立させた部屋にするのが
このレイアウトです。

このレイアウトは、それぞれの部屋が独立しているため、
その部屋の目的に即した使い方ができることが最大のメリット。

30年ほど前の家だと、こういったレイアウトも多かったと思います。

ただ、このレイアウトにするには、少し余裕を持った家の大きさにしていないと
それぞれの部屋がとても窮屈に感じてしまいます。

また、お茶出しなども考えてリビングの位置を決めるといいでしょう。

 

 

 

 


 Point 3  LDKの目安の広さ

 

LDKの目安の広さは、家の大きさや置く家具によって大きく変わります。

どのくらいの広さのLDKが欲しいかではなく、
まずは家具などを想定して、どれくらいの広さが必要かを考えてみましょう。

 

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◇ キッチンサイズとレイアウト

 

キッチンは、

壁付けⅠ型が最も省スペースで4帖以上
対面式で5帖以上
独立キッチンとした場合には6帖以上

で計画する必要があります。

Ⅱ型やアイランドキッチンでは、カウンターの間を

90cm(1人で炊事する場合) ~ 120cm(2人で炊事する場合)

で計画すると作業が楽になります。

また、キッチンの幅ですが、単身世帯を除き
Ⅰ型の場合で210cm以上360cm以内であるのが望ましいと
されています。

Ⅱ型やアイランド型は、横への動きが小さくてすみ、炊事の動線が短く便利なのですが
洗ったものを移動させる際に、しずくが垂れてしまうなどの短所もあります。

大きさを考える際には、このキッチンレイアウトと広さも検討して下さい。

 

また、キッチンに必要なものを収納するためのスペースも予め考慮しておきましょう。

冷蔵庫やレンジ、炊飯器、ポットなどはキッチン近くにあると便利ですし、
食品、食器類もスムーズにとりだせる位置になっているか確認する必要があります。

また見落としがちなのがゴミ箱の設置位置です。

勝手口から外に出ることができるのであれば
屋外にゴミ箱を置いておくという方法もありますが、
一般的には、室内で出るゴミ(生ゴミや空き缶、トレーなど)をストックしておく場所が
必要です。

家事動線上にこういったゴミを置かざるを得なくなると
邪魔になりやすく、見た目にも良くありません。

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現在はカップボードの一部にゴミをストックするスペースが確保されたものもありますので、
頭に入れておいてください。

 

 

◇ ダイニングテーブルの大きさ

 

ダイニングテーブルも椅子に座るタイプと床に座るタイプでは必要な広さが変わります。

座るのに最低限必要な広さを考えてみましょう。

 

長方形の腰掛タイプのダイニングテーブルに必要な広さ

必要な広さの目安として、

 

必要な広さ = (テーブルの幅) + (イスを引いて腰かける広さ 75cm以上)

          + (後ろを通過するための広さ 60cm以上)※必要な場合

 

が必要になります。

では、一般的な家具配置の目安を見てみましょう。

 

  テーブル 必要広さ
対面2人掛け  2tai.jpg 2taia.jpg
W60cm×D75cm W110cm×225cm
対面4人掛け 4tai.jpg 4taia.jpg
W120cm×D75cm W170cm×D225cm
囲み4人掛け 4kak.jpg   4kaka.jpg
W85cm×D85cm W235cm×D235cm
囲み6人掛け  6kak.jpg  6kaka.jpg
W160cm×D85cm W310cm×D235cm

 

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ここではイスに座るタイプのテーブルをご紹介しましたが、
床に直接座る場合は、必要なスペースが狭くできます。

 

床座 2人対面の場合に必要なスペース

W110cm×D180cm

 

約50cmほど違いがでますので、
テーブル以外のスペースを確保したい場合や
LDKにあまり大きな広さを確保できない場合には、
床に直接座るタイプのテーブルを計画すると部屋は広く使えます。

高齢になると床座は不便になりますが、
掘りごたつのように床を掘り下げて足を下ろせるようにすれば
ある程度改善出来ます。

 

 

◇ リビングソファーに必要な大きさ

 

ソファーのサイズは以下のものが標準的です。

 

ソファーの種類 サイズ
1人掛け W90cm × D90cm
2人掛け W180cm × D90cm
3人掛け W240cm × D90cm

 

 

このソファーをどのように配置するかも考慮して下さい。

  • L型

コーナーを使えるので、スペースを有効に活用できます。

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  • 対面型

部屋の中心にソファーを置く場合に向くスタイルです。

 

また、5人掛け(2人掛けと3人掛けのソファー)で必要になるスペースですが、

L型の場合、W350cm × D280cm

対面型の場合 W400cm × 400cm

が最低でも必要になります。

ソファーを計画している場合には、このスペースを考慮してリビングの広さを
考えてください。

 

 

 

 



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