冬におこる結露の現象。
寒い中結露で出た水を拭いたりするのは大変です。
結露がおこる仕組みや対策を詳しく解説します!
◆ 窓の結露って?
家の中の水蒸気が冷たい窓にあたって、凝結する現象です。
氷水の入ったコップのまわりに水がつくのと同じ原理です。
◆ 家の中の湿度が高くないのに窓が結露するのはどうして?
「家の中の湿度(相対湿度)が50%しかないのに、窓が結露する」
そんな声をよく聞きます。
50%だと湿度が高くないと感じられる方も多いでしょう。
ただ、この湿度(相対湿度)は
その時の温度によって決まる
ので、同じ50%でも寒いときと暑い時とでは
空気に存在する水蒸気の量は全く違うのです。
では、冬場に湿度50%で窓の結露を防ぐためには、部屋の中を何℃にしないといけないのでしょう。
右のグラフを見て頂くと分かる通り、
約10℃です。
つまり、50%の湿度の部屋で窓が結露しないためには、
窓の表面の温度を10℃以下に下げないようにすればいいのです。
◆ 窓の結露は人や家にどんな影響が?
「毎朝、窓の結露を拭くのが面倒・・・」
でも、窓の結露は、人や家に様々な弊害をもたらします。
・窓のまわりにカビが生えてシックハウス症候群の原因になる
・窓のまわりの柱などの構造材を腐らせる
・さらに熱が逃げやすくなる
◆ 窓の結露を防ぐ!
魔法瓶はなぜ冷たい水を入れても結露しないのでしょう。
魔法瓶は、水を溜める内側と手でもつ外側との間に動かない空気の層があります。
動かない空気は非常に熱を伝えにくいので、魔法瓶の外側は冷たくなりにくくなっています。
そのため、結露しないのです。
つまり家の窓も、2枚のガラスの間に空気の層を作ってあげれば
窓の結露を抑えることができます。
窓の結露はガラスだけではありません。
アルミ製のサッシもそうです。
アルミは木の1,500倍も熱を伝えやすいのです。
そのため、冬のアルミサッシは外とほとんど同じ温度になっています。
そのアルミサッシを結露させないためには、アルミではない材料に変えるか
アルミサッシのまわりの湿度を低くするかのどちらかです。
ただ、アルミサッシのまわりの湿度を下げることはなかなか難しいため、
アルミでない材料に変える方が現実的でしょう。
家を建てた後で窓を変えるのは非常に大変です。
また、変更工事も非常に高くなります。
家を建てる際にサッシの種類まで選ぶのは難しいかもしれませんが、
出来れば樹脂、もしくは木製のサッシを選びたいものです。
窓ガラスの結露を防ぐためには、ホームセンターなどで売られている
「結露防止シート」や「断熱シート」がお勧めです。
特に梱包用のプチプチシートが最も効果が高いと感じています。
もし、家に梱包用のプチプチシートがありましたら、窓の大きさにカットし、両面テープで貼りつけても
同じ効果が得られますので、是非試して下さい。
また、すこし大がかりになりますが、窓ガラスだけを交換するリフォームや
今あるサッシの室内側もう1枚サッシを取り付けるリフォーム(内窓リフォーム)でも結露を防ぐことができます。
大きな窓がある場合や、見た目を気にされる方は、こちらをお勧めします。
ちなみに、約40坪の家の全ての窓に内窓リフォームをすると約200万円かかります。
ガラス交換だけだと100万円ほどです。
窓の大きさ、数などによって金額が変わりますので、目安とお考えください。
これから新築をご検討の方へのアドバイス
ハウスメーカーのカタログに窓の仕様が書かれていますが、
「いくつも種類があるサッシや窓、いったいどれが性能が高いの・・・?」
と思ってらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
簡単に比較できるよう窓とサッシの性能を比較していますので、参考にして下さい。
■窓の性能の比較断熱性能が高いほど結露がしにくいということを念頭に・・・
(断熱性低い) (断熱性高い)
シングルガラス < ペアガラス < 複層Low-Eガラス < 真空ガラス
中空層(空気やガスが充填されている部分)は厚い方が断熱性が高い!
6mmよりも12mmの方が断熱性は上!
中空層は乾燥空気よりも、アルゴンのような比重の重いガスの方が 断熱性が高い!
■サッシの性能比較(断熱性低い) (断熱性高い)
アルミサッシ < アルミ+樹脂複合サッシ < 樹脂サッシ・木製サッシ
となります。
窓の種類を詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。
最終更新日:2011年4月8日







