住友林業は、日本の人工林の0.4%を保有する大手木造住宅メーカーです。
構造は、桧の集成材を用いた在来軸組み工法と、枠組壁工法(2×4)、木質ラーメン構造の
3シリーズから選べます。
詳しくは、以下の項目をご確認下さい。
---------------------------------------- 目 次 --------------------------------------------------
◆ 住友林業の耐震性の評判
◆ 住友林業 独自の「きずれパネル」という耐震壁
◆ 住友林業の坪単価
◆ 住友林業の経営危険度
◆ 住友林業は「木」というイメージ!?
◆ 住友林業の断熱性能について
◆ 住友林業は提案力があるという評判
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◆ 住友林業の耐震性の評判
住友林業のHPにも記載されている通り、住友林業の耐震等級は標準仕様で
耐震等級3を実現しています。もう十数年前になりますが、1995年の阪神大震災では
木造住宅の多くが倒壊したということで、「木造軸組工法」(在来工法)は地震に弱い
評判が一般的でしたが、それを覆すものとなりました。
それもそのはず。
「木造軸組工法」が地震に弱く、鉄骨造やRC造が地震に強いという考え方は間違いです。
阪神大震災時に倒壊した木造住宅は、そのほとんどが老朽化した築年数の古い建物でした。
それゆえ、シロアリや普及の被害に遭っていたような住宅が多かったのです。
(これは一般公開されているデータです。)
かたや、地震に強いと思われている鉄骨造やRC造は、築年数が浅く、
比較的新しい建物が多かったため、倒壊を免れた建物が多かったと聞きます。
(鉄骨造やRC造でも溶接不良やRC造柱の脆性破壊で倒壊しているものもあります。)
このような前提条件抜きに、「阪神大震災で倒壊した住宅は木造軸組工法が多かった」という
ことが伝えられ、それが消費者の「木造は地震に弱い」というイメージに結びついてしまったため、
未だに誤解している人が多いのでしょう。
それでは、何故、住友林業の家は標準仕様で耐震等級3を実現できるかを説明します。
◆ 住友林業独自の「きずれパネル」という耐震壁
住友林業の「きずれパネル」とは、木造軸組工法の「耐力壁」という耐震要素に用いられる
パネルを指します。
住友林業が標準仕様で耐震等級3を実現できるのは、住友林業の
「きずれパネル」という耐力壁1枚当たりの強度が高いからです。
一般的に、木造軸組工法の「耐力壁」という壁には、構造用合板や筋交い等の材料が
用いられるのですが、その耐力壁1枚当たりの強度を表す「壁倍率」の値は「2.5倍」程度。
(壁倍率の値は数字が大きいほど強度が上になります。)
それに対し、住友林業はホワイトウッドやカラマツを格子状に組んだ材料を、国土交通大臣の
お墨付きをもらった耐力壁(きずれパネル)として採用しており、耐力壁1枚当たりの「壁倍率」は
最大で「5.0倍」。(この場合、釘の固定間隔を密にして、施工する必要があります!)
よって、住友林業の壁1枚当たりの強度は、一般的な木造住宅の耐力壁と比べると
2倍程度高く、高い耐震性の住宅を実現しやすいと言えます。
これが、住友林業が「耐震等級3を標準仕様」と言える理由でしょう。
ただし、これは住友林業に限った話ではなく、積水ハウス(シャーウッド)、一条工務店、
東日本ハウスなどの大手ハウスメーカーや、建材メーカーでも同様の取り組みを行っており、
住友林業だけにあるような特徴ではありません。
また、「絶対に耐震等級3を実現するぞ」という気合さえあれば、
極端な話、「どんな工務店」でも実現可能です。
その場合、住友林業よりも間取りに制約が多くなってしまいますが・・・・
(具体的には壁のない大きな空間等がつくりにくくなります。)
→住宅の耐震性の比較(ハウスメーカー大手16社)
◆ 住友林業の坪単価
住友林業で実際に家を建てた方の平均坪単価を知りたい方はこちらへどうぞ
→ハウスメーカーの坪単価比較
◆ 住友林業の経営危険度
住友林業の経営状態をチェックしたい方はこちらへどうぞ
→ハウスメーカーのランキング(経営危険度)
◆ 住友林業は「木」っていうイメージ・・・!?
住友林業の企業イメージは、「キコリン」でお馴染み!!
「自社保有林」等を持っているため、「国産材」を使用しているイメージが強いですよね。
構造材に全て国産材(檜など)が使用されているかと思いがちですが、
今のところ、実際の構造材使用比率は30%程度らしいです。
→住友林業のホームページ参照
だいぶ前になりますが、住友林業の現場で、「スプルース」の柱が使用されているの
を見たことがあります。(今はどうなっているかは分かりませんが・・・・)
スプルースなどの輸入材は一般流通材として定着していますが、日本には
国土全体の8割を占める広大な森林がありますので、これを利用しない手はないでしょう。
国産材を使用することは地産・地消、国内市場や地域の活性化につながることですので、
ぜひとも継続していただいて、国産材100%を実現してもらいたいですね。
◆ 住友林業の断熱性能について
住友林業が公表している住宅の断熱性能の示す指標(C値、Q値)は、
Q値:1.92、C値:5.0でハウスメーカー18社中、第6位となっています。
どちらかと言えば、スウェーデンハウスや一条工務店のように、
高気密・高断熱な住宅には積極的ではないようです。
→住宅の断熱性能比較(C値、Q値:ハウスメーカー18社)
◆ 住友林業の提案力があるという評判
今から、5年ぐらい前のことです。
私の知る限り、住友林業は「提案力」があるということを聞いたことがありました。
何故そのように言われていたかというと、その営業方法に特徴があるからと思われます。
住友林業の営業方法は、引き合いのあったお客様に5万円を負担してもらって敷地調査を行い、
プラン作成を行います。
通常、契約前は、高額物件でもない限り、設計、ましてやコーディネーターは
営業活動に同行することはありませんが、
住友林業は契約前でもコーディネーターが同行していたようです。
当然、営業単独でのプレゼンテーションよりも、提案力が格段に違うことは目に見えていますし、
そのような手厚い待遇をされれば、「住友林業さんに任せてしまおう!」という気にもなります。
(最後の決め手として、値引きもあったそうです。)
これが、住友林業の「提案力」が高いという評判に結びついていたと思われます。
(今は、変わっているかもしれませんし、支店によっても違うと思います。)
だだ、個人的な意見としては、このような「提案力」だけで住宅会社を選ぶことは
オススメしません。
もちろん、「提案力」も重要な要素であることは間違いありませんが、
こればかりにこだわると、「性能の比較」という選考基準が薄くなってしまうからです。
このような「提案力」の虜になってしまったときは、ちょっと冷静になって、
「ちょっと待てよ、性能は??」ということを思い出してもらいたいと思います。
